2009年5月30日土曜日

ガソリンはいつ入れると得か?

答は『真夜中に入れる』。

物質は、温度が高くなると膨張し、温度が低くなると収縮する。
だから、気温の低い真夜中に入れると、より多くのガソリンが入り、お買い得になる。
この話、日本の『節約主婦の裏技』から取ってきた話ではない。
ドリの理科の副教材として配られたプリントに載っていた話だ。

昼と夜で、いったいどれだけの量の違いがあるのか???
(わずかな差しかないように思う)
こんな些細な違いを、いったいどれだけのアメリカ人が気にするというのか???
(アメリカ全土で数名だと思う)

とはいえ、これはアメリカの中学校の理科の時間、『密度』の学習のところで出てきた話。
こんな話、アメリカ人にしたって、
  「フム・・・」
の一言で終わってしまいそうな気がする。


2009年5月29日金曜日

豚の影響 日本への里帰り

アメリカで暮らす人たちの中には、夏休みを利用して日本に里帰りする人が数多くいる。
みんな、心配しています。
  『日本に帰ったら、
   犯罪者扱いをされるのではないか?
と。
折角の里帰りなのに・・・。

また万が一、飛行機の中でほんの少し発熱でもしてしまったら・・・。
日本では入国時、サーモグラフィーのような装置で熱があるかどうか調べているとか。
これに引っかかると、1週間近く軟禁されてしまう。
里帰り組の日本滞在期間は、ほどんどの場合2~3週間。
うち1週間を軟禁されでもしたら、目も当てられない。
遠路はるばる何しに帰ってきたのやら・・・。

私なら、日本到着3時間前にバファリンを飲むね。
久しぶりの日本滞在を何かの拍子に出たちょっとした熱なんかで邪魔されたくないもん。
もしもインフルエンザだったら、バファリンを飲んでもまたすぐに熱が上がるはず。
その時は、もちろん、おとなしく諦める (-_-;) ウン!

豚に関する様々な情報を聞いていると、
いっそのこと鎖国してしまえ!
と怒鳴りたくなる今日この頃。


2009年5月28日木曜日

スーザンおばさん 準決勝通過

昨日のブログで紹介したスーザンおばさんは、無事、準決勝を通過したようです。

http://www.youtube.com/watch?v=F5ShZvZRI8s

出だし少々緊張しているかなぁという感じでしたが、徐々に調子に乗り始め、サビの部分は本当にすばらしかった!!

Incredible!


豚の影響 早退

単なるウイルス性の風邪で発熱をしたリオは、先週の木曜日と金曜日、学校を休んだ。
そして、土曜日は補習校に行った。
  『補習校を休むと宿題が溜まる、
   それだけは勘弁してほしい。』
という理由で、補習校は何があっても休みたがらないのだ。
日曜日は当然お休み。
月曜日はMemorial Dayというアメリカの祝日で、これまたお休み。
今週の火曜日になって、ようやく現地校に行った。
まだ多少咳は残っていたが、インフルエンザでもないし、熱もない。
この程度で学校を休むわけにはいかないと判断したのだが・・・。

お昼過ぎ、学校のナースから電話が掛かってきた。
  「咳をしているから、迎えに来るように!」
と。
私はちょうど出かけていて留守。
結局、夫の会社に電話が行き、夫が仕事を切り上げて迎えに行くはめになってしまった。
申し訳ないことをした・・・。

でもさぁ~、高が咳くらいで早退させる?
それも四六時中咳をしているわけではない。
たま~に咳が出る程度なのに・・・。
リオはスクール・ナースに
  「咳が止まるまで学校に来てはいけません!」
と言われ、昨日(水曜日)も学校を休んだ。

Nature Classroomの中断、Washington D.C.トリップの中止という前代未聞の事態を経て、突如、神経質になり始めたアメリカの学校。
ここまで来ると、CRAZY!!
今までののんびりムードが嘘のよう・・・。


リオは今日からまた学校に行き始めました。


豚の影響 日系企業

リオたちのNature Classroom中断の決定が下されたのが、先週の水曜日の午後。

夫はこのことを『一つの情報として』会社に伝えたらしい。
すると、会社から・・・
  「明日は休みを取るように!」
と言われたそうである。

この時点では、リオが発熱しているなんてこと、知る由もなかったのだが・・・。
いささか神経質過ぎる対応のように思う。
大量の発熱者が出たNature Classroomに参加していた家族がいるというだけで、既に病原菌扱い。

世の中、こんなものなのか?
罹ったら生死にかかわるような伝染病ならいざ知らず、単なるインフルエンザである。
薬さえ飲めば、簡単に治ると聞いている。
確かに死亡者はでているが、それは従来のインフルエンザでも同じこと。
何故『豚』というだけで、ここまで大騒ぎになるのか?

