2009年2月26日木曜日

Greenwich High School グリニッチ・ハイスクール 

昨晩、グリニッチ・ハイスクールの説明会に行ってきた。
いつものように夜7:00から。
外は真っ暗だし寒いし・・・それだけでも行きたくなくなる。
さらに説明は全部英語。
どーせ聞いても分からないし・・・と思うと、ますます行く気が失せる。
が、何か資料が配られるかもしれない。
それだけでも貰ってこなければ!
と、自分自身を鼓舞し高校に向かった。

アメリカでは高校までが義務教育。
だからMiddle School(中学校)を卒業すると、当然のように無試験でHigh School(高校)に進学できる。
ドリは今年の9月から高校生になる。
今回は新入生の親のための説明会だった。

グリニッチには小学校が11校、
中学校が3校、高校が1校ある。
11の小学校に通学していた生徒が地域別に3つの中学校に集まり、最後は全員が1つの高校に集まる。
つまり、グリニッチ中の高校生がグリニッチ・ハイスクールに集結するわけ。
なんと全校生徒数2700人!
すんごいマンモス校なのだ。

高校はこの生徒をハウスと呼ばれる5つのグループに分ける。
ハリーポッターに出てくるホグワーツ魔法魔術学校の『寮』のようなもの。
生徒達は基本的にハウスごとに授業を受けたり、その他の活動をしたりする。
新入生のハウスは、英語と社会の選択科目によって決まるらしい。
ドリの場合、英語は当然ESLクラスだから、そうゆう子が集まるハウスになる。
仲間ができていいかもね。

びっくりしたのが進学率。
80%の生徒が4年制の大学Universityに進学するという。
アメリカ全体の大学進学率は日本より高い(60%以上という話を聞いたことがある)。
それにしてもねぇ・・・。
だってアメリカの大学って学費がメチャメチャ高いんだよ。
私立大学だと諸経費込みで年間$30000~$40000。
日本円にすると300万円~400万円!
子どもが2人大学に入学したら、我が家は間違いなく破産する。
お金持ちの住む街グリニッチならではの進学率かも・・・。
そんなことを考えながら回りに座っている人をグルリと見回してみてみると、私以外の全員がとてつもなく裕福な人に見えてくるから不思議だ。

高校は単位制。
自分のやりたい講座を自分で選択して、自分の時間割を決める。
たとえば、代数学だけでも、
Bridge to Algebra,
Algebra1, Algebra2-A, Algebra2-B, Honors Algebra2
と6つの講座が用意されている。
この中から自分の身の丈にあった講座を選択する。
音楽にいたっては、大分類として、
Band, Chorus, Orchestra, Music technology, General Music
の4つが存在し、それぞれの中に5~10個の講座がある。
ざっと数えて音楽関係だけでも30講座くらい。

すべての教科を合わせると膨大な数の講座がある。
300講座くらいはありそうな気がするが定かではない。
・・・すごーくヒマなときがあったら数えてみようかな。

実は先週、『講座希望用紙』みたいなのを提出した。

こんな講座説明の小冊子が来てね、これを読んで希望講座を選び、時間割を埋めていく。
ドリと2人で頭をつき合わせ、小冊子とにらめっこ。
日本語で書いてあれば『ざっと目を通す』ってことも出来るのだけど、英語で書いてあるとそれが出来ない。
電子辞書片手に目ぼしいところを一つずつ丹念に調べていった。
そうしたら、だんだん頭がクラクラして、さらには吐き気までしてきた。
身体が英語に拒絶反応を示したんだと思う。
それでも、なんとか倒れる前に希望用紙を書き上げ、提出期限ギリギリで提出した。

正直言って、最後はかなりいい加減に書いた。
本当にアレで良かったのか、今もって不明。
ま、何か不都合があればドリが呼び出されるだろうから、それまでは心配しないことにしよーっと。
そうでもしないと身が持たん。
今でも、あの講座説明の小冊子を見ると吐き気がするんだもん。


2009年2月25日水曜日

必死で勉強せよ

珍しくドリが勉強をした。
と言っても、自発的に始めたのではない。
私に山のような苦言、イヤミ、脅し文句を言われた挙句、シブシブ始めただけだ。

勉強をしているドリの傍らを夫が通り過ぎる。
ドリはすかさず、
  「必死で勉強しているからねッ!!」
と、アピールする。

   フム・・・
   必死でやっているのかもしれないけれど、
   集中はしていないようだ。
   集中していれば、誰かが通ったことにすら
   気付かないはずだ。
   況(いわん)や、いちいちアピールなんてしない。

そのドリに夫が応じた。
  「オマエはとにかく必死でやれ!
   必死なくらいで丁度いい。」
と。

!!!!! ナ~イス !!!!!

全くその通り!
いつもいつも、風の向くまま気の向くまま、まったり暢気に過ごしているドリ。
必死でやってようやく人並み、いや半人前・・・。

父の言葉を真摯に受け止め、実行せよ!


2009年2月24日火曜日

シワ一定の法則

10年前・・・
年々シワが増えていく』と思っていた。
数年前・・・
月々シワが増えていく』と思っていた。
そして最近・・・
日々シワが増えていく』と思っている。
鏡を見ながら、溜息をつくワタシ。
寄る年波には勝てない。

ところが、年々・・・月々・・・日々・・・と加速度的に減っていくシワもある。
それが脳ミソのシワ。
英単語を眺めながら、溜息をつくワタシ。
寄る年波には勝てない。

『顔のシワ+脳ミソのシワ=一定』
名付けて《シワ一定の法則》

ウッ・・・ 最悪!!

2009年2月23日月曜日

きゅうり

日本にいるとき、
  『アメリカに行ったらキュウリは食べられないだろうなぁ。』
と覚悟していた。
日系のスーパーに行けば売っているけれど、バカ高い。
1本¥150~¥200だからね。
そうそう口に入るものではない。
だから、出国前はキュウリをたらふく食い溜めしてきた。

アメリカにもキュウリはある。
ご存知”キューカンバ”。
巨大でスカスカの大味・・・サラダで食べるのはちょっと苦手。
ところが、アメリカにも美味しいキュウリがあった!
コレ、BABY SEEDLESS CUCUMBER。

どのアメリカのスーパーにも売っている。
日本のキュウリと太さは同じくらい、長さは短め。
瑞々しくて、ちゃんと日本のキュウリの味がする。
愛用品です!


