理科の実験は・・・
授業時間内に実験をして結果を得る。
その結果を家でじっくり考察し結論を考える(宿題)。
そして翌日レポートを提出する。
いつもこんな流れで行われる。
ドリが理科の授業で『溶解度』の実験をしてきた。
溶解度というのは、物質が溶ける最大量。
私も中学時代に
『水に食塩を溶かすと最大で何gの食塩が溶けるか?』
なんて実験をした記憶がある。
水に食塩を溶かす場合は温度を上げても
溶解度はほとんど変わらないけれど、
砂糖を溶かす場合は温度を上げれば上げるほど
溶解度が高くなる。
そんな実験だった。
今回の実験は、まさにそれ!
ドリの実験レポートには、0℃、10℃、20℃、30℃、・・・、100℃と10℃刻みの溶解度が記入されていた(ここまで細かく実験しなくてもいいような気がするけど、ま、いいか)。
この実験結果を自分なりに解析して、結論を導くのが宿題。
いつものように四苦八苦しながら、なんとか結論を書き上げる。
いつもなら、これでおしまい、メデタシ、メデタシとなるのだが・・・今回は違った。
結論の下に、まだ何か書いてある。
『○○を溶かすとどうなるか、
同じように実験をして結論を導け』
とある。
ふぅ・・・やっと終わったと思ったのに・・・。
ドリに○○の実験結果はどこに書いてあるのか尋ねると、
「その実験をやるのを忘れた!」
と明るく言う。
忘れたじゃあ済まないでしょ?!
どーするのよ?
実験結果がなければレポートが完成しないじゃん!!!
ブツクサお説教を始める私を見て、ドリがニタッと笑った。
そして
「今から実験するから大丈夫だよ。」
と言う。
今からやるって言ったって、ここは学校じゃあないんだからね、実験道具はないし、そもそも○○という物質もない。
何をどうするつもりなのか???
ドリはおもむろにパソコンのスイッチを入れた。
何やらパシャパシャ打ち込んで、ジッと画面を覗き込む。
それから、ひときわ大きくニタッと笑う。
で、私に画面を見せてくれた。
画面の中では、三角フラスコが動き、○○がサラサラと投入され、・・・勝手に実験が行われていた。
目が丸くなった (○_○;)。
こんな理科実験のシステムがあるなんて・・・!
それに家からもアクセスできるなんて・・・!
いや~、すごい!!!
驚いた。
確かに、この実験を子ども達の手で行うのは大変だ。
10℃刻みの温度設定なんて、そう簡単に出来ることではない。
こうゆう面倒な実験は、ネット上のシステムを利用してバーチャルに行ってしまう。
恐れ入りました m(_ _)m!
2009年3月5日木曜日
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