アメリカでピアノを入手する方法として考えたのは次の3つ。
・ムービングセール(ガレッジセール)で買う
・レンタル
・ピアノ屋さん(楽器屋さん)で買う
アメリカに来る前、ドリのピアノの先生から勧められたのは、ムービングセールだ。
先生ご自身もアメリカで生活されていたことがあり、そのときムービングセールで安いピアノを入手されたとか。
私もこちらに来てから、何軒かのムービングセールを見た。
でもピアノの出物はない。
スーパーの掲示板もチェックした。
一つだけあったピアノは、グランドピアノ。
グランドピアノでは置く場所がない。
ムービングセールでピアノと出会うのは、なかなか難しい。
それに、帰国時には買ったピアノを処分しなければいけない。
うまく買い手が見つかればいいが、見つからなかったら困ったことになる。
レンタルはと言えば・・・。
レンタルなら帰国時にピアノの処分に困ることもない、借りたところに返せばいいのだから。
ただ、英語でレンタルの交渉をしなければいけないのが、少々面倒。
でも、探してみた日系のレンタル屋さんでピアノを扱っているところがニューヨークにあった。
だいたい1ヶ月$30~$100。
きっと$30のはボロボロのピアノだろう。
1ヶ月$50~$70が妥当な線か・・・。
配送料は別料金で$200程度。
3年間借りたとして総額$2500くらいかな。
帰国時のことを考えると、これが一番いいのかも・・・。
なぁーんて思い始めていた矢先、近くに住むピアノの先生から電話をいただいた。
「近くにピアノ屋さんを発見したから、
一緒に見に行きませんか?」
と。
帰国時のピアノの処分を考えると、買うのはちょっと躊躇いがあった。
が、見るだけはタダだから・・・。
行ってみると、そこは小さな小さなピアノ屋さん。
お店の前の道は何度も通っていたのに、ピアノ屋さんがあることに気づかなかった。
そのくらい小さなピアノ屋さん。
店内には年代物のグランドピアノが所狭しと並んでいる。
そこを通り抜けて(グランドピアノに用はないのだ)、隣の建物のアップライトピアノが何台も置いてある部屋へ。
アップライトもピンからキリまであるんだね。
キリの方に約$3000のKAWAIのピアノがあった。
新品だと言う(本当かい?!)。
確かにキレイ。
ピアノの先生に試しに弾いてもらったら、
「ちょっと音がキンキンしているような気がするけど、
故障はない。」
とのこと。
さらに、
「ショパンを弾くにはいいけど、
ベートーベンには向かない。」
らしい。
うちのドリはそんなことを気にするような腕前ではない。
なるほどねぇ・・・と思っていたら、お店のオジサンが、
「もし帰国が決まったら、うちで引取るよ」
と言う。
しかも!
「使用期間が1年くらいなら購入金額の70%で、
2~3年なら65%、5年で50%で引き取るよ。」
と言うではないか。
頭の中でソロバンを弾く・・・ん?・・・安い!!
オジサンも察したようで、
「借りるより安いと思うよ。」
とニンマリ。
さらに、このお店の良いところは、配送料無料。
ここまで来れば、決まりだね。
ということで、ドリのピアノはこのお店で購入した。
コネチカット州コスコブのAL OLIVER&SON PIANOというピアノ屋さん。
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