2008年7月10日木曜日

ブウと一緒にアメリカ上陸

我が家には愛犬ブウがいる。
4歳のトイプードル。

トイプードルにしては大柄で近所のオジサンには
「本当にトイプードルなの?!」
と疑われる。
さらにアプリコット色にしては薄めでトリマーさんには
「クリーム色ですよね!!」
と断言される。
・・・etc・・・  
いろいろ問題はあるけど、かわいい家族の一員である。


《ブウの出国準備》
まず、成田の検疫所に電話して必要な書類を確認した。
うちで用意した書類は、次の4つ。
 ① 輸出検査申請書 検疫所のサイトから入手可
 ② 狂犬病の予防接種証明書
 ③ 混合ワクチンの予防接種証明書
 ④ マイクロチップの証明書
これらを出国の1週間前までに検疫所にFAXする。
何か問題があれば、検疫所から電話がかかってくるらしい。

うちは幸い電話なし。
でも、とーっても心配だったから、自分から検疫所に電話しちゃった。
「大丈夫ですか?」ってね。
だって、ブウだけ日本に置き去りにするわけにはいかないから・・・。

そうしたら、あと健康診断書が必要だと言うじゃあない。
そうゆう事は始めに言ってくれないとね!
引越し準備で慌しい中、ブウの主治医O山先生に診断書を書いていただいた。

あとは、ANAに電話して、ブウの予約。
昔は客室に連れ込めたように記憶しているんだけど、今はダメ。
犬は全員貨物室行き。
ANAの人は
「空調の整った快適な空間なので心配ありませんよ」
と優しく言ってくれたけど、少々心配。
なんてったって、うちのブウはペットホテルにすら泊まったことが無いのだ。

これで準備はおしまい。

あっ、あと1つ・・・シャンプー&カットをしてもらった。
もちろん、いつもより短めにね。


《出国前日》
思ったより早く成田に着いたので、ブウの検疫を済ませることにする。
(本当は当日しようと思っていたんだけどね)
案内所で検疫所の場所を聞くと、
「あちらの職員通用口を入っていただいて、エレベーターで・・・」

ん?! 職員通用口?
初めて成田空港の裏側に潜入した。
表は広々としてキレイだけど、裏側は古い雑居ビルのよう。
通路は狭いし、暗いし、薄汚れた感じがするし。

検疫そのものは実に簡単。
書類を提出し、獣医さんによる簡単な診察を受けるだけ。
ものの15分で終了。
そして、キャリーに薄緑のシール(検疫済みのシールだからはがしてはいけないと言われた)を貼ってもらい、

『犬の輸出検疫証明書』をもらった。この書類、帰国するまで大切に保管すようにと念を押された。
たぶん犬のパスポートのようなモノだろうと理解する。


《出国当日》
ANAのチェックインカウンターでブウを預けた。
係りのお姉さんたちは、かわいいとか言ながら、ぶうをアヤシテくれたけど、ぶうはそれどころではない。
これから何が起きるのか不安で仕方ないらしく、
  キャイ~~ン、
キャイ~~ン
と心細そうに訴える。
なんとか外に出ようと、キャリーの扉をガリガリ引っかく。
こんなことで、13時間の長旅に耐えられるものか・・・
私まで不安になる。

すべての荷物のチェックインが終わり、ブウを置いてその場を去ろうとすると、
  ギャッイ~~
~~~~ンンン!!!
  ギャッイ~~~~~~ンンン!!!
  ・・・・・・・・・・・
空港中に響き渡るような声で叫んだ。
(空港は音響効果抜群・・・実によく響いた)

『13時間、頑張るのだぞ』
と言って、ブウと別れた。

ちなみに、ぶうの東京→ニューヨーク間の運賃は¥45000
高いね。


《到着》
JFK空港に到着しターンテーブルで荷物をピックアップしていると、遠くの方から聞き覚えのある声が・・・
  キャイ~ン、キャイ~ン
荷物を放り出し、声のする方に向かう。
台車に乗っているのは、見覚えのあるキャリー。
そして中にいるのは、愛犬ブウ。
感動の再会を果たし、台車を押しているお兄さんに、
  "This is my dog."
って言ったら、あっさり渡してくれた。

何はともあれ、無事でよかった(^o^)/。
本当によく頑張ったね。
もう大丈夫だからね。

それにしても、台車のお兄さん、
  なんのチェックもしないでいいのか?
  私が悪い人だったらどうするのか?


最後になりましたが・・・
ブウの主治医O山先生、本当に親切にいろいろな書類を揃えてくださって、ありがとうございます。
おかげさまで、ブウは何のトラブルも無くアメリカ上陸を果たしました。
感謝しています。


ブウはこのキャリーの中で長旅に耐えました。

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