2008年8月31日日曜日

9月1日 Labor Day

日本は今日から2学期がスタートするね。

アメリカでは毎年9月の第一月曜日はLabor Day(労働の日)という祝日。
今年は9月1日がその日だ。
という訳で、学校はお休み。
子どもたちにとっては、ニタニタ嬉しい三連休 (*^o
^*
私にとっては、魔(?)の三連休。


お寿司屋さん MASA SUSHI

「お寿司が食べたい!」
というリオのリクエストにお答えして、キャンプの帰り道に寄ったのが、ニュージャージー州アレンデールにある 《《MASA SUSHI》》。

ニュージャージー州には日本人が多く住んでいる。
その日本人の間で「おいしい!」と評判のお店だ。

夫はカツ丼。
私とドリとリオはお寿司。      (魚に飢えていたので黙々と食べる)

とーっても、おいしかった!
これで$12だよ。
味もお値段も大満足 \(^o^)/。

<疑問に思うこと>
アメリカのお寿司は、にぎりが長細い。
この前行った”KUJAKU"もそうだったし、この日行った”MASA SUSHI”もそうだ。
どうしてだろう?


サマーキャンプ報告

この夏、ドリとリオが参加したYMCAのサマーキャンプの報告。
ずーっと書こう書こうと思いつつ、日々の雑事に追われて先延ばしにしていた。


8月22日、キャンプ最終日、ニューヨーク州の山の中、キャンプ場のあるフロストバレーに向かう。
行く道すがら考えた。
まず何て声を掛けようかと・・・。
  「楽しかった?」
と聞きたいところだけど、反抗期に片足を突っ込んでいるリオとどっぷりつかっているドリのこと、こんな聞き方をしたら、
  「べつに」
と答えるかもしれない。
  私は、この”べつに”という言葉が大嫌いだ。
  ”べつに”じゃあ何がなんだか分からないし、話が前に進まない。
  我が子の口から聞きたくない言葉NO.1なのだ。
どうしようかな・・・。


キャンプ場に着いてしばらくすると、リーダーたちと一緒に子どもたちが出てきた。
芝生の広場で一塊になり、最後のオタケビをあげる。

団結を確認しあっていたのか、再会を約束していたのか・・・。

それから、みんなで涙の別れ。
2週間も一緒に寝食を共にすると、別れは相当ツライ様子。
涙、涙のお別れだった。


それが終わると、ようやく親元に帰ってくる。

まずは、
  「どうだった? また来たい??」
と聞いてみた。
 ドリ 「うん、来たい!」
 リオ 「微妙に来たい!」
その返事を聞いて安心した。
楽しかったに違いない。
次にみんなが再会するのはスキーキャンプだとか・・・。
YMCAのスタッフは、子どもにちゃんと宣伝をしておいたようだ。

子どもたちに聞きたいことは山ほどある。
帰りの車の中で、いろいろ聞いた。

YMCAにはいろいろなアクティビティがある。
何をしたのか尋ねてみると、
  乗馬、タワークライミング、水泳、ボート

  ・・・あとは忘れたらしい・・・
いろいろなコトに挑戦したんだね。

夜はタレント・ショーなるものも催されたそうだ。
ズッコケにズッコケたパペット・ショーなど出し物もいろいろ。


ゴハンは?
肉、にく、ニク・・・ひたすら肉料理が出続けたらしい。
アメリカの料理だからね。
大の肉好きのリオも、さすがに参ったみたい。
  「今はステーキよりも寿司が食べたい」
と言った。

ゴハン(白米)はパラパラで粘り気がなく、不味かったとか。
ドリはパンを食べ続け、
リオは塩と胡椒をかけて何とか食べたらしい。

毎日バナナが好きなだけ食べれたのはヨカッタなんてことも言っていた。
いったい一日に何本のバナナを食べたんだか・・・。
それに、そこまでバナナが好きだったっけ?


そのうち、後部座席で2人がキャンプのメンバーの話を始めた。

ドリ 「○○は本当に××のことが好きだったんだよ。
    知ってた?」
リオ 「そんくらい知ってたよ。
    ××は違う人が好きだったんだ。
    オレ、××が好きな人、知ってるもんね。」
ドリ 「えーッ、可哀想。
    最終日にポエムまで贈ったのに・・・。」

ふーん、姉弟でそんな話をする年齢になったんだ。
成長したものだなぁ。
でも、自分たち自身の話がいつまでたっても出てこないのは何故??

そうこうしているうちに、二人は深い深い眠りの中へ・・・。
最終日の夜は、オールナイトで騒いだらしい。


そうそう、リオに重要なことを聞かなければならなかった。
  「英語の授業中、寝ていなかった?」
リオは、
  「寝ていない。
   寝ていたのは、△△と□□だ。
   オレは寝ていない。」
と言う。
こっちには、証拠の写真があるのだぞ。

これでも、寝てないと言い張るのかい?
リオのよると、
  「これは寝ているんじゃあなくて、
   たまたま眼をつぶっていただけ。」
なんだそう。
なんで先生の方を見ていないのか尋ねると、
  「顔は逆方向を向いているけど、
   耳はちゃんと先生の言うことを聞いていた。」
らしい。
現行犯逮捕じゃあないからね、これ以上の追求は断念したけれど、状況証拠は揃っていると思わない?

2008年8月30日土曜日

ラーメン

リオの好きな食べ物は、
 お寿司
 肉 ← これだけは、なぜか料理名ではなくて食材名
 ラーメン
である。

お寿司は、この前食べに行ったし、
お肉は家で毎日のように食べている。
残るは、ラーメンのみ!

現地校に通いだしてから、初めての土曜日。
ドリとリオの労をねぎらうために、ラーメン屋さんに行ってきた。
安上がりだね (^_^;)。

隣の街 Cos Cob (コスコブ)に、こんな屋台ラーメンがある。

名前は『かとちゃんラーメン』。
加藤さんという日本人のオジサンがやっている。
醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメン、長崎ちゃんぽん etc・・・
メニューもいろいろ。
夫とリオはチャーシューメン、
私とドリは味噌ラーメンをお願いした。
久しぶりです!ツルツル、シコシコの卵麺さま!!

あー、満足満足!
ご馳走様でしたm(_ _)m。

この『かとちゃんラーメン』人気店みたい。
私たちがいる間にも、次から次へとお客さんがやってきた。
日本人ばかりかというと、さにあらず。
アメリカ人のお客さんの方が多いくらい。
きっと常連サンなのだろう、
  ”2 Nagasaki & 1 gyoza"
なんて注文をしている人もいた。
長崎ちゃんぽんに餃子をつけるなんて、
通だねぇー (^_-)。

屋台は木曜日~日曜日の夕方のみの営業。
じゃあ、店主のかとちゃんは昼間何をしているかというと、
屋台の裏にある魚屋さんの店主に早代わりする。
(というか、魚屋さんが本業なんだと思う)

すごく新鮮な魚が手に入るという噂なので、今度は昼間、魚屋さんの方を覗いてみようと思う。


Middle School 4日目 ESL

ESL = English as a Second Language
ESLは英語を母国語としない人たちが英語を学ぶクラスである。
ドリとリオが通っている中学校では、ELLというらしい。
(ELL = English Language Learner)
ESLもELLもやることは同じ、英語の勉強をするころである。

ドリとリオは1日4時間をこのクラスで過ごし、英語の読み書きと社会科を学んでいる。
(数学、理科、体育などはアメリカ人と一緒のクラス)
英語が上達すると、1日4時間が3時間になり、2時間になり・・・最後は全ての授業をアメリカ人と一緒のクラスで受けることになるらしいが、そこまで行くのは並大抵のことではない。
3年やそこいらでは、とても無理な話である。

さて、ドリとリオのESLクラスのうちの一つがスゴイらしい。
ドリとリオ以外は全員ヒスパニック系(スペイン語圏からの移民)、メキシコやコロンビアから来た子たちである。
授業中にスペイン語が飛び交う。
そして・・・
あるときは、授業中にお菓子をボリボリ食べ散らかし、
あるときは、授業中にギャーギャー口論が始まり、
あるときは、授業中にゲラゲラ笑い出す、
・・・
といった有様。

ドリに言わせると『授業にならない』らしい。
リオはニタニタしながら
 「おもしろい!」
って言っている。
おもしろがっているリオのことが気になる。
おもしろいからって、マネするんじゃあないよ!