Blue Ribbon Test ブルーリボンテスト

アメリカのパソコンの普及率は日本の比ではない。
学校の教育現場にもパソコンが導入されている。
生徒は一人一人個別のUser ID、パスワードを持っている。
学校のHPでUser IDを入力すると、その生徒にその日出された宿題を確認することだってできるのだ。
  先生がきちんと入力してくれれば・・・って話なんだけど。
  先生が入力してくれなければ宿題は表示されないから、
  全面的に信用するわけにはいかないのが、
  玉に瑕(キズ)
それでも、もちろん私は毎日、HPで宿題をチェックしている。
テストや授業態度で高得点を望めない以上、宿題だけはちゃんと提出して点を稼がなければならない。

ある日、リオの数学の宿題の欄に
  ”B.R.test 8"
と書いてあった。
?????
何のことだかさっぱり分からない。
リオに聞いても『知らない』と言う。
  「テストって書いてあるんだからさぁ、
   プリントか何が配られたんじゃあないの?」
とリオに尋ねたが、
  「何ももらっていない。」
と言う。
がーん! 宿題が出ているのにその内容が分からない。
これじゃあ、どうしようもないじゃあないか。

パソコンを前にして、困り果てているリオと私の横をドリが涼しい顔をして通り過ぎた。
リオの宿題をドリに聞いても分からないだろうなぁ・・・と、たいして期待もせずに聞いてみた。
  「B.R.testって何か知っている?」
ドリが即答した。
  「ブルー・リボン・テストでしょ。」
そんな事も知らないのかという顔で・・・。
はぁ~?????
そう言われても、分からない私はポカンとした顔。
ところが、リオにはそれで通じた!
  「あー、あれか!
   B.R.なんて書いてあるから、何だか分からなかった。
   ブルーリボンなら知ってる。」
と言う。
理解し合う子ども二人、理解できない私一人。
少々淋しい・・・が、仕方ない。

このブルーリボンテストはパソコン上で行うテスト。
家のパソコンから、ブルーリボンテストのHPにアクセスし、
学校のIDとパスワードを入力、
さらに自分のUser IDとパスワードを入力すると、
その子のテストの一覧表が表示される。
test1済、test2未、test3済、test4済・・・といった具合に。
その中から、今日の宿題test8を選んでクリックすると、一問ずつ問題が表示される。
答は五者択一。
答を選ぶと、その都度、正解か不正解かが表示され、全問解き終わった時点で得点が出て、おしまい。

こうゆうテストをパソコン上でやってしまうなんて、恐れ入った。
学校のIDを入力するんだから、複数の学校で共有しているシステムなんだろう。
そして複数の学校の生徒各々のデータをきちんと蓄積しているっていうのも、たいしたもの。

さらに、こうゆうテストが宿題になってしまうところがスゴイ。
『各家庭に必ずパソコンがある』という前提がなければ、こんな宿題は成り立たないはず。

もし、これを日本でやろうとしたら・・・
事前に、
『家にパソコンがあるか』『ネットにつながっているか』のアンケートをし、
その後、『もしもパソコンの調子が悪かっったらどうするか』の善後策を協議し、
善後策を講じた後もなお、考えられる限りの事態(起きてから考えればいいようなことまで!)についての疑問、反論が噴出し、
最後にポシャルような気がする。

石橋を叩いて渡るのもいいけれど、
叩きすぎると石橋だって崩壊する。


2009年2月20日金曜日

庭にフェンスがあったなら・・・

我が家の庭の周りにはフェンスがない。
もしもフェンスがあったなら、

ドッグランみたいに
ブウを離して自由に遊ばせることができるのに。
せっかく広い庭なのに残念だなぁ・・・と、ずっと思っていた。

でも考えが変わった。
フェンスがあったとしても、私は絶対ブウを離したりしない。

同じESLクラスにテリア系の犬を飼っている人がいる。
彼女の家にはフェンスがあるから、犬を庭に離して遊ばせる。
すると1ヶ月に2度の割合で、リスやらウサギやらの小動物を仕留めて、誇らしげに見せびらかすらしい。
その光景を想像するだけで、身の毛がよだつ。

もう一つ・・・
家庭教師ピーターは昔犬を飼っていた。
その犬は、こともあろうにスカンクと決闘したらしい。
当然スカンクは最終兵器のオナラを使って攻撃する。
この攻撃をマトモに食らった犬はこの世のものとは思えない悪臭を漂わせて帰宅したという。
それから2週間、何度もシャンプーをし、さらに大量のトマトジュース(注1)を振りかけたが、臭いは落ちなかった。
あまりの臭さに、抱っこも出来ない。
抱っこできないだけなら、まだいい。
犬の発するスカンク臭が家中に充満して、それはもう辛い思いをしたという。
その臭いを想像しただけで、また身の毛がよだつ。

この話を聞いて、ふと思った。
犬の臭覚は人間の何万倍もあるという。
人間が嗅いでも鼻をつまむくらい強烈な臭いは、犬の鼻ではどう感じるのだろう?
強烈の何万倍とはいったいいかなるものか?
犬が自分自身にまとわり付いたのスカンク臭で発狂しなかったのが不思議である。


ドンくさくて気弱なブウに狩猟や決闘が出来るかどうかは、また別の問題なんだけどね (^_^;)。


(注1)
スカンクの臭い消しには、トマトジュースやケチャップなどトマト系のものが効くらしい。
これ、アメリカの常識だって。


雪が融けた

ここ2,3日はちょっと寒いのだけれど、その前の1週間は比較的暖かかった。
そして、みごとに雪が融けた!

