2008年9月30日火曜日

Rosh Hashanah ローシュ・ハッシャーナー

今日は”Rosh Hashanah"という日で、グリニッチ・タウンの公立学校はお休み。
でも会社は通常勤務、カトリック系の学校も通常授業らしい。
噂によると、ニューヨーク州の公立学校は、今日明日の2日間お休みとか。

公立学校のみ休みになる”Rosh Hashanah"とは、いかなる日か?
インターネットで調べてみると、『ユダヤ暦の新年祭』とあった。
ユダヤ暦の新年祭で、なんで公立学校のみが休みなのか・・・。
アメリカの公立学校にはユダヤ教信者が多いということか・・・。
わからない。

理由はともあれ、リオは、
 「アメリカの学校は休みが多くていいね!」
なんて言って喜んでいる。
この休みを利用して、リオは夫の会社の人の家に遊びに行かせてもらった。
リオより1つ年上の男の子がいるお宅だ。
もう一人、夫の会社の人の息子さんも遊びに行くという。
初めて行くお宅で、遊び相手も初対面、しかも年上・・・
リオがどんな反応を示すか心配だったのだが(小心者のところがあるから)、意外にも喜んで出かけていった。
 「久しぶりに誰かと遊べるのが嬉しい」
と素直に言っていた。
ヨカッタね。

誘ってくださったY川さんに感謝!!!

今頃、楽しく遊んでいることだろう。
そして、ドリは私の目の前で、愛読書ハリーポッターを読みふけっている。
ハリーポッターは、何度読んでも、飽きないらしい。


2008年9月29日月曜日

ハロウィーン Halloween

スーパーの店先には、煮ても焼いても食べれそうにない巨大なパンプキンが無造作に置かれていたり、
こんな風に可愛くデコレーションされたパンプキンが整然と並べられていたり(結構、売れている)、
街はハロウィーン・ムードであふれている。

ハロウィーンの主役は、パンプキンだけではない。
忘れていけないのが、オバケたち。
今日、買い物ついでに立ち寄ったパーティ用品専門店PARTY CITYの店内には、

薄気味悪いオバケがいっぱい。
お母さんと一緒に買い物に来ていた2歳くらいの女の子は、恐怖に顔を引きつらせながらギャーギャー泣いていた。
確かに・・・大人が見ても、かなりグロテスクで怖いよね。

そのすぐ近くの雑貨店では、
こんなハロウィーンのディスプレイの横に、

クリスマスツリーのディスプレイがされていた (@o@)。

普段は何をするにも時間がかかる(時間を守らない)アメリカ人。
こんなところだけは、気が早いんだねぇ・・・。


新米入手

アメリカでも新米が出回り始めた。
新米=New Cropの表示のあるお米。

どこで食べても新米は美味しいね。
とれたてホカホカって味がする (^o^)/。
約7kgで$22。
カリフォルニア産のこしひかりだから安いのだ。
こちらは、日系スーパー大道で入手。

アメリカの地元スーパーでもお米は手に入る。
こんな風にビンに入っていて、おしゃれ!

お寿司用のお米として売っている。
1kgで約$7。
試しに買ってみようかなぁ・・・とも思うけど、ちょっと高すぎるような気がして手が出ない(^^;)。
お寿司はアメリカでも広く一般に浸透しているようで、このお米のそばには『寿司酢』や『ガリ』の瓶詰めまで売っていた。
こちらは、グリニッチのPutnam Ave沿いにあるスーパーA&P Freshで撮影。


2008年9月28日日曜日

お刺身

リオの《宿題完了祝賀会》のために、大枚はたいてお刺身を買った。

お刺身はいつも日系スーパー『大道』で買っている。
お魚は地元スーパーにも売っているのだが、とっても種類が少ない。
さらに、日本みたいに『刺身用』なんて表示がないから、加熱したほうがいいのやら、生で食べてもいいのやら、判断がつかない。
 (店員さんに聞いても”どれでも生食OK!”なんて
  いい加減なことを言いそうな気がするし・・・)

もちろん、今日も大道で購入。
本マグロの中トロ、大トロ、いくら、ヒラメ、サーモン、イカ。


本マグロってところが、すごいでしょ?!
実は、マグロは本マグロしか置いていないのだ。
庶民の味方、メバチマグロやキハダマグロ、ビンチョウマグロは売っていない。
おかげでショーケースの前で、
・・・本マグロのが美味しいけど高いからメバチにしようかな、どうしよう・・・
なんて長時間悩まなくて済む。
マグロを食べようと思ったら、本マグロしかないんだもん。
多少高くても、買うしかない。

さらに、びっくりしたのは、お値段。
なんと、中トロと大トロのお値段が同じなのだ (@o@)!
日本だったら、絶対大トロのほうが高いよね。
でも、こちらは同じ。
(なんでもかんでも"fat free"が大好きなお国柄だから、大トロは人気がないのかもしれない)
なので、普段は滅多に口にすることのない大トロも迷わず購入した。

残念なのは生食用のエビがないこと。
こちらのお寿司屋さんに行くと、甘エビのお寿司が出てくるから、きっとどこかに売っていると思うのだが、大道では見かけたことがない。

ボタンえびが食べたいよ!


祝!宿題完了

リオの数学の先生から電話がきたのが先週の前半。
その後、先生からは、
   未提出の宿題の量が多いので、
   すぐに終わるとは思っていません。
   リオが一生懸命勉強していることを嬉しく思います。
なんていう心温まる(?)メールをいただき、恐縮することしきり・・・。

『ここはなんとか早く終わらせて名誉挽回といきたいところ』
と意気込むのは母だけ。
当の本人は、
『ちゃんとやれば、いつまでかかってもいいんでしょ?!』
と、あくまでのんびり構えている。
(やはり事の重大さを理解していないようだ)

そんなリオのつぶやきは完全に無視して、毎晩、毎晩、宿題と向き合う日々が続いた。

リオは英語と数字の羅列を見ると、失神しそうになる。
(そんなリオを見ていると、私も失神しそうになる)
失神寸前のリオを、必死で励まし、時には脅し、たまにおだて・・・
ようやく今日、
全ての宿題が完了した!(パチパチ)
5日間かかった。
長い道のりだった。
いやぁ~、お疲れさまでしたm(_ _)m。

夜は《宿題完了祝賀会》。
手巻き寿司で豪華にお祝いした。
明日から「宿題、宿題!」とうるさく言われずに済む・・・
とほくそ笑むリオ。


数独(ナンプレ)

”数独”というパズルを知っている?
日本では”ナンプレ”と呼ばれることも多い。
1から9の数字を縦、横、太線で囲まれた3×3のブロックに埋めていくパズル。

このパズル、アメリカでも結構人気があるようだ。

ある日の学校での出来事・・・。
ヒスパニック・ガイのクリスチャンがドリにこんな質問をしてきた。
 ”Do you know スドック?”
スドックと言われても、何のことだかさっぱり分からず、
 ”What?”
と何度も聞き返して、ようやく”数独”のことを言っているらしいということに気付いたとか。
ドリが
 ”Yes."
と答えたら、もう大変!
途中までやって分からなくなったパズルの紙を次から次へと、ドリに押し付けてきたらしい。
 「途中までやったパズルを渡されても、
  やる気になんてなれない!」
とドリは言っていた。
確かに、その通りだよね。

それにさぁ、パズルっていうのは、苦労して苦労して自力で解答するからこそ、出来たとき達成感が得られるもの。
その達成感があるから、面白いわけでしょ?!
ちょっと分からないからといって、放り投げちゃったら、達成感なんて得られないじゃん。

クリスチャンには、もう少し『忍耐』とか『辛抱』とかを学んで欲しいものだと思った次第 (-_-")。


かくいう私も数独の大ファン!
日本から数独の本を1冊持ってきた。
リオの宿題に付き合って、心身ともに疲れ果てたとき(←ホントに疲れるのだ)、気分転換のためにちょこちょこ解いている。

そうそう・・・、
グリニッチ・タウン主催の大人向け生涯学習講座(正式名称はADULT & CONTIINUING EDUCATION)にも、”MASTERING SUDOKU SEVRETS"という講座がある。
『みんなで楽しく数独パズルを解きましょう』という講座らしい。
うちの子供たちが学校に慣れ、英語に慣れ、自力で宿題をこなせるようになったら、参加してみたいなぁ。

今はまだ無理・・・自分のことより子どもたちのことを優先しないとネ。


2008年9月26日金曜日

ブウのカット

ブウを美容院に連れて行かなければ・・・
と思い続けて、早2ヶ月。
ふと気づけば、みごとなアフロヘア犬になっていた。

頭のてっぺんの盛り上がりが、なんとも可愛くない (-_-;)。

犬の美容院は調査済み。
あとは電話して予約をすればいいのだが、電話がねぇ・・・。
『電話をかけなくちゃ!』と思っただけで気が滅入るんだよね。
  明日、電話しよう
  今週中に電話しよう
  今月中には何とか・・・
なぁーんて思っているうちに、このありさま。

(ブウ、ごめん!)

ここまで来ても、受話器を持つ気になれず、
かといって、このまま放置するわけにもいかず、
結局、自分でカットすることにした。

ブウが膝の上でグウグウ寝ている間に、
文房具のはさみでジョキジョキ、ジョキジョキ・・・。
3時間以上かけて念入りにカットした。
その間、ブウは夢の中・・・ホント、よく昼寝をする。

で、出来上がりは、こんな感じ。

みごとなトラ刈り。
そして、顔周りが・・・どう見てもヘン!
こんなはずじゃあなかったのに。

(ブウ、ごめん!)

