2009年2月5日木曜日

青春観

昨日のブログに本twilightのことを書いたら、ドリがこんなことを言ってきた。
  「ママはあの本の内容をきちんと理解しているの?」
失礼千万な質問である。
が、そう言われても仕方ない程度の英語力しか持ち合わせていない私は、
  「だいたい分かるけど・・・
   ごく稀に分からない部分もある。
   そうゆう所はサラッと読み飛ばしているよ。
   大勢に影響はないから。」
と正直に答えた。
(『当然、全部分かりますッ!』と見栄を張りたいところだが、そんな事をしてもすぐにボロが出るからね)

そうしたらドリが、
   「カッコいい~!」
と言う。
へっ?! 何がカッコいいのか皆目見当がつかず、その意味するところをを尋ねてみると、
   「”サラッと”ってところがカッコいい。」
何で”サラッと”がカッコいいのか聞いてみると、
   「なんか”青春してる”って感じがする。」

その後、いろいろ聞いて判明したのだが、ドリの青春観は一言で言うと”サラッと”なのだ。
うららかな春の日のそよ風のようにサラッと時を刻んでいく・・・それがドリの青春観。
障害があっても、それを”サラッ”とすり抜けていく。
スマートな生き方・・・。

『青春の蹉跌』なんて言葉は今や死語なんだろうか。
(石川達三が草葉の陰で泣いているかも・・・)

私自身は『新人類』と呼ばれた世代だ(歳がバレる ^^;)。
親世代とは全く違う価値観を持ち合わせる『新しい人類』。
三無主義(無気力、無関心、無責任)と非難された世代。
それでも青春の蹉跌はあったし、もう少し泥臭かった。

私達より少し後の世代は、『五無主義』と言われた。
無気力、無関心、無責任 + 無感動 + 無作法。

数年前には、『二十無主義』なんて言葉を目にしたことがある。
  無気力、無関心、無責任、無自己、無作法、
  無反応、無目的、無表情、無常識、無批判、
  無能力、無学力、無教養、無節制、無定見、
  無思想、無自覚、無抵抗、無意識、無プロセス
よくもまあ、これだけネガティブな言葉を並べたものである。
見ているだけで気が滅入る。
でも、これは数年前の話。
今はもっと進歩(?)して『三十無主義』になっているかもしれない。

新人類の私にとって、ドリは新新人類だ。
とっても不思議な価値観と感性を持ち合わせている。

PS.
今、ネットで調べたら、新人類の子どもは『新人類ジュニア』と呼ばれているらしい。


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