先週の金曜日の朝、ドリが熱を出した。
朝の体温37.4℃、微熱だ。
喉も痛いという。
普段なら、
「どーってことない!」
と言う程度の症状だが、豚インフルエンザが世間をにぎわせているこの時期、そうも言っていられない。
心当たりがないわけでもない。
先週の水曜日、私たちはヤンキース・スタジアムに行っている。
そこで感染した可能性は十分に考えられる。
まずは学校にお休みの連絡を入れた(初めて!)。
お休みの連絡は、それ専用の電話回線がある。
留守電みたいに録音テープ対応になっているので、そこに、
「ドリは熱があるので休みます」
と吹き込んだ。
私の英語が通じたかどうか不安・・・。
まあ通じなければ学校から電話が掛かってくるだろう。
(結局、学校からの電話はなかったから、何とか通じたのだと思う)
次に病院に電話して、診察予約。
いちいち電話しないと診察してもらえないところが、なんとも面倒だ。
診察時間・・・ドリと2人で病院に向かう。
先日、Nさんが日本から送ってくれたマスクを着用していった(Nさん、ありがとう!)。
だって、もしもドリが豚インフルエンザだとしたら、誰かに移したらマズイじゃない。
逆に、病院で誰かから豚インフルエンザを移されると嫌じゃない。
この時期、病院に行くときは、マスクは必需品と考えたのだ。
ところが! 病院に着くと、マスクなんてしている人は誰もいない。
病院なのに・・・
ひょっとしたら豚インフルエンザの人がいるかもしれないのに・・・
誰一人、マスクをしていないのだ。
ビックリした!!!
逆にマスクをしている私たち2人は、たいそう怪訝そうな目で見られてしまった。
ESLの先生が言っていたことが頭を過ぎる、
「マスクはアメリカ人にはmuchしないのよ」
muchする、しないの問題ではなくて、自分の身を守る、守らないの問題だと思うのだが・・・。
もちろん、私たちは他人の目は気にせずに、病院にいる間ずーっとマスクをし続けた。
他人の目より自分の身の方がよほど大事だからね。
診察室に呼ばれて医師を待っているとき、ドリの様子をみるとなんだか随分調子良さそうに見える。
試しにオデコに触ってみると、熱がない (*_*)。
やられた!
うちの子達は、こうゆう事がたまにある。
朝、熱を出して、『こりゃ、大変!』とばかりに病院に行くでしょ。
病院に着く頃には、何故か熱が引く。
でも折角来たんだから・・・と、お医者さんに診察してもらうのだけど、どこも悪いところが見当たらない。
結局、お医者さんに
「どこも悪くないから、薬も出せません。
お引取りください。」
と言われて、すごすごと引き上げてくるのだ。
今回は、一応、インフルエンザの検査をしてもらった。
結果は陰性。
たんなるウイルス性の風邪との診断。
少し喉の痛みがあるということで、抗生剤を飲むように言われた。
「抗生剤をもっているか?」
と聞かれたので、持っていないと答える。
(日本では抗生剤は医師の処方箋がないと買えないが、
アメリカでは処方箋なんてなくても薬局で簡単に手に入る。
抗生剤は常備薬として一家に一つ用意されているものらしい。)
すると、医師は抗生剤をどっさりタダで分けてくれた。
ありがとうございますm(_ _)m。
あわや豚インフルエンザか?!
と疑われたドリだが、なんとか事なきを得た。
まったく人騒がせなんだからッ!
熱を出すなとは言わないけれど、今は止めてくれ、今は・・・。
心臓に良くない。
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