2009年9月30日水曜日

消しゴムから訓戒へ

ドリはたまに電話をしてくる。
ある時は、
  「Gパンを持ってきて!」
またある時は、
  「体育館用のスニーカーを買いに連れてって!」
そして今回は、
  「消しゴムを買ってきて!」
と言ってきた。

ドリに
  「ご生母様を何と心得る?」
と問うたら、涼しい顔をして、
  「パシリと心得る。」
と答えるであろう。
まったく失礼千万この上ない。

それにね、ドリは親が近くに住んでいるから足りない物があればすぐに届けてあげられる。
でも、日本から来ている子はどするの?
自分で何とかするわけでしょ。
何でも親を当てにするんじゃあなくて、自力解決の道をみつけるのも一つの勉強だと思うんだけどねぇ。

 なぁーんて愚痴を友人K子さんにこぼしたら・・・

  「かわいいじゃん!
   持って行ってあげなよ。
   頼りにされているうちが花だよ。
   そのうち頼りにもされなくなるんだから。
   そうなったら、淋しいものだよ。」
私は渋い顔で答える。
  「まあ、そうかもしれないけれど、
   何でもかんでも親頼みっていうのは
   如何なものかと思うわけよ。」

K子さんは重ねて言う。
  「そんなこと言わないで・・・。
   いっぱい買っていってあげるといいよ。
   もしも他に消しゴムがない子がいたら
   分けてあげられるように。」
それを聞いて、私は褒めた。
  「なるほどね・・・K子さんはよく気がつく人だねぇ。」

K子さんは続けて言う。
  「あのね、一つ言われて一つするのはバカなのよ。
   一つ言われたら十やるの。
   それでようやく一人前!

ははーッ!痛み入りましてございまする。
私のように子供にこき使われたくらいでカリカリする肝っ玉の小さな人間には、思いも寄らない発想である。
気配り、思いやり、やさしさ、親切・・・欠落している私。
自愛はあるけど慈愛はない。
ああ、いい年して半人前以下か・・・(涙)。

消しゴム一つの話から、人生における訓戒にまで発展してしまった。
アメリカで人生勉強しています。


2009年9月29日火曜日

夫のお土産

先週、夫が日本から帰ってきた、お土産を携えて・・・。

リオにはソプラノ・リコーダー。
これはリオがずっと欲しがっていた品。
日本の小学校でみっちり仕込まれて以来、リコーダーは大好きな楽器。
というかリオが出来る唯一の楽器がコレ(^^;)。
早速、ピーピーヒャララ~♪
あれれ・・・吹けなくなっている。
一年前まであんなに上手に吹いていたのに・・・。
折角買ったんだから、これからせっせと練習してくれ。
多少のうるささは我慢するからさ。
(あまりにうるさかったら、怒り出すかもしれない)

私にはヘアトリートメント『ラ サーナ』。
これは数年来使い続けている愛用品。
これじゃあないと、ダメなんだ。
痛んだ髪もしっとり落ち着いて櫛通りなめらか。
お勧めです!


2009年9月28日月曜日

マクドナルドにないもの

アメリカのファーストフード店の代表と言えば、マクドナルドとダンキンドーナツ。
この2つのお店はいたるところに存在する。
幹線道路沿いには1kmおきにあるのではないかと思うほど・・・。

ある日、リオが言った。
  「日本のマクドナルドにはあるのに、
   アメリカのマクドナルドには無いものがある。」
何?!
マックは元々アメリカのお店。
『アメリカにあって日本に無い』ならあり得そうな気がするが、その逆があるのか?
それはいったい何ぞや?と尋ねてみたら・・・
  「てりやきマックバーガーが無いんだよ。
   あれ、おいしいんだよね。
   食べたい、食べたい!!」
と駄々をこねる。
今まで気付かなかったが、言われてみれば確かにてりやきマックバーガーは売っていない。
あれって、日本のオリジナル商品なの??