年末から雪の日と氷点下の日が続き、
  『絶対、春まで地面を見ることはないだろう』
なんて思っていたのだが・・・。
見て見て!ちゃんと地面が見えるでしょ。
そればかりか、雪なんてどこにも残っていない (^o^)/。

周りの人に聞いたら、これが普通なんだって。
12月、1月が寒すぎたらしい。
雪道の運転から開放され、ホッと一息ついている今日この頃です。


2009年2月19日木曜日

Valentine's Day バレンタイン

ちょっと前に終わったバレンタインの話。
(14日に書こうと思っていたのに、風邪で寝込んでいたため書けなかった)

アメリカはクリスマス・シーズンが終わるや否や(1月の始めから)、バレンタイン・シーズン突入。
アメリカ人は年がら年中、何かのイベントで盛り上がっているような気がする。
街の中やお店の中はハートマークがあふれかえっていた。
いつも星条旗を掲げている近所のお宅も、この時期だけはこんなかわいいハート模様の旗。

こんなの売っているんだねぇ。
買う人がいるんだねぇ。
飾る人がいるんだねぇ。

日本のバレンタインは、女の子から男の子にチョコをプレゼントする。
でもアメリカは双方向OK!
男の子から女の子にプレゼントするのもありなんだって。
プレゼントもチョコに限らず、クッキー、キャンディさらにはジュエリーも・・・なんでもござれ。
好きな人に好きなものをプレゼントするのが、アメリカ式バレンタイン。

この前のESLの授業のとき、先生がみんなに聞いた。
  「バレンタインにプレゼントをもらった人?」
手を挙げたのは、ベネズエラ人の女性ただ1人・・・。
先生はひどく驚き、困惑した顔をしていた。
眉はハの字、眉間には何本ものシワ、気の毒そうな眼差しでクラス全体を見回す。
アメリカ人の先生の目には、このクラスは《不幸な人の集団》と映ったのかもしれない。

えっ? 私?
私は風邪で寝込んでいたから誰にも何もあげていない。
仕方ないよねッ、すごい熱があって動けなかったんだもん。
でも、何ももらえなかったのは何故だ?
私以外の家族はピンピンしていたのに・・・。


リオの英語

昨日は家庭教師ピーターの英会話レッスンの日だった。

玄関で靴を脱ぎながら(我が家は土足厳禁!)ピーターがリオに声をかける。
  "How are you doing?" (元気?)
リオが答える。
  "So-so" (まあまあ)
・・・"Great!"(最高だよ)と言えとまでは言わないけれど、
"Fine!"(元気だよ)くらい言えないものか・・・。

先週は同じ質問をされて、あろうことか、
  "Bad!" (気分悪い)
なんて答えていた。
それに比べれば、ちょっとはマシだけどさ。

リオに『世の中で一番嫌いなものは何?』って尋ねたら、
間髪入れずに『勉強!』と答えるに違いない。
『勉強』って言葉を聞いただけで、死ぬほど気が滅入るらしい。
  《 ピーター=英語の勉強 》
だからね、ピーターの顔を見ただけで元気がなくなるのも無理はないのだけれど、いつか"Fine!"って答えられる日が来るといいなぁ。

ピーターとリオの一対一の授業はボチボチ進んでいる。
リオが分からなくて首をかしげると、ピーターが上手いこと助け舟を出してくれる。
だから私はノータッチ・・・とはいえ隣の部屋で耳をダンボにして様子を伺っているんだけどね(^^;)。
昨日の授業中、一度だけリオが私を呼んだ。
  「"when"って、どうゆう意味だっけ?」
ガクッ・・・忘れたか・・・ずいぶん前に覚えたはずなのに。
  「”いつ”という意味だよ。」
と教えると、それからまた授業が再開した。
こんな風にどうしても分からないところを気軽に聞けるのは、家庭教師のいい所だと思う。
あまり頻繁では困るけど、一日一回くらいなら許容範囲内かな。


ピーターが帰った後、リオがブウに話しかけていた。
  "Are you a dog or a people or a pencil
   or a vegetable or an octopus or a flower or ・・・"
知っている単語を次々並べ立てていく。
英語が出来ない犬ブウは、首をかしげてボケーーーッとリオを見つめる。
その後ろで、必要以上に大きな声でドリがゲラゲラ笑う。
その笑い声にカチンと来たリオは、さっと振り向きドリに問う。
  "Is he a dog or an animal?"
ドリ、沈黙・・・。
この勝負、リオの勝ちとみた。

もう一つおかしかったのは、リオの声色。
ブウと話すときは限りなく優しく、ドリと話すときは限りなく挑戦的。
瞬時の切り替えは、お見事と言うしかない。


2009年2月17日火曜日

ブウの悪戯

昨日はPresidents Dayという祝日だった。
アメリカに来てからというもの、夫は祝日の日も出勤することが多かった。
祝日でも会社が休みにならないのだ。
んじゃあ、なんのための祝日なんだ?
って思うのだけれど、アメリカの会社というのはどこもそんなものらしい。
でも昨日は珍しく夫も休み。
さらに子どもたちは先週からずーっとWinter Breakでお休み。
誰かと一緒にいることが大好きなブウにとってはトロケちゃうほど幸せな週末だったに違いない。
おまけに私は風邪で臥せっていたから、一緒に昼寝する相手には事欠かないしネ。

ところが、今日は一転。
夫は会社。
子どもたちは学校。
私はESL。
ブウは突然、一人ぼっちの留守番を余儀なくされた。
『大丈夫かな?』とほんの少し心配しつつも、初めてのことじゃあないし、どうせ昼寝をしているだろうし・・・、と高をくくって出かけた。

3時間後・・・。
帰宅した私を大喜びでブウが出迎えてくれた。
ピヨンピョン飛び跳ねて足にまとわりつき、本当に嬉しそうな表情をする。
こうゆう所が実にかわいい。
  「はいはい、ちょっと待っててね。」
なんて優しく声を掛けながら、家の中に入る。
そして、リビングの前で立ち尽くした。
リビング中に白いゴミが散らばっていた。
食いちぎられたティッシュの屑・・・。
  「ああーーーーーッ!!」
と叫ぶ私。
身をかがめて逃げるブウ。
素早く椅子の下に逃げ込んだ。
頭はしっかり隠していたけど、お尻はバッチリ出ている。
まさに『頭隠して尻隠さず』。
あまりにマヌケな姿に思わず噴出してしまった。

