2009年11月30日月曜日

私のBlack Friday

せっかくアメリカで生活しているのだから、一度くらいBlack Fridayを見学したいなぁ(体験ではない)と思ったのだけれど、気力も体力も希薄なワタシ。
  駐車場が混んでいたら嫌だなぁ。
  人込みは疲れるんだよねぇ。
  どうしても欲しいモノも無いしぃ。
なんて思っているうちに金曜日が終わってしまった。


明けて土曜日。
夫は出張のため朝7:30の飛行機でシカゴに向かった。
リオは補習校。
残るはドリと私(ドリはThanksgiving休暇中、自宅に戻っていた)。
これといって用事もないし、一日遅れのBlack Fridayでも見学に行きましょうか。
行き先は家から20分位のところにあるウエストチェスター・モール。
巨大駐車場には車がいっぱい!
  (((これはBlack Fridayの雰囲気を見学できるかも)))
と期待したのだが・・・。
残念ながらモールの中はいつもと同じ平静そのもの。
値引き品にかける情熱のようなものは微塵も感じられなかった。

  ウエストチェスターはお金持ちの多いエリア。

  値引き品があるからといって飛びつくようなマネは
  しないのかもしれない。

うーん、選択を誤った。

それにしても、ここのモールは日本人が多い(この近郊には多くの日本人が住んでいる)。
歩いていると、そこかしこで日本語を耳にする。
そうそう、慶応NY生も大勢ウロウロしていたよ。


明けて日曜日。
夫はシカゴに行ったまま帰ってこない。
残るはリオとドリと私。
前日のBlack Friday見学@
ウエストチェスター・モールは空振りだったし、ヒマだし、夫もいないし・・・、二日遅れのBlack Fridayでも見学に行きましょうか。
今度は失敗しないように慎重に行き先を吟味、久しぶりにマンハッタンに繰り出すことにした。
マンハッタンはすごいねぇ。
人人人人・・・、どこを見ても人!
街全体が独特の活気と熱気をはらんでいる。

本日の目的Black Friday見学のため、デパートMacy’sに向かった。
店内にはいたるところに値引きの札(50%Off、40%Off・・・)があり、大きなショッピングバッグを抱えた人で溢れかえっている。
 これぞ、Black Friday!!
とその時は思ったのだが、家に帰ってよーく考えてみたら違っていた。
Macy'sはいつだってあんな感じなのだ。
庶民派デパートだからね、値引き品満載&満員御礼は平常通り。

またしても選択を誤った。
残念!


やはり、Black Fridayの熱気、アメリカ人の買い物にかける執念を体感するには、Black Friday当日の早朝Wal-Mart(日本のドンキホーテみたいなお店)に駆けつけるしかない!のかも・・・。
来年は頑張ってみようかなぁ。


この2日間で買ったもの・・・
 ドリのお財布
 ドリのパーティ用スカート
  (↑ 学校でクリスマス・パーティがあるので、
    それなりの洋服が必要らしい)
以上。
ケッ、ドリの物ばっかじゃん(-_-#)。


2009年11月28日土曜日

Black Friday(ブラック フライデイ)

Thanksgivingは毎年10月の第4木曜日。
その翌日の金曜日はBlack Fridayと呼ばれている。

Black(黒)といえば日本では縁起の悪い色。
さらに、金曜日といえば『13日の金曜日』。
ドリはその名(Black Friday)を聞いただけで、
  「どんな恐ろしいことが起きるんだろう?」
と怯える。

いえいえ、違います。
Black Fridayはポジティブな日。
アメリカではこの日から年末商戦がスタートし、ありとあらゆるモノが値引きされるのだ。
一説によると、一年中で一番安い日だとか・
・。
そんな良い日なのに、何故”Black"なのか?
  black=黒字
値引き商品を狙ってみんなが買い物に来るから、赤字のお店だって黒字になる。
つまり、
  Black Friday=黒字の金曜日
という意味なんだって。