ここアメリカでは・・・
売っていないものは、自分で作るしかない。
一丁やってみるかい。

今日は頑張ってパンから手作り。
  (なぁーんて偉そうに言っているけど、
   一番面倒な生地をこねる作業はリオの担当。)
てりやきソースは『やきとりのタレ』で代用しちゃいました(エヘッ^_^;)。
ジャーン!出来上がりはコチラ。

おいしくできたよん。
リオも満足してくれたし、よかった、よかった!

ついでだから、メロンパンとチョコパンも作ってみました。
ちょっと量が多すぎたかも・・・。


2009年9月25日金曜日

これって『常識』?!

ある晩の夕食時の会話。
夫がこんなことを言い出した。
  「1968年、陸上競技の100m、200m、走り幅跳びで
   世界新記録が生まれました。
   そして、その記録は長い間破られませんでした。
   それは何故でしょう?
   常識問題だよ。」
子供たちは無邪気に適当なことを言う。
  「すごく強い人がいたから。」
  「ドーピングをしていたから。」
私と子供たちに思いつく答えといったら、こんなもんだ。

すると、渋い顔で夫が言う。
  「違う、違う!
   じゃあ、ヒント。
   1968年にはオリンピックがありました。
   開催国はどこでしょう?」

一同無言。

何のヒントにもならない。
いきなり1968年のオリンピック開催国を問われて即答できるのは、テレビに出てくるクイズ王かうちの夫くらいだ。
楽しいはずの夕食のテーブルを沈黙が包む。

呆れ顔で夫が言う。
  「そんな事も知らないのか?!」
はっ?!そんな事を知っているヤツの方が少ない。
だいたい私は『何年に何があった』ということを覚えていない。
私が知っている年号といったら、『いい国(1192年)作ろう鎌倉幕府』くらいだ。
そんな私に1968年の・・・なんて質問をするのは無謀というものである。

子供と私の困惑を無視して夫は続ける。
  「いいか、
   1964年は東京
   1972年はミュンヘン
   1976年はモントリオール
   1980年はモスクワ
   ・・・・・
   じゃあ、1968年はどこだ?」

一同無言。

  「ここまで言っても分からないのか?!
   まったく常識が無いな。」

ここまで来ると、『たとえ答えが分かっても絶対に答えてやるものか』って気分になる。
子供たちもヘタなことを口にしたら、クソミソに言われるのが分かっているから貝になる。

一同無言。

馬鹿にしたように夫が言う。
  「メキシコシティだよ。
   そのくらいのこと覚えておけ。
   常識だぞ。」
スミマセンネ・・・ジョーシキがなくて。
  「ここまで言えばわかるだろ。
   世界記録が生まれ、長期間破られなかったのは
   何故だ?」

一同無言。

  「ちょっと考えればわかるはずだよ。
   何でもいいから言ってみろ。」

『何でもいい』なんて嘘だ。
万が一間違った答えでもしてごらん。
完膚なきまでに否定されること請け合いだ。
自分の自尊心を守るためには、黙秘を続けるしかない。

シーーーーーン。

沈黙に耐えかねて夫が口を開く。
  「こんな簡単なことがどうして分からないのかなぁ。
   メキシコシティというのは高度が高い。
   だから気圧が低い。
   つまり空気抵抗が低い。
   それ故、空気抵抗が問題になる短距離走などの
   競技では高記録が出たんだ。
   わかったか?
   まったくアナタたちは常識がない。
   もう少しいろいろな事を知っていないと恥ずかしいよ。」

   ・・・・・はいはい、わかりました・・・・・

さて今回のこの話のどの部分が『常識』なんだろう?
  「これが常識だと思う人、手ぇ挙げてー!」
って叫びたい気分。

夫の常識は世の中の非常識。


2009年9月24日木曜日

いちご

日本ではいちごは早春~春の果物。
でも、ここアメリカでは一年中いちごを売っている。
秋真っ盛りのこの時期だって、ホラ!