不思議だ。


2009年5月27日水曜日

スーザンおばさん

夫が教えてくれた映像。
ビックリ仰天かつ大笑いして、ひっくり返りそうになった。
面白かったから、紹介するね。
ほんの数分で終わる映像だから、おヒマなときに見てみてね。

http://www.youtube.com/watch?v=1t8m7CkpIK0

このスーザンおばさん、今やかなりの有名人らしい。
私と同い年ってところが、ちょっと引くんだけどネ・・・(--;)。


豚の影響 修学旅行

リオのNature Classroom中断が先週の水曜日。
あれから、いろいろありました。

今週はドリのWashington D.C.トリップ(3泊4日)のはずだった。
言うなれば、修学旅行。
ところがNature Classroomの中断騒動があり、にわかに雲行きが怪しくなってきた。
金曜日の午後、突然、学校から電話があり、
  『
Washington D.C.トリップについての
   話し合いをしたいので、
   午後6時に学校に来るように・・・。』
とのこと。
行っても、たいして理解できないだろうけど、とりあえず顔を出してみることにした。

Washington D.C.トリップを
  ○予定通り実行するか
  ○延期するか
  ○中止するか
を早急に決定しなければならないという。
話し合いが金曜日の夜、出発予定は火曜日の朝・・・中3日しかない。
確かに、早急に決めねばなるまい。

学校側は、どうも『中止』したい様子。
が、勝手に『中止』してしまうと、後でどんな騒動が持ち上がるか分からないので、緊急に親を招集したらしい。
学校の言い分は・・・
  ○病院の医師、タウンの保健課、コネチカット州の×××に
   相談したら、みんながみんな
   『今は行かない方がいい』と言っている。
  ○もしも旅行中、子どもの具合が悪くなったら、
   親が迎えに行かなければいけない。
   片道6時間の道のりを往復するのは大変だろう。
  ○Nature Classroomのような保健室はないから、
   病気になってしまった子も、元気な子と一緒に
   行動しなければならない。
  ○バスでの移動、ホテルでの滞在など、
   密閉された空間にいる時間が多いので、
   感染の可能性が高い。
  ○延期ということになったとしても、
   Washington D.C.は混んでいるので、
   卒業までに(6月下旬卒業)行ける補償はない。
などなど・・・中止した方がいい理由をツラツラと連ねていた。

これに対し親たちは、
   支払ったお金はどうなるのか?!
をとても気にしていた。
みんな、この旅行のために$800近い金額を支払っている。
出発まで後3日、今になってキャンセルしたら、お金は戻ってこないのではないか?!
旅行にも行けない、お金も戻ってこないでは、踏んだり蹴ったりだ。
学校は、
  『今回の件は前代未聞のことだから、
   旅行会社と交渉してみる。』
と言っていた。
『$700くらい返金』みたいな話もしていたが、何がどうなると$700なのか・・・私には分からなかった。

約1時間半にわたり、活発な喧々囂々の議論が展開されたが、結局、この日は結論が出なかった。
この話し合いの内容を加味して、学校側が最終決定をすることになった。

結論が出たのは、翌日の土曜日。
  『Washington D.C.トリップは
  中止!!!』

電話とメールで連絡があった。
この知らせを聞いたドリの第一声は、
  「やったぁ~ \(^o^)/」
ハイ・・・ドリはもともと行きたくなかったのだ。
学校で会って話をする程度の友達はいるが、4日間もの間、寝食を共にするほどの友達はいない。
てな訳で、ドリは悲しむどころか、大喜びで中止の決定を聞いていた。
これが日本で通っていたMの里中学校での話だったら・・・悲しみ嘆き怒っていただろう。
たぶん、こんな決定を下した先生方をクソミソに罵倒したに違いない。

この旅行を楽しみにしていた子ども達には、本当に気の毒だとは思うけれど、
  『今回はこれで良かったのではないか』
と私は思う。


2009年5月22日金曜日

子ども用風邪薬

リオは単なるウイルス性の風邪ってことで、薬は処方してもらえなかった。
その代わり、お勧めの市販薬を教えてもらい、それを薬局で買う。
リオに勧められたのは、
  MotrinまたはAdvilの
  Chewable tablets 100mg
という薬。

CVS(←アメリカの”マツキヨ”)に買いに走る。
どんなモノかまったく見当がつかないから、お店の人に聞いてみた。
店員さんは棚まで案内してくれて、こう言った。
  「今、グレープ味しかないんだけれど、いいかしら?」
???何のこっちゃ???
こうゆう訳のわからないことを言われると、答に詰まる。
ボケッとしている私に、店員さんは重ねてこう言った。
  「ストロベリー味と××味は売切れです。」
そこまで聞いて、ようやく合点がいった。
薬には、いろいろな味が付いていて、自分の好みの味を選べるのだ。
グレープ味・・・リオの好きそうな味だ。
OK!