久しぶりのお留守番だったから、淋しくて淋しくて、イライラしてやってしまったんだろうけれど・・・。
ストレス解消は別の方法でしてくれ。
ティッシュの食いちぎりは後始末が大変なんだよ。
頼むよ、ブウちゃん。


風邪でダウン

先週末から風邪でダウンしてた。
久しぶりに38℃を超える熱を出し、身体中の節々が痛むし、ひどい寒気はするし、死にそうだった。
だぶんインフルエンザじゃあないと思う。
39℃は超えなかったから・・・。
そりゃそうだ!
年末に痛~い思いをして、インフルエンザの予防接種を受けたんだ。
インフルエンザなんかになってたまるものか!!

私の周りでは、今のところインフルエンザに感染した人はいないけれど、巷ではそこそこ流行っている様子。
なんとか無事に2月、3月を乗り切りたいなぁ。

ブウは通常一人で昼寝をする。
一人で昼寝している姿も十分幸せそうに見えるのだが、誰か一緒に寝てくれる人がいるともっと幸せを感じるらしい。
私が床に臥せっていた3日間、ブウはもっけの幸いとばかりに、私のベッドで昼寝をし続けた。
ある時は足元で丸くなり、
ある時はベッドのど真ん中で身体を思いっきり伸ばしてのうのうと仰向けに寝そべり(私は隅に追いやられる)、
ある時は私の枕に頭を乗せ(私の頭は枕からずり落ちる)、
何か臭うと思って目を開けると私の目の前にブウのお尻があったなんてことも・・・。
まるで付添婦さん気取り。
寝てばかりいて、何の役にも立たない付添婦さん。
だから、お給料はあげないよん。

たまに起きると、執拗に私の顔をペロペロ舐めた。
ひょっとして看病しているつもりだったのか・・・。
私は風邪が移るかも・・・と心配したけど、追い払う元気もなくて、ほとんどブウの為すがまま。
でもね、移らなかったよ。
人間の風邪は犬には移らないみたい。

ブウは今日も元気です!
私もすっかり元気になりました!
けどね・・・。
ブウに執拗に舐められたせいで、私の顔はボロボロ。
ほっぺたの表面の皮が白く細かく浮き上がって、ちょっと擦るとハラハラと舞い落ちる。
クリームを付けて貼り付けてみたけれど、効果はほんの一瞬。
1時間もすると元の木阿弥・・・白い皮が浮き上がってくる。
まるで『寝ている間によだれを垂らして、顔も洗わずにいる』そんな顔になっている。
はぁ~、みっともない。
このボロボロ肌が回復するのに、どれだけかかるのか?
家にあるクリームとか美容液とか手当たり次第に塗りたくっているのだけれど・・・。


2009年2月12日木曜日

近所で火事?!

午前9時過ぎ、消防車のサイレンが鳴り響いた。
サイレンの音は、1台や2台ではない。
相当数の消防車が集結している様子・・・それもかなり近くに。
何だ?何だ?
と思っていたら、我が家の真ん前にも1台止まった。

窓から外を伺ったが、火はおろか煙すら見えない。
でも消火栓からホースを延ばして、何やら作業をしている。
やはり近所で火事が起きたのか?
すっごく気になる・・・。
根性はすっかり野次馬。
でも『外に出て様子を見る』なんて行動をとっていいのか・・・少々ためらう。
  アメリカの常識を知らないからね。
  ひょっとしたら火事場の野次馬は
大変失礼なことで、
  絶対にやってはいけないことかもしれないでしょ。
  その辺が分からないんだよね。
それでも、何があったのか知りたい!
あっちの窓、こっちの窓、あらゆる所から外を見たけど、見えるのは消防車とその関係車両のみ。

なぜ来たのか、その原因が分からない。

ジリジリしながら二の足を踏んでいると・・・
その足元にブウがいるではないか (^o^)Oh!
  「ブウ、散歩に行きたいよねッ?!」
と声を掛けると、嬉しそうに飛び跳ねる。
エヘッ・・・ブウの散歩にかこつけて、偵察に行くことにした。
普段は”食っちゃ寝”ばかりしているブウも、たまには役に立つことがある。

そんな私を見て、ドリが言った。
  「まさかとは思うけど、ブウをダシにして
   野次馬しに行くんじゃあないでしょうね?!」
私はニタッと笑って答える。
  「はいッ! その『まさか』だよん。」
すると眉をひそめて、ドリが言う。
  「そんな事をして公務執行妨害とかでママが捕まったら、
   私たちはどうしたらいいの?」
考えることが大袈裟すぎる・・・。
火事を見学に行ったくらいで、逮捕される訳ないじゃあないか。
もとい(訂正)。
『火事を見学に行く』んじゃあなくて、
『犬の散歩に行ったらたまたま火災現場に遭遇した』だけなのだ。
何の罪がある?
捕まるわけないじゃあないか。

不安そうなドリに
  「後のことは任せた!
   何かあったら、よろしく頼むよ。」
と言い残し、ブウとともに外に出た。
もちろん、ポケットにはカメラを忍ばせて・・・。
道路に出て辺りを見回すと、現場はすぐにわかった。
消防車、関係車両が道路を占拠して、びっしり止まっていたから。

でも火もなければ煙もない。
消防士の動作は緩慢。
緊迫感のカケラも感じられない。
どうもボヤ程度で済んだようだ。
不幸中の幸い!