ブウの顔を見ていたら、何かに似ていると思った。
なんだっけ?
あっ! 村上春樹の小説に出てくる『羊男』のイラストだ。
耳がデレンとしているところと、鼻がビヨンと長いところがそっくり!
一人でニタニタ笑ってしまった。

ブウの良いところは、こんな姿にされても文句一つ言わないところ。

もしも、これが子どもの髪の毛だったりしたら・・・
あーじゃない、こーじゃないと散々、文句を言った挙句、
 「これじゃあ、外を歩けない。
  学校なんて行かないからね。」
とぬかすに違いない。

でも、ブウの場合は、
 「散歩に行く?」
と聞くと、大喜びでシッポを振りながら付いて来る。

なんて良い子なんだろう!!!


2008年9月25日木曜日

グリニッチの野生動物たち

アメリカに来た当初は・・・
リスがいると言っては大騒ぎし、

うさぎがいると言ってはカメラを向けていた。

でも、この3ヶ月ですっかり見慣れてしまい、庭にリスやうさぎが遊びに来ても、
 ”あー、また来ているのね”
という程度・・・当たり前の光景になってしまった。

そんな私たちが、久しぶりに興奮したのが、鹿
庭をすごいスピードで突っ切っていった。
あまりに早くて、写真は撮れなかった(残念 ;_;)。

先日、ブウと散歩していたら、目の前をアライグマが横切っていった。
フサフサの大きなシッポがとってもキュート!
でも、見かけによらず、結構凶暴なんだって。
そう言えば昔、アライグマ・ラスカルってアニメがあったよね。

別の日にブウと散歩していたら、おばあちゃんが声を掛けてきた。
 「ファックスに気をつけなさいよ」
と。
頭に”?”が浮かぶ・・・何故、faxに気をつけないといけないのか?
よくよく聞いたら、fox(きつね)だった。
きつねは小さい犬を狙うから気をつけた方がいいと忠告してくれた。
やさしいおばあちゃん!

また別の日にブウと散歩をしていたら、違うおばあちゃんが声をかけてきた。
 「この前、コヨーテが出たのよ。
  気をつけなさい。」
と。
コヨーテというのは、小型のオオカミ。
怖いなぁ。

うちから車で10分のところでは、が出没したという。
ってことは、この辺にもいるかもしれないって事だよね。
知り合いの家では、近頃、夜な夜な外のゴミ箱が荒らされている。
彼女は、”熊がやっているのかも・・・”と秘かに疑っているらしい。

そして、駐在妻の間で最も評判が悪いのが、スカンク
私はまだお目にかかったことないけれど、とにかく臭いんだって。
表現の仕様がないくらいヒド~イ臭いだとか・・・。
不幸にも、スカンクを車ではねてしまったら、その車は即刻廃車になる!!!
どんなに洗っても、臭いが取れないから。
どのくらい臭いかというと、家の駐車場に置いておけないくらい臭い。
毒ガスマスク無しに、車に乗るなんて考えられないほど。
もちろん、タダでも売れない。
結果、廃車処分になるらしい。

もしも、その車が新車だったら・・・
それも半年も待たされてようやく手に入れたプリウスだったりしたら・・・
!!!許せな~い!!!
私は『スカンク撲滅運動』を始めるよ。

あっ、その前に・・・
そんな不幸な目に会わないように、
日頃の行いを改めた方がいいのかもネ (^^;)。


堪忍袋の緒が切れて

 「頭に来たぁ~!」
と言いながらリオが学校から帰ってきた。
何があったのか尋ねると、
 「ディエゴに両耳をひっぱられた!」
という。
何もしていないのに・・・。
で、堪忍袋の緒が切れて、『蹴りをいれてやった』とか。

頭に来るのはわかるけど、暴力に訴えるって言うのはどんなもんかね。
言葉で応戦することは出来ないものか聞いてみると、言葉でも言ったという。
 「テメエ、ウザイんだよ。うせろ!」
と日本語で・・・(なんて汚い言葉なんでしょう!)。
ディエゴに日本語で言っても分かる訳ないじゃん。
せめて、英語で言わないと・・・。
すると、”
テメエ、ウザイんだよ。うせろ!”は英語で何と言うんだ?と聞いてきた。
そんな言葉、知らないよ!
毅然とした態度で一言、
 ”NO!"
と言いなさい。
それで、十分です。


そんな話をしていると、横からドリが言った。
  「私はひっぱたいてやった!」
と。
こちらは、一生懸命書いた絵を横取りされて、その上に勝手に絵を書き加えられたらしい。

頭に来るのはわかるけど、暴力に訴えるって言うのはどんなもんかね。
言葉で応戦することは出来ないものか聞いてみると、言葉で言ってもいうことを聞かないという。
 「あんなの放置しておいたら、付け上がるだけ!」
っていうのがドリの言い分。

ったく、うちの子たちは・・・。
親の都合でアメリカくんだりまで連れてこられたストレスが、こんなところに出ているのか。
はたまた、戯れの一種なのか。
もうしばらく様子を見守ろうと思う。


『宿題忘れ』は大罪

リオは英語がほとんど聞き取れない。
だから、宿題があるかどうかすら分からないのだ。
それでも、この1ヶ月の間に数回、リオは数学の宿題を持ち帰ってきた。
我が家では、
  「宿題があるってことが分かっただけでも上出来!」
なぁーんて、のんきなことを言っていたのだが・・・
どうも、それでは済まされないらしい。

一昨日の夜7:00、電話が鳴った。
電話の主は、リオの数学の先生。
  「リオが宿題を提出しないので困っている。
   このままでは、ポイントが付かない。」
といった内容だった。
ん? その前日の夜、リオは数学の宿題をやっていた。
それを提出し忘れたのか???
聞いてみると、昨日の分は提出されているという。
しかし・・・
  「○日と△日と□日と×日と・・・・・
   の分が提出されていませんよ!」
と早口でまくし立てる。
 
もともとデタラメ英語しか話せない私は、この緊急事態にますますシドロモドロになる。
頭の中、真っ白、どうしたらいいんだ?!

とりあえず、
  「リオは英語が出来ないので、
   宿題が何なのか理解できなかったんだと思います。」
って言い訳してみたんだけれど、
  「そんなことは、分かっています。
   でも、宿題を出さないと、単位は取れませんよ。」
という。

そうか・・・
  『英語が分からないから、宿題は大目に見る』
なんてことは、アメリカでは通用しないんだ。
現地の子も外国人もみんな《平等》に評価される。
キビシイなぁ。

未提出分の宿題の内容をメールで知らせてくれるようお願いして、電話を切った。


そして、昨日、先生からのメールが届いた。
あるはあるは・・・やらずに溜め込んでいた問題が数十問!
これでは、先生が電話を掛けたくなるのも無理はない。

という訳で、昨日の夜は宿題と格闘した。
途中で腐りそうになるリオをなだめたり、おだてたり、怒鳴ったりしながら。
でも、四分の一も終わらなかった。
答えだけ書かせるのは簡単だけど、それでは何の意味もないからね。
一つずつキチンと見ていくと、すごーく時間がかかるのだ。

先生にメールをした。
  ”一生懸命やったけど終わりませんでした。
   2,3日、時間をください。”
と。
どんなお返事が返ってくるやら・・・(まだ返信は来ていない)。


*****ふと思ったこと*****
アメリカの中学校では、これだけ厳しく宿題が管理されている。
宿題を忘れると、前回のようにPink Slipが来たり、今回のように先生から直々に電話が来たり・・・。
宿題忘れの罪は相当重いと考えなければいけない。
家庭でもしっかり学習すること(させること)が子ども(親)に求められている。

その一方で・・・
ドリのクラスには、『四則混合計算』はおろか『かけ算』すら出来ない子がウヨウヨしている。

このギャップは何なんだ?!
あれだけの量の宿題をちゃんとこなしていれば、ドリのクラスのような事態は起き得ないはずなのに・・・。
みんな、Pink Slipも先生からの電話も軽く無視しているということなのか?
わからない。


2008年9月24日水曜日

9月なのに寒い

リオが通っていた日本の小学校は、今週末、運動会だとか・・・。
みんな、頑張ってね!

毎年この時期・・・
リオは、残暑厳しい中、運動会の練習に明け暮れていた。
毎日、泥まみれ&汗まみれで帰ってくるリオに、
 「おかえり~! 今日もドロドロ (-_-;)。
  靴下脱いで、足洗ってねッ!!」
なんて言っていたなぁ。

ところが、ここコネチカット州は寒い!
今朝5時の外気温は、たった10℃。
(7:10に家を出る子どもたちのお弁当を作るために毎朝5時起きなのだ)
昼間はそこそこ上がるんだけどね、それでも20℃まではいかない。
夕方、日が落ちると、またぐーんと気温が下がる。
今日は、あまりの寒さに暖房を入れてしまった。

9月でこの調子では、1月、2月はどうなることやら・・・。
暖房費1ヶ月10万円って話が真実味を帯びてきた。
おー、コワッ。


さつまいも

うちの近く(歩いて5分)の地元スーパーStop & Shopに、サツマイモらしきお芋が売っていた。
日本のサツマイモは、紅色の皮をしているが、売っていたお芋は少々色が薄い。
でも、表示を見ると”Sweet potato”と書いてある。
Sweet Potatoと言えば、さつまいも!
ドリはスィートポテト(お菓子の)が大好物である。
おやつに作ってあげようと思って、買ってきた。

早速、アルミホイルで包んでオーブンの中に。
しばらくすると、いい香りが・・・まさしく焼き芋の香り!
やっぱり、サツマイモだったんだぁ (^_^) ヨカッタ。

ところが、焼きあがったサツマイモを縦半割りにして、ビックリ!!!

