夫が日本から帰ってきた。
心配の種だった我が家の50年物のボイラーも、車も、ちゃんと働き続け、平穏無事な一週間だった。
ホッ・・・。
この週末、気持ち悪いほど気温が上がった。
外気温15℃!
まさに小春日和。
春まで絶対融けないだろうと思っていた裏庭の一面の雪が融け始め、所々に芝生が見え隠れしている。
驚くべきことに、芝生は薄っすら緑色!!
1ヶの月以上も雪の下に埋もれていたというのに・・・。
『立派なものだなぁ』なんて感嘆しながら、ぼんやり庭を眺める。
そんなうららかな日曜の午後、
”コンコン”
という小さな音が聞こえた。
ブウが吠え出す。
ん?! 何?
アメリカ人のドアの叩き方は、例外なく乱暴だ。
”ドンドンドンドンド~ン!”
と叩く。
まるで何かクレームがあって、怒鳴り込みに来たような叩き方をする。
アメリカに来た当初は、このドアの叩き方に怯えたものである。
『いったい何をしに来たのだろう?』と・・・。
でも最近は、すっかり慣れてしまった。
その結果、今回のように控えめな音に反応できなかった。
ボケッと何の音だろうと考えていたら、夫が玄関に走った。
来訪者だ。
そこにいたのは日本人っぽい人。
(どうりでノックの仕方が控えめなはずだ)
でも、面識はない。
日本語で
「こんにちは、奉仕活動に来ました。」
と言う。
ネイティブの日本語と顔形・・・正真正銘の日本人。
キリスト教の布教活動の人たちだった。
日本の家にも週に1回くらいやって来ていた、あの団体。
アメリカにもいるんだね・・・驚いた!
数分の説明の後、小冊子を2冊置いて帰っていった。
日本人の布教活動の人が、日本人の家(我が家)にやって来る・・・。
どう考えても、ここが日本人の家と知っていてやって来たように思える。
どうしてこの家に日本人が住んでいると知っているのだろう?
とっても不思議。
彼らの調査能力の高さを褒め称えるべきなのか、
日本人社会は狭いと再認識するべきなのか・・・。
何はともあれ、いろいろな意味でビックリした。
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