2009年1月31日土曜日

ドリ風邪でダウン

ここ2,3日風邪気味でコホコホ咳をしていたドリが、今日ついにダウンした。
微熱がある程度だから、たいしたことはないと思うのだけれど、本人は相当辛そう。
今日は土曜日で補習校のある日。
無理して悪化したら大変なので、お休みすることにした。

ドリの休みの決定を下した途端、ゲホゲホわざとらしい咳をし始めるリオ。
おでこに手を当てつつ、
  「風邪ひいたぁ、熱があるかも・・・。」
なんて、ふざけたことを言い始める。
『ドリが休むならオレも休む』ってことらしい。
いちいち相手にするものアホくさいから、軽く無視をする。

しばらくすると、
  「やっぱ行かないとマズイよなぁ。」
と言い出した。
(へぇー、少しはマトモな子どもになってきたじゃん)
と驚き半分に、リオのことを見直したら・・・
  「今日休むと、来週宿題が2倍になるんだよね。
   2倍も勉強するのイヤだしなぁ。
   あーーーぁ、どうしよう!」
だって。
(見直して損した)

『行くべきか行かざるべきか』
一人で勝手にジレンマに陥るリオ。

私は心の中で、
   悩む必要ない。
   仮病で補習校を休むなんて、
   私が許すわけないじゃあないか。
   首に縄を付けてでも連れて行く!
と思っていたのだけれど、黙って本人の決定を待った。
どんな結論を出すのか楽しみだったし・・・ (^_^)。

リオの結論は・・・『学校に行く』だった。
来週いつもの2倍の宿題をこなすのは、どうしてもイヤだったらしい。
まっ、理由は何であれ本人が行くと言ってくれて良かった。

でもね・・・、結局、勉強する量は同じなんだよ。
今週と来週で分散させてやるか、来週まとめてやるかの違いだけ。
その辺りのところまで考慮して出した結論なのか、来週の大変さだけを苦慮して出した結論なのか、詳細は不明。
余計なことを言って、『やっぱり行かない!』なんて言われると面倒だから聞かなかった。
帰ってきたら聞いてみよーっと。


2009年1月30日金曜日

速さと速度

日本の学校では『速さ』の学習は算数でやるが、アメリカでは理科でやる。
今回のリオの理科の宿題は、speed(速さ)とvelocity(速度)。
宿題の中には『速さを求めなさい』という問題と『速度を求めなさい』という問題と2通りある。
速さと速度、いったい何が違うんだ?!
日常生活において、この2つの言葉は同義語のように扱っているじゃあないか。

調べてみると・・・
この2つの言葉、物理ではきっちり使い分けをする。
『速さ』とは、一定の時間にどれだけの距離を移動したかということ。
『速度』とは、『速さ』に方向性(どこに向かって移動したか)を加味したもの。
なんだって。
つまり、私たちが日常生活で使う『速さ』『速度』は、物理学でいうところの『速さ』なのだ。
わかりにくいよね。

例を使って説明すると・・・
車Aは東に向かって時速30kmで走り、
車Bは西に向かって時速30kmで走っているとする。

このとき、
車Aと車Bの『速さ』は時速30kmで等しい。
車Aと車Bの『速度』は等しくない。
  方向が逆だから。
  車Aの速度を時速30mkとすると、
  車Bの速度は時速-30kmとなる。

ここから分かるように、
『速さ』は必ず0以上の値をとるが、
『速度』はマイナスの値もとりうる。

また『車Aと車Bの速さと速度を求めなさい』という問題の答は、
  車Aの速さ 時速30km
  
車Bの速さ 時速30km
  車Aの速度 時速30km 東
  
車Bの速度 時速30km 西
となる。

数学的に言うと、
『速さ』は絶対値(大きさ)であり、
『速度』はベクトル(大きさと向き)。

ってことはだよ、自動車についている速度計(スピードメーター)は、厳密に言うと『速さ計』と言わなければいけないわけだ。
でも『速さ計』はいまいちカッコ悪いかも・・・。


ここで一つ疑問が・・・
さくらさんが池の周りを時速4kmの速さで1周したとする。

このとき、さくらさんの平均の速さは時速4km。
(これは文句ナシ!)

では、さくらさんの平均の速度は?
さくらさんは1周して元いた位置に戻ってしまったのだから、移動した距離は0km。
だから、平均の速度は時速0km???
これって、正しいの?

そもそも『平均の速度』という概念そのものがおかしいのかもしれないけれど・・・。

どなたか分かる人がいたら、コメント入れてくださいませ
m(_ _)m。
できたらバカにも分かるような説明を・・・。 


2009年1月29日木曜日

Tutor 家庭教師

英語の習得はそう簡単ではない。
確かに少しずつは上達しているが、思ったようには上達しない。
何とかしなければ・・・。

ってことで、家庭教師の先生をお願いすることにした。
家庭教師なら一対一の授業だから、気を抜くことも出来ないだろうし、なによりレベルに合わせて教えてもらえる。
リオは、
  「家庭教師なんて大袈裟なことしなくていいのに・・・。」
と言ったが、大袈裟なことをしなければ上達しそうにないからお願いしたのだ。
もっと言えば、大袈裟なことをしても『できるようになる』という補償は何もない。
そこには、本人のやる気と能力(!)という大問題が潜んでいるから・・・。
それでも、できる事は試してみないとね。
やるだけやってダメだったら、その時は諦めればいい。
英語ができなくても、生きていく道はいっぱいある。

実は昨日が初日だった。

3時間前。
ソワソワし始めるリオ。
意外と気が弱い。
  「雪だから休みなんてことないのかなぁ。」
なんて言い出す始末。
雪は止んで雨になっている・・・だから、そんなことは起こらない。
溜息をつきながら家の中をウロウロし続け、どうでもいい事をペラペラと話し続ける。
完全に落ち着きを失っている。
ここが日本だったら、きっと今頃、私の目を盗んで、近所の公園か児童館に脱走していたに違いない(彼には数々の前科がある)。
でも、ここはアメリカ。
逃げ出そうにも逃げ出す場所がないんだな・・・お気の毒さま!

10分前。
リオは窓のところに張り付く。
前の道を車が通るたびに、
  「あの車かな?」
なんて言いながら・・・。

先生は10分遅れでやってきた。
ずーっと窓の外を見張り続けていたリオは、先生の姿を認めるや否や、
  「来たぁ~~~!」
と叫ぶ。
     そりゃ来るだろう、約束したんだから。
     来なきゃ困る。
リオは奇妙な興奮状態。
興奮はしているけれど暗さはない。
これなら大丈夫かな・・・。

ご挨拶の後、早速、勉強開始。
簡単な会話からスタートした。
  「好きなスポーツは何?」
とか
  「学校では何の授業を取っているの?」
とか・・・。
リオは小さな小さな声で答えてた。
He is very quiet !

途中からドリも加わり、英語のゲーム。

なかなか楽しそう???

でも、相当緊張していたんだろうね。
先生が帰った後のリオの笑顔はすごかった。
安堵感いっぱい・・・最高の笑顔だった。

先生の名は『ピーター』。
家庭教師を生業としている人だ。
実はこの辺に住んでいる日本人ご用達の家庭教師。
日本人から日本人へと紹介され続け、今や生徒の90%が日本人だとか。
うちも知り合いの人から紹介してもらった(感謝!)。
ピッカピカ(頭じゃあないよ)に明るい優しい先生だ。
なんとか続けてもらえるといいのだが・・・。
というのも、私達に先生を選ぶ権利があるのと同様に、先生にも生徒を選ぶ権利がある。
1ヶ月間は試用期間。
1ヵ月後、先生がダメと判断すれば、この話はなかったことになってしまう。
さてさて、どうなることやら。

授業は週1回で1回1時間15分。
リオは英会話を中心に、ドリは英作文を中心に教えてもらえるようお願いしている。
もちろん、別々に・・・。

だから、ピーターは週2回ずつ我が家にやってくる。
一番喜んでいるのは、ブウ!
ピーターのことが大好きみたいで、ちょっと目を離すとピーターの足元に走って行ってジャレ付いている(勉強の邪魔をしている)。
  「ピーターはドリとリオの家庭教師であって、
   ブウの遊び相手ではない。
   そこの所をよーくわきまえるように!」
とブウに言って聞かせるのだけれど、全く理解してくれない。
困ったものだ。


晴れても90分遅れ

昨日の朝降った雪は、お昼前には雨に変わり、夜遅くに止んだ。
今朝は雲一つない快晴。

お弁当を作って、子供たちを叩き起こした。
いつものようにノロノロと起きてくる子どもたち・・・まだ半分寝ている。
寝ぼけた声でリオが言う、
  「今日は学校が始まるの遅いんじゃあないの?」
と。
確かにその可能性はある。
昨日の雨で路面は凍結しているかもしれない。
スクールバスの運行を見合わせるかも・・・。
早速リオが学校のHPをチェック(←こんな時だけはマメに素早く動く)。
リオの言う通り、『始業開始90分遅れ』だった。

子供たちの嬉しそうな顔ったらない。
一気に眠気が吹っ飛んだようだ。
普段は寝むそうな顔で食べている朝ごはんも、今日は爽やかな顔をして食べていた。
そんな顔を見ていたら思わず、
  「よかったね!」
なんて言ってしまった。

でも、本当にこれでいいのだろうか?
昨日は休み、今日は90分遅れ、でも『振り替え授業』なんてものはない。
雪のために休みになった授業は、そのまま自然消滅するだけ。
うーん、どうするのだろう?


さっき、ブウの散歩に行ってきた。
やはり道はバリバリに凍結していた。
場所によっては、スケートリンク状態。
本当にツルツル。
ブウも思いっきり滑ってコケそうになっていた。
犬のくせにドンくさい!


2009年1月28日水曜日

朝から雪

朝起きると雪。
こんな日の朝一番の仕事は、学校があるかないかを確認すること。
インターネットで学校のHPを開くと、"School Close"と書いてある。
こちらは、雪が降ると学校が休みになるのだ。

さてと、子どもたちにこの事を伝えてあげようか。
きっと大喜びするに違いない。

でも待てよ。
放っておいて、起きてくるのを待っているのも面白いかも・・・。
時計を見て、
  「遅刻だぁ~!」
と大慌てするかもしれない。
そこで、すかさず、
  「今日は休みだよん!」
と教えてあげればいい。
ウン、そうしよう!