この日に賭ける商店の意気込みは凄まじく、満を持して早朝5時、6時
(真っ暗だよ~!)から開店する。
それだけで驚いてはいけない。
それ以上に凄まじいのがアメリカ人の消費意欲!
暗さと寒さにもめげず、開店前から行列ができるらしい(@_@;;)。
前日の晩はThanksgivingでドンチャン騒ぎをしているにもかかわらず、翌朝は早起きしてしっかりお店の前に並ぶ。
その買い物にかける気力&体力は見上げたものですな。

でも
・確か世の中(特にアメリカ)は不況真っ只中のはず。
『気合を入れて買物をしている場合かッ?!』
と私は問いたい。


2009年11月27日金曜日

Thanksgiving Day(感謝祭)

11月26日はサンクスギビング・デイ。
伝統的なメニューは、
 メイン
ローストターキー
 サイド
マッシュポテトといんげん豆
 デザート
パンプキン・パイ
なんだって。

食い意地の張っている私は、どうしても食べ物の方に気を取られてしまう。
が、本来は、
  イギリスから移住してきたピルグリムたちが様々な
  困難に見舞われたとき、原住民のインディアンが
  いろいろな面で援助した。
  ピルグリムはインディアンに感謝し、ご馳走に招待した。
というのが起源の由緒正しき祝日なのだ。
毎年、アメリカ人は一族郎党が集って大規模な食事会をする。
日本で言えばお正月のようなもの。

去年は4時間(!)もかけて必死にターキーを焼いたワタシ。
今年も
と思っていたら、優しい優しい友人がパーティに招待してくれた。
 ありがとー!
持つべきモノは、料理好きの優しい友人!!

こーんな立派なターキーを焼いて待っていてくれた。
うーん、Yummy!  
去年、私が焼いたターキーの100倍おいしい(@_@)。
お肉がしっとりジューシー。
  「何故なの?何故なの?」
と尋ねたら、教えてくれました。
秘密兵器はコレ、Oven Bag ↓
この袋の中にターキーを入れてオーブンで焼くと、乾燥が防げ、しっとり仕上がるんだって。
なんてスグレモノ!
こんなモノがあるなんて知らなかった。

来るべきクリスマスには、これを使ってロースト・チキンに挑戦してみよう。
頑張るぞーo(^o^)o、オーッ!
(あくまで予定であり、予定は未定です ^^;)

この日
のパーティは総勢12人。結構な人数でしょ?!
みんなでタラフク食べたのだけれど
・それでもターキーは残った。
ターキーってヤツは本当に巨大だ。


2009年11月25日水曜日

銀行員とスーパー店員

今日はチェック(小切手)の換金をしに銀行に行ってきた。
大抵のことはキャッシュディスペンサーで事足りてしまうから、窓口に行くことなんて滅多に無い。
実は今回で2回目。

1回目は今を遡ること半年前。
思い出しただけでもドドーンと落ち込んでしまうような大失態を私はしでかした。
あろうことかチェックの金額を間違えた。
それも、かーなりの金額!
で、そのチェックを無効にすべく半ベソ状態で銀行に駆け込んだのだ。
  invalid(無効),invalid(無効),invalid(無効)・・・
と呪文のように唱えながら。
おそらく私は死にそうな表情をしていたんだと思うよ。
(実際、底なし沼に落ちたような気分だったし・・・)
銀行員のオバサンが私の肩をポンポン叩きながら、
  「心配しなくて大丈夫。
   すべて上手く処理できたわ。
   間違いは誰にでもあるんだから、
   そんなに気にしなくてもいいのよ。」
と言い、優しく慰めてくれた。


それに比べれば、今日のお使い(チェックの換金)は気が軽い(と自分自身に言い聞かせる)
  『どうか恙無く(つつがなく)終わりますように!』
祈るような気持ちで窓口に向かうと・・・
銀行の奥の方から
  "Hi! Nyaooooooko!"
と大音量で叫ぶ声が聞こえてきた。
私の名前のような気もするが、まさかね。
銀行員に知り合いはいない。
が、念のためチラと目を向けると、満面の笑みをたたえながらこっちに向かって大きく手を振っている銀行員がいる。
  ((( どこのどいつだ?! )))
よーく目を凝らして見ると・・・
おッ!その顔には見覚えがある!!
いつも隣のスーパーStop&Shopでレジ打ちをしているオジサン(ひょっとしたらオニイサンかもしれない)ではないか。

びっくりしたぁ~(@_@;;)!!

