2009年5月27日水曜日

豚の影響 修学旅行

リオのNature Classroom中断が先週の水曜日。
あれから、いろいろありました。

今週はドリのWashington D.C.トリップ(3泊4日)のはずだった。
言うなれば、修学旅行。
ところがNature Classroomの中断騒動があり、にわかに雲行きが怪しくなってきた。
金曜日の午後、突然、学校から電話があり、
  『
Washington D.C.トリップについての
   話し合いをしたいので、
   午後6時に学校に来るように・・・。』
とのこと。
行っても、たいして理解できないだろうけど、とりあえず顔を出してみることにした。

Washington D.C.トリップを
  ○予定通り実行するか
  ○延期するか
  ○中止するか
を早急に決定しなければならないという。
話し合いが金曜日の夜、出発予定は火曜日の朝・・・中3日しかない。
確かに、早急に決めねばなるまい。

学校側は、どうも『中止』したい様子。
が、勝手に『中止』してしまうと、後でどんな騒動が持ち上がるか分からないので、緊急に親を招集したらしい。
学校の言い分は・・・
  ○病院の医師、タウンの保健課、コネチカット州の×××に
   相談したら、みんながみんな
   『今は行かない方がいい』と言っている。
  ○もしも旅行中、子どもの具合が悪くなったら、
   親が迎えに行かなければいけない。
   片道6時間の道のりを往復するのは大変だろう。
  ○Nature Classroomのような保健室はないから、
   病気になってしまった子も、元気な子と一緒に
   行動しなければならない。
  ○バスでの移動、ホテルでの滞在など、
   密閉された空間にいる時間が多いので、
   感染の可能性が高い。
  ○延期ということになったとしても、
   Washington D.C.は混んでいるので、
   卒業までに(6月下旬卒業)行ける補償はない。
などなど・・・中止した方がいい理由をツラツラと連ねていた。

これに対し親たちは、
   支払ったお金はどうなるのか?!
をとても気にしていた。
みんな、この旅行のために$800近い金額を支払っている。
出発まで後3日、今になってキャンセルしたら、お金は戻ってこないのではないか?!
旅行にも行けない、お金も戻ってこないでは、踏んだり蹴ったりだ。
学校は、
  『今回の件は前代未聞のことだから、
   旅行会社と交渉してみる。』
と言っていた。
『$700くらい返金』みたいな話もしていたが、何がどうなると$700なのか・・・私には分からなかった。

約1時間半にわたり、活発な喧々囂々の議論が展開されたが、結局、この日は結論が出なかった。
この話し合いの内容を加味して、学校側が最終決定をすることになった。

結論が出たのは、翌日の土曜日。
  『Washington D.C.トリップは
  中止!!!』

電話とメールで連絡があった。
この知らせを聞いたドリの第一声は、
  「やったぁ~ \(^o^)/」
ハイ・・・ドリはもともと行きたくなかったのだ。
学校で会って話をする程度の友達はいるが、4日間もの間、寝食を共にするほどの友達はいない。
てな訳で、ドリは悲しむどころか、大喜びで中止の決定を聞いていた。
これが日本で通っていたMの里中学校での話だったら・・・悲しみ嘆き怒っていただろう。
たぶん、こんな決定を下した先生方をクソミソに罵倒したに違いない。

この旅行を楽しみにしていた子ども達には、本当に気の毒だとは思うけれど、
  『今回はこれで良かったのではないか』
と私は思う。


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