買ってきたのが、この薬。

見た目、グレープ味のラムネ。
臭い、グレープ味のラムネ。
これを奥歯で軽く噛み砕いて水で流し込むのが正しい服用の仕方らしい。
早速、リオに試してもらった。
  「おいしい!」
と言う。
グレープ味のラムネみたいな味がするらしい。

アメリカの薬っていうのは、うまくできている。


2009年5月21日木曜日

豚か否か

昨日の朝のリオの体温39.2℃・・・(-_-;)。
やはりダメだ。
この時点で私は観念した。
  『豚、決定~!』
かくなる上は、早く病院に行って、薬をもらわなければ!
インフルエンザは発症後48時間以内に薬を飲めば治る。
急げ、急げ!!

病院でとりあえずインフルエンザ検査をしてもらった。
待つこと10分、医師の判定は・・・。
  「インフルエンザの反応は出ていません。
   単なるウイルス性の風邪でしょう。」
へっ?!
思いっきり気が抜ける。

最近、高熱の出る風邪が流行っているらしい。
まったく紛らわしい。
こうゆう風邪は、豚インフルエンザが一段落した後、時間を空けて流行ってほしいものである。

昨日は高熱のため辛そうだったリオ。
今朝になったら、熱も下がり、かなり元気そう。
まだ、ちょっと痰がからんで咳が出るから、今日も学校をお休みした。
でも今日は昨日みたいにのんびり過ごすわけにはいかない。
明日は補習校。
今日中に補習校の宿題を片付けないとネ (^_-)。

もう一度、言います。
リオは豚ではありませんでした!


リオの『○○は風邪をひかない』伝説に終止符が打たれた。
喜ぶべきか、悲しむべきか・・・。


2009年5月20日水曜日

たぶん豚

リオたちを乗せたバスは、夜9:00に中学校に着いた。
子ども達とお迎えの親がごった返す中、必死でリオを探した。
(とにかく人が多くて多くて・・・)
何とか探し当て、声を掛けると、開口一番こう言った。
  「なんで、いるの?
   知らないと思っていたから、歩いて帰るつもりだった。」
バカなことを言ってはいけない。
街灯がほとんどない真っ暗な道を、巨大な荷物を引きずりながら帰ろうなんて・・・どうかしている。
そんなキケンな事させるわけないじゃあないか。

それに・・・この時、リオは普通の身体ではなかったのだ。

私は一番気になっていたことを聞いた。
  「熱はない?頭は痛くない?」
すると、リオが言った。
  「喉が痛い。」
慌ててリオのオデコに触る。
・・・熱い・・・もしかしたら・・・。

家に着くやいなや、体温測定すると、
38.2℃~~~!!!
げげげげげ・・・
たぶん、豚インフルエンザだ。
やられた。
リオの話によると、キャンプ初日、隣にいた子がゲホゲホ咳をしていたらしい。
その子は早々に強制送還されたとか。
潜伏期間の2日が経過した今日、リオがみごとに発症してしまった。
計算はバッチリ合いますな。

初日からゲホゲホ咳をしているようなヤツをキャンプに参加させるなッ!
こうゆうのって常識でしょう?!


明日は朝一番で病院に行ってきます(;_;)。


Nature Classroom中断

『リオはNature Classroomに行きました!』
・・・とこのブログに書いたのが、今朝のこと。

ここ2日間ほどコネチカットは晴天、暖かい日が続いていた。
キャンプ日和で良かった良かったと思っていたら、
午後一番に学校から電話が来た。

  「Nature Classroomで19人の子どもが熱を出しました。
   その子達は親が連れて帰りました。
   さらに36人の子ども達が
   頭痛や倦怠感を訴えています。
   協議の結果、Nature Classroomは中止します。
   全ての生徒は水曜日(今日)の夜、帰ります。」