ちょっと酸味が強いものの、十分おいしく頂ける。
いちご好きのリオには天国みたいな国なのだ。

ただし痛んでいようが腐っていようが平気で売っているから、注意が必要!
パッケージの上下左右からよーく観察してから買わなければならない。
今回もしっかりチェックしたつもりだったのだけれど・・・それでも痛んだいちごがチラホラ。
まだまだ眼力(『ガンリキ』と読んでください。『メヂカラ』ではありません。)が足りまへん。

日本のいちごは新鮮で甘かったなぁ。
あー、食べたいよー。

聞いたところによると・・・、
日本でいちごが取れない時期(夏~秋)のショートケーキの上に乗っているいちごはアメリカ産のものなんだって。
ちなみに本日のいちごはカリフォルニア産です。

いちごのお供、コンデンス・ミルクは・・・
昔懐かしい缶入りコンデンス・ミルクです。
簡単便利なチューブ入りは見かけません。


2009年9月21日月曜日

中学入試問題より~平均

夏休み中、ブログをサボッって何をしていたか?
健康維持のためにゴルフに行ってました。
そして、ボケ防止のために中学入試問題を解いてました。
今日はその中学入試問題の中から『これは秀逸!』と思った問題を一つご紹介。

《問題》
A君の学年には180人の生徒がいます。先日、英語、数学、国語の試験が行われました。どの試験も50点満点で、点数はすべて整数でした。
学年の中でA君は3教科とも学年の平均点以上でした。A君の3教科合計の順位は、最も低くて何位ですか。
ただし、同点の順位については、例えば150点が3人、149点が2人の場合、150点の3人を1位、149点の2人を4位と考えます。
(原文は少々異なります)

《答え》
178位

驚きの結果!!!
全科目平均点以上を取っても、180人中178位になってしまう場合があるなんて!
この結果だけでも、ぶっ飛びでしょ?!のけぞるでしょ?!

この問題を考えた先生は、すごい。

そして、これを解いてしまう子供たちもすごい。
(何人の子供が解けたのか知らないけれど・・・)
試験時間は1時間程度。
問題はこれだけじゃあない、他にも何問かある。
限られた時間内で、この問題を解くのは至難の業だと思うのは凡才の私だけか?
6年後、東大に入るような天才児は、この程度の問題を難なく解いてしまうのか?

いやー、参った参った・・・。
私が試験官なら、この問題が解けた子は、他の教科がどうであれ、もうこれだけで合格させる。
そのくらい惚れ込んだ問題です。

PS.
中学入試問題だから、これを解くのは小学校6年生。
彼らが知っているのは、『平均点=合計点÷人数』ってことくらい。
小難しい知識(分布がどうのこうの・・・)は不要です。
興味がある人は、チャレンジしてみてね。


2009年9月20日日曜日

ブックカバー②

先日、作成したオレンジ色のブックカバー。
見れば見るほどみすぼらしいし、素材が色画用紙だからあっという間にボロボロになってしまうだろう。

文房具店に行く用事があったので、ついでにブックカバーを探してみると・・・ありました!
アメリカのブックカバーは布で出来ている。
それもただの布ではない。
ビヨヨヨヨーンと伸びる伸縮素材。
だからどんな大きさの本にもフィットする(限界はあるけど)。
とっても機能的!
なんだけど・・・

柄がねぇ、派手というかグロテスクというか。
アメリカンテイスト柄だのだ。
私が買ったのは、こちら。
これでも一番地味な柄を選んだつもり。

さらに、このブックカバーには、写真のようなチャチな眼鏡がオマケで付いてくる。
3D眼鏡。
この眼鏡をかけてブックカバーをみると、3D映像になるのだ。
つまり、柄が浮き上がって立体的に見える。
試しに私も3D眼鏡をかけて見てみたら・・・本当に立体的に見えた。
へぇーっ!
と感心しながら見続けていたら、目がクラクラ、続けて頭がグラグラ。

