2009年3月30日月曜日

メープルシロップ

メープルシロップといったらカナダの特産品。
でも、ここコネチカットでも自家製メープルシロップが手に入ると聞いて行ってきた。
向かった先はコネチカットの田舎町REDDINGにあるWarrup's Farm

いつもの事ながら・・・近くまで行って道に迷った。
自分の信じた道をどんどん突き進む私。
進めば進むほど辺りはだんだん寂れていく。
後部座席で不安がる子ども達。
近くにいることは間違いないんだけど・・・Uターン。
来た道をずんずん戻ると、道端に馬の世話をしているオジサンがいた。
ここは勇気を出して聞くしかなかろう。
  「
Warrup's Farmはどこ?」
と聞くと、
  「ここ!」
と言う(やはり行き過ぎていた)。
何はともあれ、はい、無事到着!


  「メープルシロップが欲しいんだけど。」
って言ったら、家の中に案内して小ビンと中ビンを見せてくれた。
(この家の中が、真っ暗で少々怖い)
小ビン$10を2本購入。
中ビンはいくらだったかなぁ? 忘れた(^^;)。
なぜか分からないけど、卵を1パックをオマケにくれるという。
その辺で放し飼いにしているニワトリの卵らしい。
そんな貴重なものをタダで頂いていいものか、一瞬迷いつつ・・・ま、断る理由もないし、ありがたーく頂戴することにした。

帰りがけ、オジサンが機関銃のように話しかけてきた。
英語の分からない私はうろたえる。
そうしたらね、ドリが通訳してくれた、
  「このまま帰るか、この辺を見ていくか聞いているよ。」
と。
子どもの英語の上達は早い!
アメリカに来て9ヶ月・・・ついにドリに追い越された。
がーん!!
喜ぶべきことなのに、少なからぬショックを受ける私。
まだまだ人間出来ていないなぁ。


これが、メープルシロップとオマケの卵。

翌日のお昼は、もちろんホットケーキ。
自家製メープルシロップは、ほんのり優しい自然の香り。
おいし~い!!!
この前のメープル風味ベーコンとはえらい違いだ。

ここは希望すればメープルシロップを作る工程を見学できるらしい。
私たちは見なかったけど・・・。
グリニッチの我が家から1時間弱の道のりです。

  Warrup's Farm Sugar House
  Redding, CT
  (203)938-9403
  http://www.warrupsfarm.com/ 

  Redding Country Clubの向かい側の砂利道を入って、
  すぐの左側の白い家。


2009年3月27日金曜日

数学の問題なの??

ドリがMiddle Schoolの数学の時間にやった問題。

《問題》
下の図のように、9個のボールと4個の箱があります。
それぞれの箱に奇数個ずつ違う個数のボールを入れるには、
どうしたらいいでしょうか?
(カラッポの箱があってはいけません)
9個のボールを奇数の違う個数に分ける分け方は・・・
  1個、3個、5個
だ。
これ以外に分けようがない。
ところが箱は4つもある。
カラッポの箱がないなんて、
数学的にありえない!
だから、この問題の答は『解なし』

・・・ではなかった。
  『小箱に1個、中箱に3個、大箱に5個のボールを入れ、
   それらをそのまま全部、特大箱に詰め込む。』
というのが、この問題の答。

一休さんがたいそう喜びそうな問題である。
頓知が利いていて、なかなか面白い。
が!
中学校の正規の数学の授業時間内に、こんな問題やる?
超優秀クラスで本年度の履修項目を全てクリアし(応用問題も含めて)、これ以上何もやることがないと言うならいざ知らず、ドリたちのクラスは四則混合計算にすら青息吐息・・・。
こんな事をしているヒマがあったら、
  『かけ算九九でも覚えなさい!』
と言いたくなるのは、私だけだろうか。

  (問題が解けなかったからって、
   悔し紛れに言っているのではありまへんでぇ~)

2009年3月26日木曜日

メープル味のベーコン

野菜スープのダシに使おうと思って、ベーコンを買った。
ちょっと急いでいたこともあって、よく見もせずにカートの中に放り込んだ。

家に帰って早速、調理開始!
キャベツ、たまねぎ、セロリ、ベーコンを刻み、チキンコンソメと共にお鍋の中に・・・。
煮込み始めたら、不思議な香りがした。
甘ーい香り。
ん?! 錯覚か??
いや、錯覚なんかじゃない。
これは、メープルシロップの香りだ。
チラリとベーコンのパッケージを見ると、
  ”メープル風味”
とデカデカと書いてあった (@_@;;)。

にわかに動揺する私。
ヤバイ!
私が作っているのは野菜スープ。
メープル味の甘い野菜スープなんて、聞いたことがない。
それに・・・たとえその甘いスープが美味しかったにせよ、コンサバティブな舌を持つうちの家族には到底受け入れてもらえないだろう。

何はともあれ、味見味見・・・。
恐る恐る口を付けると、味は普通の野菜スープ。
香りは甘いけど、味は軽い塩味でいつもの通り。
   よかったぁ(^_^)・・・香りだけの問題だ。
   きっと香りなんてものは
   グツグツ煮込めば消えてしまうに違いない。
と思った私は、アメリカ人がわざわざ苦労して付けたメープルの香りを飛ばすために、ひたすら煮込み始めた。
しかし、メープルを甘く見てはいけない。
1時間煮込んでも香りは飛ばず、家中にメープルの甘い香りが充満した。
で、『香り飛ばし』は諦めた。
まあ、香りはともかく味は普通の野菜スープだからね、問題ないでしょ。

余計なことは一言も言わず、知らん顔をして食卓に出した。
そうしたら、ドリが自信なさそうに控え目に言った。
  「いろんな臭いが混ざり合って、
   私の鼻がおかしくなっただけかもしれないけれど、
   メープル・シロップの臭いがするような気がする。」
ちぇっ! バレたか。
ドリ、キミの鼻は正しく反応している。
心配しなくて大丈夫!
そうなんです・・・
1時間煮込んでもなお、スープからはメープルシロップの甘ーい香りが立ち上っていた。

《教訓》
アメリカのスーパーで買い物をするときは、よーく表示を見ないといけない。
ちょっとでも気を抜くと、とんでもないモノを買う羽目になる。


PS.
メープル風味ベーコンは今も冷蔵庫の中にどっさり眠っている。
いったい何に使ったらいいのだろう・・・。


2009年3月25日水曜日

入学祝い③おとしまえ

悲惨な事故の巻き添えとなったドリのMac。
これからどうなるのか?
  『残念でした。またどうぞ!』
のメッセージと共に、
消火剤まみれの残骸が送られてきたら堪らない。
このような場合、誰が弁償してくれるのか?
FedExの専用機の事故なんだから、やはりFedEx?
訴訟社会のアメリカ・・・ちゃんと訴えないと弁償してもらえないのか?
(弁護士なんて知らないよぉ!)
あー、もうッ!! なんでこんな余計な心配をしなくちゃあいけないんだ(-_-#)キッ。

心配していると・・・
事故の翌日、夫の元にアップル・ショップからメールが入った。
  『商品は再発送します。』
一安心 ・・・(^。^)ホッ。
とりあえず、残骸が送られてくることはなさそうだ。

でもまだ完全に安心したわけではない。
商品はいつ届くのか?
あれは去年のこと・・・
どーってことない普通の食器棚を半年間も待ち続けた経験が私にはある。
ドリの学校は9月に始まる。
なんとか7月中には届いて欲しいものである。
(完)


2009年3月24日火曜日

入学祝い②灰

昨日、パソコンを開いたら、成田での貨物機炎上のニュースが出ていた。
なんて事だろう。
痛ましい。

と思っているところに夫からメールが届いた。
  『あの貨物機の中に
  ドリのMacが載っていたかもしれない。


Macはアメリカの会社アップルのパソコンのはず。
何故、成田にドリのMacがあるのか?
夫が発注したのは、アメリカのアップル・ショップ。
アメリカのアップル・ショップから中国・広州の工場(?)に指令が下り、そこから出荷&発送されたってわけ。
そしてMacはFedEx機に乗り、広州→上海→成田経由ではるばるアメリカまでやってくることになっていたのだ。
アメリカの製品をわざわざ中国からアメリカに送るなんて、ご苦労なこった・・・(-"-)。

この時点では、『ひょっとしたら・・・』の話。
まだ本当にあの貨物機に載っているかどうかは分かっていない。
  (((どうか違う便でありますように!)))


