2008年10月30日木曜日

オートロック

我が家のドアはオートロックだ。
よって、ドアを閉めると、自動的に鍵がかかる。
このオートロック、出かけるときは非常に便利な代物である。
出先で鍵を閉めたかどうか心配になるなんてことはない。
なにせ《自動的に》鍵がかかるのだから・・・。

しかし、昨日はこの機能が裏目に出た。
午後1時過ぎ、外のゴミ箱にゴミを捨てに行ったときのこと。
ゴミを持って勝手口から外に出た。
ゴミ箱に向かって歩き始めると・・・後ろでドアの閉まる音、続いてカシャンと鍵のかかる音。
一気に血の気が引いた。
ゴミを出しにガレージまで行くだけだから、鍵なんて持っていない。
もちろん、携帯電話ももっていない。
ヤバイ!
急いで取っ手を回してみたが、完全にロックしている。
玄関に回ってみたが、もちろんここもロックしている。
リビングのドアもダメ。
窓の鍵が開いているところがないかと、家の周りを一周したが、すべてキチンと鍵がかかっていた。

ああ、どうしよう・・・。
3時には子どもが帰ってくる。
それまでに何とか出来ないものか思案した。
が・・・妙案は浮かばない。

『携帯さえあれば・・・』なんて思ったけれど、
無いものは無いんだから仕方ない。
ホテルならフロントに駆け込んで合鍵を貸してもらえばいい。
でも、ここはホテルではない。
大家さんの家までは車で30分はかかる。
だいたい私は大家さんの家を知らないし・・・。
知り合いの家に行って電話を借りようかとも思ったが、
夫の電話番号を覚えていない。
電話を借りても掛けるところがないのである。

腹をくくって、子どもが帰ってくるまで外で待つことにした。
子どもには携帯電話を持たせている。
その携帯電話には夫の電話番号が登録されているはずだ。
夫に電話して鍵を開けに帰ってきてもらおう。

あー、でも普段まるで使うことがない子ども達の携帯電話。
使おうと思ったときは充電切れなんてこともあるかもしれない。
悪いことは重なるっていうし・・・。
そうなったら、絶望的だ。
夜8時近くまで母子3人で寒さと飢えに耐え忍ばなければいけない。
どうか、電池が残っていますように!

祈るような気持ちで待つこと2時間、ようやく子ども達が帰宅。
カクカクシカジカ・・・
と事情を説明し、携帯電話を借りた(電池は十分残っていた)。
早速、電話をして、夫にもまた
カクカクシカジカ・・・
と事情を説明し、帰ってきてもらうことにした。

((( 一件落着 )))

帰宅した夫に
 「あらゆる事に対して危険予知能力が欠落している」
と言われた。
確かに、その通り。
それがあったら、もう少しマトモな人生だったかも・・・。


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