今日も無事に帰ってきた。
毎日、学校に登校しているだけでも、
ご立派 !!
と言いたいところだけれど・・・
リオが大変なものを持ち帰ってきた。
赤紙・・・正しくは"Pink Slip"というピンク色の紙。
これは、何だ???
またまた辞書と首っ引きで翻訳開始。
読み始めてすぐ、目が点になった (゜_゜;)。
・・・ボクは、今日、宿題を忘れてしまい、
Ms. Oslerを悲しませてしまいました。
彼女の笑顔を取り戻すために、
明日までに宿題とこの紙を提出します。
云々・・・
何ッ?!
学校が始まって4日しか経っていないのに、もう宿題を忘れたということか。
昨日、確認したときは「宿題はない」と言っていたはずだ。
即刻、リオを呼び出す。
赤紙をヒラヒラさせながら、
「宿題を忘れたって書いてあるけど、
どーゆうコトなんだい? エッ??」
ハラワタは煮えくり返っているけど、それを表に出さないようにグッと堪えて問いかける。
「宿題が何か分からないんだもん。」
と言い訳するリオ。
なるほど・・・それはあり得る。
んじゃあ、探すしかないね。
リオのカバンをひっくり返して、ノートとプリントをチェックする。
宿題だと思われるプリントが1枚出てきた。
「これじゃないの?」
と聞くと、
「それは、今日、出た宿題。」
だと言う。
(ふぅーん、昨日の宿題は分からなくても、
今日のは判るんだ。不思議だなぁ。)
今日、忘れたのだから、昨日の宿題でなければいけない。
全部、調べた。
が、それらしきモノは無い!!!
ただ1つ、Ms Oslerに提出しなければいけない紙が出てきた。
新学期が始まるにあたって、授業の進め方について説明したプリントである。
テストは2、3週間に1回やるとか、
積極的に授業に参加しましょうとか、
宿題は忘れずにやりましょうとか、
書かれていて、生徒本人のサインと親のサイン(!!)をして先生に提出するようになっている。
これを『宿題』と呼んでいいのか、はなはだ疑問だが他にないから仕方がない。
リオに、このプリントに赤紙を添えてMs Oslerに提出するように言った。
あとで、先生宛にお手紙も添えようと思っている。
『リオは宿題が何か分からないと言っていますが、これでいいのでしょうか?』
と書くつもり。
赤紙(正式名称Pink Slip)について、インターネットで調べてみた。
赤紙は宿題提出率UPのための手段として使われているらしい。
宿題を忘れた子には、先生から赤紙が渡される。
赤紙には宿題を忘れた旨が書かれている。
赤紙には親がサインする欄があって、親がサインをした状態で学校に提出しなければならない。
つまり、宿題を忘れたら、親に筒抜け。
誤魔化せない。
これによって、先生、生徒本人、親は『宿題を忘れた』という事実を共有する。
で、どうなるかというと、
生徒はヤバイと思い、
親は監視の眼を強化し、
先生は悪い成績を付ける恰好の材料とする。
(↑ 私の個人的な想像だけどね)
さらに、赤紙を最後までじっくり読んでみると、
・・・この赤紙と宿題をちゃんと提出しなければ
減点します・・・
なぁんていう具体的な脅し文句まで入っていた。
キビシイね。
日本にいるときは、適当に宿題から逃げ果せていたリオだが、ここアメリカでは、難しそうである。
― 追記 ―
リオに赤紙の内容を説明したときのこと。
”Ms. Oslerを悲しませてしまいました。彼女の笑顔を取り戻すため・・・”
というくだりで、リオが言った。
「えーっ!
Ms. Oslerはいっつもニコニコしているから大丈夫だよ。」
そーゆう問題じゃあないでしょ (-_-#)?!
コトの重大さを全く理解していない様子。
2008年8月29日金曜日
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