((( 元気がいいのはいいんだけどね、
  先生は大変だろうな (-_-”) )))
と気の毒に思う私。


そんな元気いっぱいのヒスパニック系ガールズ、今日はドリにこんなお願いをしてきたという。
 「私の名前を日本語で書いてほしい」
と。
ドリがカタカナで書いてあげると、その字をシゲシゲと見つめ嬉しそうにしていたそう。
小さな国際交流ですな。
今度は適当な漢字で書いてあげれば?
もっと喜ぶかもよ。



2008年8月29日金曜日

Middle School 4日目 赤紙

今日も無事に帰ってきた。
毎日、学校に登校しているだけでも、
  ご立派 !!
と言いたいところだけれど・・・

リオが大変なものを持ち帰ってきた。
赤紙・・・正しくは"Pink Slip"というピンク色の紙。

これは、何だ???
またまた辞書と首っ引きで翻訳開始。
読み始めてすぐ、目が点になった (
_゜;)。

  ・・・ボクは、今日、宿題を忘れてしまい、
    Ms. Oslerを悲しませてしまいました。
    彼女の笑顔を取り戻すために、
    明日までに宿題とこの紙を提出します。
    云々・・・

何ッ?!
学校が始まって4日しか経っていないのに、もう宿題を忘れたということか。
昨日、確認したときは「宿題はない」と言っていたはずだ。

即刻、リオを呼び出す。
赤紙をヒラヒラさせながら、
 「宿題を忘れたって書いてあるけど、
  どーゆうコトなんだい? エッ??」
ハラワタは煮えくり返っているけど、それを表に出さないようにグッと堪えて問いかける。
 「宿題が何か分からないんだもん。」
と言い訳するリオ。
なるほど・・・それはあり得る。

んじゃあ、探すしかないね。
リオのカバンをひっくり返して、ノートとプリントをチェックする。
宿題だと思われるプリントが1枚出てきた。
  「これじゃないの?」
と聞くと、
  「それは、今日、出た宿題。」
だと言う。
(ふぅーん、昨日の宿題は分からなくても、
 今日のは判るんだ。不思議だなぁ。)

今日、忘れたのだから、昨日の宿題でなければいけない。
全部、調べた。
が、それらしきモノは無い!!!
ただ1つ、Ms Oslerに提出しなければいけない紙が出てきた。
新学期が始まるにあたって、授業の進め方について説明したプリントである。
テストは2、3週間に1回やるとか、
積極的に授業に参加しましょうとか、
宿題は忘れずにやりましょうとか、
書かれていて、生徒本人のサインと親のサイン(!!)をして先生に提出するようになっている。
これを『宿題』と呼んでいいのか、はなはだ疑問だが他にないから仕方がない。
リオに、このプリントに赤紙を添えてMs Oslerに提出するように言った。

あとで、先生宛にお手紙も添えようと思っている。
『リオは宿題が何か分からないと言っていますが、これでいいのでしょうか?』
と書くつもり。


赤紙
(正式名称Pink Slip)について、インターネットで調べてみた。
赤紙は宿題提出率UPのための手段として使われているらしい。

宿題を忘れた子には、先生から赤紙が渡される。
赤紙には宿題を忘れた旨が書かれている。
赤紙には親がサインする欄があって、親がサインをした状態で学校に提出しなければならない。
つまり、宿題を忘れたら、親に筒抜け。
誤魔化せない。

これによって、先生、生徒本人、親は『宿題を忘れた』という事実を共有する。
で、どうなるかというと、
生徒はヤバイと思い、
親は監視の眼を強化し、
先生は悪い成績を付ける恰好の材料とする。
(↑ 私の個人的な想像だけどね)

さらに、赤紙を最後までじっくり読んでみると、
 ・・・この赤紙と宿題をちゃんと提出しなければ
   減点します・・・
なぁんていう具体的な脅し文句まで入っていた。

キビシイね。

日本にいるときは、適当に宿題から逃げ果せていたリオだが、ここアメリカでは、難しそうである。



― 追記 ―
リオに赤紙の内容を説明したときのこと。
”Ms. Oslerを悲しませてしまいました。彼女の笑顔を取り戻すため・・・”
というくだりで、リオが言った。

「えーっ!
 Ms. Oslerはいっつもニコニコしているから大丈夫だよ。」

そーゆう問題じゃあないでしょ (-_-#)?!
コトの重大さを全く理解していない様子。


スズメが仰山(ぎょうさん)

何故かわからないけれど・・・
前庭にスズメみたいな鳥が仰山やってきた。

たぶん50羽はいるだろう。
(写真はごく一部の鳥を写したに過ぎない)
みんなで必死に何かをついばんでいる。
何を啄ばんでいるのかは不明。
パン屑なんてバラ撒いていないよ。

何を啄ばんでもいいから、糞だけはしないでくれ!
あんなにたくさんいたら、糞の量も半端じゃないからね (-"-)。


8月も終わりだね

まだ8月だというのに、ここコネチカット州は寒い (*_*)。
涼しいを通り越して、寒いのだ。
長袖のカットソー1枚では震えてしまうので、カーデガンを羽織っている。
8月でこれじゃあ、冬はどんなことになるのやら・・・。

この間、ドリとリオを迎えにキャンプ場に行ったとき、紅葉している木を見つけた。
もう『秋』に突入しているみたい。

日本は長い夏休みがようやく終わる頃だね。
去年も、一昨年も、その前の年も、そのまた前の年も、
今頃は、汗をダラダラかきながら、子どもたちに夏休みの宿題をやらせていたっけ。
夏休みの宿題なんて早めに終わらせておけばいいのに、
毎年、最後の最後でジタバタする。
悪い癖だね。

なんだか懐かしいなぁ。


Middle School 3日目 宿題

駐在員の奥様たちが口を揃えて言うことがある。
 「とにかく宿題が大変!
  初めのうちは親が付きっ切りでやるようだよ。
  数学はまだなんとかなるけれど、理科がねぇ・・・。」
先生にもよるけれど、宿題はほぼ毎日出されるらしい。

母は、子どもが帰ってくるまでに、ある程度夕飯の支度を済ませておいて、子どもが帰ってきたら、子どもと一緒に頭を悩ます。
どうにもならないところは残しておいて、父にバトンタッチする。
そんな生活を1年くらい続けなければいけないという。
駐在4年目のある奥様は、
 「あの頃のことを思い出すと、今でも辛くなる。」
と言っていた。
うーん、こりゃあ大変だ!

と思っていたら、ドリが宿題を持ち帰ってきた。
数学! (理科じゃなくてヨカッタ)
問題そのものは簡単。
たとえば、こんな感じ。

**************************************************************
次の数字を小さいものから大きいものに並べ替えなさい。
前の数字から次の数字を求めるためにはどうしうたらいい
ですか。
   0.75  1.25  1  1.5  0.25  2  1.75  0.5
**************************************************************

日本では小学校4年生レベルの問題である。
ドリは8年生(日本なら中学2年)なのに・・・。

ただね、悲しいかな問題文の意味がわからない。
全部英語で書いてあるからね。
だから、解けない。
でも・・・問題文の意味さえ正確に把握できるようになれば、数学はなんとかなるかも・・・。
この『問題文を把握する』のが大変なんだろうけどね。

頑張るしかない!


理科の宿題はいつ出るのか・・・ハラハラ、ドキドキ・・・


Middle School 3日目 ロッカー

アメリカの中学校にも、自分のモノを入れておくためのロッカーがある。
日本の学校のロッカーは扉ナシなんだけど、アメリカのロッカーには扉が付いている。
おまけに、鍵まで付いている。
(犯罪の多いお国柄だからかも・・・)

この鍵がかなり厄介らしい。
昔の金庫のように、
『右に△回して、左に×回して、もう一度左に○回して・・・』
という具合に開錠する。

ドリはロッカーが上手く開けられないと言う。
先生に聞いて教えてもらったけど、それでもなかなか上手くいかないらしい。
 「ロッカーが開かないと困るでしょ。どうしているの?」
と尋ねたら、
 「何十回もやっていると、偶然、開くことがあるんだよね。
  だから、なんとかなっている。」
うーん、ってことはロッカーの鍵が壊れているということでもなさそうだ。
 「まあ、あんまりヒドイようなら、
  もう一度先生に言いなさいよ。」
なんて話をしていたら、リオが横から割り込んできた。
 「オレ、完璧に開けられるぞ!
  ドリもロッカーの練習した方がいいんじゃないの?」
ドリは憮然とした顔・・・。

『弟にできて、姉に出来ないこと』
たまには、そんな事もあっていいんじゃない?!



Middle School 3日目 

毎日が綱渡り、ヒヤヒヤ、ドキドキの連続である。
今日も子どもたちは無事に帰ってきた。
ホッ・・・。

今日の目標は
  『お昼ゴハンを食べること』
だった。
帰宅するなり、リオが言った。
  「今日はちゃんと食べたよ! お腹いっぱい (^^)。」
よかったぁ!
どうしてLUNCHの時間が分かったかを聞いてみると、
  「なんとなく分かった」
ふーん、完璧に分かっているわけじゃあなさそうだ。
少々不安は残るが、『なんとなく』でも分かれば上等。
明日も頑張るのだぞ。

ドリもちゃんと食べたという。
今日はマリアちゃんという子と一緒に食べたと、とっても嬉しそうに話してた。
  (((えーッ! 友達が出来たの?!)))
興味津々の私。
根掘り葉掘り聞いてみると、どうも友達というほどの関係ではない様子。
ESLのクラスで顔を合わせたことがあって、たまたまカフェテリアで一緒になったから・・・といった感じらしい。
それでも、いいじゃない。
そうやって、少しずつ人と関わっていけるといいね。
ドリは日本語が母国語、マリアちゃんはスペイン語が母国語。
二人の会話は、拙い英語。
いったいどんな会話が交わされていたのか?
聞いてみたけど、
  「いろいろ」
と素っ気ない返事が返ってきた。

すっごく気になる!


2008年8月28日木曜日

Middle School 2日目 お昼ゴハン

帰宅直後、リオがこう言った。
 「腹減ったぁー! お弁当、食べていい?」
ええっ?! なんでお弁当を食べていないの???