オレンジ色をしている (@_@)。
黄色くないんだよ・・・かぼちゃ色。
さらに、少々というか、かなり水っぽい。

どうしようかなぁ・・・
と悩んだけれど、ここまで来たら作るしかない。
サツマイモを潰すと、ベチャベチャになってしまった。
お芋の水分が多すぎるのだ。

イヤだなぁ・・・
と思いつつ、卵黄、バター、生クリーム、砂糖を加える。
そしたら、流動食並みにドロドロ。

これじゃあ、スイートポテトにならないよ・・・
でも、もう止めることはできない。
ドロドロした生地をカップケーキ型に流して焼くことにした。
ふと思いついて、半量はそのまま、残りの半量には小麦粉を少し足してみた。

で、出来たのが、こちら。

左が小麦粉なしで、右が小麦粉入り。
香りは、スイートポテトそのもの。
お味も、なんとかスイートポテト。
ただ、食感がねぇ・・・。
小麦粉なしは、マッシュポテトみたいに軟らかく、
小麦粉ありは、ヘンにカリッとしている。

ドリは
 「味は悪くない」
と言って何個か食べたけど、
リオは気味悪がって食べなかった。
正直言って、大失敗。

あとで、辞書で"Sweet Potato"の意味を確認すると、
たしかに”さつまいも”と書いてある。
でも、日本のサツマイモとアメリカのSweet Potatoは別物である。


2008年9月23日火曜日

補習校 運動会

先週の土曜日、補習校の運動会があった。
ニューヨーク補習校には幼児部、初等部、中等部、高等部があって、この日は幼児部と初等部の合同運動会。
リオは初等部6年生に在籍しているので参加。
(ドリは中等部2年生なので運動会はない)

運動会とは言っても、日本の運動会とはちょっと違う。
なにしろ、学校は土曜日のみだから、練習時間がほとんどない。
先生がおっしゃるには、ほとんどブツケ本番状態らしい。
さらに、午前中は通常通りの授業をやって、運動会は午後から始まる。

この運動会で、私は初っ端からとんでもない失敗をしてしまった。
お弁当・・・。
運動会のプログラムは、12:10の開会式から始まっている。
だから、その時間に間に合うように行けばいいと思っていたのだ。
ところが!
12:00に学校に着いてみると、父兄が勢揃いしている。
みんな子どもたちと一緒にお弁当を食べているではないか。
えーっ!! 知らなかった・・・。
子どもたちは子どもたち同士、室内(カフェテリア)でお弁当を食べてから、外に出てくるとばかり思っていたのだ。
だから、リオにはいつものように一人分のお弁当を持たせてしまった。
リオはどこ?
一人でどうしているんだろう??
と思っていたら、リオがやってきた。
お弁当は一人で食べたと言う。
なんて可哀想なことをしてしまったんだろう・・・。
最低だ。
ひたすら謝った。
リオは、すごく淋しい思いをしたに違いないのに、文句一つ言わない。
そこがまたケナゲで泣けてくる (;_;)。
来年はこんな失敗はしないからね!
って思ったけど、来年はもうない。
来年は中等部1年生になっちゃうからね、運動会はこれが最初で最後なのだ。
ああ、ごめん! 
本当に申し訳ない。

こんな大失態なんてなかったかのように、運動会は華々しく(?)開会された。
初めは、ラジオ体操第一・・・お決まりだね(^^)。

6年生の種目は、
 ・18人19脚 
  (日本のTVでもやっている二人三脚の人を多くした競技)
 ・徒競走
 ・綱引き

良かったのは、18人19脚。

この競技のために、リオたちは9月に入ってから朝練をしてきた。
3回だけの朝練だったけど・・・(なにしろ土曜日しか学校がないもので)。
スタートの合図とともに、みんなで一斉に
 「いっち、にぃ、いっち、にぃ・・・」
しっかり声が揃っていて、すごくかわいい。
大きな声でね、一生懸命やっているのが伝わってきて、感動した。
でも、日本のTVでやっているみたいに走ったりしない。
みんなで足並み揃えて、歩く!
その姿がまたなんとも微笑ましいんだな。
いい競技だなぁ・・・と思った次第。

徒競走は残念ながらビリ。
それもダントツの・・・。

確かに足は遅いけど、そこまで遅くはないでしょ?
あとで聞いてみたら、みんな「よーい!」と言った瞬間に走り出したとか。
なんとも、のどかな運動会。

綱引きは、サボっていました。
ちゃんと綱を引いていない。
なぜか?
リオが引かなくても勝てたから・・・というのがリオの言い分。
そうゆうもんじゃあないでしょ!
綱引きって言うのはね、みんなで力を合わせてやるからこそ意味があるんだよ。
よく覚えておきなさい。


晴天に恵まれ、すばらしい運動会だった。

でも、私の心の中では、お弁当の失敗が未だに尾を引いている。


2008年9月19日金曜日

マンガ本紛失

マンガ本が1冊消えた。
ただのマンガ本ならガタガタ言わない。
消えたのはグリニッチ図書館から借りたマンガ本である。

返却日が間近に迫ったある日、リオが告白したのだ。
 「遊戯王の14巻がない」
と。
こりゃ、大変まずい!
リオと二人で捜索する。
マンガ本を読んでいたのは、リビングのソファーとリオのベッドの上。
その辺りを重点的に探す。
・・・見つからない・・・

『見つからない』では済まないので、次の日も探した。
今度はもっと念入りに。
本棚の本も全部チェックした。
引き出しの中もチェックした。
ソファーの隙間もチェックした。
ベッドの中も横も下もチェックした。
カバンの中もチェックした。
・・・見つからない・・・

もしも見つからなかったら・・・
私が図書館のカウンターに行って、受付の人に
『かくかくしかじかの理由で紛失してしまい
 大変申し訳なく思っておりますデス。
 この不始末の償いはどのようにすれば
 よろしいのでございましょうか。』
なぁーんて話をしなければいけないではないか。

ゲッ!! イヤだ。
それだけは避けたい。
リオのためではない、自分のために捜索する。
そう思うと捜索にも一層熱が入る。
今度は、そんな所にある訳ないって場所まで徹底的に捜索する。
食器棚の中、下駄箱の中、洋服ダンスの中、ゴミ箱の中(!)・・・
・・・見つからない・・・

もうダメ。
これだけ探して見つからないということは、家の中にはないということだ。
斯くなるうえは、図書館に侘びをいれに行くしかない。
はぁぁぁぁぁ~。
考えただけで溜息が出る。

と同時に、リオに対する恨みつらみも出る。
なんでキチンと管理しておかないのかねぇ?!
ちゃんと仕舞っておけば、なくなるはずないのだ。
よりによってアメリカの図書館の本をなくすなんて最低最悪。
誰が謝りに行くと思っているんだい?
んなこと言ってもどうしようもないんだけれど、イヤミの100個も言わないと私の気が治まらない。
でも、さすがのリオも反省しきりの様子。
イヤミは10個で許してあげることにする。
我ながら優しい母である!


大きな溜息と重い気持ちを引きずりながら、行ってきました。
(本当は行きたくなかったけど放っておく訳にはいかないからね)
図書館に入って、まずカウンターの中にいる人を確認する。
アメリカでは《誰に》対応してもらうかが非常に重要である。
今回のように面倒な案件の場合は特に・・・。
  全く同じ用件を同じ役所にいる
  AさんとBさんに聞いたとしよう。
    Aさんに聞いた人はYESと言われ、
    Bさんに聞いた人はNOと言われる
  なんて事が日常茶飯事で起こるのだ。
  だから《誰に》言うかが非常に重要。
カウンターを伺うと、見覚えのある顔が・・・。
とってもキレイで優しいお姉さん。
この人は、いつだって親切に優しく対応してくれる。
おずおずとお姉さんの前に行き、
 「マンガ本を1冊失くしてしまいました。
  ごめんなさい。
  一生懸命、家中を探したのですが、見つかりません。
  どうしたらいいのでしょうか?」
と悲痛な想いで言った。
お姉さんは
  「本当に?」
と聞き返す。
私は、
  「はい、本当にごめんなさい。」
と平身低頭謝る。
お姉さんは、
  「そんなに気にしなくていいのよ。
   よくあることだから。」
とニッコリ笑う。
お姉さんの笑顔で、気持ちが少しだけ軽くなる。

日本で図書館の本を失くしたことがないからよく分からないけど、日本だと謝って終わりなのかな?
でも、ここはアメリカ。
自分の仕出かしたことの責任は自分で取らなければいけない。
いかなる場合もresponsibility(責任)が付いてまわる。
今回のように図書館の本を紛失した場合の責任の取り方は・・・
お金を払う。
紛失した本代+罰金で$10請求された。
カウンターでお金を払うと、お姉さんは
  ”Thank you!”
と言う。
いえいえ、"Thank you"なんて言ってもらえる筋合いのお金ではありません。
全面的にこちらが悪いのですから。
以後このようなことが起きないように、十分注意いたします。

ふ~ッ・・・なんとか一件落着。

どっと疲れたので帰ろうとしたら、リオが言った。
  「今日は本を借りていかないの?」
人の気も知らないで、あっけらかんとしている。
何事もなかったかのように、またマンガ本を3冊借りた。

今度、失くしたら全部自分で後始末してもらうからね!!



