2008年8月5日火曜日

難儀じゃのう

買い物に行ったときのこと、リオがひねくれた。
原因はたわいもない兄弟喧嘩。
二人で悪ふざけをしていて、ドリがリオのジャケットを剥ぎ取ったらしい。
ジャケットが床に落ちる。
で、誰が拾うかで口論になった。
・・・そんなの誰が拾ってもいいじゃん・・・
と思うけど、兄弟の間ではそうはいかない。

最後は私が言った。
「自分のものなんだから、リオが拾いなさい!」

リオには、これが気に入らなかったようだ。
『ドリが落としたものを何故自分が拾わなければいけないのか?』
その気持ちもわかるよ。
でも、いつまでもお店の中でモメているわけにはいかないでしょ。

リオはジャケットをつかむと、プイッと外に飛び出してしまった。
!!! 危険すぎる !!!
いかに治安のいい地域とはいえ、ここはアメリカ。
何が起きるかわからない。
駐車場の隅でリオを捕まえて、お説教。
この行動がどれだけ危険なことなのかを説明した。

けれど、カッカッしているリオには通じてない様子。
とりあえず車に押し込んで帰宅。
ゆ~っくり時間をかけて話をすることにする。

リオは頑固だ。
一度おヘソを曲げると、そう簡単には元に戻らない。
今回もそうだった。
何を言っても、馬耳東風、ぶたの耳に念仏・・・。
聞いていない (-"- #)ムッ。

でも、この機を逃すわけにはいかない。
『一人でどこかに行かない』
これだけは守ってもらわないと困る。
こうなったら理由は後回し、とにかく肝に銘じることが大事。

聞く耳を持たない人間に伝えるためにはどうすればいいか?
本当は少し間を空けて落ち着いてから話す方がいいんだけどね、今回は急を要する。
私は催眠術にかけることにした。
(他に方法を思いつかなかったんだよね)
何度も何度も繰り返した。
「一人でどこかに行かない、一人でどこかに行かない・・・
リオが根負けするまで続けた。

約2時間後、リオ投降。
「わかったよ!」
と言った。

本当に催眠術にかかったかどうかは不明。
これからのリオの行動をみていくしかない。

難儀じゃのう・・・。


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