聞いてみると、いつお弁当を食べていいのか分からなかったそうだ。
アメリカ(コネチカット州)の中学校は単位制だ。
大学のように自分で履修する科目を決めて、授業を受ける。
朝はいったんHome Roomに集まるが、その後は自分が受ける授業の教室にみんなバラけてしまう。
”クラスでまとまって・・・” なんて事はないようだ(ドリ談)。
特にドリとリオは1日のうち4時間をESLクラスで過ごす。
だから、なおさら、みんなと違う行動を取ることになる。
という訳で、『みんながお昼を食べているから、ボクも食べよ』みたいな事は出来ないようなのだ。

それにしても、3時近くまでゴハンを食べられないのは可哀想である。
身体にも良くない。
改めてリオの時間割表を見直してみると、”LUNCH"と書いてある時間があるじゃあないか!
 「3時間目が終わったら、LUNCHだよ。
  カフェテリアに行って、食べるんだよ。」
と、よーく言い聞かせた。
明日は、ちゃんと食べれるといいね。

ふと気になって、ドリに聞いてみた。
ドリは食べたと言う。
どうして食べる時間が分かったのかを尋ねると・・・
次の授業の教室が分からなくて先生に聞いたら、
その先生がまた別の先生に聞いて、
何人かの先生で話をしていたら、
 「この子はお昼を食べていないじゃないか!」
という事に先生が気づいて、で、お昼を食べることになったとか。
先生が気づいてくれて、よかったね。
そうでなければ、ドリもお昼ゴハンを食べ損ねるところだった。

明日の目標は
  『お昼ゴハンを食べること』
だね。


ところで、アメリカ(コネチカット州)の中学校のお昼ゴハン事情はどうなっているかと申しますと・・・
お弁当を持っていってもいいし、カフェテリアで給食(?)を食べてもいい。
どちらにするかは、各家庭のその日の都合次第。
カフェテリアの給食を食べるなら、お金を払ってランチを買う(学校にお金を持っていってもいいらしい)。
また、いちいちお金を持たせるのがイヤなら、ある程度の金額を前払いしておくことも出来る。
どちらにするかは、各家庭の判断に任せられている。

で、お弁当だろうが給食だろうが、ランチは必ずカフェテリアで食べる。
教室とか校庭で食べてはいけないそうだ。

お弁当を持っていっている人はどのくらいいるのかドリに聞いてみた。
 「ほどんどいない。8割くらいの人は給食だよ。」
と言っていた。
ふーん、朝早いから、お弁当作りも楽じゃあないよね。

「ドリも給食食べてみる?」
と聞いたら、
 「もう少し慣れてからにする。当分はお弁当を持っていく。」
とのお答え。
それはそうだよね!



Middle School 2日目 スクールバス

コネチカット州グリニッチの某中学校に入学したドリとリオ。
1日目は新入生向けのオリエンテーションだった。
初めてだから車で送り迎えをした。
2日目からいよいよ通常の日課が始まる。
『通常』なので、スクールバスで登下校してもらうことにした。
(いろいろな事に少しずつ慣れていかなければいけない)

今日の目標は、
 『スクールバスで登校し
 スクールバスで下校すること』

だ。

朝6時15分、起床。
何故そんなに早いかって?
バスが7時15分にやってくるのだ。
ラッキーなことにバス停はうちから徒歩1分のところ。
  スクールバスはどこにでも停まってくれるわけではない。
  バスのルート、バス停の位置は決まっていて、
  子どもたちはそこまで自力で行く。
  近くにバス停がないと、そこまで車で送迎なんて事態も
  起こり得るらしい。
  うちは、たまたま近くにあってヨカッタ。

7時10分家を出発。
バス登校初日なので、私も付いて行く。
おまけにブウも付いて行く。
バス停にはアメリカ人の姉妹とその母がいた。
まずはご挨拶。
姉妹は6年生と8年生だという。
リオとドリと同じだ。
ここで会話に花が咲くといいのだが、うちの子たちもアメリカ人姉妹もダンマリ。
そう簡単にはいかない・・・仕方ないね。
母はチビッ子のミニチュア・ダックスフンドを連れていた。
ブウはその犬に興味津々。
お互いにクンクン臭いを嗅いで友達になったようだ。
犬は簡単でいい!

バスはちょっと遅れてやって来た。
不安そうにバスに乗り込む二人。

  「頑張って、いってらっしゃい!」
  「帰りはNO.5のバスに乗るんだからね!」
と二人の背中に向かって言った。
この先、親に出来ることは何もない。
無力だねぇ・・・。
無事に帰ってくることを祈りつつ、バスを見送った。


二人が学校に行っている間、落ち着かない時を過ごした。
困っていないか、半ベソをかいていないか、淋しい思いをしていないか・・・考え出すと限がない。


2時45分お迎え。
そろそろ帰ってくる頃だと思い、バス停に出る。
  『ちゃんとバスに乗れたかな。
  バスにはいろんな路線があるから、
  間違えないといいんだけれど・・・。
  もしもバスから降りてこなかったら、
  中学校までお迎えに行かないと!』
なんて、アレコレ思いながらバスを待つ。

バス到着!
バスの中からドリとリオが降りてきた。
エライ!!
心底、ホッとした。
今日の目標はクリアだね。

バスから降りた途端、ベラベラしゃべり出す二人。

ドリ 「リオが帰りのバスを間違えて乗りそうになったんだよ」
リオ 「間違えたんじゃあなくて、
    NO.5のバスか運転手さんに聞きに行ったんだ」
ドリ 「ウソだぁ~!間違えてた。」

もう、そんなこと、どうでもいいッ!!
二人揃って無事に帰宅できたんだから、それでいいんだってば。

いやぁ~、上出来、上出来 \(^o^)/。


2008年8月26日火曜日

Middle School から無事下校

今日はアメリカの中学校、初体験の日。
朝、その場の雰囲気で、置き去り状態にしてしまった子どもたちだが、思ったより元気に帰宅した。
もっと恨み言を言われるのではないかと覚悟していたけど、そうゆうことは全くなかった。
今日半日で経験したことが多過ぎて、親に恨み言を言うのさえ忘れてしまったというのが本当のところかもしれない。

リオは
 「全く何もわからなかったぁ!」
と言っていた。

ドリは
 「先生が、ドリは英語ができないことをみんなに
  話してくれた。
  そうしたらマヤちゃんが優しくしてくれた。」
と言っていた。
マヤちゃんって聞くと日本人?と思うけど、どうも白人の子らしい。
そうやって、みんなに助けてもらいながら、なんとか頑張っていけるといいね。

ちなみに、リオのクラスにも日本人は一人もいなかったとか・・・残念。

学校は7時45分に始まって、2時35分に終わる。
一日7時間授業である。
リオとドリは、このうち4時間がESLクラス(英語)に充てられる。
残りの3時間は普通のクラスで授業を受ける。
普通クラスで受ける授業は、数学、理科、体育、音楽、家庭科(?)の5科目。
社会はESLクラスの中で勉強する。
(この学校のESLはかなり充実していると思う)

授業の受け方は大学に似ている。
それぞれの授業ごとに教室が決まっていて、子どもたちは短い休み時間に教室から教室へと大急ぎで移動する。
これが、結構大変らしい。
アメリカの中学校は大きい。
さらに、どうゆう訳か迷路のように複雑な造りになっている。
入学したては、迷う子も出るらしい。

そして今日、リオはみごとに迷子になり、授業に遅れたらしい。
どうやって教室に辿り着いたのか聞いてみたら、
教室名が書いてある時間割表を見せて、その辺にいる先生に教えてもらったと言う。
へぇ~ッ! そんなこと出来るんだ・・・びっくり。

リオの話をもう一つ。
カフェテリアにいたら、知らない子が
 中国人?
って聞いてきたから、
 "NO! I'm from Japan."
と答えておいたと本人が言っていた。
えぇ~ッ! そんなこと言えるんだ・・・
正直言って俄かには信じ難いくらいマトモな答に呆然。


明日から通常の授業が始まる。
明日はスクールバスで通学してもらうつもり。
朝7時15分にバスが来る (ハヤッ!)。
頑張って早起きしてお弁当を作らねば・・・。

Middle School 初登校

朝、7時35分、中学校に初登校した。

学校に着いたら、先生にご挨拶して、
 「子どもたちは英語ができませんが、
  そこをなんとかよろしくお願いしますね!」
とお話するつもりだった。

行ってみて驚いた。

校舎の入口に子どもたちの行列ができている。
プリントには確かに7時45分までに登校しなさいと書いてあった。
でも7時35分になってもドアが開いていない。
これは、いったいどうゆう事だ?!

さらに、その辺りに先生らしき人の姿もない。
子どもたちは全員新入生のはずなのに、心配して付き添う親の姿もない。
入口前にいるのは、子どもだけなのだ。

とても親がその場で何かできる雰囲気ではない。
仕方ないので、その場で子どもを車から降ろし、
 「みんなの後に付いていけば大丈夫だから!」
 「頑張りなさいよ!!」
と言って、置き去りにしてきた。

((( 本当に大丈夫なのか?)))
わからない。
私だって、とっても不安だ。
子どもたちは、もっともっと不安だったに違いない。


もうオリエンテーションが始まっている頃だなぁ。
二人はどうしているのだろう。
心配だけど、あとは学校・先生にお任せするしかない。
・・・と言いつつも、心配だなぁ・・・。


2008年8月25日月曜日

SCHOOL SUPPLIES LIST

8月初旬、中学校から入学案内のようなものが届いた。
軽く20枚はある書類の束である。
ざーっと目を通すと、SCHOOL SUPPLIES LISTというプリントがあって、学年ごとに必要な文房具がいろいろ書かれていた。

”SCHOOL SUPPLIES LIST”って聞いたら何て訳す?
私は”学校が支給するものリスト”と訳した。
つまり、日本で言ったら学校で一括購入するものリストだと思ったのだ。
で、リストを見ながら、
 『鉛筆まで支給してくれるなんてすごいなぁ』
なんて思っていたわけ。

ところが!!! 違っていた。
あれは、”自分で用意しなければいけないものリスト”だったのだ。
それが判明したのが、昨日の夜。
夫の会社の人の家にお邪魔して、奥さんと話している中で判明した。

げげげ~ッ! 知らなかった・・・

今日は、学用品の買出しに走った。
(いつも直前になって慌てて買出ししているような気がする)
買った、買った!
この通り。


面白いところでは、『電卓』。
電卓は必ず学校に持っていかないといけない。
《かけざん九九》ができない人たちだからね、何を計算するにも電卓”命”。
もちろん、試験のときも電卓持込OK!