追記:
今回のように本を失くした場合だけでなく、
返却日に遅れた場合も1日に付き$1の罰金だとか。


2008年9月17日水曜日

Middle School こどもとお金

Middle Schoolにはカフェテリアがあって、そこでランチを買うことができる。
ドリとリオは、まだランチを買う勇気がないらしく、毎日、お弁当持参。
いつか自分でランチを買える日が来るといいなぁ・・・。

アメリカの子どもたちは8割くらいの子がカフェテリアでお昼を買っているらしい。
つまり、学校にお金を持っていくことは、何の問題もない行為なのだ。
私には少々違和感があるものの、『ここはアメリカ』と思えば納得もできた。

どうしても納得できない出来事が起きたのは今日!
リオが
  「今日は儲かったぞ!」
って言いながら学校から帰ってきたのだ。
学校に行って”儲かる”ってのは、いったいどうゆうことなんだ?!
なんて思っていたら、筆箱の中から小銭を出して見せてくれた。
¢10コインが3枚で¢30。
いったいこのお金をどうやって手に入れたのか聞いてみると・・・
ランチのときに同じクラスの子からもらったという。
えっ?!  (私の眉間にシワが寄る)
リオは
 ”No thank you"
と言ったのに、強引に置いていったらしい。
誰にもらったのかをリオに聞いたのだが、アメリカの名前だからよく分からないという。
さらに、こんな事も言った。
 「お金くれなんて言ってないぞ。
  いらないって言ったのに勝手に置いていったんだ。」
そりゃあそうだろう。
リオの英語力を考えれば「お金くれ」なんて言葉が出てくるはずがない。
その部分は、信用しているんだけどさぁ・・・なんでお金をくれるの?
わからない (?_?)。

日本にいる時は、
 「お金の貸し借りは絶対にしてはいけません」
と口を酸っぱくして言ってきた。
ましてや、《あげる・もらう》なんていうのは問題外!
絶対にやってはいけない。

とりあえず、同じ学校の日本人の母に相談してみた。
ある人は、
  「そのお金で何か買って一緒に食べようって事なんじゃあ
   ないの? 気にすることないわよ。」
と言った。
だとしたら、リオにも小銭を持たせた方がいいのだろうか?

ある人は、
  「小銭を持って帰るのが面倒だったから、くれたんじゃあ
   ないの? よくあることよ。」
と言った。
小銭だってお金はお金。
家に持って帰って親に返さないといけないのでは?

また、ある人は、
  「アメリカの子の中にはお釣りをもらうと、
   その場にポイポイ捨てちゃう子がいるのよね。
   きっと捨てるくらいならリオ君にあげようと思ったん
   じゃあないの?」
と言った。
その家のお子さんは、毎日のように落ちているお金を拾い集め、結構な額を貯めたという。
お金を捨てる???
ここまで来ると、言語道断!
お金を粗末にしてはいけません!!

三人の母たちの一致した意見は、
  「リオ君が気にしていないなら、親が気にすることは
   ない。 放っておけばいいのよ。」
ってことだった。

所変われば品変わるって言うけれど、
考え方も随分変わるものなんだなぁ。



愉快なヒスパニック・ガイズ

ESLクラスで猛威を奮っているヒスパニック系の男の子たち。
授業中にスペイン語でベラベラおしゃべりをしたり、大喧嘩をしたり、怖いもの知らずである。
先生も相当手を焼いているようで、
  ”GUYS~!!!”
と怒鳴ることも、しばしばとか・・・。

ドリがノートに
  I can speak English a little.
と書いたときのこと。
一人の男の子がノートを覗き込み、”a little”の”a”はいらないと言った。
ドリは”a”を付けたかった。
”a”が付くのと付かないのでは、微妙に意味が違うからね。
ドリが
  「これでいいんだ!」
と言って放っておいたら、消しゴムを持ってきて勝手にドリのノートの”a”の字を消したらしい。
こうなると、ドリも負けていないから、もう一度”a”を書き直す。
すると、また消される。
何度か繰り返した後、ドリが折れた。
・・・見てないときにもう一度書けばいいや・・・
と思ったとか(そのくらいの事もっと早く気づけばいいのに)。
ヒスパニック・ガイは、非常に満足げな様子で立ち去った。

『まったく頑固で自信満々なんだから!』
っていうのがドリの感想。

なかなか愉快である。


ヒスパニック・ガイズは日本語を話す。
と言っても、話すのは、
  『ワッカリマスカァ~?』

  『サヨナ~ラ』
の2つだけ。
この2つは先生のMs.Oslerがよく言う言葉で、それをそのまま覚えてしまったらしい。
(Ms.Oslerが話せる日本語もこの2つのみ^^;)

  「でも、たぶん意味は全然わかっていないと思う」
とドリは言う。
なぜなら・・・
何かに付けて
『ワッカリマスカァ~?』というらしい。
ここで聞かれても答えようがないでしょっていうときに、この言葉を連発する。
何でもかんでも
『ワッカリマスカァ~?』なのだ。
うん、”たぶん”というより”絶対”意味はわかっていないね。

『サヨナ~ラ』にいたっては、もっとヒドイ。
朝、会った瞬間に
『サヨナ~ラ』と言うらしい。
ドリは「変なヤツ」って言うけれど、
『サヨナ~ラ』が挨拶の言葉だってことだけは理解しているのかもよ。


問題はあるかもしれないけれど、なかなか愉快なヒスパニック・ガイズである。
わたしゃ、好きだよ!


いつまで待てばいいのやら・・・

8月の初旬に発注した食器棚がまだ届かない。
我が家のキッチンには戸棚が付いているのだが、なにせ1940年築の家。
お世辞にもキレイとは言えない。
食器をしまうのはちょっと抵抗がある。
で、新しい食器棚を発注したのだが、1ヶ月半たっても納品の連絡がない。
食器類が入ったダンボール箱2個が食器棚の到着を心待ちのにしているというのに。
いつまで待てばいいのやら・・・。


6月に発注した車、トヨタ・プリウスも納車の予定すらたっていない。
当初の話では、9月納車の予定だったのだが・・・。
ウエイティング・リストには、うちの前に15人程度が名を連ねているらしい。
<<< 15台くらいすぐに手に入るでしょ?! >>>
と思うのだけれど、これがどうにもならないのだ。
この調子だと、年内の納車すら危うい。
誰かが強力なコネを使って、横入りしているのではないかと疑いたくなるような有様である。

そんな状況の中、昨日、トヨタから電話があった。
  「プリウスの中古が出ました。いかがですか?」
と。
数ヶ月しか乗っていない車で、走行距離約10000km。
早速、夫が試乗してきた。
新しくてキレイだし、車自体は悪くない。
問題はお値段!
なんと新車価格より高いのだ。
(プリウスは人気車種でプレミアムが付いている)

今すぐ高いお金を払って中古車を手に入れるべきか、
いつ届くともしれない新車をじっと待つべきか、
究極の選択。

丸一日悩んで、新車を待つことにした。
やっぱり、新しい車は気持ちがいいもんね。
でも、いつまで待てばいいのやら・・・。

2008年9月16日火曜日

スクールバス School -bus

この辺りは、駅まで歩ける距離ではないし、路線バスも走っていない。
通勤手段は、当然、自家用車。
朝7時から9時の間、道路にはたくさんの車が行きかっている。

そんな通勤車に混じって、黄色いスクールバスの姿もチラホラ・・・。
このスクールバス、子どもが乗降するバスストップで停車すると、バスの上と下に付いているランプがチカチカ光る。
さらに、バスの横に付いている赤い”STOP"の看板を出す(走行中はたたまれている)。

こうなったら、周りにいる車はみんな停まらなければいけない。
追い越しなんてもっての外。
バスの後ろの車は5mくらい間をあけて停車し、子どもの乗降が終わるのをひたすら待つ。
それだけではない。
バスの前から来る反対車線の車も
5mくらい間をあけて停車し、同じように待つ。
バスとすれ違うことすら許されないのだ。

子どもの安全を考えてのことだろう。
アメリカの子どもは、本当に保護され擁護され庇護されている。

アメリカ人は、このルールを厳守している。
STOPサインを出して停まっているスクールバスの前後で、じっと待ち続ける。
たとえ、どんなに急いでいようとも・・・。
スクールバスの権力は絶大なのだ。


ところが、今日、初めてスクールバスを追い越す不心得者を目撃してしまった。
そんなことをすると、どうなるか?!
バスの運転手は、これでもかってくらいにクラクションを鳴らし続ける。
不心得者の車が追い越しを始めてから、追い越し終わり、ちょっと先まで逃げ失せるまで、ずーっとクラクションを鳴らす。
普通の神経の人なら、これだけでも参ってしまうと思う。
さらに、子どもの見送りに出ていた親たちが大声で罵声を浴びせる。
(英語だったから何と言っているのかは不明)
『ルールを守らないヤツは許しまへんでぇ~!!』
って感じで、みんなで一致団結して、不心得者を糾弾しているようだった。

悪いことを、はっきり悪いと言える風土っていいなぁ。
そして、悪いことをした人に対して、みんなでヤイノヤイノと注意(叱責?)する習慣もいいなぁ。

2008年9月15日月曜日

Ms.Tepper

我が家はコネチカット州グリニッチの西のはずれにある。
『この地域で家を探そう!』
と決めた理由は、治安と子どもの学校を考えてのことだった。

アメリカの中学校も学区制である。
住んでいる地域で、どの学校に通うかが決まる。
家を探していた5月頃、ドリとリオが通っている中学校には日本語が話せるESLの先生がいた。
アメリカ人の女の先生なんだけど、ダンナ様が日本人。
ご本人は「少ししか日本語は話せません」なんておっしゃるけれど、なかなかどうして、私の英語の100倍くらい上手に日本語を話す。
それが、Ms.Tepper。
Ms.Tepperの授業はもちろん英語で行われるのだが、本当に困ったときだけは日本語での対応もしてくれる。
<<< こんな心強いことない! >>>
と思って、この学校の学区内限定で家探しをしたのだ。

ところが!
新学期が始まってみたら、Ms,Tepperは他の学校に転勤になっていた(・_・;)。
他の日本人が多い小学校に転勤してしまったのだ。
なんとまあ、ツイテいない。


そのMs.Tepperから先週の木曜日の夜、突然家に電話がかかってきた (?_?)。
Ms.Osler(ドリとリオのESLの先生)が話をしたいと言っているという。
Ms.Tepperが通訳をするから、都合のいい時に学校に来るようにと・・・。
何の話だろう???
不安が頭をよぎる。
ドリはなんとか頑張っていると思う。
でも、リオのことは心配。
学校ではほとんど話さないというし・・・(ドリ談)。
私も気になっていたので、早速、学校に行ってきた。

結果、たいした話ではなかった。
アンケート用紙のようなものが用意されていて、その質問にどんどん答えていくだけ。
 ・幼稚園は何歳から行ったか
 ・今までに英語の勉強をしていたか
 ・日本語以外に話せる言語はあるか
 ・日本で通っていた学校の名前
 ・学習障害はあるか
 ・アレルギーはあるか
 ・親の最終学歴(子どもとは関係ないと思うんだけど!)
などなど・・・。
最後に、気になっていることは?と聞かれたから、
「一緒に遊ぶ友達が出来ないこと、英語が話せないことが大変なストレスになっていると思う」
「英語の学習に対しても積極的に取り組んでいないような気がする」
なんて話をしてきた。
Ms.Tepperによると、これは誰もが経験することだから、かわいそうだけど頑張るしかないらしい。
確かに、一朝一夕にうまくいくなんてことはないよね。
それは、わかっているんだけど・・・。


実は、この面談(?)、朝7:15から行われた。
Ms.Tepperが職場に行く前の時間を割いてもらったのだ(感謝!)。
こんな時間にもかかわらず、学校には職員がわんさか。
アメリカ人の朝は、本当に早い!


