「リオ君のお母さん、
ちょっとお話しする時間がありますか?」
こうゆう時の私の返事は決まっている。
「スミマセン。
うちの子、何かしましたか?」
いの一番にとりあえず謝ってしまうのは長年の悲しい習慣。
(((((今度は何をしでかしたのか?)))))
先生はニッコリ笑って
「いえいえ、リオ君はいい子ですよ。」
と言う。
(((そんなはず、あるまい)))
半信半疑のまま先生の次の言葉を待つと、
「最近、目が悪くなっているのではないかと
思って・・・。」
あー、そのことか。
実は私も気にはなっていた。
でも、リオに
「見えないの?」
と聞くと、
「ちゃんと見えてるッ!」
と怒ったように答えるので、放ったらかしにしていた。
やはり、視力が落ちているのだ。
「冬休みに視力検査に連れて行きます。」
と話し、会話を切り上げようとしたら、先生がまたまたニッコリ笑って、
「それと・・・」
と続ける。
「リオ君は何でもイヤだと言うんですねぇ。
日直をやってくれる?と聞いても、イヤだ。
号令をかけてくれる?と聞いても、イヤだ。
本を読んでくれる?と聞いても、イヤだ。
・・・・・・・・・・・・
まあ、イヤだと言っても最後にはちゃんと
やってくれるので、いいんですけどネ。」
はぁぁぁ・・・『いい子』と言われるほど立派なお子様でないのは分かっていたが、やはり、補習校でも悪行を働いていたか。
家でもそうだ。
私が何を言っても、
「イヤだ!」
と拒絶する。
「何でイヤなの?」
と尋ねると、
「ボク、反抗期!」
と答える。
↑↑↑ なんて話を先生にしたら、
「あらまあ、かわいい反抗期ですね。」
と大笑いしていた。
が、このイヤイヤ病を『かわいい』と笑って済ませるわけにはいかない。
何か手を打たなければ・・・と思うのだが、未だ妙案は浮かばず。
頭ごなしに言っても反発するだけだろうしなぁ。
厄介な年頃だ。
(『厄介な息子』って表現の方が正しいかも -_-;)
てな訳で、今回もまた先生に陳謝して話を終了することと相成った。
私の第一声『スミマセン』は正しかったわけだ。
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