たしかに日本人も大人になったら電卓を使う。
大人が必死で計算用紙にかけ算の筆算をしているところなんてほとんど見かけない。
だから、小さいときから電卓を使えばいいんだって考えもあっていいのかもネ。
ただ、私は思うんだ、
「小さいうちから電卓なんて使っていたらバカになりそうな気がする」
って。
私がそんなことを口走ったら、リオが言った。
「うちで勉強するときは、ちゃんと計算するからさぁ」

そうだよね、家ではちゃんと頭を使って計算しようねッ。
その言葉、忘れるでないぞ!!!



中学校 Middle School が始まる!

長い長い夏休みが終わり、明日から中学校が始まる。

ここグリニッチでは、
小学校Elementary School が1年生から5年生まで、
中学校Middle Schoolが6年生から8年生まで、
高校High Schoolが9年生から12年生まである。
日本の中学1年生は、ここでは単に6年生と呼ばれる。
そして、小学校の1年生から高校の12年生までが義務教育。
中学を卒業すれば黙っていても高校に入学できるのである。
グリニッチに住んでいる子はみんなGreenwich High Schoolに入学できる(^O^)。
それも、タダ!
お金持ちのご子息は私立の学校に行くらしいけどね。
(これはコネチカット州の話。ニューヨーク州はちょっと仕組みが違うらしいよ。)

日本で小学校6年生だったリオは、6年生に転入する。
なんと、中学生になるのだ。
日本で中学2年生だったドリは、8年生に転入する。
1年後にはHigh School だよ~!!


明日は新入生向けのオリエンテーションがある。
6年生全員(ピッカピカの新入生)と7,8年生で新たに転入する子どもたちを集めて説明会が開かれる。
もちろん、うちは2人とも参加。
それはいいんだけど・・・
学校から来た案内書に、
『親は学校の入口までは送ってきてもいいけれど、学校内には入ることは禁止します』
と書いてあった。
うちの子たちは、英語できないんだよ。
それでも親は中には入れてもらえない。
親が聞けば理解できるかというと、それはまた???疑問???なんだけど、
それでもねぇ・・・少しはねぇ・・・と思う私。

グチグチ考えても仕方ない。
子どもたちにしっかり聞いてきてもらうしかありまへんな。
しっかり頼みまっせ!!



2008年8月24日日曜日

補習校初日の感想

初日の感想を子どもたちに聞いてみた。

ドリ 「べ・つ・に」

何が《べつに》なんだ?!
それじゃあ、学校の様子もなにも分からないじゃん。
楽しかったなら、なにが楽しかったのか、
つまらなかったのなら、どうゆう所がつまらなかったのか、
ちゃんと話してくれないと・・・。
これだから、反抗期はイヤだ!
世の中の不幸を全部一人で抱え込んだような顔をしてさぁ。
あー、早く反抗期を脱出してくれないかな。

しつこく聞いたら、
 「休みの人が多かったから、
  まだよく分からないんだってば!」
と言って怒った。
それならそうと言ってくれればいいのに・・・怒らずに!


リオ 「微妙に楽しかった」

そうか、そうか (^o^) 楽しかったんだね。
そりゃあ、ヨカッタ。
で、どんな所が楽しかったのか聞いたら、首を傾げながら、
   ・・・さぁぁ・・・
《さぁぁ》って何?
自分のことでしょう。
何が楽しかったのかくらい言えないものかね。

ったく、二人とももう少しマトモな受け答えをしてくれよ。


そうそう、リオの担任の先生と少し話しをした。
話の途中、
「子どもたちに頑張ってもらうしかありませんよね。ハハハ・・・
と言う私に、先生が
「頑張らないといけないのはお母さんですよ!」
と、かなりマジメな顔で言った。
((((( んッ?!)))))
私が何を頑張るというのだ?
先生に聞いてみた。
 「アメリカの学校に溶け込めるかどうかは、
 子ども自身の性格と親の想いの強さにかかっている」
というのだ。
イマイチ実感がわかないけれど、
きっと私も頑張らないといけないのだろうネ。

ウワサ通り、宿題が出た。
『一週間でやる量』と考えればたいした量じゃあない。
でも現地校が始まると、平日は現地校の宿題をこなすので精一杯になるそうだ。
ということは、補習校の宿題は日曜日一日で仕上げなければいけない。
『一日でやる量』と考えると、かなりの量だ。
たとえばリオの宿題は、
  ・国語ドリル4ページ
  ・漢字プリント2枚
  ・算数ドリル4ページ
  ・計算プリント3ページ
といった具合。
ドリは、これに理科、社会の宿題が加わる。
結構な量だ。

今日の午後、子どもたちのお尻を叩いて宿題をやった。
終わらなかった (;_;)。
このままではヤバイ!



2008年8月23日土曜日

補習校に行ってみたら

『転校生になるのイヤだな』
補習校に行く前、リオはそんなことを言っていた。

これには理由がある。
遡ること5年前、リオは小学校に入学した。
リオと同じ幼稚園から入学したのは女の子一人だった。
入学当初はどうしても同じ幼稚園の子同士が固まってしまう。
友達ができるまでの1ヶ月あまり、リオはそれなりに淋しい思いをしたのだ。
たぶん、その時のことが心のどこかに残っているのだろう。

でも、今回はきっと大丈夫!
補習校にいる子たちは、ほとんどが転校生なのだ。
みんな同じような思いを抱えて入学するはず、きっと優しく迎えてくれるよ。


補習校に着いて、まずドリの教室に行った。
ドリの教室を覗くと、男の子が
  「よぉ!」
とリオに手を振ってきた。
リオも
  「ああ!」
なんて手を上げて答えている。
私は見たこともない顔だ。
それに、リオとは学年も違う。
どーゆう知り合いなのかリオに尋ねると、YMCAのキャンプで一緒だったと言う。
へぇ~、世の中せまいね
『いつかまたどこかで会えたらいいね』
って涙の別れをしたのが昨日。
その人と今日再会するとは!

同じクラスにもYMCAの知り合いがいるかもよ・・・
なんて話してたんだけど、そこまでうまくはいかなかった。
同じクラスには知っている人はいなかったらしい。
それでも、同じ学校に一人でも知り合いがいてよかった。
それだけでも、心強いじゃない (^o^)/、 ネ?!


補習校初日に・・・

やってしまいました・・・遅刻。
ちゃんと間に合う時間に家を出たんだよ。
でも、近くまで行ってから迷子になってしまって・・・。

今思えば、ホントにあとちょっとの所まで辿り着いていたのだ。
その"あとちょっと"が分からなくて、
学校の周りをグルグル・グルグル。


あせった (・_・;;;

学校は9時10分始業だというのに、
9時5分になっても迷子のまま。
すると、後部座席から聞こえてくる不平不満・・・。

リオ 「迷子になりそうな気がしてたんだよね」
ドリ 「いっつも迷子になるもんねぇ」
リオ 「なんで、ちゃんと下見しておかないんだよぉ」
ドリ 「そーだよ、寿司屋の下見なんてしなくていいから、
   学校の下見をしておかないとダメじゃん」 ※1下記参照
リオ 「あーあ、第一日目から遅刻かよ」
ドリ 「あーあ、カッコ悪い」
         ・
         ・
         ・
はいはいはい
みなさんがおっしゃることは全部ごもっとも!
おっしゃる通りでございます!!
反論の余地もございません。
全て母である私の責任です。
ごめんなさいm(_ _)m。


途中で学校に電話を入れた。
「迷子になってしまったので、少し遅刻します」
と。

夫にも電話を入れた。
「迷子になったのでパソコンで場所確認をしてほしい」
と。
結果・・・限りなく近くまで来ていることが分かった。
学校の入り口が分からないだけなのだ。
あとちょっと!!


後ろから浴びせられる罵詈雑言にもメゲズ、
運転すること数分・・・
9時15分、ようやく補習校に到着。
授業は始まっている。
大急ぎでクルマから降り、小走りで入り口に向かう。
ふと後ろを振り返ると、はるか後方にカメさんよりもノロマに歩くドリとリオの姿が見えた。
ええ~っ?! (@_@; 我が目を疑う。
あんなに人を焦らせておいて、それはないでしょう?!