それにしてもブックカバーに3Dとは・・・考えることが違いますな。


ブックカバー①

前にも書いたけれど、アメリカの教科書は貸与式。
授業で使わなくなった時点で、学校に返却する。
何代にもわたって、みんなで大切に使わなければいけない。

それ故、こんな宿題が出される。
  『明日までに教科書にブックカバーをしてくること!』
これも立派な宿題。
やっていかなければ確実に減点対象となる。

訳のわからない英語の問題文を読み、英作文に頭を悩ますこともないから、楽な宿題なのだが・・・。
こうゆうことは、帰宅後、即刻、言ってくれなければ困る。
夜が更けてから、
  「ブックカバーが必要だ!」
と言われても、どうにもならない。
文房具店は閉まっているし、コンビニもない。
  どうしよう・・・
  こんなつまらない事で減点されるのも癪だしなぁ。
  ったく、早く言わないから、こうゆう事になるんだ。

何か代用できるものはないものか。
カリカリしながら部屋の中を見回すと、隅っこにオレンジ色の色画用紙を発見した。
リオに必要なものか問うてみたが、
  「さあ・・・?」
と言う。
リオのものでなければ、ドリのものだ。
ドリはいないから尋ねようが無い。
  尋ねようは無いけれど、放置して行ったのだから
  不要なものに決まっている。
と都合良く考えて、その色画用紙を拝借しブックカバーを作った。

ド派手なオレンジ色のブックカバー。
嫌がるかなぁ・・・と思ったら、
  「うん、これでいいよ。
   ありがと。」
だって。
少しだけ成長したのかも・・・。


2009年9月17日木曜日

テスト勉強~気象

リオは明日、Math(数学)とScience(理科)のテスト。
  「Mathは大丈夫だと思う。」
という本人の言葉を全面的に信じて(本当でしょうね?!)、Scienceの復習だけした。
Scienceでは、ただ今、気象について学習中。

  air mass     気団
  cold front     寒冷前線
  warm front    温暖前線
  stationary front 停滞前線
  occluded front  閉塞前線
  cyclone      低気圧
  anticyclone    高気圧
  ・・・・・・

正直言うと、私自身、閉塞前線というモノがよく分からない。
閉塞前線とはいったい何ぞや?
インターネットで調べてみたが、分かったような分からないような・・・微妙な感じ。

仕方がないから、リオにこう教えた。
  「寒冷前線でも温暖前線でも停滞前線でもないもの、
   それこそが閉塞前線なのだ!
   わかったかい?」
するとリオは一言、
  「なんだよ、消去法かよ?!」

そーだよ、消去法!
消去法で悪いか?
こうゆうのを『生きるための知恵』と言うんです。
覚えておきなさい。


2009年9月16日水曜日

Con Sci

リオが中学校からもらってきた時間割表の中に、"Con Sci"という科目があった。
これを見た瞬間、私はコンピュータ・サイエンスの略だと思った。
そしてニッとほくそ笑んだ・・・この科目は何とかなる!・・・と。

最近リオはパソコン少年。
ヒマさえあれば、パソコンを抱えて何かをしている。
これだけいじっているんだから、中学校のコンピューター・サイエンスくらいお茶の子さいさいのはずだ。
(よ)しんば分からないことがあったとしても、夫はその道の専門家。
上手く頼めば、ちょちょいのちょいと教えてくれるだろう。
   下手に頼むと・・・大変。
   ちょっと教えてくれればいいものを物事の原理原則から
   問いただし始め、百年経ってもたった一問の宿題すら
   終わらないのではないかと危惧すること度々。
   運が悪ければ、日頃の学習態度まで言及し・・・。
   といった具合で、非常に厄介なことになる。

ところが!
このCon Sci、コンピューター・サイエンスの略ではなかった。
自分の勘違いに気がついたのは、先日のOpen Houseのとき。

6時間目のCon Sciの教室に入った瞬間、『何かが違う!』と思った。
クルッと180度方向転換し廊下に出て、教室名を再確認したのだが、
   ・・・この教室に間違いない・・・
再度、中へ。
コンピューターの授業なんだから、そこにはパソコンがズラーッと並んでいなければいけないはずだ。
が、そこに並んでいるのはガス台とオーブン。
頭の中には巨大な
訳が分からなかったので、先生に聞いてみた。
  「リオの母です。リオはこのクラスの生徒ですか?」
先生はニッコリ答える。
  「はい、そうですよ。」
そして、私は一人、合点した。
  (ふーん、そうかぁ。
   何かの事情でコンピューター室が空いていないから、
   今日は別の教室で説明をするんだぁ)
この時点でも私はまだ『コンピューター』だと思い込んでいた。