秋の気配

コネチカットは秋の気配。
長袖を着る日も多くなり、庭の大木が紅葉(ってほどキレイじゃあないんだけど・・・)し始めた。


庭には落ち葉がバラバラ。
で、リオはアルバイトを始めた。

 『落ち葉拾い』
1回$2のアルバイトである。
熊手で落ち葉をかき集めるのがリオの仕事。

今はまだ、枯れている木が少ないから、これで何とかしのげるが、本格的に枯れ始めたら大変だろうなぁ。
なんてたって、庭に植えてはいけないような巨木がいっぱいあるのだ。
あれが全部枯れたら、トラック1台分くらいの枯葉が落ちるだろう。
ブロワ(風で落ち葉を吹き飛ばす機械)を買わないといけないかもしれない。


枯葉を集めていたら、庭に鹿の糞が落ちているのに気づいた。
この辺りには、野生の鹿がいる!


2008年9月12日金曜日

素数とは?

素数の一般的な意味は、
  『1とその数自身の他に約数を持たない正の整数』
である。
でも、実はこれでは足りない。
  『ただし1を除く』
の一言が必要となる。
この1がクセモノ!

これを言うと、子どもたちは必ず、
  「なんで1を除かなければいけないの?」
という素朴な疑問を抱く。
(当然といえば、当然の反応)
これに対する答えは、
  「それが素数の定義だから」
という味も素っ気もないものになってしまう。

私はこの答えが大嫌い。
「定義だから」じゃあ、頭は納得しても、心が納得しないような気がするわけ。

そこで、私は『素数とは?』と聞かれたら、こう答えるようにしている。
  『素数とは2つの約数をもつ正の整数』
『約数は2個』を強調した後で、
  「2つの約数は1とその数自身」
という話をする。
こうしておくと、「なんで1は除くの?」という疑問は出てこない。
もしその疑問が出てきたとしても、明確な理由付けができる。
 「1の約数は1だけ・・・
  つまり約数は1つしか存在しない。
  だから、1は素数ではない。」
とね。

ちょっとズルイ解釈だけど、私は気に入っている。


追伸:
『1は素数ではない』本当の理由を知っている方がいらしたら、コメントお願いしますm(_ _)m。
できたら小学生にも理解できるレベルで・・・。


Middle School リオ 数学の宿題

中学校が始まって2週間強。
リオが初めて『宿題が出た』ことを理解したようだ。

ESLの宿題は今までにもあった。
ESLの授業はほとんどが姉ドリと一緒のクラスなので、宿題の有無はドリに聞けばわかる。
頼りになる姉に宿題の内容を聞いて(答えまでは教えてくれない)、なんとかかんとかこなしてきたのだ。

が、数学と理科は現地の6thと一緒のクラス。
ドリを当てにすることはできない。
その数学で宿題が出たという。
  「宿題があるってことがわかっただけでもエライよ!!」
という私に、照れくさそうに笑うリオ。

<<<宿題をやらなければ!>>>という気持ちはある様子。
勉強大嫌いのリオが勉強するという。
へぇ~ッ (@o@)!
やる気のあるうちに、片付けてしまわないと・・・。
早速、取り掛かる。

内容は『約数・倍数』、日本で既に習っているところだ。
まずは、key wordの確認。
   factor 約数
   multiple 倍数
   prime number 素数
   ・・・
うっ!まるで分かっていない (-_-#)。
これが分からなければ、授業は何一つ理解できなかったに違いない。
かわいそうに・・・きっと死ぬほどつまらない思いをしたことだろう。

気を取り直して、初めから順番に問題を噛み砕いていく。
問題の意味さえ分かれば解けるのだ。
でも残念ながら、問題の意味が分からない。
前途多難だなぁ・・・。
一つずつ乗り越えていくしかないね。
しっかり、がんばろうね!!!


そうそう、日本の数学(算数)には無い言葉が1つ出てきた。
   proper facter
直訳すると、『固有の約数』といったところだろうか。
これは、『約数の中からその数自身を除いたもの』を指す。
たとえば、12だと、
   factor・・・1,2,3,4,6,12
   proper factor・・・1,2,3,4,6
ということになる。
もちろん、prime number(素数)のproper factorは1のみである。


アメリカの中学校の数学のレベル その2

ドリがゲラゲラ笑いながら帰ってきた。
反抗期真っ只中のドリが、こんなに機嫌よくしているのは珍しいことである。
(通常は世の中の不幸を全部背負い込んだかのような顔をしている)
何があったのか尋ねてみると・・・またまた数学!

今日はかけ算をやったという。
しかも!
  8×7=
  3×5=
  ・・・
というレベル (@_@;;)。
黒板には、”NO Calculate!!"(計算機は使ってはいけません)の文字。
ご丁寧にも、NOの所には二重線まで引かれていたという。
そして、今日も珍回答が続出したそうだ。

ドリは、
 「ありえなぁーい!
なんて本当に可笑しそうに笑っていたけれど、
私は、
 「ありえない・・・
と溜息混じりにつぶやく。

何度も言うが、ドリは中学2年生なのだ。


自動車運転免許 路上試験

9月11日、7年前のこの日、ニューヨークでは同時多発テロがあった。
街中のアメリカ国旗のほとんどが半旗を掲げる中、路上試験を受けにコネチカット州の山の中、ダンバリーに行ってきた。

家の近くのノーウォークにも運転試験場(DMV)はあるのだが、とにかく混んでいるという噂・・・。
コネチカット州では、筆記試験に受かってから、次の路上試験の予約をする。
ノーウォークだと、路上試験の予約が3ヶ月先になることもあるらしい。
ダンバリーなら、筆記試験に受かった次の日に路上試験の予約が出来ることもあると聞いて、わざわざダンバリーまで行くことにしたのだ。

私の場合、筆記試験に受かったのが8月15日、路上試験が9月11日だから、早くもなければ、遅くもないといったところ。


まずは受付に行って、路上試験の予約表を提出。
自分の順番を待つ。
今回は、どうゆう訳かそんなに緊張していない。
筆記試験の時の方が100倍緊張していたし、不安だった。

先に試験を受けた人たちが、どんどん落とされていく。
  受かれば写真撮影のカウンターの前で待ち、
  落ちれば次の路上試験の予約カウンターへ行く。
  だから、人の動きを見ていると合否は一目瞭然なのだ。
はぁ・・・、少しだけ不安になる。

夫の名前が先に呼ばれた。
試験官と一緒に車に乗り込み、路上に出て行く。
・・・待つこと15分・・・
帰ってきた。

<<< 落とされた >>>

原因はスピード違反。
20mile/hの道を35mile/hで突っ走ったらしい。
スピードにだけは気をつけろという忠告をもらった。
はぁ・・・急に緊張し始める。

次は私の順番。
試験官は身体の大きな白人のオジサン。
あまり愛想がよくない (-_-")。
こっちは緊張しているんだからさぁ、ニィーッって笑うくらいしてくれてもいいのに、無表情のまま・・・。
溜息が出そうになる。

車に乗り込むと、試験官が言った。
 「英語は大丈夫?」
 「ぜーんぜん、全く、話せません」
と答える私。
すると、right(右)、left(左)、straight(まっすぐ)を手振りを交えながら教えてくれた。
愛想は悪いけど、案外やさしいオジサンなのかもしれない。

まずは、バックミラーと椅子の位置を調節しているフリをする。
こうゆう出発前の準備も試験項目の中にある。
だから、『やってるよ』ってことをアピールすることが大事!