デレデレ歩く子どもたちを急かして、なんとか教室に押し込んだ。
朝から大変だった。

※1 子どもたちがキャンプで留守の間に”下見”と称して、
    お寿司屋さんに行った。
    キャンプから帰ってきたら子どもたちにおいしい
    お寿司を食べさせてあげようと思ったからだ。
    子どもたちは自分たちがいない間にお寿司を
    食べたことを根に持っている。



ニューヨーク補習授業校

ドリとリオは昨日無事にキャンプから帰ってきた。
この話は、また今度書くとして・・・

今日、23日(土)からニューヨーク補習授業校が始まった。
補習校は現地校に通う子どもたちの国語力の維持を目的に行われている。
  現地校には国語の授業はないから・・・
  と言うか、こちらで『国語』と言ったら
  『英語』のことなのだ。
また、この学校、本来の目的とは別に、
現地校に通う子どもたちにとって、
唯一自由に日本語が話せる心のオアシス
という側面も持ち合わせている。
一週間、英語漬けで疲れきった心をここで癒すらしい。
(子どももストレス発散が必要な時代になったんだね -"-)

子どもたちは本当に忙しい。
月曜日から金曜日まで現地校、土曜日は補習校に通う。
その両方から、ドッサリ宿題が出るというウワサ。
大丈夫かなぁ・・・
ドリもリオも根性ってモノがないからねぇ、心配 (-_-;)。

さてさて、ニューヨーク補習授業校には幼稚園から高校まである。
学年が上がるにつれて、人数が少なくなるそうな。
日本に帰国しちゃったり、補習校を辞めて学習塾に切り替えちゃったり、いろいろあるみたい。
  (補習校は強制ではない。
   行きたい人だけが行けばよく、
   行きたくない人は行かなくても全然問題ないのだ。)
リオの学年は20人弱のクラスが2クラス。
ドリの学年は20人弱のクラスがたった1クラスしかない。
とーってもこじんまりしている。

授業は・・・
リオが国語2時間、算数2時間の4時間で12時45分に終わる。
中途半端な時間なので、軽食を持っていく。
今日は大好きな焼肉おにぎりを1個持っていった。
ドリは国語2時間、数学2時間、理科1時間、社会1時間の6時間で15時30分に終わる。
もちろん、お弁当持参。
という訳で、私は学校と家を三往復することになる。
時間がブチブチと分断されて、イヤな感じ。
子どもたちはもっと大変なんだから、そのくらいは我慢しないといけないんだろうけど・・・。
そうは言っても、落ち着きませんな。


補習校にいる子たちは、みんな似たような境遇にいるから、分かり合えることも多いんじゃあないかな。
トモダチができるといいね!



2008年8月22日金曜日

ちょっとバタバタ

おととい、マンハッタンに行ってきました。
昨日、待ちに待った船便が届きました。
今日これから、ドリとリオのお迎えにキャンプ場に行ってきます。
明日から、ニューヨーク補習授業校が始まります。

ってわけで、少々ドタバタしております。



2008年8月19日火曜日

サマーキャンプ10日目

早いもので子どもたちがキャンプに旅立って10日になる。
YMCAのブログを見ても、このところ我が子の写真がないので様子を知る術もない。
こんなに長いこと離れていたことがないからね・・・
妙に気になる。

仲間とうまくやっているのか。
ゴハンはちゃんと食べているのか。
風邪をひいていないか。
     ・
     ・
授業中寝ていないか!!
(出来の悪い子を持つと余計な心配までしなければいけない)

何かあれば、YMCAから連絡がある。
何の音沙汰もないということは、無事に過ごしているということなんだろう。
でも何だか気になる (- -;) 。

緊急の要件でない限り、
キャンプ場に電話してはいけないし、訪問も出来ないことになっている。
親元を離れて、一人で立派に生活するものキャンプの目的の一つだからだ。
では、子どもたちに連絡する方法がないかというと、一つだけ許されているモノがある。
それが手紙だ。
キャンプ場に手紙を出すと、子どもたちの手元に届けてもらえる。

ということで、子どもたちがキャンプに行った《次の日》に私は手紙を出した。
なんてったって、人里離れた山の中のキャンプ場だからね、郵送に何日かかるかわからない。
そう思って、早めに出したのだ。
キャンプ終了後、誰もいないキャンプ場に手紙が届いた、なぁーんて事態にならないようにね。

封筒の中には、返信用の葉書を入れておいた。
切手も貼ったし、住所も書いておいた。
あとは手紙の本文を書いて出すだけという、至れり尽くせりの葉書を・・・。
もちろん、
”返事をちょうだいね”
というコメントも添えておいた。

それなのに!!!
返事が来ない!!!!!


ここ数日、ポストの中を覗いては落胆する母であった。


2008年8月18日月曜日

ドライバーズ・マニュアル

自動車免許の筆記試験を受ける前に必死で読んだのが、
ドライバーズ・マニュアル。
この中に笑える記述があったので、ご紹介・・・

その1 子どもが飛び出してくる可能性があるので
     注意しないといけないところは、
     公園、学校(←ここまではウンウンと頷ける)、
    アイスクリームトラック
の周り
     ※ アイスクリームトラックってところが
        いかにもアメリカらしくていいネ。

その2 道路に馬がいてもクラクションを
     鳴らしてはいけません。
     これは違法行為です。
     ※ 牛やヤギなどについての記述はない。
        馬にクラクションを鳴らしたときのみ
        違法行為となる。

その3 お酒を飲みに行くときは、
     何人かで誘い合って行きましょう。
     みんなで相談してお酒を飲まない人を決め、
     帰りはその人が運転して帰りましましょう。
     運転当番は順番にやればいいですね。
     ※ なにもこんなことまで書かなくても
        いいのにねぇ?!

などなど。

「おもしろいねぇ~」
と言う私に、夫が一言、
「これはルール・ブックじゃあなくて
 マニュアルなんだ」


確かに、その通り!!
夫はたまに上手いことを言う。


大根

最近、よく買い物に行くのが、”A&P Fresh”というスーパー。
キレイで洗練された感じがするのと、オーガニック食材が多いところが気に入っている。

そこで、こんなのを見つけた。

”DAIKON”と表示されている。
練馬大根より少々小ぶり。
でも、ちゃんと大根の形をしている。
えーッ! ダイコンという名前で大根が売られているの?!
なんだか嬉しくなって、試しに1本買ってみることにした。

レジに持っていくと、レジのお姉さんが怪訝な顔をして、
  「コレは何?」
と聞いてきた。
  (何って、何??
   あなたのお店で売っているものだよ。
   コレが何がくらい覚えておきなさいよ!)
と思いつつ、
  「大根」
と答える。

お姉さんの顔がますます怪訝になる。
分からなかったようだ。
仕方ないから、今度は1文字1文字区切って言ってみる。
  「ダ・イ・コ・ン」

それでも、お姉さんは分からなかったようだ。
もう一度、聞いてくる。
  「コレは何?」
  (だからさぁ、さっきから言っているように
   大根なんだってば!)
最後の手段・・・スペルを言った。
  「D・A・I・K・O・N」

やっと理解してもらえた。
レジに何やら打ち込んで、お会計終了。

アメリカのレジの人は、わからない事を客に聞くんだね。
隣のレジの人に聞こうとか、野菜売り場の人に聞こうとか、自分で売り場に確認に走ろうとかいう気は全く無い。
もし私も名前を知らなかったら、どうするんだろう?
 「これは何だか分からないから、売れません!」
って平気で言いそうな気がするんだけど・・・。
どうでしょうね。


アメリカのDAIKONのお味はいかなるものか?
家に帰って早速煮てみた。
食感がちょっと違う。
やわらかいんだよね。
大根とカブの中間くらいの硬さ。
でも、十分おいしく食べられる。

大根とカブの中間くらいの硬さ・・・
ってことは、サラダにいいかも!
と思って、DAIKONサラダを作ってみた。
すごーく、おいしい!!
日本の大根で作るサラダより味がマイルド。
これから、我が家の食卓にチョクチョク登場すると思う。


2008年8月17日日曜日

お豆腐

ニューヨーク近郊では日常の中に和食がしっかり浸透しているみたい。

地元のスーパーでも簡単にこんなものが手に入る。

パッケージだけ見ると何だかわからないでしょ?!
実はコレ、お豆腐!
お豆腐はどこのスーパーにも置いてある。
それも野菜コーナーの隅に・・・。
お豆腐は野菜の一種なんだね。
(確かに大豆からできているから、野菜といえば野菜かも・・・)
1丁$3.99・・・かなり高い。
お味は、可もなく不可もなく普通のお豆腐。

お豆腐には硬さが何種類かある。
これは、一番やわらかいsilken soft。
この他に、soft, firm, exra firmなどがあり、だんだん硬くなる。
私はfirmをマーボー豆腐用に使っている。
exra firmは豆腐ステーキにいいかも・・・今度やってみよう!


もちろん、日系のスーパーにも売っている。

こちらは『ハウス』のお豆腐。
(バーモント・カレーのハウスが作っているお豆腐)
1丁$1.39・・・適正価格ですね!

というわけで、お豆腐は日系スーパーで買うことにしている。


それにしても、アメリカのお豆腐のパッケージは何故かデザートの写真が多い。
日本人の私としては違和感いっぱい。
お豆腐といえば、お味噌汁でしょう!! ねぇ?!

