毎日、お弁当を持って行っているドリとリオ。
学校に通い始めた当初はアメリカのランチっぽくサンドウィッチにしていた。
真っ黒な海苔を巻いたおにぎりなどは、アメリカ人に気味悪がられると聞いていたから避けた。
でも程なくして、おにぎり好きのリオが
「おにぎりにして!」
と言い出したので試しに持たせてみると・・・大丈夫。
真っ黒な海苔もアメリカ人にすんなり受け入れられた。
考えてみれば、この辺の地元スーパーでは、マグロやサーモンの海苔巻き弁当を売っている。
海苔に対して、そんなに違和感を持っているはずがない。
それからは、安心してごく普通の日本のお弁当を持たせた。
稲荷寿司、うなぎ弁当、幕の内弁当のごはんにはふりかけを・・・、ひじきやキンピラだって入れた。
どれも気味悪がられることも、怪しまれることも、不思議がられることもなく、済んでいたのだが・・・。
意外なところで、みんなの注意をひいてしまった。
それが『オムライス』。
ケチャップライスを薄焼き卵で巻いて、お弁当に詰めていったところ、大騒ぎになったらしい。
「これは、いったい何なんだぁ???」
と。
ドリもリオも二人とも、友達に聞かれたと言う。
みんな興味津々!
オムライスって、日本の洋食なんだね。
だからアメリカ人には、まったく馴染みがない。
でも、個々に見ると、卵とケチャップライス。
それぞれは知っている。
それが、一緒になると・・・エエッ?!
ってことで、注目を浴びてしまったのだろう。
アメリカの子どもにとって、ひじきやキンピラなんて、見たことも聞いたこともない料理だと思う。
でも、それは『日本の料理なのね』と冷静に見ていた子ども達。
ところが今回のように、自分が知っている食べ物2つの未知なる組み合わせを見た瞬間、黙っていられなくなったってことかな。
うーん、面白いものだ。
ドリとリオは、何と説明しらたいいのか分からなかったという。
分からなかったら、せめて、
"Try?"
くらい言えばいいのに・・・。
昨晩、夫から『ケチャップライスを卵で巻いたもの』という意味の英語を伝授されていた。
近々、またオムライス弁当を作るから、そのときはちゃんと説明するんだよ。
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