うっそ~~~ッ!!
参加人数約150人、うち途中棄権(発熱のため強制送還)19人。
かなり割合が高い。
となれば、疑わしきは今巷を賑わせている豚インフルエンザだ。
99%そうに違いない。
四六時中寝食を共にしているのだから、感染するのも早いはずだ。
折角のNature Classroomなのに・・・何てこった!
かわいそうな子ども達。

リオは大丈夫なのか?
わからない。
帰りのバスは午後8時に中学校に到着するとのこと。
とりあえず後で迎えに行ってきます。
無事だといいのだけれど・・・。


Nature Classroom(自然教室)

月曜日からリオはNature Classroomに行っている。
いわゆる自然教室。
中学校の理科の授業の一環だ。
場所はコネチカット州の北のはずれ、Colebrookという所。
月曜日から金曜日まで4泊5日のキャンプ生活。
キャンプとは言っても、テントで寝泊りするわけではなく、ちゃんとしたロッジに泊まる。
でも寝袋持参(何に使うんだ?)。
その間、ハイキングをしたり、自然観察をしたり・・・。

5日間もの間、英語しか話さない先生や友達と寝食を共にするのは、かなりの苦行ではないか?
『行きたくない!』と駄々をこねるのではないか?
・・・と心配したのだが、意外や意外、本人は『行く!』と言う。
   『5日間、勉強しなくていいのなら、
   キャンプに行った方がいい!』
というのがリオの言い分。
そこまで勉強が嫌いなのか・・・(-_-;)。
まっ、行けば行ったで楽しいこともあるだろうし、良い経験にもなるだろう。
きっと精神的にも強くなれるだろう。

頑張っていってらっしゃい!!!

月曜日の朝7:15にリオを集合場所に送っていった。
自然教室のプリントには『荷物は一つにまとめるように』と書かれていたはずなのだが、2個持っている子、3個持っている子・・・いろいろ。
中にはビニールのゴミ袋に荷物をギューギュー詰めにしている子までいる。
誰も言うことを聞いていない (@_@) たまげた!

そう言えば、自然教室の案内とは別に、事前にこんな内容のプリントが配られた。
  『キャンディー、ガム、ソーダなどの食べ物は
   持っていかないこと。
   ゲーム、i-podなどの電子機器は持っていかないこと。
   親はこのような物が入っていないか
   きちんと子どもの荷物をチェックすること。
このプリント、な、な、なんと、3回(!)も配られた。
その都度、『了解しました!』のサインを親と子ども2人がして、学校に提出する。
きっと、ここまで徹底しないと、持って行く子がいるのだろう。
アメリカの学校って、なかなか大変そうだなぁ・・・。


さてさて、リオはさして楽しそうな様子も見せず、かと言って嫌そうな様子も見せず、淡々とした様子でバスに乗り込んで出発した。
大丈夫かなぁ・・・。
淋しい想いをしていないといいのだけれど・・・。
何かあれば、学校から電話が掛かって来るだろう。
本日、水曜日。
今のところ、学校からの電話はナシ。
何とかやっているのかなぁ・・・。


ゴハンを食べるとき、リオがいないと妙に淋しい(;_;)。



2009年5月16日土曜日

BUY 1 GET 1 !

BUY 1 GET 1 !
アメリカのお店で時々目にするこの表示。
『1個買うと、オマケでもう1個付いてきます!』って意味だ。
つまり2個目はタダ!


来週、リオはNature's Classroom(自然教室)に行く。
なんと、4泊5日!
嫌がるかなぁと心配したのだけれど、本人は「行く!」と言う。
『学校で勉強しているより、よほど楽しそうだから』というのが理由らしい。
ま、どんな理由でも、嫌がらずに行ってくれれば、それでいい。

そのとき持って行く旅行カバンがないので、買いに行ってきた。
持ち物の量が半端じゃないから、ある程度の大きさがあって、キャスター付きのモノを探した。
条件にピッタリのモノを発見!

難を言えば、少々高い・・・$200ちょっと。

ふと見ると、そこには"BUY 1 GET 1 !"の表示があるじゃあないか。
俄かには信じがたく、店員さんを呼んで聞いてみた。
  「1個買ったら、2個目はタダなの?」
と。
店員さんはニッコリ笑って、
  「そうです。」
と言う。
それでも信じられず、
  「コレとアレ、両方買ったら、全部でいくら?」
と聞くと(私もシツコイ)、
  「$2××」
と答える。
本当に2個目はタダだ。

タダでくれるというモノをもらって帰らない手はない。
ちょうど良いことに、再来週はドリのワシントンDCトリップ(修学旅行)がある。
(ドリは『行きたくな~い!』と言っているが・・・)
それ用の旅行カバンをもらって帰ろう (^0^)/。
もらって来たのが、この旅行カバン。


ずいぶん得をした気分♪♪ ニッ!

