2009年3月3日火曜日

たまげた大金持ち!

今日はESLの日だった。
いつものように教会に行くと・・・お休み。
先生のテレサの具合が悪くて、今日は休校だという。
だったら早く連絡してよ!
わざわざ20分もかけて、やって来たのにさ・・・。
いろいろ思う所はあったけど、病欠なら仕方がない、おとなしく家に帰りましょ。
なぁーんて思っていたら、同じクラスのパキスタン人の女性が
  「よかったら家にお茶を飲みに来ない?」
と、みんなを誘ってくれた。
『みんな』だよ、総勢9名!
こんな人数で押しかけてもいいものか・・・。
  一瞬、我が家のリビングを思い浮かべた。
  我が家では9名のお客様は完全に定員オーバー。
  よしんば来てもらったとしても、座る場所がない。
が、誘っている当の本人が『いい』と言うのだから、私が思い悩むこともあるまい。
喜んでお誘いに乗った。

車を走らせ辿りついた所は、大豪邸!!!
正直言うと、そこが大豪邸だということに気付くまでに1分近くかかった。
だって、初めはとってもおしゃれなアパートに見えたんだもん。
とても一軒の家には見えないくらい巨大なお屋敷だったから。
パッと見て、我が家の10倍はありそう・・・。

家の中はまるで超高級ホテルのロビーみたい。
いたるところに巨大な家族写真や絵が掛けられ、そこかしこに豪華な調度品が飾られていた。

広い広いリビングには、全員が座れるだけのソファーがゆったりと設置されているのだけれど、なぜか1箇所のソファーにクシュッと集まってしまう私たち。
ソファー~センターテーブル~ソファーの間隔が広すぎて、反対側のソファーに座ると落ち着いて話が出来ないんだよね (トホホ・・・)
そんな風に感じるのは一般庶民のみ。
お金持ちは、遠く離れた向こう側の人とゆったり会話を楽しめないといけない。

リビングの横にはフォーマルなダイニング。

長~いテーブルに8脚の椅子がセットされていた。
私は『このテーブルなら詰めれば20人は座れる!』と踏んだ。
そんな事を考えるのも一般庶民のみ。
大金持ちは、ゆったり座って食事を楽まないといけない。

リビングの前は池。
池の真ん中には島まである。

なんて美しい風景!
もっと寒くなって池の水が凍ったら、家の庭でアイススケートができそう。

ご主人は某大企業(日本でも知らない人はいない)の偉い人だとか。
オバマ大統領と知り合い。
ブッシュ元大統領とも知り合いだけど、ブッシュ元大統領のことは嫌い。
でもブッシュ夫人のバーバラはとってもいい人だとか。
そして、クリントン元大統領とパキスタン人の彼女のダンナ様は『友達』なんだって。
ってことはだよ、
  『クリントン元大統領は、私の友達の友達』
と言える(のかなぁ)


突然の来訪にもかかわらず、おいしい紅茶とたくさんのケーキでもてなしてくれた。
ケーキ・バイキングって言っていいくらい、たくさんのケーキ・・・。
彼女の家には、いっつもこのくらいのケーキは置いてあるんだって。
うちの子供たちが聞いたら、きっとすごく羨ましがるだろうなぁ。

そろそろオイトマ・・・という話になったとき、おもむろにお皿を片付け始める私たち。
それを見て、彼女が言った。
  「あとでメイドが来て片付けるから、
   そのままにしておいていいのよ。」
彼女の家には、住み込みのメイドさんが一人いるらしい。
そう言われても、いつもの癖で何となくお皿を重ねてしまう・・・。
はぁ~、私ってつくづく庶民!
何かの間違いで大金持ちになったとしても、メイドさんを使いこなすことは出来ないと思う。

ホントに何もかもがすごかった。
帰りの車に乗った途端、みんな一斉に大きな溜息をついた。
あんなの目の当たりにしちゃうと言葉なんて出ない。
出るのは溜息ばかりなり。
アメリカのセレブっていうのは、桁外れなのだ。

今頃になって、思い当たることがある。
彼女はいつも大きな宝石のアクセサリーをしていた。
悲しいかな、私には大きな宝石は全部イミテーションに見えてしまう。
小さい宝石は本物の可能性があるけれど、大きいのは全てニセモノ。
  (自分が買えないから他人も買えないという
   非常に自己中心的な考えに基づいている)
だから彼女の身に付けているバカでかい宝石も鼻からニセモノだと思っていた。
けれど、今は違う。
あれらは、きっと全部ホンモノに違いない。
そう言えば、どこか輝き方が違っていたような・・・(^^;)。
この場を借りてお詫びいたします。
失礼しました。


そうそう・・・
テレサ、今日は病欠してくれて、ありがとうm(_ _)m。
テレサが休んでくれたおかげで、滅多にお目にかかれないモノを見せてもらいました。
感謝!


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