なんて考えて、じっと静かに子供たちが自然に起きてくるのを待つ。
が、なかなか起きてこない。
あの人たちは、いったいいつまで寝ているつもりだ?

7時15分、リオ起床。
慌てる素振りも見せずに起きてきた。
そして、おはようの挨拶もそこそこに、
  「今日は雪で休みだね。」
と落ち着いて言った。
外を見たら雪が降っていたから、きっと休校だろうと自分で判断したらしい。
チェッ!つまらない。

あと一人残っている。
ドリの反応に期待しよう。

7時45分、ドリ起床。
が、こちらもリオと全く同じ。
悠然としたものだ。
あーーーぁ、つまらない!

私の期待はみごとに裏切られた。
こんな事なら、いつもの時間に叩き起こせばよかった!
私だけ早起きして、損した気分・・・。


2009年1月27日火曜日

書初め大会☆金賞

先日、補習校で新年恒例書初め大会があり、ドリが金賞をいただいた。
オメデトウ!
パチパチ \(^o^)/

結局、我が家からは誰もお手伝いに行かなかった。
自称『習字が得意』な夫は行かないと言うし、リオも来なくていいと言うし・・・。
この辺の事情は
http://yaya-fromct.blogspot.com/2008/12/blog-post_14.html
にあり。

私が行けばよかった?
ダメなんです。

数年前、ドリが初めて家で書初めの練習をしたときのこと・・・確か小学校3年生のときだったと思う。
ドリの習字の下手さに唖然とし、思わず口と手を出してしまった。
  「貸してごらん。
   習字っていうのはネ、こうやって書くんだよ。」
と、ドリの筆を取り上げ、おもむろに筆を振るい始め・・・そして凍りついた。
ドリより私の方がよほど下手だった。
こんなはずではなかった。
サラサラと美しい字を書いて、母の実力を見せ付けるつもりだったのに・・・。
ここで止めておけば、傷は浅かったのかもしれない。
諦めきれない私は、それから小一時間、ドリそっちのけで習字を練習し続けてしまった。
冷や汗をかきつつ、自分自身に苛立って、ドンドン熱くなる私。
完全に我を忘れていた。
でも、結果は惨憺たるもの。
いくら練習してもドリより上手く書けない。

最後は、痺れを切らせたドリに
  「ねえ、筆返して!」
と言われ、ようやく我に返った。
その後、練習をしているドリの隣で、
  「書初めっていうのは難しいものだね。」
とかなんとか、愚にも付かない言い訳をし続けたのだ。
苦い苦い思い出。

あれ以来、書初めにはノータッチと心に決めている。


ドレッシング

地元スーパーのドレッシング売り場には、所狭しとドレッシングが並んでいる。
これだけあるんだから中にはおいしいモノもあるだろうといろいろ試してみるが、なかなか当たらない。

たぶんマズイだろうなぁ・・・と思いつつも、こんな和風テイストのものを見つけると、思わず手が出てしまう。

左が”わさび風味”、なんと”WASABI"と書いてある。
右が”ごま&醤油&しょうが風味”。
どちらも、さっぱり醤油系の味を想像して買ったのだが、違っていた。
なぜか甘い!!
裏のラベルを見ると、砂糖とかコーンシロップとかが入っている。
甘いはずだ。
わさび風味なんて、本当にまったり甘い。
甘い中にピリッとわさびが効いていて、なんとも怪しいお味に仕上がっている。
アメリカ人はこうゆうのが好みなのだろうか?
ゴメン! 私はダメ・・・
もったいないけど、早々にサヨナラすることにした。
ごま&醤油&しょうが風味の方が、まだ我慢できる。
が、やはりおいしくない。
一生懸命努力して食べたが、途中で力尽きた。
結局、こちらもサヨナラ。

そんな苦い経験をしつつ、最近、見つけたのがこちらのイタリアン・ドレッシング。

ガーリックが効いていておいしい。
コールスローサラダを作るのに使ったり、お弁当に入れるブロッコリーを合えたり、便利に使っている。

だけど・・・

最終的に行き着く所は、『ピエトロ・ドレッシング』かなぁと思う今日この頃。


2009年1月26日月曜日

Cheat カンニング

カンニングのことを英語で"cheat"(チート)と言う。

今日はドリとリオのESLクラスでテストがあった。
テスト開始数分後、先生が叫ぶ、
  「セバスチャン、チート!」
即刻、テスト用紙を取り上げ、
  「アナタは0点!」
と宣告する。
テスト用紙を取り上げられたセバスチャンは、やることが無くなり、そのまま昼寝に突入zzz・・・。

そのまた数分後、先生が叫ぶ、
  「クリスチャン、チート!」
またまた、テスト用紙を取り上げ、
  「アナタは0点!」
と宣告する。
テスト用紙を取り上げられたクリスチャンは、怒り狂って(悪いのはどっちだ?!)、そのまま教室から脱走 (@_@"。

あのクラスには、
  『人の振り見て我が振り直せ』
なんて格言は存在しない。
先生のご苦労が偲ばれる。
お気の毒・・・。

この話の締めくくりに、リオが嬉しそうにこう言った。
  「ウシシ・・・このテスト、オレはビリじゃあないよ。
   だって最低1点は取れてる自信あるもん!」
レベル、低過ぎッ (-_-;)!


封印

手紙が未開封であることを証明するための印は・・・
日本では、この
”緘”のハンコ。
何て読むか知っている?
『カン』と読む。
私は長いこと『ゲン』だと思っていた。
だって”減”は『ゲン』と読むじゃない・・・だから・・・。
恥かしー (^_^;)。
そうそう”緘”には『閉じる』という意味があるらしい。

これを書いていて、たった今、気付いた。
”感”は『カン』と読む・・・こっちを連想すれば”緘”を『カン』と読めたんだ!

さて、所変わってアメリカでは、こんな風に封をした上からサインを書く。

私は封蝋(ふうろう)&印璽(いんじ)だったらカッコいいなぁと秘かに期待していたのだが、違っていた。
封蝋&印璽は貴族が手紙を出すとき使っているのを映画で見たことがある。
海老茶色の蝋をたらして、その上から刻印を押すというアレ。
格調高~い!

でも、今どき、あんなの使っている人いないのね。
考えてみれば、蝋を熱して溶かすだけでも時間かかるもん。
よほどヒマな人しか使えない。
さらに、ガサツなアメリカの郵便局の手にかかったら、封蝋なんて一たまりもないだろう。
相手の手に届く前に、ボロボロに砕け散っているはずだ。

だから、使わないんだろうね。
ちょっと残念・・・。


2009年1月25日日曜日

カート整理のオジサン

近所のスーパーStop&Shopで買い物をした。
支払いを済ませ、巨大なカートをガラガラ押して駐車場へ。
車にに荷物を詰め込みトランクをパタンと閉めたとき、カート整理のオジサンがすごい勢いで走り寄ってきた。
何やらガーガーまくし立て(早口だから何を言っているのかさっぱり分からない)、最後にトランクを開けろと言う(ここだけは分かった)。
?????????
このオジサン、いっつも駐車場にいて、カート整理をしている。
怪しい人ではない。
駐車場にはには他の買い物客もたくさんいるし・・・。
いざとなったら”Help me~!!!”と叫べば、誰か助けてくれるだろう。
理由を聞いても、あの早口で答えられたら分からないしなぁ。
何度も聞き返すのも面倒臭い。
瞬時にいろいろ考えた末、素直にトランクを開ける私。

すると、オジサンは中を覗きこみ物色開始。
数秒後、目当てのモノを発見。
卵の入った袋をつまみ上げた。
そしてジェスチャー交じえて、こう言った。
  「アナタは卵の袋をドスンとトランクの中に入れた。
   そんなことをしたら、卵が割れてしまうよ。
   卵っていうのは優しく扱わないといけないんだ。
   OK? 」
(・・・はぁ・・・そのくらいの事は私だって存じております)

確かに、さっき卵を仕舞うとき、ドスンと置いてしまった。
いや厳密に言うと、ドスンと置いたのではない。
そーっと置こうと思ったのに手元で袋が滑って、結果的にほんのちょっとだけ落としてしまっただけなのだ。
オジサンはその瞬間を見逃さなかった。
見てしまった以上、何も言わずに済ますわけにはいかず、一言注意するために走ってきたというわけか・・・。

ときどき感じるのだけれど、
アメリカ人には『見てみぬ振り』が出来ない人が多い。
親切なのかお節介なのか・・・ビミョー・・・。


2009年1月23日金曜日

温泉に行きたい

私は温泉フリークではないのだけれど、このところ切実に温泉に行きたいと思っている。

理由は・・・家のお風呂に入れないから。
(一応言っておくと、シャワーは浴びている)
うちのシャワーの温水は、地下室のボイラーで沸かしたお湯をタンクに溜めておき、そこから給湯される。
タンクが大きければ問題ないのだが、タンクが小さい。
一人がシャワーを浴びるくらいの量はあるが、二人分はない。
誰かがシャワーを浴びた後、続けて次の人がシャワーを浴びると途中から冷たい水が出始める。
タンクの温水を使い切ると、後は冷水しか出てこなくなるのだ。
寒い冬の日の冷水シャワーはかなりキツイ。
リオでさえ風邪をひくだろう。
   ※ リオは風邪をひかない。
      『バカは風邪をひかない』とはよく言ったものだ。


という訳で、我が家ではシャワーを浴びる時間帯が決まっている。
夫が朝、私が昼間、リオが夕方、ドリが夜
・・・といった具合に。
最低2時間は間をおかないと、悲惨なことになるのだ。

そんな状態なので、湯船にお湯を張るなんていうのは夢のまた夢。
そんなことしたら、シャワーを浴びている最中に冷水が出始める。
寒い日に暖かい湯船につかると気持ちいいのにね・・・
出来ないんだよ~(;_;)。

広い浴槽、湯気の立ち込める浴室、
どんなに出しっ放しにしても出続ける温水シャワー!
温泉に行きたいなぁ・・・。


2009年1月22日木曜日

就任式 学校では・・・

黒人初の大統領オバマ氏の就任式。
学校も、それ一色。
2、3日前には、ESLクラスの宿題としてオバマ氏の経歴に関するパラグラフ(小記事)が使われた。
アドバイザーベース(学活みたいなもの)では、オバマ氏関連のパズルをやった。
当日就任式が始まると、授業そっちのけで就任式鑑賞会。
オードトリアム(講堂みたいなところ)に集まって、みんなでリアルタイムの映像を見たらしい。
オバマ氏の宣誓の場面では、オードトリアムに集まった生徒・先生全員が起立して、その場面を見守ったとか。
うーん、さすが!
就任式終了後のESLの授業でも、再び就任式の映像を流したみたい。
ホント、一日中、就任式!!