それから数時間後、夫からメールが届いた。
  『発送元に確認したら、あの貨物機に載っていた。』

ドリのパソコンは灰になったか、消火剤まみれになったか・・・。
いずれにしても、使い物にはならないだろう。
ドリの『』は入試のとき使い果たしてしまったようだ。
あーあ、気の毒に・・・。


でも、『気の毒』と言って済む問題ではない。
こっちは全額代金を支払っているのだ。
この落とし前は、きっちり付けてもらいまっせ!
(つづく)


入学祝い①決定

ドリの合格発表があったのが、ちょうど1週間前。
  「頑張ったんだから、合格祝いに何か買ってね!」
とドリが言う。
頑張ったとは言い難いが、確かにオメデタイ事だしお祝いに何かプレゼントしたい。
何にしようか考えあぐねた末に出した答が『パソコン』。

もしドリが寮に入ることになれば、パソコンを持参しなければならない。
贅沢な話だと思うけど、宿題をやったり、家との連絡を取ったりするのに、どうしても必要らしい。
どうせドリ用に1台買わなければならないなら、それを入学祝にしちゃいましょ・・・と思ったわけ。
ドリの考えでは、パソコンは勉強に必要なものであって《当然》買ってもらえるモノ、入学祝は別のモノ・・・と思っていたらしい。

けっ! 世の中そんなに甘くないのだ!
少なくとも、我が家はそんなに甘くない!!
おとなしく入学祝としてパソコンを受け取るか、別のモノを買ってパソコンを諦めるか、2つに1つだ。
さあ、どうする???

厳しい選択を迫られたドリは、最後に『パソコン』をとった。
ただし、「Macがいい」と言う。
えぇ~?! 使えるのかい?
我が家のパソコンは代々Windowsだ。
Macなんて使ったことないくせに・・・。
ドリがMacを欲しがった理由・・・それは、
  『見た目がかわいいから』。
性能より見た目重視。
こうゆうところ、私にそっくり (-_-;)!
子どもっていうのは、似なくていいところだけ似るものですな。

『見た目でMac!』なんて話をしたら、夫は大反対するかもしれないと恐れつつ、夫に伝えた。
うちの夫は、絶対的に何が何でも『性能重視』の人なのだ。
ところが、意外や意外、すんなりOKが出た。
信じられない。
<<<雪が降るかもしれない>>>

それから夫はネットで安いMacを探し続けた。
これは夫の得意とするところである。
ブウの100万倍の嗅覚で、素早く的確に獲物を探し当てる。
2日後、ついに購入品が決定し、リターンキーをポンと押して購入手続きが完了した。

なんと新品のMacだという。
信じられない。
だってね、我が家のPCのラインナップといったら・・・
  私が前に使っていたPCは夫のお古。
  今使っているPCはネットで安く手に入れた中古品。
  もう1台は8年前に購入したPC
(骨董品!)
  夫がアップグレードしたもの。
  さらに、もう1台は頂き物。
新品のパソコンとは、ほとほと縁遠い環境なのだ。
なのに・・・ドリのMacは新品ですかぁ?!?!?!
こうなると雪くらいでは済まないだろう。
<<<槍が降るかもしれない>>>


なんて思ったいたのが4日前。
しかし! 槍くらいでは済まなかった。
(つづく)

2009年3月23日月曜日

『立っち!』

リオがブウに芸を仕込んだ。
『立っち!』。

2本の後ろ足で上手に立ち上がる。
後ろ足をチョコマカ動かしながらバランスをとり、1分間くらい立ち続ける。

ただし、この芸、目の前に餌をチラつかせた時にしかやらない。
試しに、餌を持っている振りをしてやらせてみたんだけど、微動だにしなかった。
ジッとリオの指先を見つめ、餌がないと見極めるやいなや、ソッポを向く。

こうゆうのを『利口』というのか、『ばか』というのか・・・。


ドでかい海老

ニュージャージ州の日系スーパー・ミツワにはフードコートがある。
その中のおそば屋さんで『天ざる』を頼んだら、こんなドでかい海老天が2本も付いてきた(リオが手に持っているのが海老天)。

これで$6だったか$7だったか・・・。
アメリカは妙に海老が安い(^_-)v。
おまけにプリプリしていて、かなりおいしい!
海老好きの私には、嬉しい限り。

ところで、リオの髪型、どう?
この間、スーパーのおばちゃんに
  「なんてハイカラな髪型!!」
と褒めて(?)もらったんだけど・・・。


2009年3月21日土曜日

トイプードル復活

しばらく放ったらかしていたら・・・
得たいの知れない巨大な犬と化したブウ。
桃割れ風になった頭と目にかかる長い毛がなんともみすぼらしい。
良く言って『ホームレス犬』、悪く言えば『マントヒヒ』だ。

それもこれも、予約の電話を億劫がっていた私のせい・・・。
毎週のように『今週こそは電話をしよう!』と思うのだけれど、毎週のように電話をしそびれ、ついにブウはこのありさまとなった。
そして、今回もまた、最後は夫に電話をしてもらった (^_^;)。

トリミングを終えたブウは、とーっても小さい!
実は痩せっぽちなのだ。

頭はふんわり丸くなり、真っ黒な目がクリクリしている。
『マントヒヒ』から『トイプードル』へ華麗なる変身を遂げた。

今回のカットのポイントは、このシッポ。

美しい球体状にカットされていて、毛糸のボンボンを付けているように見えるでしょ?!



ブウが行っている『犬の美容院』はコチラ。

   Best Friends
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    Harrison, NY 10528
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   シャンプー&カットで$62.86です。


2009年3月20日金曜日

おいしい焼肉ダレ

最近、我が家で大好評の焼肉ダレ。

《手作りの焼肉ダレ》
  醤油   40cc
  酒     40cc
  ごま油  20cc
  砂糖   10cc
  酢     10cc
  すりゴマ 20cc
  リンゴのすりおろし アメリカのリンゴで二分の一個分
               日本のリンゴなら4分の1個分
  にんにくのすりおろし 1かけ分

これを使ったメニュー『ステーキ焼肉』の作り方。
1.厚めのステーキ用の牛肉の片面に塩コショウ、
  もう片面にガーリックソルトをふっておく。
2.牛肉
をミディアム程度の焼き加減でステーキにする。
  (私はリブアイを使用・・・日本では何という部位?)
3.ステーキを5mm強の厚さに切って、お皿に並べる。
  牛のたたき風にちょっとずつずらして盛り付けると
  キレイ。
4.牛肉を焼いたフライパンにタレを入れて一煮立ち。
5.これを牛肉にかければ出来上がり!


