2008年9月16日火曜日

スクールバス School -bus

この辺りは、駅まで歩ける距離ではないし、路線バスも走っていない。
通勤手段は、当然、自家用車。
朝7時から9時の間、道路にはたくさんの車が行きかっている。

そんな通勤車に混じって、黄色いスクールバスの姿もチラホラ・・・。
このスクールバス、子どもが乗降するバスストップで停車すると、バスの上と下に付いているランプがチカチカ光る。
さらに、バスの横に付いている赤い”STOP"の看板を出す(走行中はたたまれている)。

こうなったら、周りにいる車はみんな停まらなければいけない。
追い越しなんてもっての外。
バスの後ろの車は5mくらい間をあけて停車し、子どもの乗降が終わるのをひたすら待つ。
それだけではない。
バスの前から来る反対車線の車も
5mくらい間をあけて停車し、同じように待つ。
バスとすれ違うことすら許されないのだ。

子どもの安全を考えてのことだろう。
アメリカの子どもは、本当に保護され擁護され庇護されている。

アメリカ人は、このルールを厳守している。
STOPサインを出して停まっているスクールバスの前後で、じっと待ち続ける。
たとえ、どんなに急いでいようとも・・・。
スクールバスの権力は絶大なのだ。


ところが、今日、初めてスクールバスを追い越す不心得者を目撃してしまった。
そんなことをすると、どうなるか?!
バスの運転手は、これでもかってくらいにクラクションを鳴らし続ける。
不心得者の車が追い越しを始めてから、追い越し終わり、ちょっと先まで逃げ失せるまで、ずーっとクラクションを鳴らす。
普通の神経の人なら、これだけでも参ってしまうと思う。
さらに、子どもの見送りに出ていた親たちが大声で罵声を浴びせる。
(英語だったから何と言っているのかは不明)
『ルールを守らないヤツは許しまへんでぇ~!!』
って感じで、みんなで一致団結して、不心得者を糾弾しているようだった。

悪いことを、はっきり悪いと言える風土っていいなぁ。
そして、悪いことをした人に対して、みんなでヤイノヤイノと注意(叱責?)する習慣もいいなぁ。

1 件のコメント:

Taka さんのコメント...

いつもブログを参考にしています。とても参考になります。ところでその不心得者は私の妻かもしれません。