玄関で靴を脱ぎながら(我が家は土足厳禁!)ピーターがリオに声をかける。
"How are you doing?" (元気?)
リオが答える。
"So-so" (まあまあ)
・・・"Great!"(最高だよ)と言えとまでは言わないけれど、
"Fine!"(元気だよ)くらい言えないものか・・・。
先週は同じ質問をされて、あろうことか、"Fine!"(元気だよ)くらい言えないものか・・・。
"Bad!" (気分悪い)
なんて答えていた。
それに比べれば、ちょっとはマシだけどさ。
リオに『世の中で一番嫌いなものは何?』って尋ねたら、
間髪入れずに『勉強!』と答えるに違いない。
『勉強』って言葉を聞いただけで、死ぬほど気が滅入るらしい。
《 ピーター=英語の勉強 》
だからね、ピーターの顔を見ただけで元気がなくなるのも無理はないのだけれど、いつか"Fine!"って答えられる日が来るといいなぁ。
ピーターとリオの一対一の授業はボチボチ進んでいる。
リオが分からなくて首をかしげると、ピーターが上手いこと助け舟を出してくれる。
だから私はノータッチ・・・とはいえ隣の部屋で耳をダンボにして様子を伺っているんだけどね(^^;)。
昨日の授業中、一度だけリオが私を呼んだ。
「"when"って、どうゆう意味だっけ?」
ガクッ・・・忘れたか・・・ずいぶん前に覚えたはずなのに。
「”いつ”という意味だよ。」
と教えると、それからまた授業が再開した。
こんな風にどうしても分からないところを気軽に聞けるのは、家庭教師のいい所だと思う。
あまり頻繁では困るけど、一日一回くらいなら許容範囲内かな。
ピーターが帰った後、リオがブウに話しかけていた。
"Are you a dog or a people or a pencil
or a vegetable or an octopus or a flower or ・・・"
知っている単語を次々並べ立てていく。
英語が出来ない犬ブウは、首をかしげてボケーーーッとリオを見つめる。
その後ろで、必要以上に大きな声でドリがゲラゲラ笑う。
その笑い声にカチンと来たリオは、さっと振り向きドリに問う。
"Is he a dog or an animal?"
ドリ、沈黙・・・。
この勝負、リオの勝ちとみた。
もう一つおかしかったのは、リオの声色。
ブウと話すときは限りなく優しく、ドリと話すときは限りなく挑戦的。
瞬時の切り替えは、お見事と言うしかない。
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