確認したら、すっかり気持ちが落ち着いた私。
まだまだ散歩したそうなブウに、
  「散歩は終了!家に帰るよ。」
と冷たく言い放ち、帰途に着いた。

PS.
3軒先のオジサンが外に出てキョロキョロ辺りを伺っていた。
アメリカにも野次馬がいるようだ。


2009年2月10日火曜日

3枚の表彰状

この1ヶ月あまりの間にドリが3枚の表彰状をいただいた。

1枚目はこの前ブログに書いた書初め大会の表彰状。

2枚目は冬休みの宿題『硬筆コンクール』の表彰状。
3枚目はナント現地校からいただいた!
蛍光色のオレンジ色の紙で、とても表彰状には見えない。
(私は初め寄付金集めのお知らせかと思った)
が、お題は”HONOR ROLL”・・・直訳すると『優等生名簿』。
これは、冗談???
半信半疑で書いてある文章を訳してみると、やはり表彰状のようだ。
一番下に書いてある校長先生のサインは手書きだから、たぶん本物。
心底、驚嘆した。
ドリには授業の半分がESLというアドバンテージがある。
それでも・・・本当によく頑張ったと思う。

立派!
すばらしい!
Excellent!
Brilliant!

本当に嬉しいのだけれど、
私の心の奥底には小さな小さなシコリが・・・。
これらの表彰状、ドリが必死で頑張って得たものなら、何のわだかまりもなく喜べるし、褒められる。
でも実際は『必死』なんて言葉とは無縁。
常に飄々と構え、目の前の課題を無理せず適当にこなしていたら、『棚から牡丹餅』のように表彰状が落ちてきたのだ。

"lucky"って言葉が頭に浮かぶ。
今までの人生、ドリはさしたる努力もせずにluckyを掌中に収め、上手く生き抜いてきたように思える。
(ま、ときたま、ほんの少しの努力はしてたけど・・・)
でもね、世の中luckyなことばかりじゃあないんだよ。
今のように努力しないでいたら、いつかは崩れる。
そんな一抹の不安が胸を過ぎるのだ。

よその家のお子さんの話だったら、手放しで賞賛できるんだけどね・・・。
我が子のこととなると、なかなか『手放し』ってわけにはいかない。
親心は微妙ですな。


2009年2月9日月曜日

Winter Break

今日から5日間、現地校はお休み、Winter Break(冬休み)だ。
さらに来週の月曜日はPresidents Day(大統領の日)という祝日。
てな訳で、実質2月7日から2月16日まで丸々10日間、休校になる。
アメリカの学校ってのは、ホントに休みだらけ!

この連休を利用して、リオを5日間のYMCAスキーキャンプに送り出そうと計画していたのだが、ダメだった。
日程が合わなかったのだ。
リオの休みは今週、スキーキャンプは来週・・・。
学校を休んでまでスキーに行かせるわけにはいかない。

なんでこんなことになってしまったのか?
私たちの住んでいるコネチカット州とお隣のニューヨーク州のWinter Breakの期間が1週間ずれていたから・・・。
ニューヨーク州のWinter Breakは来週らしい。
で、YMCAのスキーキャンプは、ニューヨーク州の休みに合わせて、来週開催される。
(コネチカット州に合わせてくれればいいのに・・・)
残念!
リオ本人も行く気でいたのに・・・。

こんなことは、珍しいんだって。
例年、ニューヨーク州とコネチカット州のWinter Breakの期間は一緒なのに、今年に限って、なぜか1週間ずれたらしい。
ついていないったらない。

10日間もの間、ダラダラした子供たちを前に、キリキリと腹をたてながら暮らすのかと思うと、気が滅入る。
早く終わらないかな・・・Winter Break。
(始まったばかりなんだけどね・・・)


歯磨き粉の効能

この間、聞いた話を2つ。
  1.ヤケドに歯磨き粉を塗ると治る
     (中国人から聞いた話)
  2.ニキビに
歯磨き粉を塗ると治る
     (補習校で囁かれている)
実際に試した人の話では、『効くかも・・・』とのこと。
歯磨き粉の効能で治癒したのか、自然治癒したのか、この辺りの判定が難しく、はっきりした事を言えないというのが本当のところ。
真偽の程は定かではないが、悪化することはないようだ。

勇気がある人、試してみてネ!


ノック 日米比較

さっきのブログにもちょっと書いたけれど、日本とアメリカではノックの仕方がずいぶん違う。

アメリカ人のノックは、ドアを力強く5回、
  ”ドンドンドンドンド~ン!”
と叩く。
まるで親の敵を討ちに来たかのような叩き方。
別の言い方をすると、怖い闇金の取立て屋さんのような叩き方だ。
アメリカに来た当初は、あの音を聞くたびにビクついた。
誰かが何かのクレームをつけに来たのではないかと・・・。
でも実際は、郵便屋さんだったり、アンケートの人だったり、たいした用事ではなかった。
心臓に悪いから止めて欲しいなぁ・・・なんて思っていたのだけれど、今ではすっかり慣れた。

対して、日本人のノックは、ドアを軽く2回、
  ”コンコン”
と叩く。

この違いはどこから来るのか?
私は音の大きさに関する感覚の違いだと思う。

アメリカ人の話し声は大きいし、よく通る。
発声方法が違うのだ。
みんながみんな腹式呼吸で話しているように聞こえる。
スーパーでの立ち話の声、歩行中の携帯電話の声・・・、全部大きい。

車の中から聞こえてくるラジオの音も大きい。
窓を全部閉め切っていても、全部外に丸聞こえ。

電化製品の音も大きい。
掃除機なんてすざましい轟音を轟かせる(でも吸い込まない)。
洗濯機も食洗機もしかり。
騒音と言っていいくらいの音をたてる。

アメリカ人は、この音の氾濫を何とも思わないのだろうか?
私はたまに耳が麻痺してくるような感覚に囚われることがある。
ひょっとしたら耳の構造そのものが違うのかも・・・。


アメリカは騒々しい。
だから自然とノックも騒々しくなる。
これが私の結論。


うららかな午後の来訪者

夫が日本から帰ってきた。
心配の種だった我が家の50年物のボイラーも、車も、ちゃんと働き続け、平穏無事な一週間だった。
ホッ・・・。

この週末、気持ち悪いほど気温が上がった。
外気温15℃!
まさに小春日和。
春まで絶対融けないだろうと思っていた裏庭の一面の雪が融け始め、所々に芝生が見え隠れしている。

驚くべきことに、芝生は薄っすら緑色!!
1ヶの月以上も雪の下に埋もれていたというのに・・・。
『立派なものだなぁ』なんて感嘆しながら、ぼんやり庭を眺める。

そんなうららかな日曜の午後、
  ”コンコン”
という小さな音が聞こえた。
ブウが吠え出す。

ん?! 何?