2009年5月15日金曜日

リオの絵

今学期、リオはArt(美術)の授業を選択している。
決して『絵が得意!』というわけではないのだが、結構、楽しいらしい。
言葉がわからなくても何とかなるから・・・。

先週、こんな招待状が我が家に届いた。

  『図書館にあなたの絵を展示するから、
   オープニング・レセプションに来てね!』
と書いてある。
信じられない。
たまたま偶然、その時だけすごーく上手に絵が描けたのか・・・、
あるいは周りのみんなの絵がすごーく下手だったのか・・・。

よくわからないけれど悪い話ではなさそうだし、
とりあえず行ってみよう!

・・・ってことで行って来ました。
グリニッチの西のはずれにある
Byram Shubert Library。

新しく出来た図書館で、こじんまりしている。
パッと見、図書館には見えない。
小洒落たレストランみたい。

中に入ると、先生が近寄ってきて、リオの絵のところまで案内してくれた。
リオとArtの先生。
一番下の鳥の絵がリオの絵。

会場をグルリと見渡すと、こんなモノを発見!

漢字だ。
中には間違った漢字などもあり、なかなか面白い。
1枚ずつ興味深く見ていると、再び先生が話しかけてきた。
  「漢字に挑戦してみたの。どうかしら?」
  「上手に書けていますね。ビックリしました。」
  「横に真っ直ぐ線を書くのが、とても難しくて・・・。」
そう、アメリカ人にとって真っ直ぐな線を引くのは大変なことらしい。
この話、前にも誰かから聞いたことがある。
不思議だ。
最後に先生は
   「今度、漢字を書くときは、手伝いに来てね。」
と言った。
うっ・・・答に詰まる。
お手伝いしたい気持ちは山々なれど、習字はダメなのよ。
でも・・・
この程度なら何とかなるかも!
多少ヘナチョコでも、誰も気付かないだろうしネ (^^;)。
あー、でも日本の伝統文化を間違った形で伝えるわけにもいかないしなぁ。

悩む。


2009年5月11日月曜日

豚インフルエンザか…?

先週の金曜日の朝、ドリが熱を出した。
朝の体温37.4℃、微熱だ。
喉も痛いという。
普段なら、
  「どーってことない!」
と言う程度の症状だが、豚インフルエンザが世間をにぎわせているこの時期、そうも言っていられない。
心当たりがないわけでもない。
先週の水曜日、私たちはヤンキース・スタジアムに行っている。
そこで感染した可能性は十分に考えられる。

まずは学校にお休みの連絡を入れた(初めて!)。
お休みの連絡は、それ専用の電話回線がある。
留守電みたいに録音テープ対応になっているので、そこに、
  「ドリは熱があるので休みます」
と吹き込んだ。
私の英語が通じたかどうか不安・・・。
まあ通じなければ学校から電話が掛かってくるだろう。
(結局、学校からの電話はなかったから、何とか通じたのだと思う)

次に病院に電話して、診察予約。
いちいち電話しないと診察してもらえないところが、なんとも面倒だ。

診察時間・・・ドリと2人で病院に向かう。
先日、Nさんが日本から送ってくれたマスクを着用していった(Nさん、ありがとう!)。
だって、もしもドリが豚インフルエンザだとしたら、誰かに移したらマズイじゃない。
逆に、病院で誰かから豚インフルエンザを移されると嫌じゃない。
この時期、病院に行くときは、マスクは必需品と考えたのだ。
ところが! 病院に着くと、マスクなんてしている人は誰もいない。
病院なのに・・・
ひょっとしたら豚インフルエンザの人がいるかもしれないのに・・・
誰一人、マスクをしていないのだ。
ビックリした!!!
逆にマスクをしている私たち2人は、たいそう怪訝そうな目で見られてしまった。
ESLの先生が言っていたことが頭を過ぎる、
  「マスクはアメリカ人にはmuchしないのよ」
muchする、しないの問題ではなくて、自分の身を守る、守らないの問題だと思うのだが・・・。
もちろん、私たちは他人の目は気にせずに、病院にいる間ずーっとマスクをし続けた。
他人の目より自分の身の方がよほど大事だからね。

診察室に呼ばれて医師を待っているとき、ドリの様子をみるとなんだか随分調子良さそうに見える。
試しにオデコに触ってみると、熱がない (*_*)。
やられた!