ある時は紫色のスーパーの制服を着てレジ打ちをし、
ある時は水色の銀行の制服を着て窓口業務をする。
どちらも『お金に関わる業務』という共通点はあるのだが・・・この二足の草鞋(わらじ)、日本では考えられないよね。


2009年11月24日火曜日

もうすぐ Thanksgiving

11月26日木曜日はThanksgiving Day(感謝祭)。
リオは水曜日が半日、木曜日から日曜日まで4連休。
ドリは水曜日から日曜日まで5連休。
夫は木曜日、金曜日が休みで、土曜日から月曜日までシカゴ出張(サンクスギビングだというのにねぇ)。

この時期のアメリカは街中がサンクスギビング・ムード一色。
  「サンクスギビングはどうするの?」
  「Happyなサンクスギビングをネ!」
なんて会話がそこかしこで聞かれる。
そして、スーパーには・・・
Thanksgivingの主役
ターキー登場!ゴロゴロ売っている。

見れば見るほどデカイ!
こんなのを3個も4個も買っていくアメリカ人・・・お宅はいったい何人家族なんだ?!

私もターキーを焼こうかなぁと思っていたら、友人から電話あり。
  「もしかしたらターキーを焼くかもしれないから、
   焼いたら食べに来てね。
   まだ決めていないけど・・・。」
『もしかしたら・・・』なんて言わないで、是非是非、焼いてくださいませッ!
ナイフとフォークとお皿(必要ならお持ち帰り用タッパーも)を持って駆けつけるからネ。

今日から『焼きたくなる』おまじないを友人に送り続けることにした。


2009年11月23日月曜日

Book Fair

先週、Middle SchoolでBook Fairというイベントがあった。
学校の図書室の一角で本屋さん開店!!

何とかという本屋さん(←名前を聞いたけど忘れた)が学校に本を持ち込み、それを学校で売る。
本屋さんは本(文房具やポスターもあり)を持ち込むだけ。
開店準備、販売、後片付けは全て学校の担当。
で、売り上げの何%かが学校の収益になるという仕組みらしい。
アメリカの中学校はせっせと商売してまっせ。

Book Fairは一週間開催される。
父兄も来るのだけれど、主なお客さんは子どもたち。
授業時間を利用して(潰して)、先生に引率されクラスごとにやってくる。
みんなお金を握り締めてやって来て、しばしお買い物を楽しむ。
そこそこ売れる。
子どもは楽しみ、学校は儲かる。
良い事だらけのBook Fair!
(ここは一つ、授業が潰れているという事実には気付かないフリをしよう)

私たちはレジ係りのお手伝い。
本の値段を間違えて子どもに指摘されたり、値段が分からなくてオロオロしたり・・・。
いろいろあったけど、楽しかった!

文房具の中に面白いもの発見!
曲がる鉛筆だよん。
中にはちゃんと鉛筆の芯が入っているのに・・・曲がる。
こんな風にクルンと結ぶ事だって出来ちゃうのだ。
一応、書けます(書きにくいけど ^^;)。


2009年11月18日水曜日

American Education Week Visits

American Education Week Visitsとは、日本で言うところの授業参観のようなもの。
日本の授業参観との違いは・・・
 ① 参観日が2日間設定されていて
    親が見たい授業を2つ選択できる
 ② 1週間前までに参観希望の授業を選び
    希望用紙を学校に提出する
 ③ 参観者の人数に制限がある
    参観希望者が多い場合は参観できないこともある
    (↑ 滅多にない)
 ④ 親は教室内の空いている椅子に座って授業を見る
    日本のように教室の後ろに親がずらーっと並ぶ
    ことはない

11月18日(水)、このAmerican Education Week Visitsで学校に行ってきた。
参観したのは、ESLとMath(数学)。
どちらの授業も参観者はたった一人、私だけ (@_@;)。
おかげで先生には大歓迎していただいたが・・・アメリカ人って授業参観に行かないのかなぁ???