就任式はこちらの時間のお昼前後に行われた。
不幸なことにドリのランチの時間と重なった。
結果、ドリ(たぶん8年生のほとんど全員)はお昼を食べ損ねた。
ランチより就任式の方が大事らしい。
帰宅後のドリの第一声は、
  「お腹すいたぁ!」
でした。


この日は、ドリとリオの学校だけじゃあなくて、そこらじゅうの学校で就任式鑑賞会が行われたって話です。
盛り上がってます。


寒がりのブウ

犬のくせに・・・うちのブウは寒がりだ。

暖房費節約のため、夜寝るときは暖房の設定温度を下げている。
(暖房を切ってはいない。切ったらたぶん凍死する。)
だから、朝起きると、部屋の中は寒い。
私の朝一番の仕事は、暖房温度を上げて部屋を暖めることだ。
と同時に、ストーブのスイッチを入れる。
オイル式の暖房は即暖性がないので、設定温度を上げたくらいじゃあ、部屋の中が温まらない。
子ども達が起きるまでに部屋を暖めるためにストーブは欠かせない。

私と一緒に起き出すブウは、即座にストーブの前に陣取る。

鼻をストーブにくっつけるようにして寝転び、子ども達が起きるまでの1時間、ヌクヌクと朝寝を楽しむ。
いつもは濡れている鼻の頭が乾燥しても、気に留める様子もない。
あまりにも近くにいるので、鼻の頭をヤケドしやしないかと心配になるが、いくらマヌケなブウでも、そこまでマヌケではないだろう。
ヤケドする前に避難してよね。
  「鼻の頭をヤケドしました!」
って言いながら動物病院に駆け込むなんてイヤだよ。
カッコ悪すぎるもん。

ブウって猫みたい・・・
キミは本当に犬なのかい?


オバマ大統領就任式

ここ2,3日、忙しくてブログの更新ができなかった。
2日前のことで恐縮ですが、オバマ新大統領の就任式について・・・。

こちらの20日12時頃からオバマ氏の就任演説があるとのことだったので、私は11時からテレビの前に陣取った。
CNNは朝からずーっと就任式一色。
就任式前の会場の映像をバックにコメンテーターが何やらペラペラしゃべり続けている。

11時半頃から歴代大統領夫妻が続々と会場入りし、最後にオバマ・ファミリーが登場した。
そして華々しく就任式開幕!
いくつもの祝辞や前座(ソウル歌手が歌を歌ったり、ヨーヨーマのチェロ演奏があったり・・・)の後、いよいよオバマ氏が演台に上がった。

どよめくような大歓声とオバマ・コール!
それが静まる絶好のタイミングでスピーチは始まった。
  ”My fellow citizens"
が第一声。
オバマ氏はスピーチの名手と言われているらしい。
まさに、その通り!
話の内容は半分も分からないのに、それでもテレビから目が離せなくなった。
スピーチが始まるや否や、彼の独壇場、ワンマンショー・・・。
どんどん引き込まれていく。
こうゆうのをカリスマとかオーラとか言うのだろう。
人を魅了する力が彼にはある。
すごい人だ。

そして、もう一つ感じたのは・・・
  『アメリカは間口と懐の広い国だ』
ということ。
ありとあらゆる人種、宗教、思想を飲み込み吸収しながら、巨大化しているように感じた(ただしテロは除く)。

なんだかよく分からないけど、とっても感動した!


そして、ナショナリズムについて考えさせられた。

会場にはそこかしこに星条旗が掲げられ、US Navy(米海軍)コーラス隊による国歌斉唱があった。
アメリカはいろいろなものを飲み込みながら成長している。
いろいろなものを一つの国家としてまとめ上げるためには、国家への忠誠心や愛国心を一人ひとりに植え付ける必要がある。
その一つの象徴が国旗『星条旗』であり国歌『星条旗』ではないだろうか。
アメリカ人はこの2つを非常に愛しているように感じる。
学校の各教室の黒板の上には必ず星条旗が掲げられているし、祝日でもないのに家の玄関に星条旗を掲げている家も少なくない。
国歌を歌うとき、アメリカ人は胸に手をあて、厳かかつ誇らしげな表情をする。

ひとたび、わが国日本に目を向けてみると・・・、
成人式や卒業式のたびに、国旗掲揚や国歌斉唱が問題になる。
これって、ちょっとおかしくないかい?
日本という国は日本人だらけだから、ことさら愛国心を煽る必要もないのだろうけれど・・・淋しいような気がする。

歴史的な背景があるのは知っている。
外交上の問題があるのも知っている。
それを加味してもなお、『愛国心』っていうのは大事だと思う。
自分が生まれた国、育った国、生活している国の国旗や国歌を愛せなくてどうする?
それなくして、『日本人としての誇りをもて!』と言われても、出来ないでしょ?!
その言葉が空虚に聞こえるでしょ?!

なぁーんて事を考えてしまった就任式でした。
私は決して右寄りの人間ではありません・・・アシカラズ・・・。


*おまけ*
就任式の前座で歌を歌ったソウル歌手。
すっごく良かった!
歌も良かったんだけど、私が注目したのはこの帽子。

この帽子が似合う人は、そうそういないと思う。
目が釘付けになった。


2009年1月20日火曜日

我が家の暖房

コネチカット州グリニッチ周辺の暖房方法はいろいろ・・・家によって異なる。
私が知っているだけでも、オイル、電気、ガスなど様々。
我が家の暖房は、オイル。
地下室にあるボイラーでお湯を沸かし、それを家中に回す。

こんなオイルヒーターに似た形の設備が各部屋にあって、そこからジワジワと熱を発し家中を暖めている。
安全で空気も汚れないところがいい。
でも即暖性はない。

冬になる前、『暖房費10万円なんて家もあるんだよ!』と脅されビクビクしていた。
気になる我が家の暖房費は今のところ約6万円らしい。
夫が計算した。
こうゆう計算は夫が得意とするところだ。
私がやらないから、仕方なく夫がやっているって話もあるけど・・・。

10万円と脅された後の6万円は安いような気がする。
が、冷静に考えると、高い!
月々6万円だからね。
6万円あったら、毎週末、外食できる。
3か月分でヴィトンのバッグが買える。
6か月分貯めこめば、旅行にだって行ける。

なぁーんて考え出したら、腹が立ってきた。
夫の会社は、なんでこんな寒いところにあるのか?
アメリカは広い、年がら年中暖かい所だってあるじゃあないか。
思い切ってフロリダ辺りに移転してくれないだろうか。
あー、そうすると夏の冷房費がバカにならないかも・・・。
わかった!
冬はフロリダで仕事をし、夏はコネチカットで仕事をする。
そうすればいい (^o^)/。
あー、そうすると子どもの学校の問題が出てくるなぁ。

世の中『八方丸く収まる』なんてことは無いのだ。


昔、北海道では冬の間、暖房手当てが支給されるって話を聞いたことがある。
コネチカットでも支給してくれ~!
ここは北海道並みに寒いんだよ。


2009年1月19日月曜日

氷柱ツララ

ツララを漢字で書くと『氷柱』・・・すっかり忘れてた。
ブログを書きながら、漢字の勉強をしている私。
ふりがなをふるときは、氷のところが『つ』?それとも『つら』?
氷柱全体に均等に『つらら』と書くのかな?

それはともかく・・・
寒いんで家の軒下には氷柱もできる。

リオはそれを長い棒でバキバキ叩き落とし、集め始めた。
本人は『つらら狩り』と言っている。
何してもいいけどさぁ、上手いことやってね。
手元か狂って家を傷つけた・・・なんていうのは無しでお願いしますm(_ _)m。

氷柱ってキレイだね。
透明でツルツルしていて、お日様の光を浴びて輝いている様は、本当に美しい。
しばし見とれてしまった。


2009年1月17日土曜日

水・氷・塩

前回のブログの続編。

ジュースは凍るのに雪は溶ける
のはなぜか?

我が子は、この理由を知っているのだろうか?
ふと気になったので聞いてみた。
  「あー、知ってる知ってる!
   水の中に塩を入れると凍るんだよね。
   4年生のとき先生が言ってた。」
嘘だ・・・先生がそんな事言うはずがない。
もしそれが真実なら、今頃、海の水は全部凍っているはずじゃあないか。
いっつも適当に授業を聞いているものだから、こんなとんでもない事を言い出す。
いい加減にせい!

簡単に説明してみようかな・・・。

■ポイント■

・水は0℃で凍る
・食塩水は0℃より低い温度で凍る
   食塩水の凍る温度は、濃度によって違い、
   濃ければ濃いほど凍る温度は下がる。
   最低で-20℃くらいまで凍らない場合もある。
この理由については面倒な説明が必要なので省略。


『ジュースが凍る』理由。
家庭用の冷凍庫で出来る氷の温度はだいたい-15℃ (※1)。
この氷を水の中に入れると、
氷は融けながら自分の周りのものを冷やしていく。
このとき氷はの周りのものを自分自身の温度-15℃に近づけようとする。

ここまでは、感覚的に理解できるよね?!