で、スタート。
はじめに、「英語は全く話せません」と言ってあるから、試験官は余計なことは言わない。
言うのは、右に曲がれとか、左に曲がれとか、必要最小限の指示のみ。

最初の信号は赤。
ここを右に曲がる。
信号機に”NO TURN"の表示はない。
こうゆう場合はたとえ信号が赤であっても、一時停止した後、安全確認をして右に曲がれる。
(”NO TURN"の表示があったら信号が青に変わるまで待つ)
カメさんのように首を前に突き出し左右に首をふり、安全確認をしていることを試験官にアピールしてから、そろそろと右折。

次に登場したのが"STOP"の標識。
この標識のところでは、きっちり完全に停まる。
一応、試験官に聞こえる程度の小さな声で
 "Complete stop!"
と独り言をつぶやく。
『停まったからね!』ということを試験官にアピールする。

その次に登場したのが急な下り坂。
ここでは、スピードが上がらないようにスピードメーターとにらめっこ。
ブレーキを踏み続けながら、急坂を下りきる。

その次に登場したのが踏み切り。
一瞬、迷う。
日本なら踏み切りの前で一時停止だ。
アメリカは徐行でよかったような気がするんだけど、一時停止が必要だったっけ・・・忘れた(汗;)。
確か『徐行』・・・乾坤一擲の決断をする!
ここでも、カメさんのように首を伸ばし、大袈裟に左右に首振り。
徐行と一時停止の中間くらいのスピードで線路を渡り切る。

その後、ちょっとしたクネクネ道を走った。
私の目は1分おきにスピードメーターをチェックする。
制限速度を死守しなければならない。
バックミラーを見ると、後ろにはズラーッと車が並んでいる。
そりゃあそうだ、こんな道をこんなトロトロしたスピードで走っている車なんていない。
後ろの車はみんな相当イライラしているだろうなぁ。
申し訳ないと思いつつも、ここでスピードを上げるわけにはいかないのだ。
私は試験中だからねッ!
後ろの車には我慢してもらうことにする。

そうこうしているうちに、試験場に帰り着いた。
最後は車庫入れ。
試験官は
  「空いているところなら何処でもいいから
   バックで車を駐車しろ」
という。
んじゃ、一番簡単に入れられるところに入れさせてもらいましょ。

エンジンを切ったところで、試験官が言った。
  ”You pass. Congratulation!"
やった!受かった (*^o^*)!!
その後、今の運転で悪かったところの説明を聞いた。
(ほとんど聞いていなかったけど・・・^^;)
100点満点の出来ではなかったけど、とりあえず合格だからね。
免許さえもらえれば、それでいいのだ(ウシシ)。

試験場で$66払い、写真を撮り、
頂戴したのがこの免許☆!

写真を見たら、目の下にタルミが・・・!
がーん、何とかしなければ。
おまけに、寝起きのような顔で写っている。
(あッ!それは元々だった)

そして、これが路上試験の採点表。

 ・テストに使用する車(自分で持ち込む)の項目
 ・運転前準備の項目
 ・BASIC運転技術の項目
    (アクセル・ブレーキの踏み方、車間距離、
     ウインカーの出し方、カーブの曲がり方etc・・・)
 ・CRITICAL運転技術の項目
    (スピード、バック運転、駐車etc・・・)
などの項目が並ぶ。
思ったより細かくチェックされている。


夫は10月2日に再試験。
再試験代を$40も取られたとブツブツ言っていた。
次は頑張ってね!


2008年9月10日水曜日

アメリカの中学校の数学のレベル その1

ドリの数学の時間・・・
小テスト後の授業は、『四則混合計算』だったという (@_@;) ウソでしょ?!
一つの式の中に+、-、×、÷の演算が入っていて、×と÷を先に計算してから、+と-を後で計算するというアレ。
日本では小学校4,5年生くらいで習う内容だ。
(ドリは中学2年生なのに・・・)

あろうことか、ドリの隣の席の子は分からなくて頭を抱え、その隣の席の子が必死で教えていたという。
ガーン! なんというレベルの低さ・・・。
我が子をこんな所に置いておいていいのか悩む。
うちは駐在員だから、いずれは日本に帰る。
こんなことでは日本に帰ったとき、大変なことになってしまう。

(((やはり、日系の学習塾に通わせた方がいいのかも・・・)))
  グリニッチには日系の学習塾が少なくとも2つある。
  (商魂たくましい!)
  もう少し学校に慣れたら、本気で考えよう。


でも、アメリカは天才科学者を何人も輩出している国である。
こんなレベルで、何故そうゆう人が出てくるのか?
なぁーんて疑問を口にしたら、先輩駐在妻が答を教えてくれた。
アメリカの中学校は、自分で受けたい授業を自由に選択できる。
だから数学が得意な子は、どんどん上のクラスに行ってしまうんだとか。
そゆうことか・・・。
ドリはこの9月に入学したばかりだから、自動的に一番下のクラスに入れられたのだ。
だから、このレベル。

来年は、もっと上を目指してもらおう!
・・・と思ったら、ドリは来年ハイスクールだ。
そうすると、どうなるのか・・・不明 (-_-;)。


Middle School Quizzes クイズ

日本でクイズと言ったら、テレビ番組などでお馴染みのクイズだが、
アメリカの学校でクイズと言ったら、『小テスト』のことになる。

ドリの数学のクラスで、このクイズ(小テスト)があった。
数学は現地の子たちと同じクラスで勉強しているから、当然、クイズも英語で出題される。
が、数学担当のMs.Degregorioは、とっても優しい。
日本人のドリのために、テスト問題を日本語に訳したプリントをわざわざ用意してくれた。
Ms.Degregorioは日本語が出来ないのに・・・。

翻訳には、インターネット上で出回っている自動翻訳プログラムを使ったようだ。
このプログラムを使った人ならわかると思うけど、この翻訳機能はかなり怪しい。
『英単語を日本語に置き換えて順番を並び替える』という作業をするだけ。
『出来上がった日本語を読み直して意味が通じるようにする』なんて機能は持ち合わせていない。
だから、出来上がった日本語の文章は、相当難解なものになる。

ドリがもらったプリントの一行目は、
  『ステファンは彼がジャンピングジャックの練習と
   同じような実験をしたことを言った』
という理解困難な文章である。
以降、似たり寄ったりの文章が続いていく。

ドリはこのプリントが面白くて仕方なかったらしく、帰宅してからしばらくの間、プリントの文章を読んではゲラゲラ大笑いしていた。

ところで、小テストはどうやって解いたのか?
この日本語から答えを求めるのは、不可能だと思われるのだが・・・。
ドリが言うには
  「英語の問題ももらったから、日本語と英語を
   見比べながら、適当にやった」
らしい。
なーるほど!
テストが戻ってくるのを楽しみに待とう (^_^)。


今回もらった日本語は訳のわからないモノだったけれど、
Ms.Degregorioの気持ちが本当に嬉しい。
こんな風に手を差し伸べてくれる先生に、感謝 m(_ _)m!
Thank you very much !!!


2008年9月9日火曜日

大人のESLクラス 申し込み

グリニッチ・タウン主催の大人のESLクラスは、申し込み日時が指定されていて、その日に申し込みに行かなければいけない。
さらにパンフレットには『テストをする』と書いてある。
テストと聞くと憂鬱になる私・・・。
でもリオも頑張ってサッカーの入部テストを受けたんだし、私が尻込みするわけにもいかない。
重い腰を上げて、申し込みに行ってきた。

申し込み会場はGreenwich Board of Education(教育委員会)という古い建物。
会場に入ってみると、あれれれれ・・・日本人らしき人がいっぱい。
耳を澄ませば聞こえてくる懐かしい日本語。
この街には、こんなにたくさんの日本人が住んでいたんだ!と改めて思う。

まずは、申込用紙に必要事項を記入。
名前や住所の他に、最終学歴やこの講座を受講する目的なんていうのも書かされた。
会場には、白髪の小さいとっても元気なおばあちゃんがいて、みんなの面倒をみてくれる。
私はソーシャル・セキュリティ・ナンバーを忘れてしまったので(そんなものが必要だなんて夢にも思わなかった)、その旨話すとケラケラ笑いながら
  「大丈夫!そんなもの誰も書いていない」
って言ってた。
だったら、そんな欄無くしてしまえばいいのに・・・。

全員、申込用紙の記入が終わると、テスト開始。
問題用紙(全10ページくらい)とマークシート用紙が配られた。
(ゲゲッ・・・本格的なテストじゃあないか・・・)
とビビる。
「hearingのテストをします」
と聞いて、またビビる。
ヒヤリング大嫌い。
テープから問題が流れ始める。
・・・必死・・・

よく考えてみれば、単なるクラス分けのためのテストなんだから、リラックスして今の実力のままに解けばいいだけなんだよね。
それなのに、緊張する私・・・未熟だなぁ。

テストは24問。
文章が短かいものはいいんだけどね、長くなると頭が爆発しそう。
「問題を解くのに必要なことだけ言ってくれればいいから!
 余計なことは言わないことッ!!」
とテープに向かって怒鳴りたくなった。

テストが終わると、即刻、部屋の片隅に置いてある小型マークシート読み取り機(!)にかけて得点をはじき出す。
”こうゆうところはすごいなぁ!”と目を瞠った。

得点が出ると、その時点でクラスが決定される人が何人かいた。
その人たちは、クラス決定の紙をもらって帰宅の途につく。
(いいなぁ・・・私も帰りたい)
残された者たちは、readingのテスト。
文章を読んで、問題に答えていく。
全20問、もちろんマークシート方式。
今度は、出来た人から順番にマークシート読み取り機のところに持って行き、採点してもらう。
で、得点が出ると、その場でクラスが決定される。

全部で2時間30分くらいかかった。
くたびれた。

私は自分が思っていたより上のクラスになってしまった。
付いていけないかも・・・と思ったので、アドバイザーに抵抗を試みた。
「英語が話せません。一つ下のクラスに替えてください。」
と。
答えは”NO!"。
グチャグチャ理由を言っていたけど、ほとんど理解不能。
ESLを受けようって人に難しい事を言ったって分かるわけないでしょッ!!
アンタの言っていることが分かるくらいなら、ESLなんて受けに来ないよ。
って言いたかったけど言えなかった。
だから、下のクラスがいいのに・・・。


Middle School サッカーTRY OUT

リオは日本にいる時、地元のサッカーチームに入っていた。
リオの様子を見ていると、本当にサッカーが好きなのか『???』と思と思うこともしばしばだったが、それでも小学校1年のときから、かれこれ5年間、続けてきた。

さて、アメリカの中学校に入ってみたら、サッカーの部活があるじゃあないか。
正直言えば、部活はもう少し学校生活に慣れてから始めたいところだが、サッカーは秋しかやっていない。
今を逃したら、来年の秋まで出来ないことになる。
これはもう、今やるしかないでしょ!!!
ってことで、リオに話してみた。
  「TRY OUT、受けてみたら?」
と。
すると、あっさり、
  「うん」
と言う。
英語が分からないからイヤだとか何とかゴネるかなぁと思っていたのに、いとも簡単にOKした。
そうゆうところのクソ度胸は妙にいい (@o@)へぇ~