ESLの授業風景は・・・

へぇー、何かやっている・・・
あらら、何か話している・・・

去年の授業参観で私が見たのは、仏頂面で完全黙秘を貫き、微動だにしないリオだった。
それに比べれば・・・ずいぶん良くなったものだ。

大きく羽ばたくことはないけれど、少しずつ少しずつ成長しています。


ところで、3枚目の写真の手前中央に写っている男の子、名をMikeという。
リオと同じ7年生で、授業も全て一緒!
これは、かなり稀なこと(Middle Schoolの授業は選択制だからね、授業が全て一緒になるのは珍しい)。
リオの話によると、フィリピンからやって来て今年Middle Schoolに転校してきたとか。
最近、ちょっと仲良しみたいです。


2009年11月17日火曜日

リオの散髪

日本にいる時、リオの散髪はおじいちゃんの担当だった。
実家に帰る度に、おじいちゃんが行きつけの床屋さんに連れて行き、そこで散髪してもらっていた。
アメリカに来てからは、私の担当。
$20で買ってきた安物のバリカンで一気にガーッと刈り込む。

ここ1ヶ月ほど、リオの髪が気になって仕方なかった。
伸びに伸びて見苦しい(-_-")。
  「髪、切ろうか?」
と何度か声を掛けたのだが、その度、
  「嫌だ!」
とすげなく断られ続けた。

でも・・・
いよいよ『見るに耐えない』という状態にまで陥ったので強権発動。
親の権限で散髪を強行した。
30分かけて、キレイに刈り込み作業。
見て見て ↓
さっぱりしたでしょ?!
私は悪くない出来だと思うのだが、リオ本人は気に入らない。
  「なんで、こんなに短くしちゃったんだよー!」
と文句を言う。
短く刈れば次の散髪までの間が長くなる、つまり、私の労力の節約になる。
だから、短くした。
大体において、私が貴重な時間を割いて一生懸命散髪をしてあげたというのに、文句を言うとは何事か?!
感謝されることはあっても、文句を言われる筋合いはない。
腹が立つ!

が、ここで親子喧嘩をしたら、次の散髪のとき今回以上に難儀することは必至だ。
喉まで出かけた説教をグッと飲み込み、猫なで声でこう言った。
  「なかなかカワイイよぉ!」
間髪いれずに帰ってきたリオの返事は、
  「ウザイ!
   カワイイは止めてよ。」

ちょっと前まで「カワイイね~!」と言うと、照れ笑いしながら嬉しそうにしていたのに・・・。
今ではその言葉が反感を生む。
12歳・・・微妙な年頃なんだなぁ。

そうだ、今度からは
  「ヨッ! かっこいいー!!」
と言うことにしよう。
これなら、きっと受け入れてもらえるだろう。


2009年11月13日金曜日

よねさま来校

私がかけているこのメダル、ただのメダルではない。
なんとアテネオリンピックの金メダル!
本物だよ~ (^o^)/。

というのも・・・
先週の土曜日、アテネオリンピックの体操の金メダリスト米田功さんが補習校に来校、講演会をしてくれた。
ラッキーなことに今年度役員のワタシ。
講演前の時間を利用して、しばし歓談させていただいた。
その際、
  「金メダルを見せてください。」
とお願いしたら、快く出してくださった。

大事な大事な金メダル、どこから出てきたと思う?
なんと奥様のジャージのポケットから・・・。
箱にも入れられず、金メダルそのままの姿で・・・。
びっくりしたぁ!
オリンピックの金メダルといったら超貴重品、もっと厳重に保管しなくていいのかなぁ??

さてさて奥様がポケットから取り出した金メダルを強奪いや拝借して、みんなで順番に記念撮影したのが上の写真。
ウシシ・・・役得ッ!

講演はオリンピックの話から心の持ち様の話までいろいろ。
一つ一つの言葉を選びながら話す姿が印象的だった。

途中でマット運動の実演も・・・美しい!!!
私としては、次は鉄棒の大車輪が見たーい!!