●単なる氷の中にジュース入り試験管を入れたとき
  
-15℃の氷は融けながら、
  自分の周りのものを冷やしていくが、
  周りにあるのは単なる水だから、
  絶対に0℃より低くはならない。
  だから、その中にジュースを入れても凍らない。
●食塩を掛けた氷の中に
ジュース入り試験管を入れたとき
  -15℃の氷は融けながら、
  自分の周りのものを冷やしていく
  このとき氷の周りにあるのは食塩水だから、
  0℃より低い温度になる。
  だから、その中にジュースを入れれば凍る。

間違えてはいけないのが、食塩を入れると、氷の温度が下がる訳ではないってこと。
氷の温度は、-15℃で同じ。
違うのは、氷の周りの『水(0℃)』と『食塩水(マイナス?℃)』の温度なのだ。


『雪が融ける』理由
単なる氷は0℃で融け始めるが、
食塩入りの氷は0℃以下(マイナス?℃)で融け始める。
つまり単なる氷より食塩入りの氷の方が融けやすいのだ。
水で出来た雪は0℃以上にならないと融けないが、食塩を撒くと-5℃でも雪は融け始める。
だから、大量に塩を撒けば、それだけ早く雪が融けるってわけ。
まあ、モノには限度があるけれど・・・。

話を始めに戻して・・・リオが言う
  『水の中に塩を入れると凍る』
なんていうのは問題外だけど、
  『氷の中に塩を入れると凍る』
っていうのも間違い。
真実はその逆、
  『氷の中に塩を入れると早く融ける』
が正解だ。
前述のジュースの実験の時も、塩を振りかけた氷は早く融ける。
早く融けるけれども温度は低いのだ。


※1 氷の温度は0℃と思っている人はいない?
    水は0℃になると氷になるのであって、
    氷は0℃とは限らない。
    氷の温度は0℃以下・・・
    -20℃の氷もあれば-30度の氷もある。
    絶対零度の-273℃までは冷えるらしい。


主婦の戯言ブログで説明できるのは、ここまで。
より詳しいことを知りたい人は、周りにいる理科の天才に聞くか、ネットで”融点(凝固点)降下”、”氷”、”食塩”などで検索するといいと思います。


融雪剤を見て思い出した

今日は晴れ、真っ青な空が広がっている。
でも、気温は氷点下・・・寒い。
周辺の道は真っ白に染まっている。
原因は雪でも霜でもない、雪の日に”コレでもかっ!"ってくらいバラ撒いた融雪剤が道を白く染めているのだ。

そんな道を見ていたら、少女の頃に胸を痛めた一つの問題を思い出した。
  『食塩は雪を溶かすのに、
   食塩を振り掛けた氷の中にジュースの入った
   試験管を入れると固まるのは、なぜか?」

小学校の頃、理科の実験でこんな事をした。
  ビーカーの中に氷を入れて塩を振り掛ける。
  ジュースの入った試験管をビーカーの中に入れると、
  アイスキャンディーができる(固まる)。
というものだ。
このときは、
  『塩っていうのは、ものを冷やす力があるんだなぁ』
と素直に納得した。

私が混乱したのは、
  『食塩を撒くと、雪が溶ける』
という事実を知ったときだ。

ジュースは凍るのに雪は溶ける
・・・なぜなんだ?・・・


私は、この疑問を中学の理科の先生にぶつけた。
先生は説明してくれたのだけれど、私は全然納得できなかった。
その結果、理科の先生との信頼関係は呆気なく崩壊した。
今思えば、たぶん先生はきちんと説明してくれたのだと思う。
それを理解できなかったのは、私の知識力不足のせい。
でもあの頃の私は人間としての度量が小さかったため、
  『先生はちゃんと説明してくれなかった』
と随分腹を立てたものだ(センセイ、ゴメンナサイ)

と言いつつも一方では、
  『バカにも分かるような説明が出来てこそ、
   一流の教師!』
とも思う私。

いずれにしても、この問題は未解決のまま私の胸にくすぶり続けた。
解決してくれたのは、大学時代の物理科の友人。
バカにも分かるように噛み砕いて丁寧に教えてくれた。
  『こんな基本的なことも知らずに、
   よく大学入試をすり抜けて来たなぁ。
   信じられない (-_-;)。』
と呆れながら・・・。

どーもスイマセン p(^_^)m 。←故三平師匠


2009年1月16日金曜日

つまみ食いしたブウ

  「いってらっしゃ~い!」
と子ども達を見送った次の瞬間、目の端に変な光景が映った。
私の目の端に映ったのは、ダイニング・テーブルの上にいるブウ。
次の瞬間、
  「こらーーーッ!
と怒鳴る私。
その次の瞬間、慌てふためいて逃げ出すブウ。
そのまた次の瞬間、追いかける私。
階段の端っこで、ブウを追い詰めた。
ブウはほんの一瞬私の方を見た。
そして、口にくわえていたサンドウィッチをボトッと床に落とす。
あとは、頭をうなだれ、壁の方を向いて(私にお尻を向けて)、身を小さくして、ひたすらガタガタガタガタ震えている。
恐怖に震えるとは正にこの事だ。

ブウは、ダイニングテーブルの上に上ってはいけないことを知っている。
つまみ食いをしてはいけないことも知っている。
だから、誰かが見ているときは、決してそんな事はしない。
大好物の今川焼きがテーブルの上にあったって、テーブルの下でちゃんと我慢している。
というか・・・誰か(主にリオ)が食べこぼす今川焼きが、上から落ちてくるのを虎視眈々と待っている。

でも、今日、やってしまった。
今日は2つの幸運(不運?)がブウに働いたのだ。
1つ目の幸運は、ドリが食べ残したサンドウィッチをテーブルの上に放置したこと。
いつもなら、さっさとキッチンに片付けられてしまうのだが、今日に限って放置されたままだった。
2つ目の幸運は、リオがきちんと椅子をテーブルの下に仕舞わなかったこと。
いつもなら、椅子はテーブルの下に仕舞われているのだが、今日に限って引き出されたままになっていた。
ブウは直接床からテーブルの上に上るほどのジャンプ力はない。
一旦、椅子に乗ってから、テーブルの上に上がるという手順を踏まないと、テーブルには上がれないのだ。

2つの幸運に恵まれたブウは、悪いこととは知りつつも、テーブルの上の食べ物をつまみ食いしてしまった。
結果・・・私にしこたま怒られるという不運に見舞われた。
サンドウィッチをちゃんと食べて怒られるなら、まだ諦めもつくだろう。
発見が早かったため、サンドウィッチはくわえただけ・・・食べられなかった。
なんて不幸なことなんだろう。
可哀想なブウ。

よく考えてみると、悪いのはドリとリオだ。
ドリがちゃんと残り物をキッチンに片付けていれば、こんな事にならなかった。
リオがちゃんと椅子を仕舞っていれば、こんな事にならなかった。
なーんだ、悪いのはブウじゃあなくて、ドリとリオじゃん!
(ん?! 何かちょっと違うような気もするが・・・)


午前中いっぱい、ブウは私の顔を見ると、頭を下げ、身を低くして、コソコソと逃げ回っていた。

お昼過ぎに、ようやく落ち着き始めたのか、『ごめんなさい』のポーズを取り、

午後から、死んだように眠った。
怒られたから、とっても疲れたのだろう。


そして、夕方にはすっかり立ち直った。
何事もなかったかのように・・・。



ピンポン・スカッシュもどき

毎日、寒い日が続いている。
晴れても庭の雪は溶けない。
そりゃそうだ、気温は氷点下・・・どんなに晴れても雪なんて溶けるはずがない。
こうゆうのを『根雪』と言うのだろうか。

外で遊ぶこともままならないので、当然、運動不足になる。
運動不足になると、イライラするのがリオ。
『つまらな~い!』を連発し始める。
この言葉を耳元で連発されると、こっちまでイライラし始める。
精神安定上、よろしくない。

これは、何とかせなあかん!

って訳で、考え出しのが、この遊び『ピンポン・スカッシュもどき』。

場所は、家の地下室。
ここなら、雨が降ろうが、雪が降ろうが、槍が降ろうが関係ない。
いつでも遊びたいときに遊べる。
一応、暖房も効いているし・・・。

バドミントンのラケットでピンポン玉を壁に向かって打ち、ワンバウンドした玉を交互に打っていくという、スカッシュもどきの遊びだ。
リオはこの遊びがいたく気に入った様子。
毎日のように練習に励んでいる。
単純な遊びなんだけどね、そこそこの運動量は確保できる。
30分もやっていると、薄っすら汗をかくくらい。

ただ問題が一つ。
この遊びをするときは、私が相手をしなければならない。
単なる壁打ちなんだから、本来は一人でも遊べるはずなのだが、これが出来ない。
理由は『地下室』だから。
あそこに一人でいるのは怖いと言うのだ。
確かに、気味のいいところでなはい。
お世辞にもキレイとは言えないし、薄暗いし(電灯は付くのだけれど)、ボイラーの唸り声がこだましているし(地下にはボイラーがある)・・・。
まあ、リオの気持ちも分かる。

ドリが相手をしてくれればいいのだが、やってくれない。
もともとドリはインドア派。
地下室でそんな遊びをするくらいなら、地上で本でも読んでいた方がよっぽどマシって思うような娘なのだ。
もし強制的にリオの相手をさせようものなら、
  「横暴だ!
   リオのことばっかり!
   えこヒイキだ!」
とか何とか言い出しかねない。
それはそれで、非常に面倒。
よって、ドリに相手をさせる訳にはいかない。

結果、年老いた母(私)が老体に鞭打ってお付き合いするはめになる。
私も運動不足だから、ちょうどいい運動と言えない事もないのだが・・・。

春になるまで、頑張ります!


