2008年9月12日金曜日

素数とは?

素数の一般的な意味は、
  『1とその数自身の他に約数を持たない正の整数』
である。
でも、実はこれでは足りない。
  『ただし1を除く』
の一言が必要となる。
この1がクセモノ!

これを言うと、子どもたちは必ず、
  「なんで1を除かなければいけないの?」
という素朴な疑問を抱く。
(当然といえば、当然の反応)
これに対する答えは、
  「それが素数の定義だから」
という味も素っ気もないものになってしまう。

私はこの答えが大嫌い。
「定義だから」じゃあ、頭は納得しても、心が納得しないような気がするわけ。

そこで、私は『素数とは?』と聞かれたら、こう答えるようにしている。
  『素数とは2つの約数をもつ正の整数』
『約数は2個』を強調した後で、
  「2つの約数は1とその数自身」
という話をする。
こうしておくと、「なんで1は除くの?」という疑問は出てこない。
もしその疑問が出てきたとしても、明確な理由付けができる。
 「1の約数は1だけ・・・
  つまり約数は1つしか存在しない。
  だから、1は素数ではない。」
とね。

ちょっとズルイ解釈だけど、私は気に入っている。


追伸:
『1は素数ではない』本当の理由を知っている方がいらしたら、コメントお願いしますm(_ _)m。
できたら小学生にも理解できるレベルで・・・。


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