最後に質問コーナーがあった。
こうゆう時シーンとしてしまうと辛い状態に陥るのだけれど、ここの子どもたちは積極的。
次から次へと様々な質問が飛び出した。
その中で私が一番気に入った質問は、
  「鉄棒とかでグルグル回っていると目が回りませんか?」
というもの (言われてみればその通り、確かに不思議だ)。
米田さんの答えは、
  「初めは確かに目が回るけれど、
   慣れれば大丈夫です。」
そうなんだぁ・・・
人間の身体って言うのは上手く出来ているんだなぁ。

米田さん、とーっても物静かなんだけれど、存在感いっぱい。
金メダリストっていうのはやはり何かが違う・・・と思わせるような方でした。
お会いできてよかった!


2009年11月12日木曜日

避難訓練 Lockdown Drill

火曜日の朝、Middle Schoolに書類を届けに行った。
メインオフィス(事務室)で書類を提出すると、事務員さんが
  「今すぐ校舎から出て行ってくれ。」
と言う。
シッ、シッと追い払われているようで、ちょっとムッとする。
私が何をしたと言うんだ?!
私はただ書類を届けに来ただけなのに・・・。

訳が分からないままに帰宅すると、ドリが言った(学校閉鎖のためドリは自宅待機中)。
  「Middle Schoolから電話があったよ。
   火災訓練をやるとか何とか・・・。
   詳しいことは分からなかったけど。」
ふーん、火災訓練ね。
そう言えば、学校の前にパトカーが3台停まっていたなぁ。
  (ん? 何故パトカーなんだ??
   火災訓練なら消防車が来るはずなのに・・・)
ますます訳が分からない。

帰宅したリオに聞いてみた。
  「今日、火災訓練をやったの?」
リオが言うには、
  「火災訓練というよりも、
   強盗が来た時の訓練みたいだった。
   みんな教室の後ろの方にまとめて座らされて、
   じっとしていないといけなかったし・・・。
   結構長い時間だったから、
   足が痺れて死にそうだった。」
とのこと。

リオの話を聞いた限りでは、確かに襲撃訓練のようだ。
火災訓練なら教室内に留まっているはずがない。
外に避難するはずだ。
それに、消防車じゃなくてパトカーがいたのも頷ける。

おぼろげに話の輪郭は見えてきた。

が、はっきりした事はわからない。
分からない者同士が3人集まっても、
  『三人寄れば文殊の知恵』
なんて事にはならないのだ。

今日、ボランティアに行った時に、お仲間のMさんに聞いてみた(彼女は何でも知っている)。
彼女によると・・・
火曜日の訓練はLockdown Drillと呼ばれる訓練で、学校が襲撃された場合を想定して行われる。
この訓練、昔からあったものではない。
10年くらい前に起きたコロンバイン高校銃乱射事件を契機にアメリカ各地で行われるようになった。
この訓練を行う際は、襲撃者が校舎内に立ち入らないように学校中の鍵を閉める。

ピーーーン!
これで全ての辻褄が合った。
だから、消防車じゃあなくてパトカーだったんだ。
そしてドリが受けた学校からの電話は、
  『今日はLockdown Drillをするから
  校舎内には立ち入れません』
というアナウンスだったに違いない。
  lockdown =封鎖
そうとも知らずに、封鎖された学校内にのこのこ入っていった私・・・
邪険に扱われるわけだ。
なんて間が悪いんだろう (;_;)。


日本で避難訓練といったら、火災と地震。
アメリカでは『襲撃避難訓練』!
よーく考えると怖い話なんだけれど、なんともアメリカっぽいなぁ。


2009年11月11日水曜日

排水管から漏水

我が家は築50年以上の古~い家なので、いろいろな所にガタがきている。
この1年ちょっとの間に
  ボイラーは2回故障し、
  トイレの水は流れなくなり、
  冷蔵庫からは水が漏れ、
  同じく冷蔵庫のドアポケットは壊れ、
  戸棚の取っ手はボキッと折れ、
  ガレージのシャッターは動かなくなり、
  壁ペンキは剥がれ落ち、
  ・・・・・

そして今日、排水管から水が漏れた。
ポトリ、ポトリなんてかわいい話じゃあない。
キッチンのシンクで配水管に水を流すでしょ。
すると流した水が全部、キッチンの床に広がる。
キッチンの床は水浸し!!
流し使用禁止。
料理不可能。

大家のヘンリーさんに連絡をして(もちろん夫が)、今日中に何とか修理してもらうことになった。

12時近くにやってきた修理屋さん。
1時間近くあーでもないこーでもないと独り言を言いながら
シンク下の配管を調べていた。その後、難しい顔で
  「地下の配管に問題がある。」
と言い、今度は地下室に移動。
ドッタンバッタン地下室で調査をした後で、
  「このパイプが詰まっているからパイプを交換するね。
   ちょっとパイプを取りに帰ってくる。」
と言い残し立ち去っていった。

(((こんなことで本当に今日中に直るのか?)))