2009年1月15日木曜日

除雪車

雪が降るとすぐ、道には除雪車が登場する。
小型トラックの前にブルドーザーのブレードをくっつけたような車。
これで、道の雪をガーッと掻き分けて行く。

驚くべきは、そのスピードと数の多さ。

時速20kmくらいのスピードで走りながら、あっという間に雪を掻き分けてしまう。
かなりパワーのある車とお見受けした。

そして、その数の多さと言ったら・・・。
我が家の窓からは3本の道路が見渡せる。
ちょっと外を眺めている短い間にも、右から左へ、左から右へ・・・次から次へと除雪車が走り去っていく。
この辺りには、いったい何台の除雪車があるんだろう?
そんな疑問が頭に浮かぶくらい、たくさんの除雪車が走っている。

さらに不思議なのは、除雪車を運転している人たちだ。
あの人たちだって、遊びで除雪車を動かしているわけではないだろう。
たぶん、仕事として除雪作業をしているはずだ。
だとしたら・・・雪が降っていない日、その人たちは何をしているのか?
確かに、雪はよく降る。
でも、毎日降っているわけではない。
うーん、雪のない日、彼らは何をしているのか・・・とっても疑問。

もしかして、仕事じゃなくて、除雪ボランティア?
でも、雪が降るたびに仕事を休んでボランティア活動っていうのも考えにくいなぁ。


*おまけ*
こちらは、溶雪剤散布トラック。

トラックの後ろから、薄茶色の汚い粉をばら撒いて走っている。
除雪車と違って、台数少なめ。


雪は降ったが・・・

昨日の天気予報では、今日も雪。
昨晩、子ども達が言っていた、
  「いっぱい雪が降って、
   学校が休みにならないかなぁ。」
と・・・。
アメリカの学校は雪が降ると、すぐに休校になったり、始業時間が遅れたりする。
子ども達はそうゆう事だけは、すばやくしっかり学習するものだ。

正直言うと、私も同じ気分だった。
学校が休みになれば、早起きしてお弁当作らなくていいし、夜、訳のわからない英語とにらめっこしながら宿題をやらなくていいし、不出来な子ども達にイライラしなくてもいい。
私の考えることも子ども達と一緒か・・・。
『子は親の鏡』とはよく言ったものだ。


今朝、起きると、天気予報通り、外は雪。
いそいそとパソコンを立ち上げ、学校のHPをチェックした。
何も書いていない (-_-;)。
ってことは、今日は通常通り、学校がある。
諦めて、お弁当を作った。

朝ゴハンを食べながら、リオが言った、
  「もしかしたら、休みになっているかもしれないから、
   もう一度、HPをチェックして!」
と。
諦めが悪いヤツだ。
リオを納得させるために、もう一度HPを開き、本人に見せた。
  「本当だぁ・・・」
と言う。
(当たり前だ、こんな事で嘘ついてどうする?)
ようやく納得したリオは、その後でこう言った。
  「でも、帰りの時間が早くなるかもしれないね。(ニタッ)
(ったく、サボることばかり考えている)

天気予報によると、雪は午前中だけ。
午後には止む。
だから、早く終わる可能性は、限りなくゼロに近いのだ。
残念でしたッ!


2009年1月14日水曜日

お弁当を忘れた

あと5分早く起きればいいのに・・・。
毎朝、時間ギリギリまでベッドの中でまどろみ、これ以上寝ていたら遅刻するという時間になってようやくノロノロと起き出すドリとリオ。
昨日もそうだった。
大慌てで登校した後に残ったのは、お弁当が一つ。
ドリのお弁当だ。
仕方ないから、学校に届けた。

学校に持っていっても、直接本人に手渡せるわけではない。
忘れ物はメイン・オフィス(事務室みたいなところ)に持っていく。
そうすると、事務員さんが受け取って、適当な時間に校内放送で本人を呼び出し、本人に手渡してくれる。

ドリとリオが通う中学校は、授業ごとに教室を移動する。
だから、本人に直接会うためには、今この時間、どの教室にいるのかを確認しなければならない。
さらに学校は迷路のような作りになっているから、教室番号が分かっていても、勝手を知らない親は学校内で迷子になる可能性がある。
そうゆう訳で、メイン・オフィスで預かってくれるのは、非常に助かる。
たぶん、防犯上の問題もあるんだろうね。

ただ、我が子の場合、心配なことが・・・。
放送が流れても、その英語が聞き取れるかどうか?
より根本的な問題として、極端にボケーッとした性格ゆえ放送そのものが耳に入らない可能性がある。
まあ、心配し始めたらキリがない。
後は野となれ山となれ!
私は親として出来るだけのことはしたのだ。
きっと事務員さんと本人が何とかするでしょ。


それから数時間経過し、ドリ帰宅。
帰宅するなり、
  「あー、お腹すいた!」
と言う。

えーーーっ?! お弁当を受け取らなかったの?

お弁当は受け取っていた。
ランチタイム終了間際に・・・。
だから、食べる時間が無かったのだと言う。
さては、事務員さん、忘れていたな。
ランチタイムが終わる頃になって思い出し、放送をかけたに違いない。
  ”OH !!"
とか何とか言いながら、肩をすくめる様子が目に浮かぶ。
こんな事になってはいけないと思ったから、
  「ランチボックスだからねッ!」
って念押ししておいたのに・・・無駄だった。

ところで、ドリは食べるものが無い状態で、どんなランチタイムを過ごしたのか?
「何も持っていない」と言ったら、周りにいる子達がお菓子(!)を分けてくれたらしい。
クッキーやらポテトチップスやら・・・。
助けてくれる友達が出来たんだね。
よかったね。

しかし・・・ランチライムにお菓子???
聞いてみたら、ランチはお菓子で済ませちゃう子がかなりいるらしい。
アメリカの食生活、どうなっているの?


2009年1月13日火曜日

食パン

アメリカにも食パンがある。
スーパーのパン売り場には、普通の白い食パン、全粒粉パン、ポテトパン、コーンパン、ライパン・・・ありとあらゆる種類の食パンがズラリと顔をそろえている。
こちらは、そこで、ごく普通に売られている食パン。
(日本の山崎パンやパスコみたいなもの)

何でも巨大なアメリカ製品の中で、食パンは例外的な存在。
日本の食パンの約3分の2の大きさで、サンドウィッチ用並みの厚さだ。
この大きさを見ると、
  『大食漢のアメリカ人は
   一度にいったい何枚食べるのだろう?』
なんて余計なことを考えてしまう。
どう見ても、2枚じゃあ足りないよね・・・ウン

味はそこそこ。
ちょっと甘みが強いかなって気はするけど、トーストすればまあまあ美味しく食べられる。

だけど、気になることが・・・。

賞味期限が長過ぎるんだよね。
たぶん10日間くらいあると思う(製造日が書かれていないから正確なところはわからないのだけれど)。

で、10日経っても、フワフワやわらかい。
乾燥して堅くなるってことがない。
こちらの室内は常に暖房がかかっている状態だから、すごく乾燥している。
にも関わらず、パンは乾燥しない。
なぜだ?!

さらに、10日経っても、カビ一つ生えない。
パンというのは、放置しておけばカビるものでしょ。
でも、このパンは大丈夫。
なぜだ?!

『食品添加物』って言葉が頭に浮かぶ。
相当、入っているように思う。
キケンかも・・・。


誕生会の招待状

ポストに手紙が入っていた。
これ・・・誕生会の招待状。

ご近所の家のお子さんの満1歳の誕生会だという。
この方とは一面識もない。
顔も名前も知らない。

住所は、我が家からは2ブロックほど離れたところ。
どうも近所中のポストに、ダイレクトメールのようにばら撒いたようだ。
いったい何人の招待客を想定しているのか?
こんな事して何百人も集まってしまったら、どうするんだ?!
行くべきか行かざるべきか・・・悩む。

もう一つ、これ・・・やはり誕生会の招待状。

ドリとリオのESLの先生の誕生会の招待状。
こちらは、学校で先生から直接手渡された。
公立中学校の先生と生徒の関係で、こんな事してもいいのか?
日本では考えられないことだ。
日時と場所を見て、首をかしげる。
金曜日の3時30分~、場所はノーウォーク、車で30分以上かかるところだ。
この日は平日で、子ども達は2時40分まで学校がある。
先生には残務処理とかがあるだろうから、帰宅できるのは、もっと遅い時間のはず・・・。
それで、どうやって3時30分から誕生会をするというのか?
『誕生日だから』という理由で休暇を取るつもりなのか?
わからない・・・。
ドリとリオは、
 「この招待状は冗談だから気にする必要ない。」
と言う。
本当かい???
冗談にしては、手が込んでいるように思えるのだが・・・。
でも確かに日程に無理があるし・・・。
行くべきか行かざるべきか・・・悩む。



アメリカの誕生会ってのは、不・思・議!


2009年1月12日月曜日

『元素』のポスター

アメリカの中学校の理科の時間には、『プロジェクト』という名の課題学習がある。
自分で一つのことを調査研究して、一つの作品(ポスターや絵本)を作成する。
前回はリオが『宇宙に関するプロジェクト』をやった。
あの時は、『太陽』について調べ、ポスターを仕上げた。
今回はドリの『元素の関するプロジェクト』。
『Silver(銀)』について調べて、ポスターを作成した。

巨大でしょ?!
指定された大きさで作ったら、こんなに大きくなってしまった。

日本でポスターと言ったら、画用紙に絵を描き、コメントを入れて仕上げるものだが、こちらのポスターは・・・

まず紙が違う。
Poster Board(ポスターボード)という専用の紙が文房具屋さんに売っている。
薄めの厚紙(ケーキ屋さんの箱程度の厚さの紙)だ。
これを買ってこなければいけない。

次に絵が違う。
絵は自分で書いてもいいのだが、インターネットから拝借した画像をプリントアウトして、それをベタッと張ってもOK。
面倒臭がり屋のドリは、もちろん後者。
適当な画像をプリントアウトして、バシバシ張って済ませた。

そしてコメントもまた違う。
日本のポスターでは、そのポスターで訴えたいことを一言二言、多くても三言に集約して書く。
が、こちらのポスターは説明書きが多い。
元素について調べたことをポスターにするのだから、一言二言で済むはずないのだが・・・。

さらに、コメントもワープロ打ちOKなのだ。
字がキレイとは言えないドリは、ワープロで打ち込んだコメントをプリントアウトして、これまたバシバシ張って済ませた。
正直言って、ワープロで打ち込めば、まだいい。
面倒臭がり屋のドリは、その手間すら惜しんで、ひたすらカット&ペーストしていた。

で、出来上がったのが上のポスター。
手書き部分なんて一箇所もない。
ぜーんぶパソコン頼りのポスターだ。
でもね・・・これで意外と良い評価がもらえた。

  「日本とはずいぶん違うね。こんなんで良いんだ。」
と不思議がる私にドリが言った、
  「あのね、これは理科のポスターなの。
   美術のポスターじゃあないから、これでいいのッ!」
と・・・。

なるほどね、一理ある!!!


雪の翌日

夜半まで降り続いた雪は、夜中、氷雨に変わったらしい。
翌朝、庭の猫柳(?)の木は、薄っすら氷でコーティングされていた。

葉っぱにも、ツララが・・・。
あらゆる物が凍り付いてしまったみたい。

降り積もった雪の表面も、凍りついている。
でも凍り付いているのは表面だけ。
その下は、フカフカの雪。
雪の上を歩くと、パリッと音がして表面の薄氷が割れ、ズボッと雪の中に足がめり込む。
クレームブリュレの上を歩いているみたいで、すっごく面白い。


リス凍死?

