2009年1月12日月曜日

『元素』のポスター

アメリカの中学校の理科の時間には、『プロジェクト』という名の課題学習がある。
自分で一つのことを調査研究して、一つの作品(ポスターや絵本)を作成する。
前回はリオが『宇宙に関するプロジェクト』をやった。
あの時は、『太陽』について調べ、ポスターを仕上げた。
今回はドリの『元素の関するプロジェクト』。
『Silver(銀)』について調べて、ポスターを作成した。

巨大でしょ?!
指定された大きさで作ったら、こんなに大きくなってしまった。

日本でポスターと言ったら、画用紙に絵を描き、コメントを入れて仕上げるものだが、こちらのポスターは・・・

まず紙が違う。
Poster Board(ポスターボード)という専用の紙が文房具屋さんに売っている。
薄めの厚紙(ケーキ屋さんの箱程度の厚さの紙)だ。
これを買ってこなければいけない。

次に絵が違う。
絵は自分で書いてもいいのだが、インターネットから拝借した画像をプリントアウトして、それをベタッと張ってもOK。
面倒臭がり屋のドリは、もちろん後者。
適当な画像をプリントアウトして、バシバシ張って済ませた。

そしてコメントもまた違う。
日本のポスターでは、そのポスターで訴えたいことを一言二言、多くても三言に集約して書く。
が、こちらのポスターは説明書きが多い。
元素について調べたことをポスターにするのだから、一言二言で済むはずないのだが・・・。

さらに、コメントもワープロ打ちOKなのだ。
字がキレイとは言えないドリは、ワープロで打ち込んだコメントをプリントアウトして、これまたバシバシ張って済ませた。
正直言って、ワープロで打ち込めば、まだいい。
面倒臭がり屋のドリは、その手間すら惜しんで、ひたすらカット&ペーストしていた。

で、出来上がったのが上のポスター。
手書き部分なんて一箇所もない。
ぜーんぶパソコン頼りのポスターだ。
でもね・・・これで意外と良い評価がもらえた。

  「日本とはずいぶん違うね。こんなんで良いんだ。」
と不思議がる私にドリが言った、
  「あのね、これは理科のポスターなの。
   美術のポスターじゃあないから、これでいいのッ!」
と・・・。

なるほどね、一理ある!!!


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