待つこと数十分(アメリカ人にしては驚くべき早業!)、修理屋さんは戻ってきた。
ここからようやく本格的な修理開始。
電動ドライバーの音も軽やかに手際よく作業は進み、約1時間で修理は終了した。
↑ 地下室から取り外された古いパイプ

ホッ・・・よかったぁ。
とっても嬉しかったから、チップを$10渡した。

地下室の排水パイプには、50年かけて少しずつ少しずつ汚れが溜まっていったんだと思うよ(うーん、歴史を感じるね!)。
きっと、ここ数年はいつ詰まってもおかしくない状態が続いていて・・・今日、完全に塞がった。
なんで今日なのさ?!
何も我が家が借りているときに詰まらなくてもいいじゃん。
2年前に詰まっていたら、あと2年持ち堪えてくれたら、私たちはいなかったろうに・・・。
運が悪いったらありゃしない。

それにしても、次から次へといろんな物が壊れていく。
次はいったい何が壊れるんだ??


《切なる願い》
新しい家(せめて築20年くらいの)に引っ越したーい。


Field trip(遠足)結末

遠足の朝、上機嫌でリオを見送った後、私はボランティア活動をしにリオのMiddle Schoolに向かった。
寒い寒い日だったので、マトモな感覚を持ち合わせている私はダウンジャケット着用。
  (((リオにジャケットを着させたのは大正解!)))
一人ほくそ笑むワタシ・・・ニッ (^_^)。

学校に着くと、今まさに7年生が観光バスに乗り込もうとしているところだった。
私の目はリオの姿を探す。

いたッ!
が・・・ジャケットを着ていない!

あれだけガミガミ言って、ようやく着させたのに・・・あのジャケットはどこに行ったんだ?!
着てもいなけりゃ、持ってもいない、バッグの中にでも入っているのかと思いきや、バッグなんてものは持っていない。
まったくの手ブラ
(!)状態で遠足に出掛けようとしている。
遠足っていうのは、リュックを背負い水筒をたすき掛けにしていくのが正しい姿というものではないか。
手ブラなんて許されないでしょ!
と思いつつ改めて周りの子を見回してみると・・・男の子はほとんどが手ブラ、女の子は小さなバックを持っている子がチラホラ。
ふーーーーーん、そうなんだぁ。
ランチ+ドリンク付の遠足
  ⇒お弁当も水筒も不要
  ⇒持ち物なし
  ⇒手ブラ
ってわけ。
まあ、それはそれとして・・・ジャケットはどうしたのよ?

帰宅したリオを問い詰めた。
 私 「結局ジャケットを着ていかなかったでしょ?」
 リオ「ギョッ! 何で知ってんの?」
 私 「ママは千里眼なんだよ。
    何でも見える。
    で、何で着ていかなかったの?」
 リオ「本当に暑かったからさ。」
当日の外気温10℃。
やはり、リオはどこか狂っている。


遠足ランチは・・・
  はじめにパンが1個ずつ配られた。
  でも不味そうだったから隣の子にあげた。
  その後しばらく何も配られず、
   『ランチはあのパン1個だけだったのか』
  と思った頃に、チキンが配られた。
  一口かじったけど、まずいから残した。
  
その後しばらく何も配られず、
   『
ランチはパンとチキンだけだったのか
  と思った頃に
、ポテトが配られた。
  ポテトは食べた。
   『いよいよ終わりだな』
  
と思った頃に、コーンが配られた。
  これも食べた。
  しばらくしてデザートのクッキーが配られた。
  不味そうだから隣の子にあげた。
  以上おしまい。
とのこと・・・。
  「あー、お腹すいたぁー!」
だって。
隣の子は満腹だと思うよ。