アメリカの牛肉はパサパサしていてお世辞にもおいしいとは言い難いのだけれど、こんな風にするとおいしく食べれる (^o^)/。
   (もちろん和牛と比べれば、ん?なんだけどね・・・
    そんな贅沢を言ってはいけないのだ)
ここでのミソは、焼いてから切り分けること。
切ってから焼くと、パサパサ感が増しておいしくないと思う。

しまった!
ガツガツ食べちゃったから、写真がない。
キレイに盛られた牛たたきの上にアツアツの焼肉ダレがかかっているところを想像してくださいませ。
あしからず・・・。


2009年3月19日木曜日

Middle School 裏の商売

《裏の商売》
昨日のブログに書いたように、アメリカの学校ではちょっとした事でご褒美がもらえる。
リオもたまにキャンディーをもらえることがある。
   日頃の態度が悪いから、
   ほんのちょっと良い子にしているだけで褒めてもらえる。
   得なヤツなのだ。
リオは2個キャンディーをもらうと、1個を自分で食べ、もう1個を誰かに売る。
1個¢10で売れるらしい。

先日のこと。
登校時、リオがポケットの中に日本の”フルーツのど飴”を忍ばせていた。
  「学校でお菓子を持って行ってはいけないでしょ?!」
と言うと、
  「先生がくれるくらいだから、大丈夫!」
と答える。
確かに、その通りかもしれない。
さらに、ニタニタ笑いながら、こう言った。
  「日本のキャンディーは1個¢20で売れるんだよ。」

リオは学校で『キャンディー闇市』を開いているようだ。
あーーーッ! もうッ!!
ちょっと目を離すと、ろくな事をしない。
確かに我が家はつつまし~く生活しているけれども、アナタに闇の商売をしてもらわなければ暮らせないほどには困っていない。
  「売らないで、タダであげなさい。」
と言う私に、
  「あげるって言っても、お金をくれるんだもん。」
と涼しい顔で答えるリオ。
  「お金をもらったら返しなさい。」
と言えば、
  「返しても返し返されるし。」
と言い返す。
  「返されたら、もう一度返しなさい。」
  「そうすると、また返してくる。」
  ・・・繰り返し・・・
まったく埒(ラチ)が明かない。

この問題、未だ未解決のまま。
とりあえず、登校時のリオのポケットには目を光らせているのだけれど・・・。


もう一つ・・・これは聞いた話。
某Middle Schoolでは、宿題が売買されているとか。
それも宿題一つ$10で!
$10といったら、約1000円。
毎日宿題を買ったら、1週間で$50かかる。
ヒェー!!!
宿題くらい自分でやれ!
親が苦労して稼いだお金をそんなことに使ってどうする?
腹が立つったらありゃしない。
『超』がつくほどの金持ちばかりが集まる地域の中学校での話です。


Middle School 表の商売

《表の商売》
学校の授業料はタダ。
でも『寄付』の呼びかけがある。
寄付したお金の使い道は、寄付した人が指定できる。
学校の設備使って欲しいとか、子ども達の教育のために使って欲しいとか・・・。
先生のお給料に使って欲しいなんて選択肢もあったかなぁ???
覚えていない (^^;)。

クラブの部費はない。
だから部費は自分達(親も含めて)で稼ぐ。
各クラブでは、花束を売ったり、お菓子を売ったりして部費を調達する。

PTA会費もない。
だからPTA活動資金は自分達で稼ぐ。
本を売ったり、フルーツを売ったり・・・。
この間はパーティー券を売っていた(政治家の政治資金パーティーみたい)。
場所は、ホテルではなくて近所の市民ホール。
それなのに、一人$45!
結構、高い ($_$)。
・・・と思っていたら、もっと高いのがあった。
ハイスクールで行われたハワイアン・ショーのようなイベント。
こちらは、一人$125!
東京ディズニーランドのチケットの2倍の金額だ。
場所がハイアット・リージェンシー・ホテルということもあるんだろうけど、それにしても・・・ねぇ?

これらの商売、資金集めが目的だから、どれも割高。
日本にいるときのように『団体割引で安くなるはず・・・』『学校からの補助があるはず・・・』なんて思っていると手が出ない。
『寄付する』感覚を持つことが大事なのかも。
つつまし~く生活している庶民の私には、難しいことなんだけどネ。


2009年3月18日水曜日

『付け届け』と『ご褒美』

前にクリスマスのときにも書いたけど、アメリカでは『先生へのプレゼント』というのが普通に行われる。
クリスマス、先生の誕生日、・・・
何かにつけて、生徒から先生へ付け届けをする。
我が家では先輩駐在妻の体験談に基づき、$20程度のチョコレートやギフトカードを贈っている。
先日聞いた話では、この付け届け制度(任意なんだけどね)にも決まりがあるらしい。
  『1回当たり$200以下に抑えること』
はぁ~???
$200って言ったら、日本円にして2万円だよ。
こんな決まりがなかったら、それ以上の贈り物をする親がいるってことなのか?
ありえない・・・。

そして、その逆も普通に存在する。
ちょっと『いい子』にしていると、先生は子ども達にご褒美を与える。
日本でご褒美と言ったら、『お褒めの言葉』だったり、もうちょっと良いと『小さな表彰状』だったりするわけだけど・・・。
ここアメリカでは、『モノ』。
うちのドリとリオも、鉛筆や消しゴムをもらってきた。
鉛筆、消しゴムなら、まだいい。
キャンディーやガムなどのお菓子をもらってきたこともある。
そう・・・教室内にお菓子が普通に存在し、それがご褒美として与えられる。
なかなか馴染めない習慣・・・。

ご褒美は、
  ・問題が早く解けたから
  ・静かにしていたから
などなど・・・ちょっとした理由でもらえる。
実はドリが『静かにしていた』という理由でご褒美をもらったとき、彼女はノートに落書き(!)をしていたらしい。
マジメに授業を受けていたわけではないのだ。
それでも、『静か』ってことだけで、ご褒美をGETできる。
いかにハチャメチャなクラスなのかが伺える。

なぁーんて話をしたら、同じことが幼稚園でも行われていると言う。
いい子にだけキャンディを与える。
幼稚園といったら、3歳、4歳のチビッ子ちゃんたちが通うところ。
そんな幼い子にも、きっちり賞罰(?)を与える。
『みんな足並み揃えて』の日本の教育とはえらい違いだ。

アメリカの学校の先生は
  『モノに釣られ、モノで釣る』
ってことか・・・。


2009年3月17日火曜日

数独からKEN-KENへ

ついこの間まで、私の趣味は『数独(ナンプレ)』だった。
こんなに面白いパズルは他にない!と思っていたのだが・・・。
もっと面白いのがあった。
それが『KEN-KEN』。
日本名『賢くなるパズル』 (← スゴイ名前でしょ?!)。

数独に四則演算(+-×÷)の要素を加えたようなパズルだ。
数独好きなら、ハマること必至!
一度、トライしてみてね。
http://miyamoto-puzzle.com/about/index.html

アメリカでも大人気(?)。
The New York Timesのサイトには毎日日替わりで問題が掲載されてる。
http://www.nytimes.com/ref/crosswords/kenken.html
私はこのサイトの問題のharderを2問、毎日欠かすことなく解いてます!
大抵のことは三日坊主で終わる私だけど、こうゆう事だけは続けられるのよね (^_^;)。

KEN-KENを私に紹介してくれたのは、ESLの先生のテレサ。
以前、私が「数独が好き」と話したのを覚えていたらしく、それならKEN-KENも好きなのでは?と、授業のとき持ってきてくれたのだ。

実は、このパズル、ずいぶん昔にやった記憶がある。
残念ながら、その時はたいして面白いと思わなかった。
でも、折角テレサが持ってきてくれたのだから、ちょっとやってみようかなぁ・・・なぁーんて軽い気持ちで始めた途端、思いっきりハマッてしまった。
!!!面白い!!!

ラッキョウの皮むきをするお猿さんのように、KEN-KENに熱中する私。
もう二度と、お猿さんのことを
  「バカだね~!!」
なんて笑うことは出来ないなぁ (^_^;)。


2009年3月16日月曜日

補習校 卒業文集

補習校の初等部卒業ということで、『卒業文集』を作っていただいた。
いい記念になります。
ありがとうございます!