アメリカ人のドアの叩き方は、例外なく乱暴だ。
  ”ドンドンドンドンド~ン!”
と叩く。
まるで何かクレームがあって、怒鳴り込みに来たような叩き方をする。
アメリカに来た当初は、このドアの叩き方に怯えたものである。
『いったい何をしに来たのだろう?』と・・・。

でも最近は、すっかり慣れてしまった。
その結果、今回のように控えめな音に反応できなかった。
ボケッと何の音だろうと考えていたら、夫が玄関に走った。
来訪者だ。
そこにいたのは日本人っぽい人。
(どうりでノックの仕方が控えめなはずだ)
でも、面識はない。

日本語で
  「こんにちは、奉仕活動に来ました。」
と言う。
ネイティブの日本語と顔形・・・正真正銘の日本人。
キリスト教の布教活動の人たちだった。
日本の家にも週に1回くらいやって来ていた、あの団体。
アメリカにもいるんだね・・・驚いた!
数分の説明の後、小冊子を2冊置いて帰っていった。

日本人の布教活動の人が、日本人の家(我が家)にやって来る・・・。
どう考えても、ここが日本人の家と知っていてやって来たように思える。
どうしてこの家に日本人が住んでいると知っているのだろう?
とっても不思議。
彼らの調査能力の高さを褒め称えるべきなのか、
日本人社会は狭いと再認識するべきなのか・・・。

何はともあれ、いろいろな意味でビックリした。


2009年2月6日金曜日

ピーターの英会話レッスン

先週から来てもらっている家庭教師のピーター。
一昨日はリオ、昨日はドリのレッスンがあった。
レッスンではこんなテキストを使っている。

これ全部、ピーターが持ってきてくれた。
どこでどうやって手に入れたのか、日本のイラスト辞典なんていうのも含まれている。

授業はピーターが質問をし、子供たちがそれに答える形式で進められる。
リオはボソボソ小さな声で単語を言っていた。
いわゆる一語文。
少しは単語を覚えたみたい。
ちょっとずつでも上達していればOK!
一歩一歩進んで行こうネ(後退だけはしないように!)。

ドリの答え方はいろいろ。
一語文のときもあるし、二語文のときもあるし、きちんとした文章で答えるときもある。
きっと、あとちょっとで私を追い抜くだろう。
その時は、私の専属通訳になってもらうつもり (^_^)v。
頼りにしているよん!

子供たちは毎回1時間15分みっちり授業を受けて・・・
と言いたいところだけど、実はそうではない。
所々で《ブウへのEnglish Lesson》が行われるから。

ブウはピーターのことを自分の友達だと完全に勘違いしている。
だから、つまらなくなるとピーターの足にまとわり付いて、
『一緒に遊ぼ!』と誘う。
ピーターも犬が大好きだから、
  "Oh, baby!"
とか何とか言って、ブウをからかう。
そして
English Lessonが始まる。
昨日は”Sit"(おすわり)を勉強していた。
ピーターが"Sit"と言うと、大喜びでピーターに飛びつくブウ。
  (違うってば!)
どうやらブウは、"Sit"を『遊ぼう!』という意味で捉えているようだ。
はぁ・・・バカ犬丸出し。
ピーターは、
  「ビスケットさえあれば教えられるのに。」
と残念そうに言っていた。
犬の教育に餌を使うのは日米共通ってことか・・・。
残念ながら我が家には犬用ビスケットはない。
   ブウのおやつは、リオが食べこぼすお菓子の屑。
   それで十分。
   運がいいと思いも拠らぬ大物が落ちてきたりするしね。

私は目撃していなかったのだけれど、1回だけ"Sit"が成功したらしい。
ピーターはとても誇らしげな顔をしていた。
(たぶん偶然だと思うのだけれど・・・ま、いいか)

という訳で、英語の出来ない子ども2人+犬1匹(!)、ピーターのお世話になってます。


PS.
ピーターの発音する"sit"は、私にはどうしても”セット”と聞こえてしまう。
"sit"と"set"両方発音してもらうと違いが分かるのだけれど、一言"sit"と言われると『何をセットするんだい?』と悩む。
こうゆう聞き分けって、どうしたら出来るようになるのだろう?


2009年2月5日木曜日

青春観

昨日のブログに本twilightのことを書いたら、ドリがこんなことを言ってきた。
  「ママはあの本の内容をきちんと理解しているの?」
失礼千万な質問である。
が、そう言われても仕方ない程度の英語力しか持ち合わせていない私は、
  「だいたい分かるけど・・・
   ごく稀に分からない部分もある。
   そうゆう所はサラッと読み飛ばしているよ。
   大勢に影響はないから。」
と正直に答えた。
(『当然、全部分かりますッ!』と見栄を張りたいところだが、そんな事をしてもすぐにボロが出るからね)

そうしたらドリが、
   「カッコいい~!」
と言う。
へっ?! 何がカッコいいのか皆目見当がつかず、その意味するところをを尋ねてみると、
   「”サラッと”ってところがカッコいい。」
何で”サラッと”がカッコいいのか聞いてみると、
   「なんか”青春してる”って感じがする。」

その後、いろいろ聞いて判明したのだが、ドリの青春観は一言で言うと”サラッと”なのだ。
うららかな春の日のそよ風のようにサラッと時を刻んでいく・・・それがドリの青春観。
障害があっても、それを”サラッ”とすり抜けていく。
スマートな生き方・・・。

『青春の蹉跌』なんて言葉は今や死語なんだろうか。
(石川達三が草葉の陰で泣いているかも・・・)

私自身は『新人類』と呼ばれた世代だ(歳がバレる ^^;)。
親世代とは全く違う価値観を持ち合わせる『新しい人類』。
三無主義(無気力、無関心、無責任)と非難された世代。
それでも青春の蹉跌はあったし、もう少し泥臭かった。

