さっきのブログにもちょっと書いたけれど、日本とアメリカではノックの仕方がずいぶん違う。
アメリカ人のノックは、ドアを力強く5回、
”ドンドンドンドンド~ン!”
と叩く。
まるで親の敵を討ちに来たかのような叩き方。
別の言い方をすると、怖い闇金の取立て屋さんのような叩き方だ。
アメリカに来た当初は、あの音を聞くたびにビクついた。
誰かが何かのクレームをつけに来たのではないかと・・・。
でも実際は、郵便屋さんだったり、アンケートの人だったり、たいした用事ではなかった。
心臓に悪いから止めて欲しいなぁ・・・なんて思っていたのだけれど、今ではすっかり慣れた。
対して、日本人のノックは、ドアを軽く2回、
”コンコン”
と叩く。
この違いはどこから来るのか?
私は音の大きさに関する感覚の違いだと思う。
アメリカ人の話し声は大きいし、よく通る。
発声方法が違うのだ。
みんながみんな腹式呼吸で話しているように聞こえる。
スーパーでの立ち話の声、歩行中の携帯電話の声・・・、全部大きい。
車の中から聞こえてくるラジオの音も大きい。
窓を全部閉め切っていても、全部外に丸聞こえ。
電化製品の音も大きい。
掃除機なんてすざましい轟音を轟かせる(でも吸い込まない)。
洗濯機も食洗機もしかり。
騒音と言っていいくらいの音をたてる。
アメリカ人は、この音の氾濫を何とも思わないのだろうか?
私はたまに耳が麻痺してくるような感覚に囚われることがある。
ひょっとしたら耳の構造そのものが違うのかも・・・。
アメリカは騒々しい。
だから自然とノックも騒々しくなる。
これが私の結論。
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