子ども達の作文やら将来の夢やら10年後の自分への手紙やら・・・、盛りだくさんの内容。
そんな中、私の目を釘付けにしたのが、この1枚の写真。

補習校でゼリー作りをしているときの写真だ。
左端に移っているのがリオ。
顔が怪しいって?・・・違う違う!
怪しいのは頭にかぶっている物体だ。
いったいこれは何なのか?
リオに聞いてみると、
  「ゼリー作りのとき、バンダナを持っていくのを忘れた。
   リュックの中を見たらスーパーの袋が入っていたから、
   バンダナの代わりにかぶったんだよ。」
との答。

ゲゲッ~!!
確かに、よく見ると、衣料品店ターゲットのレジ袋だ。
こうゆうの、平気でかぶっちゃうのね (-_-")。
それも『かぶってりゃ何でもいいでしょ?!』って感じのかぶり方。
せめて、ハサミで切って三角の形にすれば、もう少しマトモなかぶり物になっただろうに・・・。
どう見ても、レジ袋をそのままかぶっている。
改めて写真を見直し、唖然とする私。
でも、本人は一向に気にしていない。
はぁぁぁ~ぁ。

何故かこのとき『子どもは褒めて育てろ』という言葉が私の頭に浮かんだ(何故こんな時にこんな言葉が浮かんだのか・・・不明)。
そこで、
  「このように臨機応変に対応できるリオは、
   とても立派ですね。」
と、消え入りそうな声で褒めた。

ガクッ・・・。


卒業式にふさわしい服装

服装・・・
何を着せて行ったらいいのか悩んだ。
日本の卒業式なら、男の子も女の子もスーツなんだけど・・・。
卒業式の案内には『ふさわしい服装』と書いてある。
『ふさわしい』とは何ぞや?
周りの人に聞いたら、ブレザーを着用させるという人がほとんど。

リオはそんな上等なもの、持っていない。
そんな上等なものを着ていく場に行くことがないからね、必要ないのだ。
リオが持っている洋服といったら、Tシャツ、パーカー、トレーナー・・・。
それだけあれば、十分事足りる生活を送っている。
でも卒業式となると、さすがにそれではマズそう。

ってわけで、安~いのを探して、一揃え購入した。

だって、これっきり二度と着ないで終わりになる可能性大でしょ?!
立派なモノなんて要らないのだ。
・・・でも、安かったとはいえ、
一回限りではあまりにもったいないから、

もう一度くらいどこかで着て欲しいなぁ。
でもでも、服を着せるためだけに、
どこかに連れて行くというのも
馬鹿げているような気がするし・・・。


ズボンの丈が少々あまり気味なのは、日米の足の長さの違いによるもの。
リオはバッチリ日本人体型なのだ (^^;)。
裾を一折り上げてあげれば良かったかも・・・。
そうゆう手間を惜しんでしまうのが、私の悪いところ。
ま、許容範囲内だよね?!

ネクタイを買おうか迷ったが、そこまでする必要はないだろうと勝手に判断し省略した。
そうしたら、半数強の子がネクタイ着用。
『買っておけばよかった』と後悔すれども、後の祭り。
リオ本人も全然気にしてないし、まあいいか。
   こうゆう時、リオのボケッとした性格は
   いい方に作用する。
   他人がどうであれ、全然気にしないのだ。
   エライ!


女の子は・・・ワンピースがほとんど。
色もさまざま。
思い思いのワンピースに身を包んで、とってもかわいい!
高校生の女の子の中には、イブニングドレス(ゴージャス!!)を着ている子もいて、いかにもアメリカって感じがした。

日本だと『ブレザー+チェックのスカート』がほとんどなのにね。
この日本の卒業式の定番
『ブレザー+チェックのスカート』は、アメリカではなかなか売っていない。
実は、私はドリの受験用に必死で探したのだ。
でも、なかなか見つからなかった。
(探しに行ったお店が悪かっただけかもしれないけど・・・)
かくなる上は『日本で買って送ってもらうしかない!』と思い始めた頃に、ようやく『スクール・ユニフォーム(制服)』のサイトを見つけて、そこで購入したという次第。
そんな訳でかどうかは分からないけど、
『ブレザー+チェックのスカート』の女の子はほとんどいなかった。


*まとめ*
補習校の卒業式に『ふさわしい服装』は、
  男の子・・・スーツ+ネクタイ着用
  女の子・・・ワンピース(色は不問)
のようです。


補習校 卒業式

昨日の日曜日、補習校の卒業式があった。

ニューヨーク補習校は、A校、WT校、LI校の3校に分かれている。
今回はその3校合同の卒業式。
補習校に通う小学校6年生、中学校3年生、高校2年生(補習校は高校2年までしかない)が一堂に会した。

卒業式そのものは、日本のとほぼ同じ。
校長先生から卒業証書が一人一人に手渡され、
校長先生の式辞、来賓祝辞、在校生送辞、卒業生答辞・・・。
こうゆう日本的な行事に参加できるのは、補習校のいいところ。
些細なことかもしれないけれど、アメリカにいるとキチンとお辞儀をする機会もない。
キチンとお辞儀をする機会を与えられただけでも、卒業式に出席する意味があるってものだ。
アメリカの卒業式っていうのは、みんなでパーティーをしてワァーッと騒いで終わりらしいし・・・。

アメリカにある補習校らしく、壇上には日の丸と星条旗、国歌は米・日両国の国歌が斉唱された。
近年、日本の卒業式では国旗掲揚問題とか国歌斉唱問題とかややこしい問題がいろいろあるが、ここアメリカではそんな問題とは無縁のようだ。
というよりも、補習校というのは日本の文化や習慣を学ぶ場でもあるわけだから、国旗と国歌がなければ話にならないよね。

卒業証書授与。
小、中学生は、ごく普通に行われた。
高校生への授与が始まった途端、にわかに活気付く会場内。
名前が呼ばれると、壇上でそれぞれの子が思い思いのポーズを決める。
会場からは、ヒューヒューと歓声が沸き、
  「○○ちゃ~ん!」
の掛け声!
そんな中、卒業証書を受け取ると、脇にいる担任の先生のところに駆け寄り、抱き合う。
なんとも微笑ましい光景!!!

高校卒業まで補習校に通い続けられる子って、そうたくさんはいない。
途中で挫けてしまったり、学習塾に切り替えてしまったり、もちろん帰国してしまう子も大勢いる。
最後まで頑張って続けてきた子達だけの連帯感というのがあるんだろうね。
さらに、長いことアメリカで生活してきたことで、いかなる場面においても、自分をアピールしたり、パフォーマンスをしたりできるようになったのではないか・・・。
そんな事を感じながら、高校生達を見守った。
『厳かな式典』って言葉とは無縁だけどネ・・・。
それはそれで良いんじゃない? と思う私。

答辞を読み上げた子は、総勢6人。
3校合同、小、中、高校合同の卒業式だから、それぞれの代表が答辞を読む。
だから、この人数。
補習校ならではだよね。

ここの子達はみんな、平日は現地校に通い、土曜日は補習校に通うという生活をしている。
答辞の中では、そんな生活の中での苦労や辛さが語られていた。
口には出さないけれど、我が子もきっと同じような思いをしているに違いない。
そう思うと、なんだか泣けてきた。

そうそう、答辞の中でこんな事を話した子がいる。
  「現地校の英語で悪い点をとると、
   もっとガンバレと言われる。
   一方、現地校の数学で良い点をとっても、
   『日本人だから当然』と言われるだけ。」
マズイ・・・私にも身に覚えがある (-_-;;;
子どもはいろいろ感じているのだ。
気をつけなければ・・・。


涙あり笑いありの卒業式も無事終わり、補習校は来週から2週間の春休みに入ります(でも、現地校はある)。

卒業証書をもらったよん。


2009年3月12日木曜日

マントヒヒ?!

  「ブウが汚いから洗ってやれ。」
と夫が言う。
『洗ってやれ』というのは簡単だけど、『洗ってやる』のは大変なのだ。
そんな私のボヤキは夫の耳には届かない。

確かにキレイとは言い難い状態だし・・・んじゃ、洗いましょう!

シャンプーをして、丹念にブラッシングしたら・・・
こんな風になった。

毛が伸びているために、フカフカモコモコ。
いつもの2倍くらい大きくなり、かなり笑える。

これを見て夫が言った。
  「確か、こんな生き物がいたよな?!」
はっ? 生き物?
表現が悪いように思うが、『化け物』と言われなかっただけマシか・・・。
重ねて夫が言う。
  「ホラ、猿みたいな生き物でこんなのいたでしょ。」
私が答える。
  「マントヒヒ。」
ブウの顔を再度見直した。
顔の周りにボワッと広がった毛・・・マントヒヒに似ていなくもない。
少なくとも、トイプードルには見えない。

自分のことをケチョンケチョンにけなされていることも知らずに、ブウは首をかしげてポケッとこちらを見ている。
本当にかわいい (^_^)/。


2009年3月11日水曜日

一緒に暮らさない?