子どもが『やってみる』と言っている以上、親としては全面的にバックアップしなければ・・・。
病院に行って医師の診断書をもらい、家に帰って問診表と承諾書を書いて、学校に行って必要書類一式を提出した。

で、TRY OUTを受けたんだけど・・・落ちた
せっ かく勇気を出して受けたのに、残念 (><)! でも、本人はそれほど気にしていない様子。 (落ち込まなくてヨカッタ) どうも、受かったのはほどんどが8年生で、それに7年生が少々、6年生で受かった子はいないらしい。 『みんなで落ちれば怖くない』ってところかも。 噂話でに聞いたところ、  『アメリカのスポーツは勝ってなんぼ!』  『試合に出てなんぼ!』 なんだって。 もし我が子のチームが試合に負けたりしたら、親が黙っていない。 ましてや我が子が試合に出れないなんてことが起きたら、大騒動が勃発する。 だから、コーチも試合に出せる人数しか部員を取らない(と言うか・・・取れない)。 自分の首が危うくなるからね。 スポーツに関しては、親の熱の入れようと干渉がすごいようだ。 TRY OUTは、日本でやっていた練習と同じようなことをやっただけ。 違っていたのは、ボール。 日本にいるとき、リオは小学生だったので4号球を使っていた。 今回使ったボールは5号球。  「すごい痛いんだよ」 というリオに、  「そんなに違わないんじゃあないの?」 なんてマヌケな返事をしたら、怒られた。 全然、違うんだって。 今回はTRY OUTを受けただけでも、上出来! 5号球を買ってあげるから、 来年の秋に向けてちょっと練習してみるかい??

2008年9月8日月曜日

大人のESLクラス

夫は会社で、子どもたちは学校で、英語のシャワーを浴びている。
私は・・・買い物に行って、ゴハンを作っているだけ。
英語は買い物のときの簡単な会話のみ(それも相当デタラメ)。
(((( このままではいけない! ))))
と思って、大人のESL(英語の勉強)クラスを探してみた。

ドリが日本で英語を習っていた先生は、コミュニティ・カレッジを勧めてくれた。
コミュニティ・カレッジは各地域にある。
英語のクラスだけじゃあなくて、スペイン語やフランス語などの語学クラス、いろいろな楽器のクラス、絵のクラス、パソコンクラス・・・・・ありとあらゆる講座を大人向けに開講している。
そこに入ればいいのだが、私の家から一番近いところでも車で1時間弱かかる(それも高速道路を使って!)。
週2回、通学するには、少々きつい。
根性がないから、雨が降ったらズル休みしてしまうかもしれない。

近くて安くて怪しくないESLクラスはないものか・・・。

探したら、あった!
灯台下暗し。
グリニッチ・タウンが主催するESLがあるじゃあないの。

家から車で10分弱、その上、無料だよ (^o^)/。
『ただより怖いものはない』なんて言う人もいるけれど、
我が家では『ただより立派なものはない』なのだ。
ただだと思えば、多少のことは我慢できるしね。
申し込みしてみよ!


2008年9月7日日曜日

恵美寿 Japanese Restaurant

家から車で10分くらいのところに最寄り駅Greenwich(グリニッチ)駅がある。
その駅から徒歩2分くらいのところに、評判のいい日本食レストランがあると聞いて、行ってみることにした。
店名は『恵美寿』。


店内には、噴水つきの小さな池があり、鯉が泳いでいる。

カウンターで頼むと、鯉の餌がもらえて、『鯉の餌やり』なども楽しめる。
写真は、大騒ぎで鯉の餌やりをする兄弟。


お店の奥には、お寿司のカウンター。
中にいる職人さんは日本人だと思う。

ウエイトレスさんはみんな着物を着ていて、一見日本人。
ところが!英語しか話せない。
日本食レストランにはたいてい日本人のウエイトレスさんがいるのに、どうゆう訳かここにはいない。
おまけに、お客さんは私たち以外、みんなアメリカ人。
これも、とっても珍しい。
日本食レストランのお客さんは、半分くらい日本人なのに・・・。

さてと、注文!
私はお寿司($18)。

ドリはお刺身セット($22)。
リオはお寿司&お刺身セット($25)をお願いした。

どれもボリューム満点。
特にリオのお寿司&お刺身セットはすごかった。
お寿司のときだけ大食いに変身するリオが、最後にサーモンのお刺身を1枚残したのだから・・・。
お腹をさすりながら、
 「もう食べれない」
と言っていた。
最後の1枚は、姉ドリの胃の中に納まった。

お味もなかなか。
サーモンもビントロも名前の分からないお魚も、脂が乗っていて美味!
私はアメリカに来て初めて〆サバを食べた。
おいしい!!
ちゃんとしたお寿司屋さんの〆サバの味がした。

満腹&満足で幸せ (*^O^*)。
今日は夫がゴルフに行って不在だったので、3人でのディナーでしたぁ!


グリニッチ駅前通りでドリに蹴りを入れるリオ。
いつもこれで大喧嘩が始まる (-_-")。





Middle School 部活

アメリカの中学校にも部活がある。
だけど、日本とはずいぶん様子が違う。

日本だと中学入学時に
 「ボクはサッカー部に入部したい」
って言えば、そのままサッカー部に入部。
基本的には3年間サッカー部で汗を流し続けるでしょ?!

アメリカの中学の部活は季節ごとなのだ。
季節によって部活のスポーツの種類が違う。
ドリとリオの中学では、
  秋・・・サッカー、フィールドホッケー
  冬・・・バスケットボール
  春・・・野球、ソフトボール、陸上
といったラインナップ。
つまり、3年間はおろか年間通して一つのスポーツに打ち込むことができない。
サッカーをやりたいと思ったら、秋しかできないのである。

さらに、誰でも入部できるわけではない。
各シーズンの初めにTRY OUTと呼ばれる入部テストがあって、それに合格した子のみ部活動に参加できる。

噂によると・・・
バスケと野球は、アメリカの国民的スポーツなので、レベルが高く狭き門。
サッカーは、ヒスパニック系の子たちに大人気なので、こちらも狭き門。
一番簡単で楽なのが、陸上とか・・・。


でもって、入部するためには、
  ・親の承諾書(要親のサイン)
  ・問診表
    喘息があるかとか、
    身内に心臓発作を起こした人がいるかとか、
    頭を怪我して失神したことがあるかとか、
    ・・・
    細かい質問が50項目ほど並ぶ。
  ・医師の診断書(!!)
    『この子はスポーツをしても問題ありません』
    という書類に医師のサインをもらう。
    サインをもらうために、わざわざ病院まで
    行かなければいけない (-_-;)。
の3つの書類の提出が義務付けられている。


部活一つするもの、なかなか厄介である。



2008年9月5日金曜日

Middle School Open House

昨日は、中学校でOpen Houseというイベントがあった。
日本で言うところの、学校公開日とPTA懇談会を併せたようなもの。
日本との大きな違いは、午後6:30スタートというところだ。
《両親揃って来てください》ってことなのか、
《共働きの家庭が多い》ってことなのか・・・。

Open Houseは、午後6:30から午後9時近くまでの予定。
子どもはどうするのか?
アメリカには
『××才(覚えていない)以下の子どもは、一人で家に置いておいてはいけない』
という決まりがあったはず・・・。
先輩駐在妻に聞いてみたところ、
 「子ども同伴の人もいるけれど、
  ほとんどの人は父兄だけで参加している」
とか。
それなら、うちも留守番してもらおう。

何を着て行こうか、すごく悩んだ末、とりあえずスーツで行くことにした。
スーツにしておいて大正解!
みなさん、小綺麗な恰好をしているんだもん。
男性はノーネクタイだけど、シャツ+スラックス。
女性はワンピースやシャツ+スカート。
Gパン姿の人はほどんどいなかった。


ついでに書いておくと、この辺りはアメリカ人体型の人が少ない。
あんなに高カロリー食が氾濫している中で、ちゃんと体型を維持しているのは立派!


学校に着くと、人人人・・・。
みんな、廊下で立ったまま、おしゃべりしていたり、コーヒーを飲んでいたり、クッキーを食べていたり・・・。
エッ?! 学校の廊下で飲食していいの?
って思ったら、奥のほうに
飲み物や食べ物がどっさり乗っているテーブルがある。
そこから、自由に取って飲み食いしていいようだ。
大の大人が学校の廊下でムシャムシャ何かを食べるというのは、馴染みがない。
不思議な光景だった。

まずは、オードトリアムという小さな映画館にたいな部屋で、校長先生、PTA会長などの挨拶を聞いた。
校長先生は、金髪の大きめの白人。
ハキハキしていて、いかにも校長先生って感じの人だった。
正直、ちょっと怖そう・・・。
ビックリしたのは、スペイン語の通訳が付いていたこと。
やはり、この学校ではヒスパニック系の人々が猛威を奮っているみたい。
とは言え、全体からみると圧倒的に白人が多い。
8割以上が白人という学校である。

その後が大変!
自分の子どもの時間割通りに教室を巡り歩く。
教室で10分間先生の話を聞き、5分で次の教室に移動、また10分間先生の話を聞き・・・を繰り返していく。
先生の話は、ご自身の自己紹介から始まる。
そして、今年1年間の授業の進め方の説明・・・
どのクラスでも出た話題は成績の付け方と宿題。
先生によって微妙に違うんだけど、
『成績は40%テストの成績、20%宿題、20%授業態度で決める』とか
宿題は期限までに出すと10点、1日遅れると6点、2日遅れると3点、それ以降は0点』
なんて話をしていた(と思う)。
アメリカ人はすごーくいい加減なところもあるけれど、異常にキッチリしているところもある。
成績や宿題に関しては、きっとキッチリ採点するのだろう。
日本ではよく
『授業態度さえ良ければ、そこそこの成績がつく』
などと言うが、アメリカではそんな事はたぶん・・・イヤ・・・絶対ないと感じた。


