この夏、ドリとリオが参加したYMCAのサマーキャンプの報告。
ずーっと書こう書こうと思いつつ、日々の雑事に追われて先延ばしにしていた。
8月22日、キャンプ最終日、ニューヨーク州の山の中、キャンプ場のあるフロストバレーに向かう。
行く道すがら考えた。
まず何て声を掛けようかと・・・。
「楽しかった?」
と聞きたいところだけど、反抗期に片足を突っ込んでいるリオとどっぷりつかっているドリのこと、こんな聞き方をしたら、
「べつに」
と答えるかもしれない。
私は、この”べつに”という言葉が大嫌いだ。
”べつに”じゃあ何がなんだか分からないし、話が前に進まない。
我が子の口から聞きたくない言葉NO.1なのだ。
どうしようかな・・・。
キャンプ場に着いてしばらくすると、リーダーたちと一緒に子どもたちが出てきた。
芝生の広場で一塊になり、最後のオタケビをあげる。
団結を確認しあっていたのか、再会を約束していたのか・・・。
それから、みんなで涙の別れ。
2週間も一緒に寝食を共にすると、別れは相当ツライ様子。
涙、涙のお別れだった。
それが終わると、ようやく親元に帰ってくる。
まずは、
「どうだった? また来たい??」
と聞いてみた。
ドリ 「うん、来たい!」
リオ 「微妙に来たい!」
その返事を聞いて安心した。
楽しかったに違いない。
次にみんなが再会するのはスキーキャンプだとか・・・。
YMCAのスタッフは、子どもにちゃんと宣伝をしておいたようだ。
子どもたちに聞きたいことは山ほどある。
帰りの車の中で、いろいろ聞いた。
YMCAにはいろいろなアクティビティがある。
何をしたのか尋ねてみると、
乗馬、タワークライミング、水泳、ボート
・・・あとは忘れたらしい・・・
いろいろなコトに挑戦したんだね。
夜はタレント・ショーなるものも催されたそうだ。
ズッコケにズッコケたパペット・ショーなど出し物もいろいろ。
ゴハンは?
肉、にく、ニク・・・ひたすら肉料理が出続けたらしい。
アメリカの料理だからね。
大の肉好きのリオも、さすがに参ったみたい。
「今はステーキよりも寿司が食べたい」
と言った。
ゴハン(白米)はパラパラで粘り気がなく、不味かったとか。
ドリはパンを食べ続け、
リオは塩と胡椒をかけて何とか食べたらしい。
毎日バナナが好きなだけ食べれたのはヨカッタなんてことも言っていた。
いったい一日に何本のバナナを食べたんだか・・・。
それに、そこまでバナナが好きだったっけ?
そのうち、後部座席で2人がキャンプのメンバーの話を始めた。
ドリ 「○○は本当に××のことが好きだったんだよ。
知ってた?」
リオ 「そんくらい知ってたよ。
××は違う人が好きだったんだ。
オレ、××が好きな人、知ってるもんね。」
ドリ 「えーッ、可哀想。
最終日にポエムまで贈ったのに・・・。」
ふーん、姉弟でそんな話をする年齢になったんだ。
成長したものだなぁ。
でも、自分たち自身の話がいつまでたっても出てこないのは何故??
そうこうしているうちに、二人は深い深い眠りの中へ・・・。
最終日の夜は、オールナイトで騒いだらしい。
そうそう、リオに重要なことを聞かなければならなかった。
「英語の授業中、寝ていなかった?」
リオは、
「寝ていない。
寝ていたのは、△△と□□だ。
オレは寝ていない。」
と言う。
こっちには、証拠の写真があるのだぞ。
これでも、寝てないと言い張るのかい?
リオのよると、
「これは寝ているんじゃあなくて、
たまたま眼をつぶっていただけ。」
なんだそう。
なんで先生の方を見ていないのか尋ねると、
「顔は逆方向を向いているけど、
耳はちゃんと先生の言うことを聞いていた。」
らしい。
現行犯逮捕じゃあないからね、これ以上の追求は断念したけれど、状況証拠は揃っていると思わない?
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