2008年9月25日木曜日

『宿題忘れ』は大罪

リオは英語がほとんど聞き取れない。
だから、宿題があるかどうかすら分からないのだ。
それでも、この1ヶ月の間に数回、リオは数学の宿題を持ち帰ってきた。
我が家では、
  「宿題があるってことが分かっただけでも上出来!」
なぁーんて、のんきなことを言っていたのだが・・・
どうも、それでは済まされないらしい。

一昨日の夜7:00、電話が鳴った。
電話の主は、リオの数学の先生。
  「リオが宿題を提出しないので困っている。
   このままでは、ポイントが付かない。」
といった内容だった。
ん? その前日の夜、リオは数学の宿題をやっていた。
それを提出し忘れたのか???
聞いてみると、昨日の分は提出されているという。
しかし・・・
  「○日と△日と□日と×日と・・・・・
   の分が提出されていませんよ!」
と早口でまくし立てる。
 
もともとデタラメ英語しか話せない私は、この緊急事態にますますシドロモドロになる。
頭の中、真っ白、どうしたらいいんだ?!

とりあえず、
  「リオは英語が出来ないので、
   宿題が何なのか理解できなかったんだと思います。」
って言い訳してみたんだけれど、
  「そんなことは、分かっています。
   でも、宿題を出さないと、単位は取れませんよ。」
という。

そうか・・・
  『英語が分からないから、宿題は大目に見る』
なんてことは、アメリカでは通用しないんだ。
現地の子も外国人もみんな《平等》に評価される。
キビシイなぁ。

未提出分の宿題の内容をメールで知らせてくれるようお願いして、電話を切った。


そして、昨日、先生からのメールが届いた。
あるはあるは・・・やらずに溜め込んでいた問題が数十問!
これでは、先生が電話を掛けたくなるのも無理はない。

という訳で、昨日の夜は宿題と格闘した。
途中で腐りそうになるリオをなだめたり、おだてたり、怒鳴ったりしながら。
でも、四分の一も終わらなかった。
答えだけ書かせるのは簡単だけど、それでは何の意味もないからね。
一つずつキチンと見ていくと、すごーく時間がかかるのだ。

先生にメールをした。
  ”一生懸命やったけど終わりませんでした。
   2,3日、時間をください。”
と。
どんなお返事が返ってくるやら・・・(まだ返信は来ていない)。


*****ふと思ったこと*****
アメリカの中学校では、これだけ厳しく宿題が管理されている。
宿題を忘れると、前回のようにPink Slipが来たり、今回のように先生から直々に電話が来たり・・・。
宿題忘れの罪は相当重いと考えなければいけない。
家庭でもしっかり学習すること(させること)が子ども(親)に求められている。

その一方で・・・
ドリのクラスには、『四則混合計算』はおろか『かけ算』すら出来ない子がウヨウヨしている。

このギャップは何なんだ?!
あれだけの量の宿題をちゃんとこなしていれば、ドリのクラスのような事態は起き得ないはずなのに・・・。
みんな、Pink Slipも先生からの電話も軽く無視しているということなのか?
わからない。


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