私達より少し後の世代は、『五無主義』と言われた。
無気力、無関心、無責任 + 無感動 + 無作法。

数年前には、『二十無主義』なんて言葉を目にしたことがある。
  無気力、無関心、無責任、無自己、無作法、
  無反応、無目的、無表情、無常識、無批判、
  無能力、無学力、無教養、無節制、無定見、
  無思想、無自覚、無抵抗、無意識、無プロセス
よくもまあ、これだけネガティブな言葉を並べたものである。
見ているだけで気が滅入る。
でも、これは数年前の話。
今はもっと進歩(?)して『三十無主義』になっているかもしれない。

新人類の私にとって、ドリは新新人類だ。
とっても不思議な価値観と感性を持ち合わせている。

PS.
今、ネットで調べたら、新人類の子どもは『新人類ジュニア』と呼ばれているらしい。


2009年2月4日水曜日

本 twilight

私のESLの先生は、英語の勉強方法として次の3つを勧める。
  1.映画を観る
  2.テレビでニュースを見る
  3.本を読む

映画とテレビはほとんど見ない。
日本にいる時から、そんなに見る方ではなかったし、アメリカでテレビを見てもチンプンカンプン、全然面白くないから。
そんな話を先生にしたら、一言、
  ”Try !"
と言われた。
それ以来、たまに見るようにしているが、見始めるとあっという間に眠くなる。
そして、気が付くと爆睡している。
昔、『睡眠学習法』っていうのがあった。
あれと同じように寝ながら学習していればいいのだが、爆睡中の私の脳は完全に停止している。
何の効果も期待できない。

本は一冊読破した。
厳密に言えば、読まされた。
ESLの宿題として・・・。
”ZLATA'S DIARY"という本。
サラエボ戦争最中にZLATAという女の子が書き綴った日記だ。
『アンネの日記』のようなもの。
私、戦争モノは苦手なんだよね。
読んでいるうちに胸が潰れそうになるから。
読むのが辛くて何度も投げ出しそうになったけど、ESLに行く度にどこまで読んだかチェックされるから仕方なく必死で読んだ。

読み終わると、先生が言った、
  ”Keep reading !"
で、今読んでいるのがコレ・・・twilight

どうせ読むならアメリカのベストセラーにしようと思ってamazonで検索したら、たまたまこの本がひっかかったのだ。
まだ半分も読んでいないから、はっきりした事は言えないけれど、吸血鬼の男の子と普通の女の子の恋愛小説みたい。
さすがベストセラー!
結構おもしろい。

私が読んでいると、ドリとリオが寄ってきて、
  「あー、この本知ってる。
   みんな持っているよ。」
と言う。
    子どもたちの言う『みんな』ほど
    当てにならない言葉はない。
    誰か一人でも持っていると『みんな持っている』
    と平気で言うことが間々あるのだ。
みんなとは誰だと尋ねると、
  「上のロッカーの子」
  「廊下を歩いているとき見かけた」
  「理科で一緒の子」
  「ランチのとき持っていた」
  ・・・・
誇張ではなく、本当に多くの子が読んでいるらしい。
フム・・・中学生向けの本ってことか。

そしてドリが大変失礼なことを口走った、
  「だからさぁ、この本はママには難しすぎると思うよ。
   だって私と同い年の子たちが読んでいるんだよ。
   無理だよ。」
と。
キィーーーッ!
完全に親のことをバカにしている。
(バカにされても仕方ない親なんだけど・・・)
このままバカにされ続けるわけにはいかない。
  <<<ぜ~ったい読了してやる!>>>>
と堅く堅く決心した。

PS.
twilightは日本語版も出版されてます。
日本でもベストセラーになったの???
アメリカでは昨年末映画も公開され、大ヒット中とか・・・。
  

2009年2月3日火曜日

曇りのち雪

2日前に見た天気予報によると、今日は雪が降るはずだった。
子供たちは昨日の夜から、
  「明日は雪で学校はお休み!」
と楽しみにしていたのだが・・・。
朝起きると曇り。
雪なんて全然降っていない。
ぬか喜びさせた天気予報を恨みながら、学校に向かった。

ところが、10時頃から雪がちらつき始め、11時には立派な大雪。
うーん、こんなに雪が降って、スクールバスは動くのだろうか?
と心配していたら、プルルルル~ンと電話が鳴った。
電話は学校から
  『雪のため12:30下校です』
とのこと。
休校および始業時間の変更は電話連絡なしだが、終業時間の変更は電話連絡してくれるらしい。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
この電話、先生がいちいち各家庭に掛けているわけではない。
自動音声というのだろうか。
電話に出ると、あらかじめ録音されていた用件(音声)が流れ、用件が終わると勝手に切れる。
たぶん自動化されていて、登録された電話番号に機械的にドンドン掛けていっているのだと思う。
伝言ゲームのような電話連絡網より確実かもね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スクールバスのことは何も言っていなかったから、たぶん運行されるだろう。
よかったぁ。
スクールバスが動かなかったら、雪の中を車で迎えに行かなければいけない。
雪の日の運転は怖い
から、私は可能な限り避けたいのだ。

スクールバス運行に安心したのもつかのま、新たな不安が・・・。
就業時間変更の知らせは、きっと校内放送で流れるはずだ。
ドリとリオはその内容を聞き取れるだろうか?
何が何だか分からずに聞き流し、ボケーッとしているうちにバスが出発してしまったなんて可能性だってある。
大丈夫かな・・・不安。

バスの到着予定時間になっても、二人は帰ってこない。
1分、2分、3分、4分、5分経過・・・まだ帰ってこない。
やはりバスに乗り損なったか・・・と思った瞬間、ようやく帰ってきた。
嬉しそうに! (-.- ホッ

ドリは校内放送が分かったらしい。
リオは分からなかったという。
リオはドリに教えてもらったとか・・・。
頼りになるお姉さまがいて、よかった!