しかーし!先生からの授業内容の説明が始まって・・・私の目は真ん丸くなった。
 クッキングゥ~?!
はい、これはコンピューターじゃあなくて調理実習の授業。
だから、教室内にガス台があるのだ。

ああ、勘違い。

賢明なみなさんなら、もうお気付きだろう。
Computer Science(コンピューター・サイエンス)なら"com sci"のはずだ。
"n"じゃあなくて"m
"!
Con SciはConsumer Scienceの略。
つまり家庭科でした。
あー、恥ずかしい(- -;;)。

2009年9月15日火曜日

2009リオの時間割

2009-2010前期のリオの時間割は・・・
        科目             先生
 1時間目 Science 7       理科 MS IANNACONE
 2時間目 Phys Ed 8       体育 MR MURPHY
        
ELL Support     英語 MS KLEIN
 3時間目 ELL Language Arts 英語 MS OSLER
 4時間目 ELL Language Arts 英語 MS OSLER
 5時間目 Math 7         数学 MS WANG
 6時間目 Con Sci 7       家庭科MS BOHAN
        Art 7          美術 MS HAYMON
 7時間目 ELL Social Studies 社会 MS OSLER

2時間目と6時間目は曜日によって科目が異なる。
月水金がPhys Edで、火木がELL Supportといった具合に・・・(実際はもう少し面倒なんだけど、だいたいこんな感じ)。
残りの授業は、毎日同じ。
単純明快な時間割だ。

今年はELL(英語を第2外国語とする子のための英語、またの名をESL)の授業が週3.5時間。
3.5時間という時間数は、かなり充実している方らしい。
中には週0.5時間
(2週間に1度!)しかない学校もあるとか・・・。
これを是と見るか非と見るか?
週0.5時間しかない学校の人から見ると、
  「毎日3時間以上もあるなんて、本当に羨ましいわ。
   英語の基本的な部分がしっかり学べるものね。
   ほとんど全部が現地の子と同じ授業だと大変よ。
   特に英語(日本で言うところの国語に当たる)、
   社会は付いて行くことすら難しいのよ。」
ってことになり、
毎日3時間もある学校の人から見ると、
  「いえいえ、初めから現地の子と一緒のクラスで
   もまれた方が絶対英語の上達が速いはずよ。
   いつまでもESLいたのでは、なかなか英語が
   話せるようにならないわ。」
ってことになる。
『隣の芝生は青い』ってヤツか、はたまた『謙虚・謙遜』ってヤツか真偽の程は定かではないが、我が家の場合は『我が家の芝生は青い』だ。
どんなに下駄を履かせ、上げ底、水増しをしても、出来がいいとは言い難い我が子たち。
ほとんど全部が現地の子と一緒の授業だったら、頭が大混乱を起こし、早々にドロップアウトしていただろう。
1年、いや1ヶ月さえ持たなかったような気がする。
何よりも・・・毎日宿題を手伝わされるこっちの身が持たぬ。

今年も、毎日3時間ゆっくりぬるま湯ELLに浸かりながら(リオにとっては熱めの温泉かもしれないが)、なんとかバランスを保って頑張っておくれ。

こちらがリオが1日3時間お世話になる
オスラー先生(Ms Osler)ピチピチしてます。


2009年9月13日日曜日

Open House Night

先週の水曜日9月9日、Middle SchoolのOpen House Nightに行ってきた。
Nightという名の通り、pm6:30スタート。
中学校のイベントだからね、どの家にも中学生の子供がいるわけで、こんな夜遅くの開催はいかがなものかと思うのだけれど、いい方に考えれば『父親も参加できるように』という配慮なのかもしれない。
うちの場合、先週の夫は超多忙のため私一人での出席となった。

