日本にいる時、リオの散髪はおじいちゃんの担当だった。
実家に帰る度に、おじいちゃんが行きつけの床屋さんに連れて行き、そこで散髪してもらっていた。
アメリカに来てからは、私の担当。
$20で買ってきた安物のバリカンで一気にガーッと刈り込む。
ここ1ヶ月ほど、リオの髪が気になって仕方なかった。
伸びに伸びて見苦しい(-_-")。
「髪、切ろうか?」
と何度か声を掛けたのだが、その度、
「嫌だ!」
とすげなく断られ続けた。
でも・・・
いよいよ『見るに耐えない』という状態にまで陥ったので強権発動。
親の権限で散髪を強行した。
30分かけて、キレイに刈り込み作業。
見て見て ↓↓↓ さっぱりしたでしょ?!
私は悪くない出来だと思うのだが、リオ本人は気に入らない。
「なんで、こんなに短くしちゃったんだよー!」
と文句を言う。
短く刈れば次の散髪までの間が長くなる、つまり、私の労力の節約になる。
だから、短くした。
大体において、私が貴重な時間を割いて一生懸命散髪をしてあげたというのに、文句を言うとは何事か?!
感謝されることはあっても、文句を言われる筋合いはない。
腹が立つ!
が、ここで親子喧嘩をしたら、次の散髪のとき今回以上に難儀することは必至だ。
喉まで出かけた説教をグッと飲み込み、猫なで声でこう言った。
「なかなかカワイイよぉ!」
間髪いれずに帰ってきたリオの返事は、
「ウザイ!
カワイイは止めてよ。」
ちょっと前まで「カワイイね~!」と言うと、照れ笑いしながら嬉しそうにしていたのに・・・。
今ではその言葉が反感を生む。
12歳・・・微妙な年頃なんだなぁ。
そうだ、今度からは
「ヨッ! かっこいいー!!」
と言うことにしよう。
これなら、きっと受け入れてもらえるだろう。
0 件のコメント:
コメントを投稿