『一緒に暮らさない?』
と、ドリが青い目の金髪の男の子に誘われた。
なぁーんて色っぽい話ではない(残念ながら・・・)。
New York Timesの読者からの投稿欄に載っていた話である。

昨日のESLのとき、テレサ(先生)が教材として、
New York Timesの投稿欄に載っている記事をいくつか持ってきた。
各自でそれを読み要旨を述べる、というのが課題。

私のところにやってきた記事は、こんな内容だった。
  ある日、80歳のおばあちゃんがタクシーに乗った。
  運転手が
    「一人暮らしか?」
  と尋ねる。
  おばあちゃんは
    「一人暮らしだ」
  と答える。
  すると、運転手は
    「ちゃんと面倒をみるから、一緒に暮らさないか?」
  と誘う。
  おばあちゃんの答は、NO!
  それでも、運転手は何度も一緒に暮らそうと誘う。
  さらには、
    「電話番号を教えようか?」
  とまで言う。

私は、この記事を読んで『おばあちゃんの財産目当てのナンパ』だと思った。
だって、おばあちゃんは80歳。
平均寿命から言えば、そろそろ・・・ってお年頃だ。
それに、運転手とおばあちゃんは親戚筋でも何でもない。
行きずりの運転手と乗客に過ぎない。
そんな人に『一緒に暮らそう』と誘うなんて、何か魂胆があるに決まっている。

・・・と思った私は、
  「運転手はおばあちゃんのお金を狙っているのだと
   思う。」
と話した。
すると、テレサは突然ゲラゲラ大笑いを始めた。
大笑いをするような話じゃあないはずなのに・・・唖然とする私。
ひとしきり笑った後で、テレサが解説してくれた。
この話は『財産目当て』なんていう血生臭い話ではなくて、
『老婦人を気遣う優しい運転手がいた』という美談(!)だったらしい。
私は、全く逆の意味に捉えていた。
大笑いされるはずだ。


他の人が読んだ記事に、こんなのもあった。
  ダンキン・ドーナツに行ったときのこと。
  一人の婦人が入って来て、
  誰にともなく一人でペラペラ話し出した。
  周りの人たちが怪しいものを感じて身を引く中で、
  一人の美少女が、その人の話をマトモに聞いてあげた。

私がまず感じたのは『その婦人は気が狂っている』ってこと。
次に感じたのは『その美少女は自己防衛本能が欠落している』ってこと。
だって、無差別殺人みたいな凶悪犯罪を犯す人って、ちょっと変な人が多いじゃん。
変な人には近づかないに限る。
昔から『触らぬ神に祟りなし』とも言うし・・・。

でも、実はこの話も前述の記事と同様、美談だったのだ!
『一人の美少女が世界を救った』という心温まる話なのだ。
(↑ ここまで言うと、ちと大袈裟すぎるような気もするが・・・)
私は、またしても見当違いな感想を持ったわけだ。


もう一つの記事は・・・
  とある公園に3人の女の子がいた。
  見知らぬ男性がその3人に頼みごとをする。
    「もう少ししたら向こうからカップルが歩いてくるから、
     女の人にバラの花束を渡してもらえないか?」
  と。
  3人がOKすると、男性は用意していた花束を
  3人に託し去っていった。
  しばらくしてカップルが現れる。
  女の子達は約束通り、女の人に花束を渡す。
  抱えきれないほどの花束を持った女性に、
  男性はひざまずいてプロポーズをした。

さすがの私にも、これがとーってもロマンチックな話だということは分かった。
しかし!!!
男性も3人の女の子達も無用心この上ない・・・とも思う。
もしも花束を託された3人の女の子が”ラッキー!”とばかりに、花束を持ってトンズラしてしまったら、どうするのか?
もしも花束の中に小型爆弾が仕掛けられていたら、どうするのか?
・・・などなど、余計なことを考えてしまう私。


ああ・・・こんな事ではいけない。
いつからこんな風に物事を斜めに見るようになってしまったのだろう。
思い当たることが一つ。
最近、毎日のように『相棒』(刑事ドラマ)のDVDを見ている。
その中には、お金と欲に目が眩んだ強欲オジサン、復讐心に燃えるオネエサン、完全に気が狂っているオニイサン・・・などなど凶悪犯が多数登場する。
あんなのばかり見ているから、妙に疑り深くなってしまったのかも (-_-;)。
『相棒』を見るたびに削ぎ落とされる純真な心・・・。
そう思うなら見るのを止めればいいんだけれど、止められないだよね。
何度見ても、面白いんだもん。

えっ?!
『斜め見』は今に始まったことではない?
昔からそんな事ばかりしていた?
まぁ、そう言われれば一言もないんですけどね(トホホ)
とりあえず今は『相棒』のせいにしておきましょ。


凶悪犯罪渦巻くアメリカで、
こんなにも見知らぬ人同士が信頼し合えるって、
すごくない?


2009年3月10日火曜日

ピンポン玉を買ったら

スーパーでピンポン玉を買った。
リオのお気に入りの遊び”ピンポン・スカッシュもどき”用に・・・。
※この遊びの詳細はhttp://yaya-fromct.blogspot.com/2009/01/blog-post_16.html

レジで会計をしていた時のこと、レジのお兄さんが話しかけてきた。
  「これで何するの?」
      (なんてマヌケな質問!
      ピンポン玉なんだから、99%の人は卓球に使う。
      いちいち質問することでもあるまい。
      ま、ここに約一名違う用途で使う人がいるのも
      事実だけど・・・)
本当なら、
  「ピンポン玉をバドミントンのラケットを使って
   交互に壁打ちする。
   言うなれば、スカッシュもどきの遊びに使う。」
と言わなければいけないところだが、面倒だから一言、
  「ピンポン!」
と答える。
すると、
  「あなたがピンポンをするの?」
と聞いてくる。
ここは正直に
  「私と息子。」
と答える。
さらに、
  「中国人?」
と聞かれたので、
  「日本人。」
と答える。
そこから彼の話が始まった。
  「僕のガールフレンドは中国人なんだ。
   中国人は卓球が好きでね、彼女も卓球をするんだ。
   でも僕は卓球が出来ない。
   彼女はいつも他の友達と一緒に卓球を楽しんでいる。
   僕は淋しいんだ。」
こんな感じの話・・・もうちょっと長かったけど、分かるところだけ掻い摘んだ。
なんとも悲しげな顔をしている。
私は身の上相談を受けたのか?
おせっかいオバサンの私としては、受けた相談には乗らねばなるまい。
   「出来ないなんて尻込みせずに、
    あなたも卓球をやってみたら?
    やってみると、案外楽しいかもしれないよ。
    それに、あなたがその気になれば、
    きっと彼女が喜んで教えてくれると思うよ。
と答えたいところだが、英語に多大な問題を抱えている私・・・。
答は、太字部分のみの回答となった。
なかなか会話は弾みまへんな。
半年もESLに通っているというのにさ。

私の英語はともかくとして・・・、ここで忘れてはいけないのが、これがスーパーのレジでの会話だってこと。
よほどヒマだったのかというと、そんなことはない。
私の後ろにも、レジ待ちの人が並んでいた。
そんな事、気にする素振りも見せずに、ペラペラおしゃべりをするレジのお兄さん(手は完全に止まっていた)。
文句も言わずに私の後ろで自分の順番をじっと待ち続けているオバサン。
全てがのんびりしている。

日本だったら・・・
後ろに並んでいるオバサンが黙っていないだろう。
ものすごい形相で『早くして!』と催促するのはもちろん、下手したら『店長を呼べ!』と怒鳴りだしているかもしれない。

いや、そもそも・・・
レジのお兄さんが見ず知らずの客に自分のガールフレンドのことを打ち明けるなんてこと自体、起こり得ない。
今回の件を日本のスーパーのレジに置き換えてみようとしたが、想像することすら難しい。
『イトーヨーカドー地下食料品売り場のアルバイト大学生店員が通りすがりのオバサンに自分のガールフレンドの話をする』なんてねぇ・・・。

アメリカ人・・・不思議な人々。


2009年3月9日月曜日

6年生を送る会&謝恩会

先週の土曜日、補習校で6年生を送る会と謝恩会があった。

6年生を送る会は11:00からオーディトリアム(講堂みたいなところ)で。
補習校に通う幼児部さんから6年生までが集い、各学年ごとにステージ上で出し物をした。
歌あり群読ありお芝居ありクイズあり・・・。
驚くほどの盛り上がりようだった。

これは6年生によるお芝居。
入学してからの6年間を振り返る内容。

そして合唱『キセキ』。
たった3回の朝練で、よくここまで仕上げたなぁ・・・立派な舞台でした。

その後、1:30から謝恩会。
こちらは、先生方全員と6年生と保護者が出席した。
この謝恩会は、保護者主催。
お料理、余興、会場設営、会進行、・・・保護者全員が何かの形で関わりながら作り上げる謝恩会なのだ。
お料理も各家庭からの持ち寄り(ピザとチキンはお店に頼んだらしい)。
バイキングのようにずらーッと並んだお料理の数々・・・おいしそうでしょ?!