これは保護者説明会のようなもの。
まずは保護者全員がオーディトリアムに集まり、校長先生やらPTA会長やらの話を聞く。
それが終わると、民族大移動開始!
それぞれ自分の子供の時間割に合わせて、各教室を回るのだ。

教室での滞在時間わずか10分。
その間に教科の先生から、今年1年の学習内容、成績の付け方などの説明を受けるわけ。
全教科とも成績の付け方はキッチリしているよ。
たとえば・・・
  テスト40%、小テスト20%、授業態度20%、宿題20%
といった具合に。

その後、5分間で次の教科の教室に移動。
また同じような説明を受ける。
リオは一日7時間授業だから、これを7回繰り返す。

教室がいっぱいあるから、もう大変!
あっち行ってウロウロ、こっち行ってウロウロ・・・移動のたびに教室難民状態に陥る。
  「まったくもう!
   どこかに校内案内図はないのかッ?」
と怒鳴りたくなったが我慢した。
老成したとか達観したとかそうゆうことではなくて、英語で怒鳴らねばならぬと思うと言う気が失せる・・・ただそれだけ。
私の英語、進歩なし。

英語ができない私だけれど、教室での説明が終わるたびに先生を捕まえて、これだけ言ってきた。
  「リオは英語が出来ません。
   もしもリオが先生の言ったことを理解していないように
   見えたら、紙に書いてあげてください。
   リオは辞書で分からない単語の意味を調べることが
   出来るので。」
もちろん、アドリブで言ったわけではない。
前の晩、必死で英作文をして、暗記した文章だ。
どこまで通じたかは不明だけど(^^;)、親としてやれるだけの事はやった。
あとはリオが自力で頑張るしかない。
たくましく育ってくれ!
・・・こんなの、どっかのハムのCMのコピーにあったよね・・・


まったり過ぎる日曜日

夫は昨日から日本に出張。
  「今、厚木。
   これからラーメン食べに行く。」
  と、さっき電話があった。
  『羨ましいでしょう!』と言わんばかりに。
  食べ物の恨みは恐ろしいことを知った上での
  犯行予告か?
ドリは寮から帰ってこない。
  「週末は帰ってきなさいよ。」
  と言っておいたにもかかわらず・・・。
  帰ってこないばかりか連絡一つ寄越さない。
  親をナメているのか?
リオは寝ている。
  午前9時だというのに。
  ドリのことをさんざん『朝寝坊!』とけなしていたのに、
  ドリがいなくなった途端、自分が朝寝坊に変身した。
  いったい何時まで寝ているつもりなんだ?
ブウも寝ている。
  こちらは日長一日寝ているから、まあいいか。

いろいろ腹の立つことはあるものの・・・
♪本日快晴♪
天高く馬肥ゆる秋。
柿の種チョコ(←最近ハマッている)をボリボリかじりながら、ブログを書いているワタシ。
まったり過ぎる日曜日。


2009年9月10日木曜日

今週は大忙し!

今週、私は異常に忙しい。

  月曜日 Laybor Dayの休日
        (家族がいると何かと気忙しい)
  火曜日 同じMiddle Schoolに通う
        日本人の親御さんとの懇親会
  水曜日 昼:ESLの登録
        夜:Middle SchoolのOpen House Night
  木曜日 慶應NY入学式
  金曜日 GOLFの予定だったけれど天気が悪そうだから
        食事会に変更
        図書館に行って本の返却
  土曜日 夫出張のためJFK空港までお見送り
        リオの補習校の送迎

アメリカに来て以来、こんなに忙しい一週間があっただろうか?
見る人が見れば、どーってことないスケジュールかもしれないけれど、日頃ノンベンダラリンと暮らしている私にとっては超人的スケジュール。
スケジュール表を見ただけで疲れる。

オロナミンCでも買って来ようかなぁ。
(リポビタンDは売っていないけど、オロナミンCは売っている)
実はああゆう類の飲み物を飲んだことがないワタシ。
あれってホントに効果あるの???