リスは冬眠するか?
聞いた話では、
  『小さなリスは冬眠し、大きなリスは冬眠しない』
らしい。
我が家の庭にやってくるリスたちは、大きい。
よって、冬眠しない。
雪の日でも、元気に庭を駆け回り、木を駆け上っている。

雪の日、窓から外を眺めていたリオが叫んだ。
  「大変だ!
   リスが木の穴に潜ったまま動かなくなっている!
   死んでしまったのかも・・・。」
リスだって、日がな一日、動き続けているわけじゃあない。
お昼寝でもしているんじゃあないの?
って思ったけれど、あんまりうるさく言うものだから、窓の外をのぞいてみると・・・

確かに、リスが木の穴に首を突っ込んでいる。
確かに、動かない。
待つこと5分・・・微動だにしない。
窓を叩いて音を立てても、動かない。
・・・変だ・・・
リスがあの体勢で凍死するとも考えられないし、
ましてや、あの体勢で冬眠してしまったとも考えられない。

見ているうちに、どんどん心配になってきた。
あのリスは、何をしているのか?
生きているのか死んでいるのか?

あまりに気になったので、外に見に行くことにした。
とりあえず、私一人で。
雪を踏みしめながら一歩ずつ近づき、問題のリスを見ると・・・
それはリスではなかった!
それは、単なる木の模様。
家の中から見ると、リスが木の穴に首を突っ込んでいるように見えるのだが、近づいてみると、そこにはリスなんていない。
そこにあるのは、表面にちょっと変な模様のある木だけ!
なんだぁ・・・そんな事だったのか。
わざわざコートを着て、ニット帽をかぶり、手袋までして外に出てきたのに、結果がコレとはねぇ。
損した。

家の中から不安げに様子を見守っているリオに、その事を伝えた。
リオは信じない。
結局、リオも外に飛び出してきて、自分の目で確認した。
で、ようやく納得した。

一件落着!
人騒がせな木だった。


2009年1月10日土曜日

予報通り雪

『朝から大雪で補習校が休校になりますように!』
というドリの願いも空しく、今朝は曇り。
雪は一かけらも降っていない。
だから、補習校は通常通りの開始、9時ちょっと前に子ども達は補習校に向かった。

天気予報では『午後から大雪』なのだ。

午前中は平穏無事に過ぎ去った。
でも、12時前後、雪が舞い落ち始めた。
(天気予報、ドンピシャ!)
あれよあれよという間に、雪の勢いが増し、リオの迎えに行く頃(12:20)には、辺りは白く染まっていた。

今日のドリの終了時刻は3時5分。
その頃には、いったいどんな有様になっているのか・・・。
我が家の横の坂道はスリップの名所である。
あの坂道をうちの車が登りきれるかどうか・・・。
あまりにも不安だったので、リオのお迎えに行くついでに、ドリも一緒に連れて帰ってくることにした。
ドリは早退になってしまうけど、この際、仕方ない。
安全第一!

お迎えは、もちろん夫が行った。
30分後、帰ってきたのは夫とリオの二人だけ。
ドリは???
教室の前でドリを捕まえ、『雪がひどいから早退して帰ろう』と話したのだが、つれなく断られたらしい。
  「まだ授業があるから帰らない」
と、かなり冷たく・・・。
まあ、微妙な年齢だ。
友達の手前とか、親がウロウロするのがうざったいとか、いろいろ理由はあるのだろうが、少しは車を運転する人の身になって考えてほしいものである。
雪道の運転は、本当に神経を使うし危険なのだ。
運転したことのないヤツに、そんな事言っても無駄かもしれないけど・・・。

お昼ゴハンを食べている間にも、雪は降り続く。
心なしか勢いが増したように見える。
夫の顔が曇り始める。
そして、先にゴハンを食べ終わっていた私にこう言った。
  「今すぐ、迎えに行った方がいい。」
と。
今、夫はゴハンを食べている。
『今すぐ』迎えにいけるのは、私しかいないじゃあないか。
ってことは
私に迎えに行けってことなのか?
・・・話の流れから言って、そうゆう事らしい。

私がお迎えに行くためには、これから身支度を整え、お化粧をしなければいけない。
そんな事をしているうちに、夫はゴハンを食べ終えるはず。
それに、夫は常々、私の運転は危険だと言っている。
ブレーキのタイミングがどうのこうの、注意散漫と。
だったら、この危険な状況で迎えに出るのは、夫しかいないじゃあないか!

なんて思っていたら、夫が迎えに行くと言い出した。
私の顔色から何かを感じたのかもしれない。

大急ぎでゴハンを食べた夫は、大急ぎでドリを迎えに行き、ドリをピックアップして大急ぎで帰宅した。
今度は、ドリもおとなしく帰ってきた。

それから、家族4人、自宅で引きこもり。
雪の日は、これに限る。
安全第一 (^o^)!


2009年1月9日金曜日

明日は大雪

天気予報によると、明日はsnow storm大雪らしい。
こちらの天気予報は、
  「驚くほど当たる!」
って人もいれば、
  「悲観的な予報が多い。」
って人もいる。

私は・・・信じている。

という訳で、今日は食料品の買出しに走った。
冷凍庫は満杯。
5日間くらいは引きこもれるだけの食料を確保した。

雪が降ると、怖くて車に乗れないから・・・。
雪の降る地方に暮らしているんだから、スタッドレスタイヤを着ければいいと思うでしょ?
でも、この辺りの私が知っている人たちは、誰一人スタッドレスタイヤを着けていない。
みんなノーマルタイヤ。
そして、みんな口を揃えて、こう言う、
  「大丈夫!すぐに除雪車が来るから。」
と。

確かに、除雪車はすぐに来る。
ゴゴーーーッとすごい轟音とともにやって来て、
ガガーーーッとすごい勢いで雪を掻き分けていく。
でもね、除雪車が立ち去った後も、雪は間断なく降り続くわけ。
新たな雪がどんどん積もっていく。
その結果、うちの横の坂道では、スリップして立ち往生する車が必ず現れる(本当に必ず現れる!)。
あの光景を幾度となく目撃すると、出かける気なんて失せてしまう。
多少、ひもじい思いをしようとも、引きこもるのが一番!
飢え死に寸前になったら、どうするかって?
そのときは仕方ない・・・
夫が行くしかないでしょう?!

こんなこと書いていたら、冬の間ずっと冬眠する熊さんがとっても賢い動物に思えてきた。
人間も冬眠できればいいのに・・・。


明日は土曜日、補習校の日。
補習校からは、すでに下校時刻変更の連絡が入っている。
いつもより下校時刻が早まるという。
雪が降り出す前から、それも今日じゃあなくて明日のことを(!)早々と決定してしまうなんて・・・すごい!
みんな、天気予報に全幅の信頼を寄せているということか。

ドリは、『補習校の宿題が終わっていないから・・・』という理由で、
「明日は朝から大雪が降って休校になりますように!」
と、神さまに祈っている(こんなときだけ神を信じる)。
祈っているヒマがあったら、さっさと宿題やりなさいッ!


2009年1月8日木曜日

半減期の実験

「今日はいっぱい宿題が出たよ!」
帰って来るなり、ドリが言った。
こりゃ、大変!
いっぱい宿題が出ると、焦るのは子どもだけではない、私も焦る。
アメリカに来てからというもの、宿題は親子の共同作業になっているから・・・。
子ども達がおやつを食べながら、一日の疲れを癒している間に、宿題にザッと目を通す。
宿題は、ESLと数学と理科。
ESLと数学は、なんとかなりそう。

理科は今日やった実験のレポート書きだ。
これが面倒なんだよね。
溜息が出る。
が!!! 実験名を見て、出したばかりの溜息を全部飲み込んだ(=息を飲んだ)。
《放射性同位体の半減期についての実験》
と書いてある。
嘘でしょ?! 我が目を疑う。
放射性同位体なんて、特別な施設がないと扱えないはず。
『設備』なんて生易しいものではダメ、『施設』が必要。
あの学校のどこにそんな施設が隠されているというのか。
どう見ても、いわゆるフツーの中学校にしか見えないのに。
あんなもの、ヘタに扱えば、被爆の恐れだってある。
いったい学校は何をやらせるんだ???
私の頭の中は混乱する。

続きを読むと、
  『準備するもの・・・硬貨100枚、箱、グラフ用紙』
と書いてある。
他には何もなし。
これで、どうやって放射性同位体の半減期を調べるというのか?
放射性同位体について調べるのに、放射性同位体がないじゃあないか。
どんどん混乱の度合いが増す。

さらに読み進めると、
  『実験方法
   ① 100枚の硬貨を全部箱の中に入れて振る
   ② 硬貨のうち表が上になっているものを取り除き
      その枚数をグラグに記入する
   ③ 箱をもう一度振る。
   箱の中の硬貨が2枚以下になるまで、
   ②、③を繰り返す』
と書いてある。
ここまで読んで、ようやく合点がいった。
箱の中の硬貨を放射性同位体とみなして、1回(半減期)ごとに半分に減っていくところを見せたかったのね。
もともと100個あったものが、100→50→25→・・・と、どんどん減っていく様子を。

なんだ、そんな事だったのか。
ちぇっ!・・・パニックなんて起こして損した。
考えてみれば、そうだよね。
中学生に放射性物質を扱わせるはずがない。
私、バカだなぁ。
あー、疲れた。

でもさ、こんなことまで、わざわざ実験する?
黒板に数字で書いたほうが分かりやすくない?


ドリたちは今、理科で『原子、分子』について学んでいる。
昔やったよね、元素の周期表。
1水素H、2ヘリウムHe、3リチウムLi、・・・って必死で暗記した覚えがある。
その中で今回の『放射性同位体』の話が出てきたのだ。
教科書にはα、β、γ線の記述まであって、かなり詳しく勉強している様子。
日本の中学校でも、同位体って扱うの?
私は記憶に無い。
居眠りして聞いていなかったって可能性もあるから、偉そうなことは言えないけれどネ(^_^;)。


2009年1月7日水曜日

約数の問題 答!

