2008年9月5日金曜日

Middle School Open House

昨日は、中学校でOpen Houseというイベントがあった。
日本で言うところの、学校公開日とPTA懇談会を併せたようなもの。
日本との大きな違いは、午後6:30スタートというところだ。
《両親揃って来てください》ってことなのか、
《共働きの家庭が多い》ってことなのか・・・。

Open Houseは、午後6:30から午後9時近くまでの予定。
子どもはどうするのか?
アメリカには
『××才(覚えていない)以下の子どもは、一人で家に置いておいてはいけない』
という決まりがあったはず・・・。
先輩駐在妻に聞いてみたところ、
 「子ども同伴の人もいるけれど、
  ほとんどの人は父兄だけで参加している」
とか。
それなら、うちも留守番してもらおう。

何を着て行こうか、すごく悩んだ末、とりあえずスーツで行くことにした。
スーツにしておいて大正解!
みなさん、小綺麗な恰好をしているんだもん。
男性はノーネクタイだけど、シャツ+スラックス。
女性はワンピースやシャツ+スカート。
Gパン姿の人はほどんどいなかった。


ついでに書いておくと、この辺りはアメリカ人体型の人が少ない。
あんなに高カロリー食が氾濫している中で、ちゃんと体型を維持しているのは立派!


学校に着くと、人人人・・・。
みんな、廊下で立ったまま、おしゃべりしていたり、コーヒーを飲んでいたり、クッキーを食べていたり・・・。
エッ?! 学校の廊下で飲食していいの?
って思ったら、奥のほうに
飲み物や食べ物がどっさり乗っているテーブルがある。
そこから、自由に取って飲み食いしていいようだ。
大の大人が学校の廊下でムシャムシャ何かを食べるというのは、馴染みがない。
不思議な光景だった。

まずは、オードトリアムという小さな映画館にたいな部屋で、校長先生、PTA会長などの挨拶を聞いた。
校長先生は、金髪の大きめの白人。
ハキハキしていて、いかにも校長先生って感じの人だった。
正直、ちょっと怖そう・・・。
ビックリしたのは、スペイン語の通訳が付いていたこと。
やはり、この学校ではヒスパニック系の人々が猛威を奮っているみたい。
とは言え、全体からみると圧倒的に白人が多い。
8割以上が白人という学校である。

その後が大変!
自分の子どもの時間割通りに教室を巡り歩く。
教室で10分間先生の話を聞き、5分で次の教室に移動、また10分間先生の話を聞き・・・を繰り返していく。
先生の話は、ご自身の自己紹介から始まる。
そして、今年1年間の授業の進め方の説明・・・
どのクラスでも出た話題は成績の付け方と宿題。
先生によって微妙に違うんだけど、
『成績は40%テストの成績、20%宿題、20%授業態度で決める』とか
宿題は期限までに出すと10点、1日遅れると6点、2日遅れると3点、それ以降は0点』
なんて話をしていた(と思う)。
アメリカ人はすごーくいい加減なところもあるけれど、異常にキッチリしているところもある。
成績や宿題に関しては、きっとキッチリ採点するのだろう。
日本ではよく
『授業態度さえ良ければ、そこそこの成績がつく』
などと言うが、アメリカではそんな事はたぶん・・・イヤ・・・絶対ないと感じた。


リオのAdviser Base(学活みたいなもの)でのこと。
我が目を疑った。
先生は机に座り足を椅子の上に乗せて(もちろん靴をはいたまま)、話を始めた。
悪びれた様子もなく、平然と・・・。
家に帰って子どもたちに聞いてみると、アメリカの先生はみんな机に座るという。
ふーん、これって普通のことなの?
とりあえず子どもたちには
 「マネするんじゃあないよ!」
と釘をさしておいた。
変な癖が付いたら、日本に帰ったとき大変なことになる。
教室の壁に自分の名前を書いた紙が張ってあった。
リオの紙には
  ”REO ×××りお”
と書いてあった。
何を思って日本語(それも全部ひらがな)を書いたのか・・・。


一番気になっていたのが、ドリとリオがESLで大変お世話になっている、Ms.OslerとMs.Klein。
Ms.Oslerは背が低くてコロンとした女の先生。
身体もはちきれそうだけど、心もはちきれそうなくらい元気いっぱいの先生だった。
この前のPink Slip(宿題忘れカード)の件についても、笑顔で「大丈夫だから」と言ってくれた。
ホッ・・・。
Ms.Oslerは昔、名古屋に滞在していたことがあるらしい。
だから、ほんのちょっと日本語を話せる・・・本当にほんのちょっとね。
ずーっと使っていなかったから、忘れちゃったんだって。

Ms.Kleinはすごく痩せている女の先生。
物腰がやわらかくて、物静かな話し方をする。
リオが授業中とっても静か(つまり何一つ話さないってことかもしれない)なことを気にされていた。
もう少し時間が経てば、少しずつ話すようになるかも・・・。
長い目で見てやってくださいまし m(_ _)m。
あと一つ、先生はスペイン語は出来るけど日本語は出来ない、ということを気にされていた。
 「ヒスパニックの子どもにはスペイン語で説明出来るけど、
  ドリとリオに日本語で説明することはできない。
  これは不公平なことだ。」
と・・・。
うーん、言われてみれば不公平なのかもしれないが、今までそんなこと思いもしなかった。
そして、今、先生にそう言われても、全然不満に感じない。
アメリカの中学校で日本語が通じるなんて、鼻から思っていないからね。
ですから、どうぞ気にしないでくださいましm(_ _)m。
(ここに書いてもMs.Kleinには伝わらないね ^^;)

ESLの先生はお二人とも優しくて熱心。
とっても安心した。


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