2009年1月17日土曜日

融雪剤を見て思い出した

今日は晴れ、真っ青な空が広がっている。
でも、気温は氷点下・・・寒い。
周辺の道は真っ白に染まっている。
原因は雪でも霜でもない、雪の日に”コレでもかっ!"ってくらいバラ撒いた融雪剤が道を白く染めているのだ。

そんな道を見ていたら、少女の頃に胸を痛めた一つの問題を思い出した。
  『食塩は雪を溶かすのに、
   食塩を振り掛けた氷の中にジュースの入った
   試験管を入れると固まるのは、なぜか?」

小学校の頃、理科の実験でこんな事をした。
  ビーカーの中に氷を入れて塩を振り掛ける。
  ジュースの入った試験管をビーカーの中に入れると、
  アイスキャンディーができる(固まる)。
というものだ。
このときは、
  『塩っていうのは、ものを冷やす力があるんだなぁ』
と素直に納得した。

私が混乱したのは、
  『食塩を撒くと、雪が溶ける』
という事実を知ったときだ。

ジュースは凍るのに雪は溶ける
・・・なぜなんだ?・・・


私は、この疑問を中学の理科の先生にぶつけた。
先生は説明してくれたのだけれど、私は全然納得できなかった。
その結果、理科の先生との信頼関係は呆気なく崩壊した。
今思えば、たぶん先生はきちんと説明してくれたのだと思う。
それを理解できなかったのは、私の知識力不足のせい。
でもあの頃の私は人間としての度量が小さかったため、
  『先生はちゃんと説明してくれなかった』
と随分腹を立てたものだ(センセイ、ゴメンナサイ)

と言いつつも一方では、
  『バカにも分かるような説明が出来てこそ、
   一流の教師!』
とも思う私。

いずれにしても、この問題は未解決のまま私の胸にくすぶり続けた。
解決してくれたのは、大学時代の物理科の友人。
バカにも分かるように噛み砕いて丁寧に教えてくれた。
  『こんな基本的なことも知らずに、
   よく大学入試をすり抜けて来たなぁ。
   信じられない (-_-;)。』
と呆れながら・・・。

どーもスイマセン p(^_^)m 。←故三平師匠


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