余興は、ヘキサゴン風のクイズ。
先生チーム、1組の生徒、2組の生徒、保護者の4チームに分かれてで競った。
  「校長先生を動物にたとえると?」
  「○○先生がクリスマスに着ていた服の色は?」
  「△△先生の前の職業は?」
など、かなり内輪ウケする問題が出題されて、爆笑の渦。
私たち保護者チームは最下位・・・罰ゲームとして尻文字を書かされた(恥ずかし~い ^^;)

子ども達から先生へ歌のプレゼント。
曲は卒業式の定番『Believe』。

当初の予定では、カラオケCDに合わせて歌うはずだった。
が、キーが合わない。
男の子には高すぎ、女の子には低すぎる。
どうしよう・・・と困っていると、助け舟が。
保護者のお父さんがギターの伴奏を買って出てくれたのだ。
生ギターの伴奏で、みごとに合唱も終了した。
お父さんの協力に感謝!

こちらがリオの担任の先生。

先生のお話の中にこんな話があった。
  「4月の新学期が始まる前、
   今年の6年生はとても元気がいいと聞いていました。
   どうなる事かと心配していたのですが・・・」
なぜか、リオがいる学年はいつもそう言われる。
日本で通っていた小学校でもそうだった。
リオたちは何かにつけて、
  「この学年は・・・」
と言われたものだ。

何故だ?
干支は『丙午』じゃないのにね。
ほとんどの子が『ねずみ』で、早生まれの子が『うし』。
『ねずみ』がチョコマカ走り回るってことかなぁ・・・。

来週の日曜日は卒業式!
それが終わると、ようやく一段落つきそう (^_-)v。


スクールバス現れず

ブウと朝の散歩をしていたとき、『何かおかしい』と感じた。
いつもは交通量の少ない我が家の前の道を引っ切り無しに車が通っていく。
こんなことは今までになかった。
『?』を頭にいっぱい抱えつつ近所をグルッと一周して戻ってくると、家の横の道にこの看板。

原因はコレか・・・。
理由は分からないけど、通行止め。
だから、みんな迂回して家の前の道に入り込んできているんだ。
フム、納得!

家に戻ると、夫がいない。
いつもならまだ寝ている時間なのに・・・。
珍しく早目に出社したのか??
でも、キッチンにはお昼のお弁当が置き去りにされている。
おかしい。
何がなくてもお弁当だけは忘れずに持っていくはずだ。

夫の携帯に電話してみると・・・
子ども達が
  「スクールバスが来ない。」
と言って家に戻ってきたから、車で学校まで送っているところだと言う。
えぇ~ッ?! と思った次の瞬間、つながった!

子ども達のバス停は通行止め区間内にある。
通行止め区間内だから、スクールバスは入ってこない。
バスはバス停の手前の交差点を曲がって迂回してしまったと思われる。
いつまで待ってもスクールバスは来ないはずだ。

交通ルールを守るのは良いことだ。
規則は守らなければならない。
でも・・・
何も知らずに子ども達が待っているんだよ。
何とかならないものなのか?
連絡くらいしてくれてもいいじゃない。

今朝は比較的暖かく雨も雪も降っていなかったのが、不幸中の幸い。


2009年3月6日金曜日

前にいたおばちゃん

昨日、シルクフラワーを買いに行ったときのこと・・・。
レジが混んでいて、珍しく4人待ちの状態だった。
私の前に並んでいたおばちゃんは、何を思ったのかくるっと後ろを振り返り、おもむろに私のカートの中を物色し始めた。
中に入っているのは、何種類かのシルクフラワー。
  "Oh! Beautiful !!"
とか何とか言いながら、1本ずつ手に取り(!)品定め。
(勝手に触っていいなんて誰も言っていないぞ!)
その中の1本がいたく気に入った様子で、
  「私はコレが一番好き!!」
と言う。
(どれが好きかなんて誰も聞いていないぞ!)
それから、
  「どこに売っていたの?」
  「いくらなの?」
  「どこに飾るの?」
と矢継ぎ早に質問してきた。

こうゆうのって、アメリカでは失礼に当たらないのか?!
日本なら確実に失礼千万な行為とみなされるはずだが・・・。
習慣の違いに、かなり戸惑った。


さて、このおばちゃん、私のカートの中身の物色が終了すると、今度は自分のカートの中の点検に取り掛かった。
ガサゴソ引っ掻き回していたと思ったら、一つの缶詰を取り出し、
  "I don't need this." (コレ、いらないわ)
と言い、なんの躊躇いもなくレジ前の雑誌&お菓子の棚にポイと置く。
ヘッ?!そんな所に置いてしまっていいのか?
それに・・・
  カートの中にその商品を入れたのは
  他ならぬアナタ自身のはず。
  『なんで、こんな物が入っているのか分からない』
  って顔をするのは止めようよ。
ビックリして見つめる私とおばちゃんの目が一瞬合う。
おばちゃんは、ウフッと小さく笑う。

そして、また点検が再開された。
次に取り出されたのは、シリアルの箱。
当然、これも雑誌の棚に収まった。
また目が合う(私はジーッとおばさんの行動を観察していたから、どうしても目が合っちゃうんだよね)。
おばちゃんは、さっきより大きくニッと笑う。

おばちゃんは、これを繰り返し、都合5つの不用品を雑誌の棚に陳列した。
目が合うたびに、おばちゃんの笑顔は大きくなっていった。
悪戯しているのを見つかった子どものように、笑って誤魔化している (-_-;)。
   そうだよねー。
   アメリカだって、そんなことしてはいけないんだよね。
なんて思いながら、雑誌&お菓子の棚に目をやると、あるはあるは、ありとあらゆる種類の商品が並んでいる。
電池、バナナ、薬、ハサミ、タオル、・・・。
全部、レジ前で不用品として処理された物だ。
みんな同じようなことをしているのだ。
ってことは、これはアメリカでは許されることなのか?

・・・わからない・・・。


2009年3月5日木曜日

フラワーアレンジ

やるべき事は山ほどあった。
子ども達が帰ってくる前に、
晩ごはんの準備をしないといけないし、
シャワーも浴びないといけないし、
土曜日の補習校の謝恩会について考えないといけないし、
・・・・・
雛人形も片付けないといけない。
   今のところドリは嫁に行く気がさらさらないようだから、
   いつまで飾っておいてもいいんだけどね。
   一年中飾っておいてもOK!
   ドリは気にも留めないだろう。

なのに、何一つやる気がしなかった。
あぁーーーーーッ! ツマラナイ!!

