何の連絡もないから、きっとニューヨーク行きの飛行機には乗れたのだろう。
ドリとリオと私の3人でニューヨークJFK空港までお出迎えに行った。
国際線は1時間くらいの誤差は当たり前だから、到着時刻の1時間半前から空港で待機。
掲示板で確認すると、到着は定刻より5分早い。
よかった・・・何もない空港で3時間も4時間も待たされたら、ヒマを持て余した子ども達が大喧嘩を始めるかもしれない。
1時間半なら、なんとか間が持つだろう。
3人でベンチに座り、ボリボリお菓子を食べながら暇つぶし。
到着時刻・・・到着出口に移動。
ポツリポツリと乗客が出てくる。
10人目の乗客が姿を現した頃、リオが言った。
「おじいちゃんとおばあちゃんは居眠りをしていて
飛行機が到着しているのに
気がついていないんじゃない?
このまま、飛行機で眠り続けて、
日本に帰っちゃうかも・・・」
折り返し運転の電車じゃあないんだから、そんな事あるわけない。
寝ていたとしても、乗務員の人が起こしてくれるはずだから安心しなさい。
20人目の乗客が姿を現した頃、ドリが言った。
「おじいちゃんとおばあちゃんは英語ができなくて、
入国審査のところで捕まっているんじゃあないの?」
アメリカって国は、子どもと老人にはトコトン優しい国だから、たとえ英語が通じなくても温情で通してくれるはず・・・。
それに、おじいちゃんは70歳を過ぎた今でも週3回(!)英会話を習いに行っている。
きっと何とかなるよ、安心しなさい。
時間の経過と共に不安を募らせる子ども達。
でもね、飛行機っていうのは、ファーストクラス→ビジネスクラス→エコノミークラスの順に降りるもののだ。
エコノミークラスでやってくる2人がそんなに早く出てきたら、そっちのが驚きだよ。
あーじゃない、こーじゃない・・・と話していると、ようやく懐かしい顔が!
はい、無事、入国審査をスリ抜けて出てきました。
ホッ・・・。
心配していた入国審査は、父がちゃーんと英語で対応したとのこと・・・。
ご立派!
母は父が書いたアンチョコ(想定問答集)を握り締めて入国審査に臨んだらしい。
でも結局、2人一緒に入国審査ができたから、アンチョコは使わず仕舞い。
使わずに済むなら、それに越したことはないよね(^_^)v。
短い間だけど、アメリカを楽しんでネ~!
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