昨晩、グリニッチ・ハイスクールの説明会に行ってきた。
いつものように夜7:00から。
外は真っ暗だし寒いし・・・それだけでも行きたくなくなる。
さらに説明は全部英語。
どーせ聞いても分からないし・・・と思うと、ますます行く気が失せる。
が、何か資料が配られるかもしれない。
それだけでも貰ってこなければ!
と、自分自身を鼓舞し高校に向かった。
アメリカでは高校までが義務教育。
だからMiddle School(中学校)を卒業すると、当然のように無試験でHigh School(高校)に進学できる。
ドリは今年の9月から高校生になる。
今回は新入生の親のための説明会だった。
グリニッチには小学校が11校、中学校が3校、高校が1校ある。
11の小学校に通学していた生徒が地域別に3つの中学校に集まり、最後は全員が1つの高校に集まる。
つまり、グリニッチ中の高校生がグリニッチ・ハイスクールに集結するわけ。
なんと全校生徒数2700人!
すんごいマンモス校なのだ。
高校はこの生徒をハウスと呼ばれる5つのグループに分ける。
ハリーポッターに出てくるホグワーツ魔法魔術学校の『寮』のようなもの。
生徒達は基本的にハウスごとに授業を受けたり、その他の活動をしたりする。
新入生のハウスは、英語と社会の選択科目によって決まるらしい。
ドリの場合、英語は当然ESLクラスだから、そうゆう子が集まるハウスになる。
仲間ができていいかもね。
びっくりしたのが進学率。
80%の生徒が4年制の大学Universityに進学するという。
アメリカ全体の大学進学率は日本より高い(60%以上という話を聞いたことがある)。
それにしてもねぇ・・・。
だってアメリカの大学って学費がメチャメチャ高いんだよ。
私立大学だと諸経費込みで年間$30000~$40000。
日本円にすると300万円~400万円!
子どもが2人大学に入学したら、我が家は間違いなく破産する。
お金持ちの住む街グリニッチならではの進学率かも・・・。
そんなことを考えながら回りに座っている人をグルリと見回してみてみると、私以外の全員がとてつもなく裕福な人に見えてくるから不思議だ。
高校は単位制。
自分のやりたい講座を自分で選択して、自分の時間割を決める。
たとえば、代数学だけでも、
Bridge to Algebra, Algebra1, Algebra2-A, Algebra2-B, Honors Algebra2
と6つの講座が用意されている。
この中から自分の身の丈にあった講座を選択する。
音楽にいたっては、大分類として、
Band, Chorus, Orchestra, Music technology, General Music
の4つが存在し、それぞれの中に5~10個の講座がある。
ざっと数えて音楽関係だけでも30講座くらい。
すべての教科を合わせると膨大な数の講座がある。
300講座くらいはありそうな気がするが定かではない。
・・・すごーくヒマなときがあったら数えてみようかな。
実は先週、『講座希望用紙』みたいなのを提出した。
こんな講座説明の小冊子が来てね、これを読んで希望講座を選び、時間割を埋めていく。
ドリと2人で頭をつき合わせ、小冊子とにらめっこ。
日本語で書いてあれば『ざっと目を通す』ってことも出来るのだけど、英語で書いてあるとそれが出来ない。
電子辞書片手に目ぼしいところを一つずつ丹念に調べていった。
そうしたら、だんだん頭がクラクラして、さらには吐き気までしてきた。
身体が英語に拒絶反応を示したんだと思う。
それでも、なんとか倒れる前に希望用紙を書き上げ、提出期限ギリギリで提出した。
正直言って、最後はかなりいい加減に書いた。
本当にアレで良かったのか、今もって不明。
ま、何か不都合があればドリが呼び出されるだろうから、それまでは心配しないことにしよーっと。
そうでもしないと身が持たん。
今でも、あの講座説明の小冊子を見ると吐き気がするんだもん。
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