うちの子達は、こうゆう事がたまにある。
朝、熱を出して、『こりゃ、大変!』とばかりに病院に行くでしょ。
病院に着く頃には、何故か熱が引く。
でも折角来たんだから・・・と、お医者さんに診察してもらうのだけど、どこも悪いところが見当たらない。
結局、お医者さんに
  「どこも悪くないから、薬も出せません。
   お引取りください。」
と言われて、すごすごと引き上げてくるのだ。

今回は、一応、インフルエンザの検査をしてもらった。
結果は陰性。
たんなるウイルス性の風邪との診断。

少し喉の痛みがあるということで、抗生剤を飲むように言われた。
  「抗生剤をもっているか?」
と聞かれたので、持っていないと答える。
  (日本では抗生剤は医師の処方箋がないと買えないが、
   アメリカでは処方箋なんてなくても薬局で簡単に手に入る。
   抗生剤は常備薬として一家に一つ用意されているものらしい。)

すると、医師は抗生剤をどっさりタダで分けてくれた。
ありがとうございますm(_ _)m。

あわや豚インフルエンザか?!
と疑われたドリだが、なんとか事なきを得た。
まったく人騒がせなんだからッ!
熱を出すなとは言わないけれど、今は止めてくれ、今は・・・。
心臓に良くない。


2009年5月8日金曜日

ヤンキース・チケット

ご存知の方も多いと思うが、今年ヤンキース・スタジアムは新しく生まれ変わった。
それに伴い、
  『今年のヤンキースのチケットは全然取れない!
という噂がまことしやかに乱れ飛んでいた。

しかし・・・実際はそんなことないと思う。

昨日の試合だって、1階の内野席はガラガラ。
空席だらけだった (*_*;)。
ただし、外野席、内野3階席、4階席はほぼ満席。
いい席は売れ残り、悪い席は売り切れるのだ。

この現象、ひとえにチケット価格が原因と思われる。
外野席、3階席、4階席なら、一枚$50以下で手に入るチケット。
ところが一階内野席となると、一枚$200~$400に跳ね上がる。
家族4人で見に行ったら$800~1600になってしまう (@_@)!
ありえない・・・。
よほどのお金持ちならいざしらず、普通のサラリーマン家庭ではお気楽に
  「野球でも見に行こうかぁ?」
なんて言える額ではない。

これらの状況を考え合わせると・・・
  『お金に糸目をつけなければ、
   ヤンキースチケットは手に入る!
これが私の個人的な見解。


我が家のチケットは、夫の会社の人から安く譲っていただいたものでした。


2009年5月7日木曜日

NYヤンキース観戦

昨日の夜、ヤンキースの試合を見に行ってきた。
今年オープンしたばかりの球場だから、とってもキレイ。
そして、だだっ広い。
内野席なんて、5階まである!

私たちの席は、レフト側外野2階席の最前列。
選手の顔までは見えないけれど、思ったほどホームベースは遠くない。
こんな風に球場が見渡せた。

ヤンキース松井選手は4番DH(守備はしないけど打席には立つ)で出場。

対戦相手のレイズには9番セカンドで岩村選手が出場。
日本人大リーガー、頑張ってます!

試合は、レイズペース。
松井選手は2本ヒットを打ったんだけどね、あとは泣かず飛ばずといった有様。
こうゆう試合展開だと、なかなか盛り上がりませんな。
なんてったって球場内にはヤンキース・ファンしかいないのだ。
日本の球場だと1塁側はホームチーム応援団、3塁側はアウェイチームの応援団が陣取っているものだが、アメリカの球場はどうも違うらしい。
ヤンキーススタジアムにはヤンキースファンしかいないし、フェンウェイパークにはレッドソックスファンしかいないのだ。

あるとき、ヤンキースの選手がエラーをした。
すぐ側に座っていた巨大なオジサン(ヤンキースのユニフォーム着用)は、本気で怒っていた。
椅子から立ち上がり、こぶしを振り上げ、エラーした選手に向かって怒号を浴びせる。
顔は真っ赤・・・完全に赤鬼と化していた。
私はエラーした選手に
  「夜道は気をつけた方がいいよ。」
と耳打ちしたくなった。

6回が終わると、球場整備(トンボ掛け)が入る。
BGMは『YMCA』。
30年位前、西城秀樹が歌っていたあの曲だ。
懐かしいねぇ。
整備員は、曲に合わせてせっせとトンボ掛けをする。
と・・・・・
サビの♪
♪Y~MCA♪が始まった途端、整備員が全員トンボを置いて踊りだした。
オチャメ!