すべてを放り出して、とりあえず車に乗る。
こうゆう時は外に出るのが一番。
でも行くところがないんだよね。
買い物も昨日済まてしまったし・・・。

部屋に花でも飾ったら気分が変わるかも・・・。
と思って花を見に行ったら、バカ高い!
欲しいなぁと思う花束は$30~$50もする。
お財布の中身と相談すると、ちょっと手が出ない。
それに、乾燥した部屋に花を飾っても、すぐに萎れちゃって可哀想だからね。
  (↑ これは後から考えた口実。
    本当は高くて買えなかっただけだよん。)

かくなる上は・・・造花しかあるまい。
適当にシルクフラワーを買ってきて、自分でフラワーアレンジメントをしてみた。

心に平和が訪れるように、黄色系のアレンジ。
ゴチャゴチャしているが、気にしない、気にしない。
少しだけ部屋が明るくなった (^_^)v。
なんとなく気分も晴れた。

ところで、この造花、何故シルクフラワーって言うの?
お花はシルクじゃあなくて、ポリエステルで出来ているのに・・・。


理科の実験~溶解度~

理科の実験は・・・
  授業時間内に実験をして結果を得る。
  その結果を家でじっくり考察し結論を考える(宿題)。
  そして翌日レポートを提出する。
いつもこんな流れで行われる。

ドリが理科の授業で『溶解度』の実験をしてきた。

溶解度というのは、物質が溶ける最大量。
私も中学時代に
『水に食塩を溶かすと最大で何gの食塩が溶けるか?』
なんて実験をした記憶がある。
   水に食塩を溶かす場合は温度を上げても
   溶解度はほとんど変わらないけれど、
   砂糖を溶かす場合は温度を上げれば上げるほど
   溶解度が高くなる。
そんな実験だった。

今回の実験は、まさにそれ!
ドリの実験レポートには、0℃、10℃、20℃、30℃、・・・、100℃と10℃刻みの溶解度が記入されていた(ここまで細かく実験しなくてもいいような気がするけど、ま、いいか)
この実験結果を自分なりに解析して、結論を導くのが宿題。
いつものように四苦八苦しながら、なんとか結論を書き上げる。

いつもなら、これでおしまい、メデタシ、メデタシとなるのだが・・・今回は違った。
結論の下に、まだ何か書いてある。
  『○○を溶かすとどうなるか、
   同じように実験をして結論を導け』
とある。
ふぅ・・・やっと終わったと思ったのに・・・。
ドリに
○○の実験結果はどこに書いてあるのか尋ねると、
  「その実験をやるのを忘れた!」
と明るく言う。
忘れたじゃあ済まないでしょ?!
どーするのよ?
実験結果がなければレポートが完成しないじゃん!!!
ブツクサお説教を始める私を見て、ドリがニタッと笑った。
そして
  「今から実験するから大丈夫だよ。」
と言う。
今からやるって言ったって、ここは学校じゃあないんだからね、実験道具はないし、そもそも
○○という物質もない。

何をどうするつもりなのか???

ドリはおもむろにパソコンのスイッチを入れた。
何やらパシャパシャ打ち込んで、ジッと画面を覗き込む。
それから、ひときわ大きくニタッと笑う。
で、私に画面を見せてくれた。
画面の中では、三角フラスコが動き、
○○がサラサラと投入され、・・・勝手に実験が行われていた。
目が丸くなった (○_○;)。
こんな理科実験のシステムがあるなんて・・・!
それに家からもアクセスできるなんて・・・!
いや~、すごい!!!
驚いた。

確かに、この実験を子ども達の手で行うのは大変だ。
10℃刻みの温度設定なんて、そう簡単に出来ることではない。
こうゆう面倒な実験は、ネット上のシステムを利用してバーチャルに行ってしまう。

恐れ入りました m(_ _)m!


2009年3月4日水曜日

ひな祭り

3月3日はひな祭り。
我が家も親王雛だけ飾った。

本当は七段飾りを持ってきているのだけれど、あんなの飾ったらブウが何をするかわからない。
ずっと見張っていれば悪さはしないだろう。
でも、四六時中お雛様の前で監視を続けられるほど、私もヒマじゃあない。
だからブウの手(足)の届かないところに、2体だけ飾ることにした。

   船に揺られてドンブラコ・・・ 
   はるばるアメリカまでやってきた三人官女、五人囃子、
   もろもろの皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
   しかし、皆さんの身の安全を考えると、
   箱の中でお休みいただいた方が賢明だと思います。
   お許しくださいませm(_ _)m。


こうゆう行事がある度に心配になるのがリオの常識力。
今回も試してみた。

まずはお雛様を指差して名前を尋ねた。
  「ヒメ!」
と答える。
フム・・・悪くない。
が、一般的には『お雛様』って言うんだよ。

次にお内裏様
を指差して名前を尋ねた。
  「服!」
と答える。
確かに私の指の先はお内裏様の着物(せめてキモノって言ってくれ!)を指差していたのだが・・・。
怪しい。
完全に誤魔化している。
質問の仕方を変えた。
  「このお人形自体の名称を答えよ。」
一瞬考えた後に、
  「天皇!」
と答える。
やはり知らなかった (-_-#)。
それにさぁ、お雛様が『ヒメ』なら、当然お内裏様は『トノ』でしょう?
あぁ・・・ひょっとしたら『トノ』って言葉も知らなかったのかも・・・。

最後にぼんぼり
を指差して名前を尋ねた。
  「ランプ!」
と答える。
確かに英語で言ったらランプかもしれないが、日本語で聞いているのだから日本語で答えなさい。
これはね、『ぼんぼり』って言うんだよ。

結局・・・何一つマトモな答は得られなかった。
これは親である私の責任か???
いや、そんなことはあるまい。
丸11年もの間ずーっと日本で暮らし、毎年ひな祭りを迎えていたのだ。
親がボンヤリして何も教えなかったにせよ(実際はちゃんと教えた記憶あり)、常識としてこの程度の知識は自然に身に付くものではないのか。


・・・事ある毎に愕然とする母親の私・・・。


2009年3月3日火曜日

リオのかまくら

昨日は本当に寒かった。
気温が低い上に、強風が吹き荒れていたから・・・。
体感温度は-10℃くらいだったのではないだろうか。

そんな極寒の中、リオはかまくら作りに勤しんだ。
できたのが、コレ。

高さ1mちょっと。
中はきれいにくり抜かれている。

普段はいい加減この上ないリオだが、たまに異常に神経質になる。
今回はその神経質な気質がいかんなく発揮されたようだ。
写真で伝えられないのが残念なくらい、丁寧に丁寧にくり抜かれている。
一人でよく頑張ったなぁ・・・褒めて使わすぞ!

でも、この形は???
円錐型で、インディアンのテント『ティピー』みたい。
リオは伝統的なかまくらの形を知っているのだろうか?
疑問に思っていると、リオが言った、
  「今度は、直方体のかまくらを作るからね。」
と・・・。
やはり
伝統的なかまくらの形は知らないようだ (-"-)。

あとで写真を見せてあげよう。
そのくらい常識として知っていないと恥ずかしいもんね。


たまげた大金持ち!

今日はESLの日だった。
いつものように教会に行くと・・・お休み。
先生のテレサの具合が悪くて、今日は休校だという。
だったら早く連絡してよ!
わざわざ20分もかけて、やって来たのにさ・・・。
いろいろ思う所はあったけど、病欠なら仕方がない、おとなしく家に帰りましょ。
なぁーんて思っていたら、同じクラスのパキスタン人の女性が
  「よかったら家にお茶を飲みに来ない?」
と、みんなを誘ってくれた。
『みんな』だよ、総勢9名!
こんな人数で押しかけてもいいものか・・・。
  一瞬、我が家のリビングを思い浮かべた。
  我が家では9名のお客様は完全に定員オーバー。
  よしんば来てもらったとしても、座る場所がない。
が、誘っている当の本人が『いい』と言うのだから、私が思い悩むこともあるまい。
喜んでお誘いに乗った。

車を走らせ辿りついた所は、大豪邸!!!
正直言うと、そこが大豪邸だということに気付くまでに1分近くかかった。
だって、初めはとってもおしゃれなアパートに見えたんだもん。
とても一軒の家には見えないくらい巨大なお屋敷だったから。
パッと見て、我が家の10倍はありそう・・・。

家の中はまるで超高級ホテルのロビーみたい。
いたるところに巨大な家族写真や絵が掛けられ、そこかしこに豪華な調度品が飾られていた。

広い広いリビングには、全員が座れるだけのソファーがゆったりと設置されているのだけれど、なぜか1箇所のソファーにクシュッと集まってしまう私たち。
ソファー~センターテーブル~ソファーの間隔が広すぎて、反対側のソファーに座ると落ち着いて話が出来ないんだよね (トホホ・・・)
そんな風に感じるのは一般庶民のみ。
お金持ちは、遠く離れた向こう側の人とゆったり会話を楽しめないといけない。