2009年9月9日水曜日

胃痛の特効薬

午後、胃がシクシク痛み出した。

下校したリオにその事を話すと・・・
  「チョコレートを食べれば元気になるよ。」
と言う。
チョコレートは私の大好物だ。
機嫌が悪いときに食べれば、機嫌がよくなる。
そうゆう効能は確かにあるのだが、今痛いのは胃だ。
胃が痛いときにチョコレートを食べる勇気はない。
痛みが引くより、痛みが増す可能性の方が高い。
謹んで遠慮した。

すると次は、
  「運動すれば良くなるよ。」
と言う。
  運動→楽しい→痛みを忘れる
という図式らしい。
まあ一理あるが、胃が痛い状態で運動するのはかなりキツイ。
これまた、謹んで遠慮した。

万策尽きたリオはそれ以降、何も言わなかった。
優しいんだけどねぇ
・・・
ちとズレている。


2009年9月3日木曜日

スクールバス変更

ずっと前の話・・・
リオは幼稚園バスに乗って、幼稚園に通っていた。
バスのコース名は『うさぎ1コース』。
3年間ずっと『うさぎ1コース』で登園していた。
しつこいようだが、『うさぎ1コース』というコース名は3年間不変だった。

が、アメリカのスクールバスは違うらしい。
去年と今年ではコース名が変わっている。
去年リオたちが乗っていたバスは『No.6』。
今年リオたちが乗るバスは『No.3』。

さらにバス停名も変わっている。
去年のバス停名は『WEAVER ST & GREENWICH OAKS ENT.』だった。
このバス停、我が家から歩いて1分、走れば30秒。
つまり目と鼻の先で、非常に便利だった。
今年のバス運行表を見ると・・・このバス停がないッ!
勘弁してくれ。
私の許可無く勝手に変更しないでくれ。
もしもバス停が遠かったら、朝夕バス停まで車で送り迎えをしないといけないじゃあないか(私の知り合いの中は、そんな大変な思いをしている人が実際にいる)。
なんてったって毎日のことだからね、そんなことになったら面倒この上ない。
わたしゃ、そんなにヒマじゃない。
溜息混じりに、運行表と地図を交互に見ながら、リオが乗り降りするバス停を探した。
暗澹たる気分で探すこと10数分・・・あった!
バス停名は『WEAVER ST & WEAVERS HILL ENTRANCE』。
問題はその場所。
なななんと・・・どう見ても何度地図で確認しても去年と同じ場所なのだ。
ホッ胸をなで下ろすと同時に、ムカッ腹が立ってきた。
同じ場所なのに、名前だけ変えるというのは、どうゆうことなのか?!
みんな(特に私)が混乱するじゃあないか!
まっ、朝夕の送迎というお仕事が増えなかったから、いいんだけどね。
でも何か釈然としないなぁ。

新学期が始まる数日前に学校から郵送されるバス運行表。
この紙と地図をニラメッコしながら、我が家に一番近いバス停を探す。

今年度のバスは朝7:03。
早過ぎッ!


2009年9月2日水曜日

ブログ再開します!

たいへん永らくご無沙汰をしておりました。
速いもので、夏が終わり、コネチカットはすでに秋の気配。
半袖では寒いくらいの気候になりました。


長い長い夏休み(2ヶ月半!)がようやく終わり、今日9月2日からリオはMiddle Schoolに通い始めた。
今日から7年生!
希望に胸膨らませ登校!!
と言いたいところだけれど、実際は・・・
 「あー、ヤダなぁ、
  今日も夏休みならいいのに・・・」
とポツリと言い残し、一人で出かけていった。
そう・・・この9月からリオは一人で通学する。
姉ドリは慶應NYの寮に入ってしまったから。
頑張るのだぞ!
今までは、何かあればドリがいた。
(当てにならない姉ではあるが、それでもいないよりはマシだった)
これからは全て一人で何とかせなあかん。
頼むから『宿題が何か』くらい、ちゃんと聞いてきてくれよ。


これから夏休み中の出来事などをボチボチ書いていこうと思います。
またよろしくお願いしますm(_ _)m。