ずーっと前に、このブログに約数の問題を書いた。
で、その答えを書くのをずーっと忘れていた。
私の頭もニワトリ並みだ (-_-;)。
なぜ急に思い出したかって?
昨日、実家の父から指摘されたのだ。
国際電話で・・・(!!)。

今回、問題文を読み直してみて、最後の部分に修正を加えた。
 修正前 
 『扉が開いているすべてのロッカー番号を求めなさい』
 修正後 
 『扉が開いているロッカーは何個ありますか』
こうした方が、よりスマートな問題になるような気がする。

忘れないうちに答えを・・・
ちなみに問題は、2008年10月15日のブログ
http://yaya-fromct.blogspot.com/2008/10/blog-post_2482.html

この問題を解くポイントは次の3つ。
 ① 最後に扉が閉まっているのは、
    何人の人が扉に触ったときか。
 ② ある番号のロッカーに触れるのは、
    何番目の人か?
 ③ 約数の個数が奇数個ある数って、どんな数?

ポイント①
最後に扉が閉まっているのは、何人の人が扉に触ったときか。
始め全てのロッカーの扉は閉まっている。
扉に触った人(『開く』または『閉じる』の動作をした人)が
  1人なら『開』         で扉は開いている
  2
なら『開』『閉』      で扉は閉まっている
  3
なら『開』『閉』『開』   で扉は開いている
  4なら『開』『閉』『開』『閉』で扉は閉まっている
  ・・・・・・・
つまり、
扉に触った人が
  奇数人のとき、扉は開いている。
  偶数人のとき、扉は閉じている。

ポイント②
ある番号のロッカーに触れるのは、何番目の人か?
X人目に人はXの倍数のロッカーにしか触れない。
見方を変えると、Y番のロッカーに触れるのはYの約数人目の人だけ。
  (↑ 倍数と約数の関係をよーく考えてみて!)
  (↑ 一番下の表が参考になるかも・・・)
たとえば、
  6番ロッカーに触れるのは、
    1、2
、3、6人目の人のみ
  8番ロッカーに触れるのは、
    1
、2、4、8人目の人のみ
  12番ロッカーに触れるのは、
    1
、2、3、4、6、12人目の人のみ

ポイント①、②より、最後に扉が開いているロッカーは、
  ロッカー番号の約数が奇数個あるロッカー
である。

ここで、ポイント③
約数の個数が奇数個ある数って、どんな数?
ポイント②の例のように、通常、約数は偶数個存在する。
が、約数の個数が奇数個のものも存在する。
それが、平方数(同じ数を掛けてできる数)。
たとえば、
  4(=2×2)の約数は、
   1,2,4の3個
  36(=6×6)の約数は、
   1,2,3,4,6,9,12,18,36の9個

ポイント①~③より
最後に扉が開いているロッカー番号は、ロッカー番号が平方数のロッカーである。
開いているロッカーは小さいほうから順番に
 ロッカー①  (1=1×1)
 ロッカー④  (4=2×2)
 ロッカー⑨  (9=3×3)
 ・・・・・・・
ってことになる。
全部調べるのも面倒なので、1000に近いところを調べると、
 30×30=900
 31×31=961
 32×32=1024
だから、全部で31個のロッカーの扉が開いている。(答)


もし、修正前の問題のように『すべてのロッカー番号を求める』のなら、
1×1=1番ロッカー
2×2=4番ロッカー
3×3=9番ロッカー
4×4=16番ロッカー
・・・と順番に計算して・・・

1,4,9,16,25,36,49,64,81,100,
121,144,169,196,225,256,289,324,361,
400,441,484,529,576,625,676,729,784,841,900,
961番ロッカー(答は31個!)
  (アメリカでは数学の時間に電卓が使える。
   だから、こんな問題が存在してしまうのかも。)


リオが一番頭を悩ませたのが、ポイント②のところ。
そこで、こんな表を書いて説明したら、ようやく理解してくれた。
(クリックすると大きくなります)

ツルツルの道

7時15分、いつものように子ども達は登校した。
7時20分、帰ってきた。
スクールバスが来ないし、バス停には誰もいないと言う。

今日は雨。
たかが雨で、学校が休みになるはずがないのだが・・・。
学校のホームページを確認すると、『今日は90分遅れ』と書かれている。
なぜだ?! 雨はごく普通の雨、決して豪雨ではない。
それなのに・・・。

子ども達の話では、道がツルツル滑るらしい。
じーッと道を見つめてみるが、とても滑るようには見えない。
家の前の道路も横の道路も、普通に車が走っているし・・・。
変だなぁ。

理由は何であれ、90分遅れで大喜びのドリとリオ。
朝のひとときを優雅に過ごしていた(遊んでいた)。


8時30分、いつものように夫が出勤した。
8時31分、帰ってきた。
滑って転んで腰を痛打したという。

再度、道をじーッと見つめてみたが、やはり滑るようには見えない。
夫の話では、雨で濡れているだけに見える道の下には、薄っすら氷が張っているらしい。
一番、滑りやすい状態なのだ。

ははーん、それで『学校は90分遅れ』なんだ。
万が一、登校途中で子どもが滑って転んで怪我でもしたら、
  『始業時間を遅らせなかった学校の責任』
なんて話が飛び出しかねない。
学校は、念には念を入れて、90分遅れにしたのだろう。

なんてったって、アメリカは訴訟社会だ。
昔、『マクドナルドのコーヒーが熱すぎて火傷をした』と訴訟を起こして、ン億円の賠償金をもぎ取ったって話もあったよね。

でも・・・と思う。
何かがおかしい。
道がツルツルに滑るなら、注意して歩けばいいだけのことだ。
それでも転んでしまったら、どうすれば転ばずに済んだのか、子ども自身が考えるだろう。
不幸にも怪我をしてしまったとしても、きっとそこから何かを学ぶはず。
『転ばぬ先の杖』も大事だけれど、『何事も経験』とも言うじゃない。

アメリカの子ども達は、社会の中で大切に大切に守られている。
それが過ぎると、過保護。
今回の件も、そんな事を感じた。


2009年1月6日火曜日

アキバ化するドリ

前にも書いたけど、
 『アメリカで生活していれば英語は自然に身につく』
なんていうのは、ウソ!
小さな子どもならいざ知らず、ドリやリオの年齢だと、それなりに努力しなければ英語が出来るようにはならない。
二人を見ていて感じたこと・・・
それは、『ボキャブラリー不足』。
ある程度の単語を覚えなければ、話にならない。

そこで、英検3級の短熟語集(もちろん日本語版)を購入して、ドリに《早急に》全部覚えるように命じた。
これが3日前。

それ以来、ドリはパソコンに向かい、コソコソ何かを打ち込んでいる。

ひたすらパソコンに向かい続けるドリ。

 「ねえねえ、そんなことしている場合じゃあないでしょ?!
  遊んでいるヒマがあったら、とっとと英単語を覚えよ!」

堪忍袋の緒が切れ、小言を言い出した私にドリが見せてくれたのがコレ。
単語を覚えるためのゲーム(!)を自分で作ったという。
始めに問題の英単語が表示され、

次に3つの選択肢が表示される。
正解なら、この画面。
ご丁寧にも”チンチロリーン”と効果音まで流れる。

不正解なら、こちらの画面。
もちろん”ブーッ”という効果音付き。


こんなことをやっていたのか・・・。
自分で創意工夫しながら楽しく勉強するのは、すばらしい事である。
褒めてつかわす!
そして、よくここまでパソコンを使いこなせるようになったものだ。
ご立派!

でも・・・
  ゲームを作るより、単語カードを作った方が
  早くないかい?
  たーっぷり時間があるなら、ゲームも良しとしよう。
  ドリの場合、そんな悠長に構えていられないと
  思うのだけれど。
・・・と思ったけど、言わなかった。
子どもの自主性は尊重しなければならない。

さらに、このゲーム作りにはもう一つ問題がある。
ドリは短期的な記憶力がすごくいい。
だから、ゲームを作っている最中にほとんどの単語を覚えてしまう。
なので、出来上がったゲームをやると全問正解!
本人はすっかり気を良くして、さっさと次に取り掛かる。
何が問題かって?
ドリの頭の中のテンポラリーメモリー(一時記憶領域)は非常に充実しているのだけれど、パーマネントメモリー(永久記憶領域)は非常に貧弱なのだ。
つまり、『ニワトリの頭』!
3歩歩くと忘れるとまでは言わないけれど、3日経てば確実に忘れる。

その辺の弱点を本人がどこまで自覚しているのか。
たいそう満足げな顔で次から次へと新しい単語の入力をしているドリを見ていると、自覚しているとはとても思えない。
一言言いたいけれど、ヘタに言うとヘソを曲げて何もしなくなる可能性もあるしなぁ。
一言言うときは、言い方を熟考し、タイミングを見計らわないと・・・。(これだから、反抗期は面倒だ)

今週は黙って様子を見守り、来週くらいに言ってみようかな、
  「復習のつもりで、
   もう一度、始めから解きなおしてみたら?」
と・・・。


2009年1月5日月曜日

冬休みの宿題

冬休み終了間際のこの時期、毎年のように繰り返されたドタバタ劇・・・それは冬休みの宿題の追い込み。

毎年のようにあった『読書感想画』の宿題は・・・
 冬休み終了の3日前、本を買ってきて、読む!
 冬休み終了の2日前、絵を描く!
 冬休み終了の1日前、感想文を書く!
こんなタイトなスケジュールで仕上げていた。

やりたくないから、適当なところでケリをつけて逃げ出そうとするドリとリオ。
やる以上は、マトモな作品を仕上げて欲しい私。
宿題に対する意識がまるで違うから、家の中には怒号が飛び交う。
3日間に及ぶ格闘の末、冬休み終了の前日、夜になって、ようやく作品が出来上がるのだ。

親子共々、ヘトヘトに疲れた。
でも、今思えば、いい思い出・・・。
子ども達にとっては、嫌な思い出かもしれないけど (^^;)。


さて、アメリカの学校には、冬休みの宿題はない。
先生の
  "Have a wonderful holiday !"
の一言で、冬休みが始まる。
勉強のことなんて忘れて、思いっきり楽しんでちょうだい!
って事らしい。
ドリとリオは、この点ではアメリカの学校が大好きだという。
現金なヤツらだ。

