ずーっと前に、このブログに約数の問題を書いた。
で、その答えを書くのをずーっと忘れていた。
私の頭もニワトリ並みだ (-_-;)。
なぜ急に思い出したかって?
昨日、実家の父から指摘されたのだ。
国際電話で・・・(!!)。
今回、問題文を読み直してみて、最後の部分に修正を加えた。
修正前
『扉が開いているすべてのロッカー番号を求めなさい』
修正後
『扉が開いているロッカーは何個ありますか』
こうした方が、よりスマートな問題になるような気がする。
忘れないうちに答えを・・・
ちなみに問題は、2008年10月15日のブログ
http://yaya-fromct.blogspot.com/2008/10/blog-post_2482.html
この問題を解くポイントは次の3つ。
① 最後に扉が閉まっているのは、
何人の人が扉に触ったときか。
② ある番号のロッカーに触れるのは、
何番目の人か?
③ 約数の個数が奇数個ある数って、どんな数?
ポイント①
最後に扉が閉まっているのは、何人の人が扉に触ったときか。
始め全てのロッカーの扉は閉まっている。
扉に触った人(『開く』または『閉じる』の動作をした人)が
1人なら『開』 で扉は開いている
2人なら『開』『閉』 で扉は閉まっている
3人なら『開』『閉』『開』 で扉は開いている
4人なら『開』『閉』『開』『閉』で扉は閉まっている
・・・・・・・
つまり、扉に触った人が
奇数人のとき、扉は開いている。
偶数人のとき、扉は閉じている。
ポイント②
ある番号のロッカーに触れるのは、何番目の人か?
X人目に人はXの倍数のロッカーにしか触れない。
見方を変えると、Y番のロッカーに触れるのはYの約数人目の人だけ。
(↑ 倍数と約数の関係をよーく考えてみて!)
(↑ 一番下の表が参考になるかも・・・)
たとえば、
6番ロッカーに触れるのは、
1、2、3、6人目の人のみ
8番ロッカーに触れるのは、
1、2、4、8人目の人のみ
12番ロッカーに触れるのは、
1、2、3、4、6、12人目の人のみ
ポイント①、②より、最後に扉が開いているロッカーは、
ロッカー番号の約数が奇数個あるロッカー
である。
ここで、ポイント③
約数の個数が奇数個ある数って、どんな数?
ポイント②の例のように、通常、約数は偶数個存在する。
が、約数の個数が奇数個のものも存在する。
それが、平方数(同じ数を掛けてできる数)。
たとえば、
4(=2×2)の約数は、
1,2,4の3個
36(=6×6)の約数は、
1,2,3,4,6,9,12,18,36の9個
ポイント①~③より
最後に扉が開いているロッカー番号は、ロッカー番号が平方数のロッカーである。
開いているロッカーは小さいほうから順番に
ロッカー① (1=1×1)
ロッカー④ (4=2×2)
ロッカー⑨ (9=3×3)
・・・・・・・
ってことになる。
全部調べるのも面倒なので、1000に近いところを調べると、
30×30=900
31×31=961
32×32=1024
だから、全部で31個のロッカーの扉が開いている。(答)
もし、修正前の問題のように『すべてのロッカー番号を求める』のなら、
1×1=1番ロッカー
2×2=4番ロッカー
3×3=9番ロッカー
4×4=16番ロッカー
・・・と順番に計算して・・・
1,4,9,16,25,36,49,64,81,100,
121,144,169,196,225,256,289,324,361,
400,441,484,529,576,625,676,729,784,841,900,
961番ロッカー(答は31個!)
(アメリカでは数学の時間に電卓が使える。
だから、こんな問題が存在してしまうのかも。)
リオが一番頭を悩ませたのが、ポイント②のところ。
そこで、こんな表を書いて説明したら、ようやく理解してくれた。
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