リオのAdviser Base(学活みたいなもの)でのこと。
我が目を疑った。
先生は机に座り足を椅子の上に乗せて(もちろん靴をはいたまま)、話を始めた。
悪びれた様子もなく、平然と・・・。
家に帰って子どもたちに聞いてみると、アメリカの先生はみんな机に座るという。
ふーん、これって普通のことなの?
とりあえず子どもたちには
 「マネするんじゃあないよ!」
と釘をさしておいた。
変な癖が付いたら、日本に帰ったとき大変なことになる。
教室の壁に自分の名前を書いた紙が張ってあった。
リオの紙には
  ”REO ×××りお”
と書いてあった。
何を思って日本語(それも全部ひらがな)を書いたのか・・・。


一番気になっていたのが、ドリとリオがESLで大変お世話になっている、Ms.OslerとMs.Klein。
Ms.Oslerは背が低くてコロンとした女の先生。
身体もはちきれそうだけど、心もはちきれそうなくらい元気いっぱいの先生だった。
この前のPink Slip(宿題忘れカード)の件についても、笑顔で「大丈夫だから」と言ってくれた。
ホッ・・・。
Ms.Oslerは昔、名古屋に滞在していたことがあるらしい。
だから、ほんのちょっと日本語を話せる・・・本当にほんのちょっとね。
ずーっと使っていなかったから、忘れちゃったんだって。

Ms.Kleinはすごく痩せている女の先生。
物腰がやわらかくて、物静かな話し方をする。
リオが授業中とっても静か(つまり何一つ話さないってことかもしれない)なことを気にされていた。
もう少し時間が経てば、少しずつ話すようになるかも・・・。
長い目で見てやってくださいまし m(_ _)m。
あと一つ、先生はスペイン語は出来るけど日本語は出来ない、ということを気にされていた。
 「ヒスパニックの子どもにはスペイン語で説明出来るけど、
  ドリとリオに日本語で説明することはできない。
  これは不公平なことだ。」
と・・・。
うーん、言われてみれば不公平なのかもしれないが、今までそんなこと思いもしなかった。
そして、今、先生にそう言われても、全然不満に感じない。
アメリカの中学校で日本語が通じるなんて、鼻から思っていないからね。
ですから、どうぞ気にしないでくださいましm(_ _)m。
(ここに書いてもMs.Kleinには伝わらないね ^^;)

ESLの先生はお二人とも優しくて熱心。
とっても安心した。


2008年9月4日木曜日

Middle School 子どもの周りの子どもたち

小さい頃は学校から帰ってくるとその日にあったことを
”これでもかっ!!”
ってくらい話してくれたドリとリオ。
最近は何か特別なことがあったときやかなり機嫌がいいとき以外、話してくれない。
アメリカの学校なんて私は通ったことがないから、聞きたいことは山ほどある。
でも、しつこく聞くと露骨にイヤな顔をされる。
仕方ないので、機嫌のいいときを見計らって、ちょこちょこ情報収集に励む次第・・・。

今日はなかなか機嫌がいい。
早速、聞き込み開始。

1日4時間あるESLクラスのうちの1つは・・・。
生徒数は7名で、ヒスパニック系の子が5人とドリとリオという構成。
英語が出来ないもの同士、簡単な会話をしているらしい。
 「ESLの子とは話が出来るけど、
  アメリカ人の子とは話ができない」
と言っていた。
その気持ちは、よーく分かる。
ドリによると、女の子はとってもかわいいらしい。
中南米は美人の産地だからね。

今日は、男の子たちが授業中に殴り合いのケンカを始めたので驚いた (@_@;)とか。
『アイツが押したの押さなかったの』でケンカになったらしい。
たいした話じゃあないのに殴り合いとは・・・血の気の多いメンメンが揃っているようだ。


ドリの理科(Science)のクラスには・・・。
日本人の男の子が2人いる。
2人ともESLを卒業して、すべての授業をアメリカ人と同等に受けている優秀クンである。
(なので、ドリが授業で一緒になるのは理科のときのみ)
プリントの答えなどは、彼らがちょこちょこ教えてくれるらしい。
 「私って恵まれているよねぇ!」
とドリ本人が言っていた。
本当にネ!
感謝、感謝・・・だ。
リオのそばにも、そんな人がいてくれたら・・・と思わずにはいられない。

リオのクラスは・・・。
どのクラスにも日本人は一人もいないけど、
 「数学の教室で隣の席のNickは、
  時々答えを教えてくれる。」
とか。
そうゆう親切な友達は大切にしなさいよ!
みんなに助けてもらいながら、やっていくしかないんだから。
でも、答えを教えてくれる時以外は、話をしたことがないらしい。
そりゃあ、そうだろう。


ドリとリオが通う中学校には、全部で5人の日本人がいる。
 6年生はリオ1人。
 7年生に男の子が1人。
 8年生に男の子が2人とうちのドリ。
あー、誰か6年生に転入して来てくれないかなぁ・・・。
切なる願いである。


2008年9月3日水曜日

Middle School 体育(Gym)

「あちぃー、あちぃー!」
と言いながら、リオが汗ダクで帰ってきた。
アメリカの中学校通い始めて、初めてのことである。
今日は特別暑いわけでもないのに・・・。

聞けば、7時間目が体育の授業だったという。
えっ!! 体育?!
体育といえば、体操着。
今日、体育があるなんて知らなかったから、何も持たせなかった。
さぞ困ったことだろう。
・・・と思ったら、大丈夫だった。
ドリとリオの通っている中学校では、体育だからといって着替える子はいないそうだ。
みんな、いつもの恰好のまま、体育の授業をうける。
体操着はないのである!

今日は、晴れていたから問題ないけど、
もし雨上がりのグランドで体育の授業なんてしたら、
ドロドロになるよね。
どうするんだろう?
そうゆう場合は着替えを持たせた方がいいのか・・・
今度、誰かに聞いてみよ。


「ところで、何をやったの?」
と聞いてみた。
日本の”どろけい”(泥棒と警察に分かれてやる鬼ごっこ)みたいなゲームをしたらしい。
ちょっと違うのは、みんながタグを付けて・・・どうのこうの・・・。
リオ自身も正確なルールは分からない。
みんなのやっているのを見ながら、なんとなく理解したようだ。

体育の授業で”どろけい”っていうのも、どんなものなんだろうね。
今日は初めての授業だったから、特別サービスでリクリエーションにしたのか、今後しばらく授業として”どろけい”が続くのか。
見ものである。


2008年9月2日火曜日

Middle School 理科の宿題

月曜日がLabor Day という祝日だったので、この週末は3連休だった。
とは言え、うちの子どもたちは土曜日に補習校に行かなければならないから、実質、2連休。

月曜日から金曜日まで現地校に通い、土曜日は補習校。
休めるのは日曜日のみという生活がこれから始まる。
気力の上でも、体力の上でもキツイだろうなぁ・・・と思うけど、なんとかやり遂げてほしい。

我が家の前の公園ではアメフト&チアリーディングの練習が繰り広げられていたが、家の中では宿題との格闘が繰り広げられていた。
ついに、ドリが理科の宿題を持ち帰ってきたのだ。
今回は専門的な内容ではなくて、一般常識(?)を問う問題。
左側の絵を見ながら、右側の質問に答え、理科実験室での安全について考えていく。

この問題を解くに当たって苦労したのは、英語ではなくて、絵の解読!!!
とにかく絵が見にくいのである。
何度もコピーを繰り返すうちに、切れ切れになってしまったと思われる線。
それだけでも見にくくてイライラするのだが、線が切れているだけなら、まだいい。
絵そのものが何を表しているのか、非常に分かりにくいのである。

たとえば、こんな質問があった。
 『BETTYはどんな悪いことをしているのでしょうか?』
BETTYを探す。
BETTYはしかめっ面をしながら、鏡を見ている。
手には何か丸いものを持っている。
そこまでは、わかるんだけど、BETTYが何をしているのかがわからない (?_?;)。
家族でBETTYをにらみつける。
・・・いったい、何をしているんだ?!・・・
しばらくして、リオが言った。
 「BETTYはお化粧をしているんだ!」
そう言われてみれば、そうかもしれない。
他に妙案もないので、リオの意見を採用。
答えとした。

そんなのばっかり・・・。
結局、この宿題を仕上げるのに4時間近くかかってしまった。
ドリは疲れ果てていた。
私も疲れた。
リオだけは、
 「クイズみたいで面白かった (^o^)!」
と言っていた。

それにしても・・・
アメリカの絵は本当に見にくい。
いつか見慣れる日が来るのだろうか。


2008年9月1日月曜日

アメリカンなスポーツ&スポーツ精神

うちの前の公園で、こんな光景を目にした。

チビッ子アメフト・チームの練習。
チビッ子なのに、恰好は一人前。
アメフト独特のユニフォームとヘルメットを身に付けていて、かなり可愛かった。

さらに、その横ではガールズがチアリーディングの練習。
リズム感♪の良さは、サスガ!!

やっぱりアメフトとチアリーディングは、セットだよね。

家族の応援もすごい。
試合でもないのに、みんなレジャーシートや折り畳み椅子持参。
家族総動員で大騒ぎしながら応援してた。


日本では、
  『出場することに意義がある』
なんて言うけれど、アメリカでは、
  『勝つことに意義がある』
だ。

試合に出る以上、子どもたちは勝たなければいけないし、
コーチは勝たせなければいけない(それがコーチの役目だから)。
もし子どものチームの負けが込んできたりすると、親が頭から湯気を出して怒り出す。
で、コーチを首にしちゃうなんてことも起こるらしい。
おーッ、怖い・・・。

『勝ってなんぼ!』
っていう考え方も、アメリカンだねぇ。