2008年9月17日水曜日

愉快なヒスパニック・ガイズ

ESLクラスで猛威を奮っているヒスパニック系の男の子たち。
授業中にスペイン語でベラベラおしゃべりをしたり、大喧嘩をしたり、怖いもの知らずである。
先生も相当手を焼いているようで、
  ”GUYS~!!!”
と怒鳴ることも、しばしばとか・・・。

ドリがノートに
  I can speak English a little.
と書いたときのこと。
一人の男の子がノートを覗き込み、”a little”の”a”はいらないと言った。
ドリは”a”を付けたかった。
”a”が付くのと付かないのでは、微妙に意味が違うからね。
ドリが
  「これでいいんだ!」
と言って放っておいたら、消しゴムを持ってきて勝手にドリのノートの”a”の字を消したらしい。
こうなると、ドリも負けていないから、もう一度”a”を書き直す。
すると、また消される。
何度か繰り返した後、ドリが折れた。
・・・見てないときにもう一度書けばいいや・・・
と思ったとか(そのくらいの事もっと早く気づけばいいのに)。
ヒスパニック・ガイは、非常に満足げな様子で立ち去った。

『まったく頑固で自信満々なんだから!』
っていうのがドリの感想。

なかなか愉快である。


ヒスパニック・ガイズは日本語を話す。
と言っても、話すのは、
  『ワッカリマスカァ~?』

  『サヨナ~ラ』
の2つだけ。
この2つは先生のMs.Oslerがよく言う言葉で、それをそのまま覚えてしまったらしい。
(Ms.Oslerが話せる日本語もこの2つのみ^^;)

  「でも、たぶん意味は全然わかっていないと思う」
とドリは言う。
なぜなら・・・
何かに付けて
『ワッカリマスカァ~?』というらしい。
ここで聞かれても答えようがないでしょっていうときに、この言葉を連発する。
何でもかんでも
『ワッカリマスカァ~?』なのだ。
うん、”たぶん”というより”絶対”意味はわかっていないね。

『サヨナ~ラ』にいたっては、もっとヒドイ。
朝、会った瞬間に
『サヨナ~ラ』と言うらしい。
ドリは「変なヤツ」って言うけれど、
『サヨナ~ラ』が挨拶の言葉だってことだけは理解しているのかもよ。


問題はあるかもしれないけれど、なかなか愉快なヒスパニック・ガイズである。
わたしゃ、好きだよ!


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