7回が終わったところで、私たちは引き上げることにした。
得点差3点、ヤンキースが盛り返す気配ゼロ。
さらに天気も怪しい。
おまけに子ども達は明日も学校がある。
時刻は夜9時を回っている。
そろそろ潮時だ。

球場を後にした途端、雨が降り始めた。
  「いいタイミングだったねぇ。」
なんて言いながら帰ってきたのだが・・・。
8回裏ヤンキースが反撃をして、同点になったらしい。
きっと盛り上がっていただろうなぁ。
その場にいられなかったのが、ちょっと残念。
でも、その場にいたら、雨でびしょ濡れになっていただろうし・・・。
ビミョー。


夕飯は球場内売店で買ったアメリカ国民食”ホットドッグ”。
かなり大きい。
驚くべきはそのお値段。
ホットドック4本、コーラ3杯、ビール1杯で〆て$48 (@"@)。
ボッタクリだぁ~!!!


今回で2回目のメジャーリーグ観戦。
これで、松井、松坂、岩村の3選手を見ることができた。
残すは、イチロー選手ね。
次はシアトル・マリナーズ戦をみるぞーッ(^_^)v。


2009年5月6日水曜日

ママロネックの桜

2週間前から目を付けていたママロネック・ハーバー・アイランド・パークの桜。
今週こそは!・・・と思ったら、あいにくの雨 (;_;)。
でも、今週を逃したら散ってしまう。
雨がシトシト降る中、見るだけ見に行ってきた。
咲いていましたー!
みごとに満開!!

ここの桜は、八重桜。
かなり色が濃くて、ピンクピンクしている。
アメリカ人ウケしそうな色だ。
ソメイヨシノの薄桜色もいいけれど、こっちもなかなか捨て難い。

天気が良かったらなぁ・・・。
お花見弁当をつまみながら、芝生の上でゴロゴロお昼寝したら気持ちいいだろうなぁ・・・。

あー、でもお花見弁当を作るのって、結構面倒なんだよね。
来年は、心優しい誰かが、
  「お花見弁当を作ったから、一緒にお花見しよ!」
って誘ってくれないかなぁ。

・・・そんな虫のいい話、ないね (^^;)・・・
・・・はい、自分で作ります・・・

2009年5月5日火曜日

International Night②当日

先週の木曜日、現地校であったインターナショナル・ナイト。
私は、朝からせっせと焼き鳥の串刺しに励んだ。
申込書には『最低8人前の料理を用意せよ』と書いてある。
8人前って、いったい何本用意すればいいんだ?
よく分からないから、1kgの鶏肉を用意して、それを全部焼き鳥にして持っていくことにした。
結構な本数できたよ。

枝豆は冷凍のを買ってきて、茹でてきつめに塩をした。
アメリカ人は、味の濃いものが好きだ。
甘いものは限りなく甘く、塩辛いものは限りなく塩辛く・・・。
こちらも結構な量になった。

ふと思って、おにぎりも作った。
コンサバティブな舌を持つ我が子たちだからね、食べれるものがないと困る。
夜9:00に帰宅して、「お腹すいたぁ!」なんて言われたら堪らない。
何も食べれるものがなかったら、おにぎりを食べればいい。
うちの子の分だけって訳にもいかないので、12個握る。
おにぎりなんて、誰も食べないだろうけど・・・と思いつつ。


International Nightは夜7:00~9:00。
そんな時間帯に子連れで中学校に行くというのも、なんだかねぇ・・・。
どのくらいの人が集まるのだろうか?

到着して、ビックリ!
大盛況なのだ。
中には家族全員で出席、夕飯をここで済まそうと考えている家族までいる。
体育館にテーブルと椅子が並べられ、
端にズラーッと並んだテーブルの上には、各国料理の山。   (写真は片付けられた後なので、テーブルの上はまばら・・・)
イタリア、中国、インド、中南米の名も知らぬ料理、そしていかにもアメリカンな料理の数々・・・。
見たこともないような食材もかなりあり、少しずつ試食してみた。
かなり難解なお味のものも多数・・・ (-_-;)。

体育館の隣のオーディトリアム(講堂)には、バンドが来ていて、大音響で音楽を奏でていた。

中南米系のバンドだと思う。

お祭りですな!