お金は使わなかったらしい。
それなら返してもらおうと思ったら・・・すでに自分の貯金箱に入れてしまったという。
ちゃっかりしている。


はぁ~
ぁぁ、朝の悶着は何だったんだ?
これを徒労と言わずして何という?
ガックリ (-_-")。


2009年11月10日火曜日

Field trip(遠足)三悶着

先週の木曜日はMiddle Schoolの遠足だった。
   その前の土曜日から火曜日まで4連休、
   その上木曜日は遠足なんて・・・
   こんな事でいいのか?!
   いつ勉強するんだ?!
こうゆう特別なイベントがある度に何かが起きる我が家。
この日も朝から一悶着、二悶着、いや三悶着あった。

まずはランチ。
今日の遠足はランチ付き。
行った先でみんなで何かを食べるらしい。
だから、お弁当は作らなかった。
その旨、リオに伝えると、
  「えーーーッ! 嫌だ!!
   一食くらい食べなくても死なないから、我慢しよ。」
と言う。
毒ダンゴを食べろと言っている訳じゃあないんだから、
食べる前から拒絶してはいけません。
嫌がるのは一口食べてからにしなさい。
それにね、将来、アフリカ駐在なんてことになったら、どうする?!
アメリカ以上に怪しい食べ物だらけだよ。
『これは嫌だ、あれは嫌だ』と我儘を言っていたら、キミは飢え死にしてしまう。
そんな事にならないためにも、出されたものはキチンと食べる訓練をしておくことが大事なのだ。
リオのことを深慮遠謀する優しい優しい親心、わかってくれたかなぁ。

正直言えば、
「おにぎりを作って!」なんて言われたら堪らない

という下心がないわけでもない


次にお金。
アメリカの子どもたちは当たり前のように学校にお金を持って行く。
ランチを買うのに必要だから。
当然、遠足のときも持っていくだろう。
もしも、みんなで飲み物を買おうなんてことになった時、リオだけ買えないのは可哀想だ。
そこで、リオに$10持たせることにした。
すると、リオが
  「日本にいる時は絶対にお金なんて持たせて
   くれなかったのに、アメリカだといいんだー。
   流されやすい性格だね。」
と言い出した。
   どーしてこうゆう時だけヘンに頭の回転が速いのか?
   その回転、数学のとき発揮できないものか?
そ・れ・に!! 違うでしょッ!
この場合、『郷に入れば郷に従え』という表現が正しい。
リオに惨めな想いをさせまいとする親心、わからないかなぁ?

ったく、日に日に言う事が生意気になっている



最後はジャケット。
遠足のプリントには、
 『屋外での活動だから暖かい身なりで来ること』
と書いてある。
天気予報によると最高気温は11℃、マトモな人間なら当然ジャケットが必要な気候だ。
ところが、リオはTシャツ+パーカーで行くと言う。
その理由は『暑いから!』。
あり得ない!
もしも本当に暑いと感じるのだとしたら、リオの神経はどこかがイカレテいる。
着る着ないで散々もめた末、強引に薄手のジャケットを1枚羽織らせた。
リオの健康を気遣う親心、わかってよね。

風邪をひいたら私が病院に連れて行かなければいけない
・・・面倒くさい・・・
という下心がなかったわけではない


朝っぱらから喧々囂々(ケンケンゴウゴウ)の言い合いとなったが、母の愛情(お節介)をたっぷり受けて、リオは不承不承出かけていった。

Bye-bye! 楽しんできてねー!!
悶着はあったものの、最終的には全て自分の思い通りになり、かなり上機嫌のワタシ (^o^)v。

ところが!・・・・・・(つづく)・・・・・・。


2009年11月4日水曜日

Woodpecker 啄木鳥(きつつき)

トントントン、トントントン・・・規則正しい音が聞こえる。
???何かなぁ???
と思ったら、キツツキ登場!
ガレージの壁を一心不乱に突っついている。

キツツキが飛び立った後の壁には円錐状(半径2cm深さ2cm)の穴が・・・。
小さな嘴(クチバシ)で、これだけの穴を掘るとは、
アッパレじゃ!