もしアメリカン・トーフ・レシピに興味があれば、
こちらをのぞいてみてね。
http://www.house-foods.com/yummy_recipes.html
いろいろ出ているよ。


PS: ごま豆腐も手に入ります!
久しぶりに食べたら、おいしかったぁ (*^_^*)。



2008年8月16日土曜日

自動車免許~試験勉強~

『アメリカの免許の試験は簡単だから
 勉強しなくても大丈夫!』
という人がいる。
私の個人的な感想としては、
勉強しないと受からないような気がする。

確かに常識的な問題もいっぱいあった。
たとえば・・・
問題:後ろから追突されそうです。
    あなたがやってはいけないことは何でしょう?
    A:ハンドルをしっかり握る
    B:シートに身体を押し付ける
    C:・・・・・(忘れた)・・・・・
    D:ブレーキを踏む
答えは、もちろんD。
このくらいなら、勉強しなくても出来るんだけどね。

中には、覚えておかないと出来ない問題もあった。
問題:交差点から何フィート以内は駐車禁止でしょう?
    A:10フィート
    B:15フィート
    C:20フィート
    D;25フィート
答えは、D。
こんなのは、やっぱり勉強しておかないとわからないよね。
(この問題、ウン十年前私が日本で受けた試験でも出題された)

私は、DMVでもらったドライバーズ・マニュアルを一通り読んだ。

辞書と首っ引きでネ。
大変だったけど、読んでおいてよかった。
読んでなかったら・・・不合格だったと思う (^^;)。


そうそう・・・
試験前日、力試しにカリフォルニア州の試験問題をやってみた。
アレレ、簡単!!
カリフォルニア州に比べると、コネチカット州の試験問題はやっかいな問題が多いような気がする。
あくまで個人的な感想だけどね。


アメリカの自動車免許よもやま話

「アメリカの免許を取りに行く」
とブログに書いたら、実家の父が心配して電話をかけてきた。
「今は無免許で運転しているのか?!」
と・・・。

大丈夫!そんなことはありません。
日本を出る前に、ちゃんと国際免許を取ってきた。
今は国際免許で合法的に(!)運転している。
安心してね。

ただね、国際免許は有効期間が1年間。
毎年、帰国して国際免許を更新してもいいんだけれど、
うちは無理。
帰国は2年に1度なのだ。
(2年経つと会社が飛行機代を出してくれるからネ ^o^)

聞いた話なんだけど・・・
国際免許は本人が行かなくても、身内なら代理で申請できるらしい。
お子さんが小さくてアメリカの免許を取りに行くヒマがない人は、日本の実家に頼んで国際免許を送ってもらうことも可能だとか。

まあ、アメリカの運転免許は身分証明書としてとーっても有効だから、取っておくに越したことはない。

本当は日本の免許をそのままアメリカの免許に書き換えられればいいんだけどね。
残念ながら、これが出来ない。

ところが、逆は出来るんだよ。
アメリカの免許を日本に持っていくでしょ。
そうすると、試験なし。
申請するだけで日本の免許がもらえる。
変だよね。

昔々は日本の免許からアメリカの免許への書き換えが出来たらしい。
でも、事故が多すぎたため、書き換えが出来なくなったとか・・・(あくまで噂話ですが)。
あー、もう!事故らないでよぉ。

免許の書き換えといえば・・・
夫の会社の人で、日本→ドイツ→アメリカと赴任した人がいる。
ドイツは、無試験で日本の免許からドイツの免許への書き換えができるんだって。
さらに、ドイツの免許からなら無試験でアメリカの免許への書き換えができる。
つまり、一度ドイツを経由すると、無試験で免許がもらえちゃうわけ。
うーん、羨ましい。

運転免許よもやま話でした!


2008年8月15日金曜日

自動車免許~筆記試験~

行ってきました!
なんとか、合格しました(パチパチ)!!


必要な書類
 ・ パスポート
 ・ SSC ソーシャルセキュリティーカード
 ・ NON-DRIVERS-ID
 ・ 住所と名前が書いてある消印付きの手紙
 (国際免許と日本の免許も持っていったけどいらなかった)
を持って、DMV(陸運局と運転試験場を兼ねたようなところ)に向かった。
※私は夫と一緒に行ったから、
  持ち物はこれだけでよかったけど、
  駐在妻が一人で免許を取りに行くときは
  ダンナさんのパスポートとSSCも必要みたい。
  ご注意を!

コネチカット州にはいくつかDMVがあって、どこでも受験可能。
場所によって混み具合が相当違うらしい。
私は空いているという噂のダンバリーに行った。

確かに空いていた (^o^)v。

まず、受付に置いてある書類に必要事項を記入して、

パスポートなどと一緒に受付に提出する。
で、受験料$40を払う。

しばらく待っていると、名前を呼ばれる。
はじめに視力検査。
日本の視力検査と同じだった。
顕微鏡に似た機械の中をのぞくと、中にアルファベットが書いてあるのが見えるから、それを左から順番に読んでいくだけ。
ちゃんとメガネを持っていったからね、ここは軽くパス。

それが終わると、ドキドキの筆記試験。
筆記試験と言っても、紙に記入するわけではない。
試験はパソコンの端末上でやる。

全部で25問出題されて、20問正解した時点で合格となる。
  聞いた話では、7月までは12問だったらしい。
  この8月から25問に増えた。
  なんだか不運な気がする。
つまりね、20問続けて全問正解すると、
その時点で試験終了→オメデトウ! 
逆に、不正解数が6問になった時点で、
これまた試験終了→残念でした、また来てね!
ってことになるわけ。

問題は4択。
画面に問題と4つの答えが表示されるから、その中から正しいと思うものを選ぶ。
(タッチパネルになっているから、答えのところをタッチする)
そうするとね、1問解くたびに、『正解』か『不正解』かが表示されるんだよ (*o*)。
これは、かなり緊張するし、ドキドキする。


4台並んだ端末の中の1台の前に連れて行かれて、
 「この端末を使うように」
と言われた。
 「OK!」
と答えた後、大きな深呼吸と溜息をまとめてする。
 はぁ~~~~~・・・

さあ、試験開始!
初期画面には私の名前が表示されている。
OK、間違いない。
はじめに表示されたのは『自分の誕生日を選べ』というもの。
本人確認のためだろう。
自分の誕生日だから、自信を持って答えた。

ここからが、本当の問題。
時間制限はない。
  ”何時間かかってもいいんだから、
   とにかく問題をよく読むこと”
と自分自身に言い聞かせる。
それともう一つ、
  ”自分の直感を信じること”
余計なことをゴチャゴチャ考えると、判断を間違えるからね。

1問目 正解!
2問目 正解!
   ・
   ・ 
何問目かで間違えた。
『ウイスキー1オンスのアルコール量はビール何本分と同じか?』
という問題だった。
まるで見当がつかない。
画面にウイスキーのビンとビール2本の写真があったので、『2本』と答えたら間違えた。
答えは1本だって。
紛らわしい写真を載せるのは止めて欲しい!

1問間違えたところで、緊張感が高まる、血圧がグンと上がる。
私、結構気の弱いところがあるからね。
『あと4問間違えても大丈夫』と考えればいいのに、
『あと4問しか間違えられない』と思っちゃうんだよね。
ホント、自分がイヤになる。

冷静に冷静に・・・問題をよく読むこと

それからは、1問解くたびに緊張が高まる。
一問一問、ナンとかカンとか解き進め、
あわや口から心臓が出るぅ~!という直前で試験が終わった。

画面には、
  Congratulations!
の文字。

嬉しいというより、ホッとした。
そして、
疲れた・・・本当に疲れた・・・。


最後に受付で、運転試験(実技)の予約をした。
次は9月11日に運転試験です。


2008年8月14日木曜日

サマーキャンプ4日目

夫からメールが来た。
「YMCAのブログを見よ」
と書いてある。

なんだ???
と思って覗いてみると、ESLクラスの授業風景の写真があった。

http://www.ymcatfv.org/
からブログに入って、
セッション4<3日目><4日目>の1枚目の写真。

マジメに授業を受けているドリが写っている。
彼女なりに頑張っているようだ。
一安心 (^。^)。

もう一度、よーく写真を見直してみると、一人ダラケたヤツがいる。
椅子の背もたれに頭をあずけて寝ている(ように見える)。
リオだ!!!
『寝ているんじゃあなくて、下を向いているだけだよね?!』
と自分自身に問いかけてみたけれど・・・、
あれは、どう見ても寝ている (-_-#)ムッ!
今すぐ行って、たたき起こしたい。
しかし、キャンプ場はここから200kmも離れている。
ああ・・・『なす術なし』とはこのことだ。

いても立ってもいられないので、とりあえず、
  「起きろ~! 起きろ~!」
と念を送ってみたけれど、私はエスパーじゃあないからね、リオには届いていないだろうなぁ。

授業中に寝るなんて、私の育て方が悪かったのか・・・
暗澹たる気分である。

しっかりしてくれぇぇぇぇぇ!!!


2008年8月13日水曜日

うさぎのお昼寝

夏の昼下がり、木陰でお昼寝をしているうさぎを発見!右側が頭で、左側の白いところががシッポ。

「かわいいッ!!」
と言いながら、リオが夢中で写真を撮っていた。
(キャンプに行く前のお話です ^^;)

よく見ると、目を開けている。
インターネットで調べたら、目を開けたまま寝るうさぎもいるし、目を閉じて寝るうさぎもいるらしい (@_@)zzz。
目を開けたまま寝るのは魚だけだと思っていた。
うさぎもそうだったとは・・・初めて知った。



犬のウンチ

この辺りは犬を飼っている家が多い。
当然、犬の散歩をしている人もたくさんいる。
でも、道にウンチが落ちているのを見たことがない。
私が前に住んでいた街では、歩道のど真ん中(!)に犬のウンチが落ちているのを度々目撃したのだが・・・。
(恥ずかしいことだね)

ブウの散歩コースでこんな看板を見つけた。
       『リードをつけること。
        ウンチは始末すること。
        違反したら罰金最高$100だよ。』

罰金まで科すのはどうかとも思うけど、そのくらいしないとダメなのかな。
まあ、街がキレイなのはいいことだよね。
ウンチを踏みつけないように注意深く歩かなければいけないなんて馬鹿げている。

でも、ただ一つ、
  <<< え”~ッ! そんなことしてホントにいいの?! >>>
と思うことがある。
それは、ウンチの袋を公園のゴミ箱にポイポイ捨てていくこと。
みんな何の躊躇いもなく捨てていくから、たぶんそれは許されていることなんだろうけど、
今のところ私には出来ない (-"-)。

これが出来るようになったとき、
  『アメリカの生活にも慣れました!』
って胸を張って言えるのかもしれないね。


PS. オシッコは日本と同じ・・・電柱にジャーッ (^_^)。


サマーキャンプ3日目

ドリとリオがいなくなって3日目。
どうしているのかなぁ・・・
と思って、YMCAのHPを見ていたら写真があった!