という訳で、今日は家でランチタイム♪
うなぎの細巻き&おかず盛り合わせ弁当だよ。

そうそう、校内放送が流れた直後、子供たちはみんな狂喜乱舞していたそうな。
そうゆうところは日本もアメリカも一緒だね。


寒さへの順応

人間は置かれた環境に順応するものだ。
ここコネチカットに『冬』がやってきて、2ヶ月あまり。
私の身体もずいぶん寒さに慣れてきた。

日本にいるときは、最高気温5℃と聞いたら、
  『こんな日に外に出たら凍死してしまう。
   今日は家に引きこもろう。』
なんて思っていたのだが・・・。
今や・・・
  気温氷点下5℃を下回ると、さすがに寒いけど、
  
気温0℃なら普通、
  
気温5℃を超えると暖かいと感じる。
いっぱしのニューヨーカーになった気分だ (^o^)/。

おととい、昨日と暖かい日が続いた。
(暖かいと言っても気温7~8℃)
そうしたら、斜め後ろの家のオジサンは半袖Tシャツ1枚(!)で外をふらついていた。
挨拶すると、オジサンは、
  「今日は暖かいね!」
と言った。
私はコートを着た状態で、
  「そうですね。」
と言った。

確かに暖かい日ではあったが、私には半袖Tシャツになる勇気はない。
まだまだですな・・・。
ニューヨーカーへの道は厳しい。


2009年2月2日月曜日

クリームシチューから派生した話

風邪をひいて寝込んだドリのためにクリームシチューを作った。
クリームシチューはドリの大好物。
でも我が家の食卓にはなかなか上がらない。
理由は夫が嫌いだから・・・。

嫌いなだけなら、まだいい。
  「シチューはスープだから、
   メインディッシュを別に作ってくれ。」
なんて事を言うのだ。
シチューは立派なメインディッシュだと私は思っている。
レストランのメニューを見ても、シチューは堂々とメインディッシュの欄に登場する。
夫に反論してみたが、聞く耳を持たない。

   夫が一度『黒』と言い出したら、おしまい。
   白いものでも黒と言い張る。
   あらゆる(屁)理屈をこねくり回して、
   白いものも黒に変えてしまう。
   そんな人なのだ。

私としては、シチューを作った上に、さらにもう一品メインディッシュを作るのは面倒この上ない。
だから、我が家ではシチューの出番が自然と少なくなっている。

今は夫が出張中。
とっても気楽に《メインディッシュとして》クリームシチューを作った。

ドリは喜んで食べた。
  「おいし~い!」
と満面の笑みで言ったあと、
  「シチューってどこの国の料理なんだろう?」
と、つぶやく。
すかさずリオが
  「アフガニスタンに決まっているじゃあないか。」
と、デタラメ&いい加減&口から出任せな答をする。
するとドリが呆れ顔で
  「バカじゃあないの?!
   シチューがアフリカ料理のわけないじゃん。」
という。

ガクッ
・・・・・・・・・・・・・・・
リオをバカにしたドリもバカだ。
クリームシチューはアフガニスタンの料理ではないし、
アフガニスタンはアフリカの国ではない。
二人の無知に、溜息が出る。

この無知を放置するわけにはいかないので、食事を中断して地球儀でアフガニスタンの位置を確認した。
そして、食事再開。

リオが口を開く。
  「シチューとカレーは友達だね。
   材料が一緒だもん。」
うん、確かに・・・そうゆう意味では友達と言えなくもない。
さらに、
  「カレーはインドの料理だよね。」
と言う。
無知な子でもそのくらいの事は知っているらしい。
それを受けてドリが、
  「インド人って英語でインディアンって言うの?」
と聞いてきた。
私が偉そうに、
  「インディアンはアメリカ先住民のことでしょ。
   インド人とは違う。」
と答えると、『なるほど!』と納得するドリ。
でも、その直後、
  「それじゃあ、インド人は英語で何て言うの?」
と質問してきた。
答に窮する。
    ええっ?! 
    インディアは国の名前だし・・・
    するとインド人は・・・やはりインディアン???
    わからない。

またまた食事を中断して、和英辞書で調べと、
  『インド人  Indian』
と書いてある。
ドリの言うことの方が正しかったのだ。
思いっきり凹みながら、
  「ごめん。」
と謝る私。

ついでだから英和辞書でIndianの意味を調べてみると、
  『Indian  インド人、アメリカ先住民、インド料理店』
とあった。
英語の単語にはいろいろな意味が潜んでいる。

はぁ・・・と、さっきより大きな溜息が出る。
ドリとリオだけじゃあない、私も無知だった。
そんな3人が顔を揃えて話をすると会話はメチャクチャ・・・マジメな話も笑い話になってしまう。
情けない。


2009年2月1日日曜日

夫 出張に行く

昨日から夫は1週間の予定で日本出張。

子供たちは、とっても羨ましそうだった。
スーツケースに入れるなら一緒に送ってあげてもいいけど、二人とも大きくなっちゃったからね・・・ギュウギュウ詰めにしても入らない。
残念だね。

夫の留守中に緊急事態が発生しないことを祈るばかり・・・。

一番心配なのが50年物のボイラー。
なんてったって50年前のモノだから、いつ動かなくなってもおかしくないのだ。
『どうか壊れませんように』と、1週間祈り続けるしかない。

2番目に心配なのが車。
先日、スーパーの駐車場でエンジンがかからなくなった。
たぶんオイルがかぶっただけだったのだろう。
再度エンジンをかけ直したら、どうにか動いてくれた。
でも、あれ以来、
  『いつエンジンがかからなくなるかわからない』
という不安が付きまとっている。

いざとなったら、
  "Help me ~!!!"
と叫ぶしかないよね。
親切、世話好き、お節介なアメリカ人が、きっと助けてくれると信じて・・・。


ドリの風邪はほぼ完治。
ちょっと鼻水が残っているが・・・まあ、そのくらいは仕方ない。

鬼の居ぬ間に、お寿司屋さんに行ってきます。
今日はグリニッチ駅前の『恵美寿』・・・半年ぶりだよん \(^o^)/。
たらふく食べるぞー!