しかし! ドリとリオには補習校がある。
こちらは、日本の学校同様、ばっちり冬休みの宿題が出た。
国語と算数のプリント数枚と硬筆習字。

リオの国語のプリントの中に、漢字のクロスワードがあった。
その中に、
  ヒント:作文を書くノート  □文□
という問題があった。
『文』の両側の□のところに漢字を一文字ずつ入れなければいけない。
わからない・・・作文を書くノートなんて聞いたことがない。
苦し紛れに出した答えが『作文帳』。
うーん、そのまんまじゃない。
それに『作文帳』なんてものが、この世の中に存在しているのか?
聞いたことがない。
インターネットで検索してみると・・・あった!
ちゃんと、ジャポニカ学習帳シリーズの中に『作文帳』っていうのがあるんだね。

知らなかった。


雪から連想したこと

今日は比較的暖かい。
庭の残雪も少しは溶けるかなぁ。

雪を見ながら連想したこと・・・

庭には雪。
  ↓
雪といえば、北海道。
  ↓
北海道といえば、クラーク博士の名言、
”Boys be ambitious!" (少年よ大志を抱け)
  ↓
ん?! なんで"be"なんだ?
boysは複数形だから"are"のはず。
違う違う!
boysは呼びかけで主語ではない。
"Be ambitious!"で命令形になっているんだ。
納得!
  ↓
"ambitious"と"anxious"(心配している)って似ているな。
もし"Boys be anxious!"だったら、
 『少年よ心配しなさい』
になってしまう。
全然意味が違うじゃあないか。
  ↓
英単語っていうのは、似て非なるモノが多すぎる。
だから私の脳ミソは混乱する。
  ↓
もうちょっと明確に区分けしてもらえないだろうか。
たとえば、
  A~Mで始まる単語は良い意味の単語
  N~Zで始まる単語は悪い意味の単語
といった具合に・・・。
  ↓
こんな区分けがあれば、最初の一文字さえ聞き取れば、
良い意味か悪い意味かくらいは分かるじゃあないか。
そうすれば、会話のニュアンスだけはつかめる。
  ↓
私の英語、このレベル・・・(;_;)。
ぜーんぜん上達しないなぁ。


子ども達が学校に行き、夫が会社に行き、ヒマな私。
つまらない事考えていないで、英語の勉強しないとね。


現地校新学期スタート

日本より一足早く、今日からアメリカ現地校の新学期がスタートした。
久しぶりの早起き(6:15起床)。
ドリもリオも眠そうな顔をしながら起きてきて、
デレデレ着替えをし、
ノロノロ朝ゴハンを食べ、
最後は大慌てで歯磨きをしてバタバタ出て行った。
最初からキビキビ動いていれば、最後に慌てることないのに・・・。
子どもっていうのは、思い通りには動いてくれないものだ。

朝ゴハンを食べながら、
  「あぁー、いやだなぁ。」
と、つぶやくリオ。
そりゃあ、訳のわからない英語の渦の中で一日中モミクチャにされるんだから、楽しい訳ないとは思うけど、もう少し頑張ってみてよ・・・なんて思っていたら、次にこう言った。
  「なんで、新学期一日目から
   午後まで授業があるんだよ?!」
なんだ!そんな理由だったのか (-_-;)。
私は、もっと深い理由があるのではないかと心配したのだぞ。
リオの思考は、単純というか、場当たり的というか、近視眼的というか・・・こうゆうの何て言うの?
うまい言葉が見つからない。


2009年1月3日土曜日

3学期スタート

本日1月3日(土)、補習校の3学期がスタートした。
早いね・・・『正月三が日』なんて言葉はアメリカには存在しないのだ。
日本にいれば、3日まではお正気分にどっぷり漬かり、まったり過ごしていただろうに・・・。
そう言えば、地元スーパーStop&Shopは、クリスマスはお休みだったけど、元日は通常営業していたなぁ。

でも、補習校は日本の学校。
それでも、1月3日からスタートしちゃうんだね。

今日は書初め大会。
子ども達は、新聞紙とキッチンペーパー20枚を持って学校に行った。
20枚もいったい何に使うんだ??
雑巾代わりだとは思うけど、少々多すぎるような気もする (@_@")。
書道道具は全て学校で用意してくれるらしい。
ニューヨークの補習校は、生まれたときからアメリカ育ちの子が多いから、書道道具なんて持っていない子が多いのかも。
うちは日本から書道セット&書初めセットを担いできたが、不要だった。
重かったのに・・・(;_;)。

さてさて、どんな芸術作品が仕上がるのか・・・とっても楽しみ!


サラサラ軽い雪だから・・・

昨日もまた雪が降った。
少しだけど・・・。

雪が降ったらやらなければいけないのが雪かき。
雪はちょっと気温が上がると溶けてベチャベチャになる。
でまた、気温が下がると氷結してツルツルになる。
ツルッと滑って、後頭部でも打ったら大変だ。
我が身を守るためにも、小まめな雪かきは必須!
私は思いっきりズボラな性格だけど、雪かきだけはちゃんとやろうと思っている。

この前までは、雪かき用のスコップでやっていた。
アメリカの物は何でも巨大。
雪かき用のスコップも例外ではない。
本当に大きくて、嫌になるくらい重~い!
そのスコップに雪を乗せると、さらに重さが増し、うんざりする。

今日、ふと思って、ホウキで掃いてみた。
これが大正解!
こちらの雪はサラサラで軽いから、サッサカと掃ける。
スコップみたいに重くないし・・・。
さらに、スコップでやるよりキレイに雪かきができる。
短時間で道路から玄関までのアプローチの雪かきが完了した。

やったね (^o^)!
雪かきにはホウキ!
また一つ学習した。


本当に砂漠の砂のようにサラサラの雪。
リオはまた雪だるまを作ろうとしたけれど諦めた。
だって、全然固まらないんだもん。
  「でも・・・」
とリオが言った、
  「水を撒けば、大丈夫かも (^_^)v ウシシ。」

そこまでして、雪だるまを作る必要なし!!!
  ・・・そんな所で頭を使わずに、
    もうちょっと違うところで使ってくれよ・・・



2009年1月2日金曜日

篤姫

『篤姫』といえば、2008年のNHK大河ドラマ。
我が家では、夫がコレにえらくハマった。
夫は、自他共に認めるテレビっ子、かつ、かなりオタク系。
こうゆう人がハマると、大変だ。
毎日毎日、パソコンの前に座って、何かコソコソやっていると思ったら、『篤姫』のビデオを収拾していたという。
もちろん、無料でダウンロードできる不法投稿を漁ったらしい。
ありとあらゆる手を使って、ネット上を検索し、なんと全50回分のビデオを全部揃えてしまった(すごい執念 @_@;)。

で、子ども達は半強制的に、『篤姫』鑑賞。

唯一の日本語放送TV Japanは面白い番組をやっていないから、『篤姫』を見てる方がまだマシって話もあるのだけれど・・・。
これまでに、何回分見たのだろうか。
1回分が1時間で50回分だから、全部で50時間でしょ。
ってことは不眠不休で見続けても2日と2時間かかる。
はぁ・・・気が遠くなる、おまけに目も悪くなる。

私はダメなの、こうゆうの。
2時間以上、テレビの前に座っていられない。
早々に退散した。
  そう言えば、『冬のソナタ』もまだ見ていない。
  いつかは見ようと思っているんだけどね ^^;。

毎日のように時代劇を見ているものだから、子ども達の言葉遣いがおかしくなってきた。
日常会話の端々にこんな言葉が現れる。
  「苦しゅうない」
  「そうじゃ」
  「まことか」
  「大儀であった」
  「オモテをあげよ」
  「美味じゃ」
  「下がれ」
  「申せ」
  「私を誰と心得る」 ←どんなに頑張っても高が知れている
                うちの子だから・・・
  「許せ」 ←普通に”ごめんなさい”と言えないものか
  「いただきもす」 ←西郷隆盛の薩摩弁
  ・・・・・
すっかり染まっている。
影響を受けやすい人たちだ (-_-;)。


2009年1月1日木曜日

本物の・・・謹賀新年

あけまして おめでとうございます。

日本より14時間遅れて、こちらも年明けしました。

家の中から見た初日の出。
初日の出というには、だいぶ上まで上がっていますが・・・(^^;)。
昨日の大晦日、また雪が降ったから、
  White New Year!!
です。

元旦の今日は快晴。
でも気温は氷点下。


家の中は、いつもの通りのお正月。

棚の上にちょっと飾り付け。

おせち料理とお雑煮。
おせち料理の中でで好きなもの・・・
☆ドリ・・・甘くないもの
      甘くないおせち料理なんてほとんどない。
      おせち料理って言うのはね、
      日持ちしないとダメなの。
      そのためにたっぷりお砂糖が入っているのだ。
      わかったかい?
☆リオ・・・焼きブタ
      ????はぁ????
      キミは正しいおせち料理をわかっていない。
      おせち料理に焼きブタなんて入っていないってば。
      リオが言うには
        「おばあちゃんちのには入っていた。」
      らしい。
      あれは今流行の変わりおせち料理だったから。
      わかったかい?

リオは、『忘れてもいいこと』や『忘れたほうがいいこと』や『瑣末なこと』を本当によく覚えている。
そのくせ、『忘れてはいけないこと』や『肝心なこと』をきれいさっぱり忘れる。

今朝のリオと私の会話・・・
  リオ 「今日の朝ごはんはおせち料理だよね。」
  私  「うん、それとお雑煮ね。」
  リオ 「えーッ!お雑煮もあるんだぁ!!」
えええーーーーーッ!!!
と叫びたいのはこっちだ。
元日の朝といえば、おせち料理とお雑煮がセットになって出るものだ。
そのお雑煮の存在を忘れるなんて・・・。
リオにとっては11回目のお正月。
11回ともお雑煮を食べたのに・・・。
それなのに・・・忘れたぁ???
頼むよ、勘弁してくれ。

リオの言い訳はこう
  「だってさぁ、お正月って1年に1回しかないんだもん。
   忘れちゃうよ。」

年に1回かもしれないけど、毎年食べているお雑煮のことは忘れて、ある年たまたまおせち料理に入っていた焼きブタのことは覚えている。
キミの頭はどうなっているんだい?

新年早々、ひっくり返りそうになった。