ドリはバッチリ写っていた。
リオは小さく小さく写っていた。
『ウォーリー君をさがせ』みたいに探さないとわからないくらい小さくネ。

二人とも何とかやっているみたいで、ホッ。
(何とかやってくれないと困るんだけどね ^^;)

http://www.ymcatfv.org/
の中のブログを開くと出てきます。
リオはセッション4<2日目>3枚目の写真の中にいるよ。
わかるかなぁ?



2008年8月12日火曜日

8月~コネチカットの気候~

日本はムシムシ、ジメジメ、汗ダラダラの時期だね。

コネチカットは本当に涼しい。
今日はTシャツでは寒くて、長袖のカットソーを着ている。
北海道と同じくらいの緯度だから、こんなものなのかなぁ・・・。

夏、過ごしやすい代わりに、冬は相当寒いらしいよ。
そうそう、この間、知人から恐ろしい話を聞いた。
『1ヶ月の暖房費が$900 !!!』
900円じゃあないよ、900ドル。
1シーズンじゃあないよ、1ヶ月。
巨大な家なの?
って聞いたら、普通の家だという。
暖房の設定温度が高いの?
って聞いたら、普通の温度だという。

ガ~~~ン!
暖房費で破産する・・・。
冬が怖い (+_+)。


鬼のいぬ間に

ドリとリオがキャンプに行ってしまって、私はヒマだと思うでしょ。
でも、ヒマじゃないの。

15日の金曜日に運転免許の筆記試験を受けに行く予定だから、それまではマジメに勉強しないとね。
試験の内容はとっても簡単らしいんだけど、私の場合、英語が・・・。
まあ、やれるだけやってみる。
頑張るぞ!

試験に合格したらの話なんだけど、
来週は今まで行きたくても行けなかったところに探検に行くつもり。
まず、近くのスーパーをくまなく見て回る。
それから、マンハッタンに進出!!

そんな簡単なことが何故今まで実現できなかったか?
それは、私以外の家族(夫、ドリ、リオ)が買い物嫌いだから。
家族で買い物に行くでしょ。
私があっちこっち見ていると、1時間もしないうちにブツブツ文句が出始める。
  夫 「今日はそんなもの買わなくてもいいでしょ」
  ドリ 「何の目的も無くウロウロするの嫌いなんだよね」
  リオ 「あ”~~、疲れた!!」
といった具合。

鬼のいぬ間にゆっくり見て回ってきます (^o^)/。
(その前に合格しなければ・・・)


サマーキャンプ~SUMMER CAMP~

なんとか準備を終え、子どもたちはサマーキャンプに旅立った。

今回申し込んだのは、YMCAのEnglishキャンプ。
午前中は英語の勉強をし、午後は思いっきり遊ぶ。
うちの子どもたちにピッタリの
『一日中遊び続けるコース』もあったのだけれど、今はダメ。
新学期までに少しでも英語を身に付けないとね。

来年になったら『一日中
遊び続けるコース』を考えてもいいよ。
ただし、君たちの実力次第だけどね。


キャンプ場は、家から約200km離れたニューヨーク州の山の中。
送迎バスもあったんだけれど、初めてのことだし、少々心配だったから車で送っていった。
片道2時間強。
アメリカの道はほとんど渋滞がないから、早いんだよね。

これがYMCAのキャンプ場。
本当に広い!!!


着くとすぐに担当のリーダーが出迎えてくれた。
YMCAのキャンプでは10人程度のグループに分かれて活動する。
で、各班に2人くらい子どもたちのお世話をしてくれるリーダーがいる。
リーダーは高校生から大学生くらいだろうか。
みんな明るくて元気!
世話の焼ける子どもたちですが、ヨロシクお願いしますねm(_ _)m。
赤のポロシャツを着ている人たちがリーダー。


ドリとリオの様子は・・・冴えないねぇ(- -;)。

 『来たくなかったけど、親が行けと言うから来ただけさ』
って感じかな。
まあ、確かにその通りなんだけどね。

  この2週間を楽しく過ごすも、
  つまらなく過ごすもアナタたち次第。
  笑顔、smile !!!
  まずは、ここから始めようよ。
  もう一つ。
  待っていても何も起きないよ、自分から行動すること!

なんて話をして、子どもたちと別れた。

次に会うのは2週間後だ。
☆(*^o^*) 楽しかったよ、来年も行きたい (*^o^*)
と言いながら帰ってきてくれるといいんだけどなぁ・・・。



ドリのグループ
リオのグループ


2008年8月11日月曜日

大誤算

はぁ・・・船便が着かない。
6月16日に日本を発送したのに、8月11日現在連絡すらない。
大誤算だ。

何が困るって、ドリとリオのサマーキャンプ準備。
私の勝手な予定では、船便は8月1日に到着する予定だった。
だから、キャンプに必要なものは全部船便の中に詰め込んだのだ。
ああ、それなのに!
船便が着かない!!

サマーキャンプは8月10日(昨日)から。
先週前半はカリカリしながら船便を待ち、
後半は諦めて買い物に走った。
船便が着いていれば買わなくて済むモノを山ほど買った(悔しい!)。
長袖、長ズボン等の防寒具、サンダル、水筒、・・・
どのお店に何が売っているのかわからないから、買い物には本当に時間がかかる。
丸2日かけて、なんとか揃えた。

最後まで見つからなかったのが、
トラベル用のボディーソープ。
日本ならドラックストアに行けば、
より取り見取りであるのにね。
仕方ないから、普通サイズのボトルを持っていってもらうことにした。
ちょっと重いけど、無いよりマシだだからね。

・・・ぐったり・・・

パッキングは各自自分でやることにした。
”持ち物リスト”に沿って荷造りすればいいだけだから、
そのくらいは出来るでしょ?!

すぐにリオがグズグズ言い出した。
  「バッグに入りきれない(;_;)」
と言う。
(2週間のキャンプだから、荷物の量も半端じゃない)
バッグをもう1つ増やすとか、不要だと思うものを減らすとか、自分で工夫してやってごらん。




半べそかきながら、なんとか終わらせた。
バッグを増やすのはイヤだったらしく、かなり荷物を減らした様子。
見ると、パジャマも入れていない。
普段着のまま寝るから、パジャマはいらないらしい。
えっ・・・(-_-;)と思ったけど、
本人がそれでいいと言うんだから、仕方ないね。

きっと、足りないモノがあるだろうけど、そんな時どう対処するかも勉強のうち。
口出ししたい気持ちをグッと抑える。

『獅子の子落とし』の気分だなぁ・・・。



2008年8月7日木曜日

TV JAPAN

北京オリンピック、いよいよ開幕だね。
まさかアメリカでオリンピック中継を見ることになろうとは、夢にも思わなかった。

ここコネチカッットでは、一つだけ日本語放送のチャンネルがある。
それが『TV JAPAN』。

放送しているのは、ほとんどがNHKの番組。
ニュースなどはリアルタイムなので、
「昼の12時になりました。これまでに入っているニュースを・・・」
なんていうのを、こちらの夜11時にやっていたりする。

他にも『のど自慢』などのいかにもNHKらしい番組が延々流れる。
たまにはTVでも見ようかななんて思うんだけど、見ていると眠くなるので、すぐに消す。
もう少し、民放の番組を流してくれないかなぁ。


ところで、このTV JAPAN、オリンピックは放送しないという。
きっと放映権がバカ高くて、買えなかったんだろう。
ってことは、オリンピックはアメリカのチャンネルで見るしかない。
アメリカってところは、アメリカが強い種目しか放送しないような気がする。
柔道は見れるのか?
女子マラソンは? レスリングは? 卓球は? ・・・
((( 不安 )))

水泳と陸上トラック種目は大丈夫。
だって、アメリカ強いもん。
絶対放送すると思う。

なにはともあれ、
ガンバレ、日本!!!