2009年11月3日火曜日

Election Day (選挙の日)

今日はElection Day(選挙の日)。
去年のこの日、大統領選が行われオバマ氏が勝利した。

去年アメリカに来て間もない私は大統領選だから学校が休みになるのだと思っていた。
大統領選は4年に一度の一大イベントだからね。
ところが、これは間違いだった。
11月の第一火曜日は毎年Election Dayで休みなのだ。

??毎年、毎年、そんなに都合よく選挙があるのか??

  これが、あるらしい。
  毎年、何かの選挙をしているんだって。

??今年は何の選挙なの??

  調べてみたけど・・・わからない。
  mayorとか書いてあると、さすがの私も、
    『ああ、市長選なのね!』
  と分かるのだが、
    Selectman(行政委員)
    Board of Education(教育委員会)
    Tax Collector(収税吏(シュウゼイリ)
  なんて書かれてもねぇ・・・何のこっちゃ?
  ま、たいした選挙ではないのだろう。

テレビを付けても、選挙速報なんてやっていないし。
去年とは違って、イマイチ盛り上がりに欠ける選挙です。

ところで・・・アメリカでは投票は『権利』ではなくて『義務』なんだって。


2009年11月2日月曜日

選挙ポスター

明日はElection Day(選挙の日)。
10日程前から街角には選挙ポスターがお目見えしている。
信号機の下にある長方形の看板が選挙ポスター。
何故か交差点の近くに集中して立っている。
どの看板も地面にへばりつくように、低い位置に立っている。
ムムム・・・字しか書いていない。
にこやか写真付きの日本の選挙ポスターとはえらい違いだ。

私は日本式の写真つきポスターが好き。
じっくり写真を眺めながら、
  コイツは顔は笑っているけど目の奥が暗いとか
  コイツは見るからに悪人面をしているとか
  コイツは明るいけど頭が軽そうとか
  コイツは権力を笠に着て偉そうにしているとか
  コイツは福耳だからお金持ちに違いないとか
  ・・・・・
と、好き勝手な批評をするのを密かな楽しみにしているのだ。
言うなればタチの悪い冷やかし。
アメリカのポスターみたいに写真がないと、人物批評が出来ないじゃあないか。
選挙権もないし、批評する必要も無いんだけど・・・
つまらな~い!

アメリカには、ガーガーがなり立てる選挙カー(スピーカー付きの車)はいないし、街頭演説をしている姿も見かけないし、立候補者はどうやって選挙戦を戦っているのだろう???
静かな選挙です。


2009年11月1日日曜日

補習校の校長先生

ずーっと不思議に思っていたこと・・・
補習校の校長、教頭先生は平日いったい何をしているのか?

補習校があるのは土曜日のみだ。
平日は、
  どこかの塾でアルバイト?
  ゴルフとテニス三昧?
んな訳ないよね。
補習校の校長先生と教頭先生は日本の文科省から派遣されている。
アルバイトすることも遊び呆けることも許されないはず。

  ((((( 分からん )))))

分からないことは、ご本人にお尋ねするに限る。
で、聞いてみました、
  「校長先生は平日何をしていらっしゃるんですか?」
校長先生の一週間は、
  日、月曜日  お休み
  火~金曜日 対外的な交渉
           保護者からの苦情処理
           先生方への対応 etc...
  土曜日    補習校
だそうです。
平日はアルバイトをしているわけでも遊んでいるわけでもなく、
土曜日の授業に向けて全力で準備をしているとのこと。

ふーん・・・
モンスターペアレンツやモンスターティーチャーは世界中どこにでも生息しているわけで、その対応をするだけでも大変なんだろうなぁ。
補習校ってところは、正規職員は校長先生と教頭先生のみ、その他の先生方は全員アルバイト職員だ。
それ故、ありとあらゆる雑多な用事、苦情が校長、教頭先生の下に舞い落ちるのだろう。
ご苦労様でございますm(_ _)m。
頑張ってください!

本日わかったこと、
補習校の校長先生は平日も仕事をしている!

あー、すっきりした (^_^)/。