リビングの横にはフォーマルなダイニング。

長~いテーブルに8脚の椅子がセットされていた。
私は『このテーブルなら詰めれば20人は座れる!』と踏んだ。
そんな事を考えるのも一般庶民のみ。
大金持ちは、ゆったり座って食事を楽まないといけない。

リビングの前は池。
池の真ん中には島まである。

なんて美しい風景!
もっと寒くなって池の水が凍ったら、家の庭でアイススケートができそう。

ご主人は某大企業(日本でも知らない人はいない)の偉い人だとか。
オバマ大統領と知り合い。
ブッシュ元大統領とも知り合いだけど、ブッシュ元大統領のことは嫌い。
でもブッシュ夫人のバーバラはとってもいい人だとか。
そして、クリントン元大統領とパキスタン人の彼女のダンナ様は『友達』なんだって。
ってことはだよ、
  『クリントン元大統領は、私の友達の友達』
と言える(のかなぁ)


突然の来訪にもかかわらず、おいしい紅茶とたくさんのケーキでもてなしてくれた。
ケーキ・バイキングって言っていいくらい、たくさんのケーキ・・・。
彼女の家には、いっつもこのくらいのケーキは置いてあるんだって。
うちの子供たちが聞いたら、きっとすごく羨ましがるだろうなぁ。

そろそろオイトマ・・・という話になったとき、おもむろにお皿を片付け始める私たち。
それを見て、彼女が言った。
  「あとでメイドが来て片付けるから、
   そのままにしておいていいのよ。」
彼女の家には、住み込みのメイドさんが一人いるらしい。
そう言われても、いつもの癖で何となくお皿を重ねてしまう・・・。
はぁ~、私ってつくづく庶民!
何かの間違いで大金持ちになったとしても、メイドさんを使いこなすことは出来ないと思う。

ホントに何もかもがすごかった。
帰りの車に乗った途端、みんな一斉に大きな溜息をついた。
あんなの目の当たりにしちゃうと言葉なんて出ない。
出るのは溜息ばかりなり。
アメリカのセレブっていうのは、桁外れなのだ。

今頃になって、思い当たることがある。
彼女はいつも大きな宝石のアクセサリーをしていた。
悲しいかな、私には大きな宝石は全部イミテーションに見えてしまう。
小さい宝石は本物の可能性があるけれど、大きいのは全てニセモノ。
  (自分が買えないから他人も買えないという
   非常に自己中心的な考えに基づいている)
だから彼女の身に付けているバカでかい宝石も鼻からニセモノだと思っていた。
けれど、今は違う。
あれらは、きっと全部ホンモノに違いない。
そう言えば、どこか輝き方が違っていたような・・・(^^;)。
この場を借りてお詫びいたします。
失礼しました。


そうそう・・・
テレサ、今日は病欠してくれて、ありがとうm(_ _)m。
テレサが休んでくれたおかげで、滅多にお目にかかれないモノを見せてもらいました。
感謝!


2009年3月2日月曜日

久しぶりの大雪

2月の間、鳴りを潜めていた雪が久しぶりに猛威を奮った。
昨日の夜半から降り始め、今日のお昼現在、積雪量20cm。
当然のように学校はお休み。
ドリにとっては、ちょうどいいお疲れ休み、
リオにとっては、最高のバースディ・プレゼントとなった。
(↑ こんなんで、誤魔化される年じゃあないか・・・^^;)

リオは午前中いっぱいかけて、仏像じゃあなくて『かまくら』作り。

寒風吹き荒む中、一人で黙々と作業していた。
かまくらを作っているはずなのに、なぜか『富士山』形になっている (?_?)。
リオは『かまくら』を知っているのだろうか?
こんな余計な心配をするのも訳がある。
過去にこんな経緯があったから・・・
http://yaya-fromct.blogspot.com/2008/11/blog-post_1899.html
モノを知らない子を持つと、何かにつけていちいちギョッとする。
厄介だったらありゃしない。

さっき、家の前庭を鹿の家族が走り抜けていった。
鹿5頭!
あっという間の出来事だったけど、子どもたちはしっかり目撃した。
今度は、ゆっくりお越しくださいな。
お待ちしております m(_ _)m。


焼肉 Kalbi house

リオの誕生会とドリの慰労会(慰労会するほど勉強しなかったからホントはこんなもの必要ないんだけど)を兼ねて、焼肉を食べに行った。
車で20分くらいの街ホワイト・プレーンズにある『カルビハウス』。

注文したのは、
  ・カルビ
  ・プルコギ
  ・石焼ビビンバ
  ・海鮮チヂミ ←お店の人のお勧め
それぞれ一人前と飲み物。
ちょっと少ないかなぁ・・・と思ったけれど、
アメリカでは少な目くらいの注文がちょうどいい。
なにしろ一人前の分量が半端じゃなく多いのだ。
足りなかったら追加注文すればいいんだしネ。

実際・・・これで十分お腹いっぱいになった。
理由はコレ。

『付き出し』っていうのだろうか、小皿料理がいっぱい出てきた。
キムチ、ナルム、・・・などなど・・・
(韓国料理に詳しくないから名前を知らない)。
これだけでもかなりお腹が膨らむ。

そして、お肉。
手前がカルビで、向こう側がプルコギ。

お肉はお店の人が焼いてくれる。
カルビは焼ける頃を見計らって店員さんがやって来て、ハサミでチョキチョキ切り分けてくれる。
プルコギはちょっと甘め。
私はカルビの方が好き。
アメリカ産牛肉だろうけど、やわらかくて美味しかった!

石焼ビビンバも美味。
こちらも店員さんがガーッと混ぜて、一人分ずつ取り分けてくれた。
お店のお勧めメニュー海鮮チヂミもGOOD!


満足&満腹!
〆て$125。
幸せ気分 \(^o^)/。

PS.
焼肉屋さんなのに、店内の一角には『寿司バー』が・・・。
なんとも不思議。


  Kalbi House
  291 Central Ave., White Plains, NY
  (914)328-0251


2009年3月1日日曜日

リオ Happy Birthday!

いっつもヒマヒマな生活をしているのに、忙しいときは気が狂うほど忙しくなる。
どーゆう訳か用事っていうのは重なるものですな。
昨日はドリの筆記試験日であると同時に、補習校の謝恩会ミーティング日だった(が、ミーティングは欠席させてもらった)。
今日はドリの面接日であると同時に、リオの誕生日!

リオ、12歳の誕生日
♪ Happy Birthday to you
12本のろうそくを一気に吹き消した・・・
と言いたいところだけど、実際は一度では消せずに2回もフーフーやっていた。
リオの肺活量、大丈夫だろうか?
ちと心配になる。

12歳か・・・
アメリカでは12歳から大人料金になる。
グリニッチ~グランドセントラル(マンハッタン)間の電車賃も大人料金になっちゃうんだなぁ。
ケチくさいことを言うようだけど、かなり違うんだよ。
大人料金$8、子ども料金¢75だからね、子どもは大人の十分の一以下なのだ。
リオはチビだから、あと1年くらい『11才です。』って言っても誰にも怪しまれることはないだろう。
けど、子どもに嘘を付かせるわけにもいかないし・・・。
それは分かっているのだけれど、往復で$14も違うと思うと・・・ねぇ?!
リオの誕生日を祝いつつ、心の中で悪魔の甘いささやきと戦い続けた。

ケーキはグリニッチ駅前商店街(Greenwich Ave.)のベルサイユで購入。
ここのケーキは甘さ控えめで日本人の口に合う。
今回は『イチゴどっさりチーズケーキ』。
おいしかったよ。
難を言えば、周りの生クリームが少々ゆるい。
もう少し堅めが私の好み (^_^)v。

   Versailles
   315 Greenwich Ave. Greenwich, CT
   (203)661-6634