ん?! テレビの話からオリンピックの話に脱線してしまった。
まあ、いいよね (^^;)。

許しがたい WAX PAPER

地元のスーパーでWAX PAPERを買った。

フライパンで魚を焼くとき下に敷いておくとこびりつかないと聞いたからだ。
やってみたら、みごとにWAX PAPERにこびりついた。
ヤギじゃあないから、紙は食べられない。
魚の身を削って、なんとかはがして食べた。
魚はちょっと焦げ目がついたあたりがおいしいのに、その部分はWAX PAPERとともにゴミ箱の中に消えた。
うっ、悲しい・・・。

そして、先日、懲りもせずにお餅を焼くときに使ってみた。
  日系のスーパーに行くと
  『サトウの切り餅』を売っている。
  うちのリオは無類のお餅好き。
  どうしても食べたいと言うので、
  大枚はたいて買ってきたものだ。

WAX PAPERを敷いてお餅を並べオーブンに入れる。

異変はすぐに起きた。
ビニールが燃えているような臭いがする。
慌ててオーブンの中を見ると、白っぽい煙がモクモク・・・。

すぐに気づいたから大事には至らなかったけど、
ひどい! ひどすぎる!!
だって、パッケージにはクッキーの写真が載っているんだよ。
当然、オーブンで使用できるはずじゃない。
それなのに、オーブンで使うと変な臭いと煙が出るなんて、
許しがたい!!!


即刻、リードのホットクッキングシートを購入した。

1個$7弱。
高いなぁと思ったけど、安全には代えられないからね。
リードを使ったら、魚もお餅も上手に焼けた。
もちろん白い煙も出なかった。

リードはエライ!


資源ゴミ

アメリカにも『資源ゴミ』の日がある。
毎週木曜日がその日。

ちゃんとポスターがあって、資源ゴミに出せるものが書いてある。


でも、資源ゴミは分別しない。
ビンもカンもペットボトルも全部一緒に青いボックスに入れて、家の前に置いておくでしょ。


そうすると、こんなトラックがやってきて、ゴミをポイッと荷台に入れて持ち去る。

まことに手間要らずでいいんだけど、
いったい、いつどこでだれが分別をするのだろう?
分別しないとリサイクルできないよね。
考えられるのは・・・
 ① オートメーション化が進んでいて自動で分別される
 ② 気持ちだけリサイクル
    (ゴミはそのまま捨てられる)
私は②のような気がするんだけど、どうなのかな。
真相はわからない (^^;)。

そうそう、この資源ゴミのキャッチフレーズがいいの。
  "Join the new American Revolution,Rycycle!"
だよ~。
revolutionには『革命』の他に『循環』って意味があるから、
引っ掛けてあるのかなぁ・・・と勝手に解釈してます。



2008年8月6日水曜日

れすざんぶう

『れすざんぶう』
最近、ドリとリオの会話の中
に、この謎めいた言葉が登場する。
主に相手を揶揄するときに使われる。

何のこっちゃ?
と思って聞いてみたら、
 "less than Boo"
 『おまえはブウ(うちの飼い犬)以下だ!』
という意味らしい。
これって、文法的に正しいのかな?
なんとなく意味は通じそうな気がするんだけどね。

新しいことを覚えるのはいいんだけど、
"less than"なんて難しいことは後回し。
まずは、”he”を「へ」と発音するのだけは止めてくれ。
頼むよ、リオちゃん!



2008年8月5日火曜日

次から次へと壊れていく


我が家は1940年代築。
つまり太平洋戦争中かその直後に建てられた家である。
古いけれど、そこそこ手入れされているので、住むには問題がない。
住めば都!
私は気に入っている。

ただね・・・壊れるんだよね。

夫がここに引っ越してすぐに、冷蔵庫のドアポケットが落ちた。
牛乳などを入れておくところ。
現在、使用禁止状態。
かなり不便。

先週、ガレージの電動シャッターが動かなくなった。
現在、手動で開閉している。
かなり面倒。

おととい、リビングの窓の開閉部分の部品が落ちた。
現在、そろりそろりと開閉している。
近いうちに動かなくなりそうな気がする。

たった1ヶ月で、このありさま。
次はどこが壊れるのかなぁ。
冬場に暖房が故障するのだけは勘弁して欲しいものである。


難儀じゃのう

買い物に行ったときのこと、リオがひねくれた。
原因はたわいもない兄弟喧嘩。
二人で悪ふざけをしていて、ドリがリオのジャケットを剥ぎ取ったらしい。
ジャケットが床に落ちる。
で、誰が拾うかで口論になった。
・・・そんなの誰が拾ってもいいじゃん・・・
と思うけど、兄弟の間ではそうはいかない。

最後は私が言った。
「自分のものなんだから、リオが拾いなさい!」

リオには、これが気に入らなかったようだ。
『ドリが落としたものを何故自分が拾わなければいけないのか?』
その気持ちもわかるよ。
でも、いつまでもお店の中でモメているわけにはいかないでしょ。

リオはジャケットをつかむと、プイッと外に飛び出してしまった。
!!! 危険すぎる !!!
いかに治安のいい地域とはいえ、ここはアメリカ。
何が起きるかわからない。
駐車場の隅でリオを捕まえて、お説教。
この行動がどれだけ危険なことなのかを説明した。

けれど、カッカッしているリオには通じてない様子。
とりあえず車に押し込んで帰宅。
ゆ~っくり時間をかけて話をすることにする。

リオは頑固だ。
一度おヘソを曲げると、そう簡単には元に戻らない。
今回もそうだった。
何を言っても、馬耳東風、ぶたの耳に念仏・・・。
聞いていない (-"- #)ムッ。

でも、この機を逃すわけにはいかない。
『一人でどこかに行かない』
これだけは守ってもらわないと困る。
こうなったら理由は後回し、とにかく肝に銘じることが大事。

聞く耳を持たない人間に伝えるためにはどうすればいいか?
本当は少し間を空けて落ち着いてから話す方がいいんだけどね、今回は急を要する。
私は催眠術にかけることにした。
(他に方法を思いつかなかったんだよね)
何度も何度も繰り返した。
「一人でどこかに行かない、一人でどこかに行かない・・・
リオが根負けするまで続けた。

約2時間後、リオ投降。
「わかったよ!」
と言った。

本当に催眠術にかかったかどうかは不明。
これからのリオの行動をみていくしかない。

難儀じゃのう・・・。


2008年8月4日月曜日

芝刈り

ここは緑豊かな街だ。

庭には公園にあるような巨木が植えられ、日差しをあびて輝いている。
  たぶん落葉樹。
  ・・・秋になったらあの葉が全部落ちる・・・
  その掃除を考えるとゾッとするんだけどね。
  この季節はとってもキレイ!

そして、いたるところに芝生が植えられている。
公園はもちろん道端にも芝生。
雑草がボウボウ伸びているところなんて無い。

どうして、いつもこんなにキレイなんだろう?

答えは簡単!
定期的に頻繁に手入れしているから。

うちの大家さんは、2週間に1回は芝刈りに来てくれる。
  家の賃貸契約をするとき、
  庭の手入れは大家さん持ちにしたのだ。
  大家さんは庭師に頼んでもいいんだけれど、
  自らやってきて芝を刈っている。
  芝刈りが趣味なのか、
  庭師に払うお金がもったいないのか、
  そのへんの事情はわからない。

うちの前には広い公園があるんだけれど、
そこにも2週間に1度、芝刈りの人が来る。


この間、車を走らせていたら、道路の中央分離帯で芝を刈っている人を目撃した。
時速70kmくらいで吹っ飛ばす車のど真ん中で、実に楽しげに芝刈りをしている。
なかなかアッパレな光景だった。

実は、この芝刈り、一つだけ問題がある。
芝だろうが雑草だろうが何であろうが、
とにかくそこにあるものは何でも刈ってしまうのだ。
それ故、芝刈りの後を見ると、丈の短くなった雑草がいっぱい残っている。
でも、全体として見れば、美しい芝生!
これでいいんだよね。

☆☆☆なんともアメリカ的だなあ
☆☆☆
なぁんて思った次第。



2008年8月3日日曜日

プライベート・ビーチ

Greenwichは海辺の町である。
(うちは山側なんだけどね)
海辺の町にはビーチがある。
今日はビーチに繰り出した。


このビーチ、ただのビーチではない。
Greenwich住民専用のプライベート・ビーチなのだ。

  住民以外でも高~いビジターフィを払えば入れるから
  厳密に言えば『専用』ではないんだけど・・・

これって、すごくない?!
私の感覚だと『ビーチはみんなのもの』だ。
だれでも自由に勝手に出入りできるのが当然!
でもアメリカでは違うらしい。
『ビーチはオラのもの』なのだ。
ライという街にも同じようなビーチがあると聞いたことがある。

市役所みたいなところに申請して、
大人$27、こども$5を払うと、
Park Passというカードがもらえる。
ディズニーランドの年間パスポートみたいなものだと思ってもらえばいいかも。


で、このカードをビーチの入り口のゲートで提示すると、ビーチに入場できる。


ここは、小さな半島一つが公園になっていて、周りを1周できるように遊歩道がある。
ゆっくり歩いて1時間弱。
だいたい4kmくらいかな。


ビーチは遊泳禁止。
まあ、泳いでいいよと言われても遠慮するかも。
かなり水が冷たいから。

みんな、思い思いの過ごし方をしていた。
日光浴をする人あり、
読書をしている人あり、

遊歩道でジョギングしている人あり、
釣りをしている人あり、
カヌー遊びをする人あり・・・。


海の家もあって、飲み物やスナックが買える。


ヨットハーバーもあり、
お金持ちはヨット遊びを楽しむ。


巨大なカモみたいな鳥もいる。
人が近寄っても逃げない。
体が大きいので、フンも大きい。
リオは『フンヤロー』と呼んでいた。


海の向こうには、マンハッタンのビル群が見える。
(うまく写真が撮れなかったけど)


静かにゆっくりと時間が流れていく、
とてもステキな海岸だ。



海に向かって黄昏る(?)ふたり。
絵にならないねぇ・・・(^^;)。