作っていった、焼き鳥、枝豆、おにぎりは、すべて売り切れ!
結局、私たちの口には何も入らなかった。
食べてもらえて、本当によかったぁ・・・ (^o^)!

でも、その代わり、うちの子ども達はお腹をすかせて帰宅するハメになった。
食べれるものもあったのだけれど、ボケボケしていると、美味しいものはあっという間になくなってしまう。
来年は、早めに美味しそうな食べ物をガッチリ確保しようと決心した。
遠慮なんてしてはいられない。

International Night①申し込み

先週の木曜日、現地の中学校で『インターナショナル・ナイト』というイベントがあった。
『各国のお料理をみんなで持ち寄って楽しく会食しましょう』という趣旨の会。

これは日本人として何かせなあかん!

と思ったのだけれど、何を作るかを決めかねて、参加申込書を出さずにグズグズしていた。
(参加申込書には作っていく料理名を書く欄があった)
   だって、折角作った料理が誰にも食べられずに
   残ったら、悲しいでしょ?
   どうせなら、みんなが喜んで食べてくれるものに
   したいじゃない。
   ま、こんな事を考えるのも日本人だからかな。
   アメリカ人なら『あー、嫌いだったのね。』
   の一言で終わるのかもしれないけれど・・・。

そうしたらね、2日に1度の割合で、子ども達が参加申込書を家に持ち帰るようになった。
どんどん溜まる参加申込書・・・。
参加を促す電話(録音テープ)も毎日のように掛かってくる。
ひどい日は、一日に4回も掛かってきた。
   『早く申込書を提出せよ!
ってことらしい。

早いとこ決めないと、大変なことになりそうな気配・・・。
悩みに悩んだ末、焼き鳥枝豆に決定!
ようやく申込書を出したのが、先々週のことだった。

2009年5月4日月曜日

豚インフルエンザ 笑い話

豚インフルエンザが流行しているという話を聞いて、ブラジル人の男の子(確か5歳)が言った話・・・。

  「豚インフルエンザにかかると、
   ブヒッ、ブヒッって咳をするの?」

なんてラブリー (^o^)!
大笑いしちゃいました。


豚インフルエンザ

英名SWINE FUL。
SWINE(スワイン)というのは『豚』という意味。
SWAN(スワン)だと『白鳥』。
文字にすると、ちょっとした違いに過ぎないけれど、実際はえらい違いだ。

このSWIN FUL、アメリカでもトップニュースとして扱われている。

アメリカで言われている予防策は・・・
 1.10秒間、石鹸で手を洗うこと
 2.熱があったり喉が痛かったりしたら、
   絶対に外出しないこと。
 3.咳をするときは、手で口を覆わないこと。
   ティッシュで口を覆い、そのティッシュは捨てる!
   手で覆って、その手でいろいろな所を触ると、
   そこから感染する恐れがあるから。
 4.鼻水は洋服で拭わないこと(当たり前だ!)。
   鼻水のついた洋服がいろいろなところに接触して、
   
そこから感染する恐れがあるから。
などなど・・・けっこう細かい。

だけどね、『マスク着用』という注意はない。
これだけアメリカ各地で感染者が確認されているにもかかわらず、この辺り(グリニッチ)にはマスクを着用している人は誰一人いない。
隣町のホワイトプレーンズにもいなかった。
マスクなんて着用したら、逆に疑われそうな雰囲気なのだ。
マスクは結構有効な予防策だと思うのだが・・・。
ESLの先生に聞いてみた。
  「なぜアメリカ人はマスクをしないのか?」
と。
先生は、
  「なぜかは分からないけれど、
   マスクはアメリカ人にmuchしないのよ。」
と言っていた。
この"much"という単語をどう訳したらいいのか、私には分からない。
が、そうゆうことらしい。

さらに・・・
  「メキシコでは死者が出ているけれど、
   アメリカは大丈夫!!
とチラッと自信をのぞかせた。
メキシコに比べれは、『月とスッポン』と言えるくらい高度な医療を誇るアメリカ。
そう言われれば、そんな気もしてくる。
しかし、今回の敵は新型のインフルエンザだ。
未知なる病なのだ。
そんな敵に対しても、『アメリカは大丈夫!!』と言い切ってしまうアメリカ人。
さすがです!!!!!
たぶん、この考えは、ESLの先生だけではなくて、一般のアメリカ人みんなが持っている考えだと思う。
何の根拠もない自信だと想いつつも、大船に乗ったような心地よさを感じている私がいる。

今のところ、家族全員、元気です!